乾くるみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「椿と悠」
女の子同士のありがちな、勝手に勘違いして、勝手に妄想して、勝手に傷つく。大好き。女の不器用な部分がきれいに描かれている。お母さんかよ、のセリフには思わず笑っちゃったね。
「馬鹿者の恋」
若いなぁ。愛は無償じゃない事に気づけなかったんだよね。
「百合である値打ちもない」
隣に歩くのに見合う自分でありたい。好きなのに、それでももっと美しくあってほしい。相手のことが好き、ってそれだけでいいはずなのに。他者の評価が気になってしまう。悲しいね。
「微笑の対価」
タイトルが秀逸。自分の知らない彼女がいる。私に見せてくれない彼女の内面。知りたいけど、知りたくない、気持ちがぐらつく描写が好き。
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Posted by ブクログ
★特長
今回はマンションやアパートといった集合住宅の取引がらみの話。
どの話にも共通しているのは、「不動尊子」という宅建資格を15歳で取得し、今では物件の気持ちを感じることができる20代後半の女性が、それぞれの取引に関して、見事に謎を解明する。
★魅力
マンションやアパートといった身近な建物のお話のせいか、分かりやすく、興味深く、読み進められる。
不動産用語が物語を通じて身につく。
不動産チラシやサイトの見方が変わる。
★感想
引き込まれる。
読みやすい。
途中で読むのを中断するのが惜しい。
シリーズ化を期待したい。
⚫︎「田町9分1DKの謎」
静岡在住お茶の販売会社のサラリーマンが、日