乾くるみのレビュー一覧
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乾さんがメフィスト賞出身と気が付いていなくて、読んでみました。
この作品からイニシエーションラブへの転換は、幅が広いというか、メフィスト賞狙いというか、まあ。
全寮制名門女子高で相次ぐ変死。「胎児なき流産」という謎の遺体が残る。
その謎の中核にJの存在。
昔、男の子コミックで手首から先の「てっちゃん」というマンガがあったけど、「Jちゃん」かーい。
ストーリーの主軸は遺伝子とか受精とか。高校生物知識くらいでわかるので、そこは面白い。
最近BL界でよく使われるαβΩの設定より、真実味と現実感があり、可能性を感じる、Y Y受精卵。
その失敗作のおぞましい増殖。
とにかく、気持ち悪いんですう。
ヒ -
Posted by ブクログ
都内の一般的な売買物件の契約等に潜んでいたちょっとしたミステリを 宅地建物取引士である不動尊子さんが解明して、すっきり解決してくれる6物件。
乾さん、頑張って不動産売買取引についてよくお勉強されましたって感じです。凄く悪どい取引というよりは、出来心からの謎です。
最後にデベロッパー案件は、企業小説家の作者さんにお任せするとあるように、もしかしたら、売買をお考えの方は、経験してしまうかもという身近なミステリー。でも、最近は不動産業界もコンプラ厳しいからそうでもないかな。
とりあえず、遠方といっても、物件を見ないで契約するのは、やめましょう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレえらい時代設定が古いなぁと思っていたら、実在?のエピソードをモチーフにしたからなんだな。そしてえらい直接的な表現ばっかりで想像するのもなんだかはばかられる感じ(笑)
主人公がどんな秘密を握ってるのかなかなかわからなかったけども、かといってわかったところでブツがブツだけに、こんなサークルやだなぁと。イヤミスでもなく、もちろん爽やかさなどあるはずもなく、嫌いにはならないけど好きかと言われたらちょっと困るタイプの世界観。ミステリーって美しさが必要なんだなと改めて思う一方、完成度の高さは描かれる世界の色を凌駕するということを証明している?と好意的に言えるのかもしれない。作中にでてくるフィクションだか -
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人間不信になること間違いなし! HeartfulではなくHurtfulな短編集 #ハートフル・ラブ
■きっと読みたくなるレビュー
優しく心温まる恋愛小説と思いきや、実は人が人を傷つけるバラエティーに富んだミステリー短編集。どれも気軽に読める作品ばかりですが、なかなかの衝撃が待ち受けています。
楽しい作品ばかりですが、特に『九百十七円は高すぎる』『カフカ的』がおすすめ。登場人物たちの関係性から目が離せなく、ついつい熱中して読み込んでしまいました。
■各短編のかんたん感想文
〇夫の余命
脳腫瘍を患った夫を持つ、新妻の物語。アンソロジー『神様の罠』で既読の作品、再読してみても面白い。
短編な