乾くるみのレビュー一覧

  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    ミステリ専門の古書店に集う四人の常連客が、売買した本を片手に珈琲やケーキをお供にして店主と共に語らう沢山のささやかな謎たち。小学生の作文のSOSの真相が小気味良い。プラレールの列車消失も可愛い。既読本や知っている作家名が結構登場して嬉しかった。秘密がひっそりと隠された店主のミステリ案内にニヤリとした。

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    2018年10月14日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    日常の謎、安楽椅子探偵もの。
    読書案内が各短編の間に挟まれているのが特徴的ですね。
    割合、酷いことは起きていないので、読書案内も含め、気楽に読めるでしょう。
    作者の印象からいうと、ちょっとシンプルな話が多かったかな。
    油断すると、どこが謎になるのかと思っているうちに解決編になっていたりするので要注意。

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    2018年09月29日
  • スリープ

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    面白かった。
    でも、乾さんの他の本にも言えることだけれど、最初の部分の説明が長いというか、本題に入るまでがさくさく読めないところが惜しい。

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    2018年08月15日
  • スリープ

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    ネタバレ

    SFミステリー
    どちらかと言うと深みはないので(笑)、ライトノベル的な感じ。大エンターテイメントといった感じでもありません(笑)
    登場人物がなんとも感情移入できないからかな...

    ストーリとしては、
    TV番組の人気リポーターの中学生の亜里沙はつくば市の冷凍睡眠装置の取材中、冷凍睡眠状態に...
    30年後、目覚めたアリサは自分を覚醒させた戸松と逃避行へ。
    戸松は、30年前、やはりリポーターをやっていて、亜里沙のことをずっと思い続けていた人物。
    戸松とアリサを追跡する追っ手から無事二人は逃げ切れるのか?
    一方で、アリサの復活は、実は技術的に足りていないところがあったのか、徐々に健康状態が悪くなっ

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    2018年08月13日
  • クラリネット症候群

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    ネタバレ

    『マリオネット』
    生まれ変わり(と言うか憑依?)に元々の人物の精神がいるって設定は結構斬新だった。
    しかも殺した相手が乗り移るって。
    みんな人殺しの家系ってのも中々どぎつい。
    『クラリネット』
    読むのに疲れちゃう歯抜け文章(笑)。
    女の子がとっても胡散臭い。
    まぁ、みんなそうか。

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    2018年08月07日
  • スリープ

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    ネタバレ

    IQ140を誇る、美少女は羽鳥亜里沙は、中学生ながら科学番組のレポーターを勤める。

    番組の取材でつくばの冷凍睡眠を研究する館を訪れたところから彼女の未来は大きく変わる。

    アリサが次に目覚めたのは30年後の未来だった。

    バックトゥザフューチャーみたいな、未来世界があると思いきや、30年後での未来の世界は少ない紹介で終わったのが残念。

    途中から2つの世界が並行で進むことと、亜里沙の表記が変わったので、伏線はよく読めました。

    アリサの結末が浮かばれない感じだった。

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    2018年07月16日
  • 林真紅郎(はやししんくろう)と五つの謎

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    ネタバレ

    乾くるみだからと期待し過ぎたらさらーっと終ってしまった。。。
    残念。。。
    奥さんの死とか何かしらドンデン的なモノがあると期待してしまったのだけど。。。
    あ、でもこれシリーズなのか??

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    2018年06月16日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    ネタバレ

    連作短編集。

    登場人物4名が古書店に集まり 日常の謎を持ち寄り推理していく物語。

    一つ一つの謎はビックリするようなものはないのだが、最後に短編を締めくくる部分はかなり面白かった。
    評価は☆3にしたが、限りなく☆4に近い感じがする。




    登場人物の一人であるしのぶ先生は古書店店主に恋心を抱いているのだが、店主はしのぶ先生の従妹に昔恋をしていたことをしのぶ先生は知っており、それを隠して店主に気持ちを伝えようとする。

    その気持ちに店主は答えるのに、告白と同じように本を使って答えるのだがしのぶ先生と読者は店主が振ったと思うのだが、そこでどんでん返しが待っている。

    そして物語とは関係ないよう

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    2018年04月05日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    良質のミステリ案内。
    14篇の短編小説が1冊読み終えるとほっこりとした味わいの長編として成り立っている。
    珈琲の香り漂う居心地の良いミステリ専門古書店が舞台。謎解き役は書評家店主(元文科省官僚)の林雅賀。
    全127作品の古今東西のミステリ紹介もあり、まだまだこんなに読んでみたい小説があるんだとわくわくします。

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    2018年01月28日
  • スリープ

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    とあるアイドルさんが読んでいて、そのレビューを見て読んだ
    スリープと言う意味は途中で気が付いたが、今流行りの低温生体保存が本当に良いものなのか?を考えさせられる
    作中はなりたくてなった訳じゃないがなりたくてなってもタイムワープみたいな状態になるって事がすごくおそろしい
    やっぱこのまま生きていく事が一番だなぁと感じました

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    2017年12月25日
  • カラット探偵事務所の事件簿 2

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    ネタバレ

    読んでからかなりたってから書いているので、一言だけ。最後のそれだけでまぁこの巻は意味があった、ということじゃないだろうか。

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    2017年12月07日
  • 嫉妬事件

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    大学生っていいな、サークルっていいな、あの頃はよかったな、と懐かしい気持ちになりました。ちょっと世代は違いますが。推理小説のための推理小説みたいのはあまり好みではないですが謎解き好きの人は楽しめると思いますよ。

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    2017年10月14日
  • 嫉妬事件

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    ミステリー研究会の部室でおきた事件。

    毎年恒例のイベントが行われるはずのある日、部屋にみんなが集まると、本棚の本の上にうんこが置かれていた。

    誰が、何のために置いたのか。

    うんこ事件の犯人を本気で推理する、という一風変わったミステリー。

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    2017年09月19日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    『犬神家の一族』の「佐清(スケキヨ)」が可笑しくて、ほかの本でその描写に行き当たるたび、笑ってしまった時期があります。スケキヨ死亡のシーンはご存じの方がほとんどでしょう。湖面からズボッと2本、突き出た足。かの有名な「波立つ水面から突き出た足」のシーンです。

    で、本作は蒼林堂古書店に集った客たちが、日常の不思議についていろいろ推理します。本としてはまぁ普通だったのですが、ツボに入ってしまった箇所が。

    常連客の小学校教師(♀)がオススメ本を尋ねるさいにひと言。「スケキヨものは?」
    スケキヨものって何なのよ。(^^;

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    2017年04月28日
  • Jの神話

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    変わったストーリー
    染色体がYとY。
    いたら怖いなぁ。でも昔の神話とくっつけてる発想力が凄いですわぁ(・・;)

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    2017年04月09日
  • Jの神話

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    ネタバレ

     表紙のイラストよろしく、物語りのはじまりは学園ドラマ仕立でちょっと間延びした感がある。そして「黒猫」登場、エログロ突入って詰め込み過ぎじゃないかな。ラストには悪魔の正体を講釈する辺り、著者も話の落としどころに悩んだ結果だとおもう、それが成功したかどうかは読み手の感じかたによる。

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    2017年03月03日
  • クラリネット症候群

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    どちらも設定は興味深いだけに、最後がドタバタで終わってしまっているのはなぁ。これはこれとして面白く読めたものの、期待値からすると少々物足りないのも事実。

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    2016年12月04日
  • 北乃杜高校探偵部

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    軽いミステリーものであり、学園生活ものでもあり。
    北乃杜高校生の清水克文が、横井圭、赤倉志朗、山科桃子、稲川みどりと謎解きをする。
    二段組みの小節は相当久々だった。短編4つが収められている。難しいことはほとんど何も考えず、ただ身を委ね読み通した。今は昔となった時事ネタは出くわすたび興ざめ。タイムリーに読めば愉快なサービスなのかな。不必要に多用しなくていいのに。

    ①《せうえうか》の秘密(☆2)
    北乃杜高校で歌い継がれる逍遥歌は、一部歌詞が書きかえられていた。その理由を探り、歌詞に隠されていた作詞・作曲者の意図を知る。楽譜が掲載されていた。声に出し歌いはしなかったが把握しやすいメロディーだ。

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    2016年11月14日
  • カラット探偵事務所の事件簿 1

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    謎解きものにしては、説明はちょっとわかりづらいな。この手の叙述トリックは最近珍しくない。乾くるみにしては…って感じ。

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    2016年09月21日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    雑誌かなんかに連載された本の紹介コーナーを纏めたもののようですが、なかなか洒落てます。
    通勤等で細切れに読むのにちょうど良い。
    茅原先生の描写がどんどんと美人になっていく(笑)

    読んだ本も全く知らなかった本も、いつか読みたいと思っていた本も。どれもこれも読みたくなります。こういうの大好き、

    13章 転送メールの罠 だけが意味が分からなかった。
    翻訳?の仕組みは分かったのだけど、その文章は何?という感じ。
    ネットで探しても、腑に落ちる説明はなかった。

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    2016年09月20日