乾くるみのレビュー一覧
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ネタバレミステリーと聞いていたので、いつ事件が起きるのか?と思いながら読み終えてしまった。
いやー、読んでいるうちも指輪や便秘から絶対浮気してるやろという違和感があったのだが、別人だとは気付けなかった。
B面の主人公性格変わりすぎじゃない?都会に染まったのか、上から目線すぎない?、と勝手に「汝、星の如く」の櫂を思い出してしまった…そうだよね〜A面であんなに陰気だった彼が、いくら東京に出たからってこんなモラハラ気質になるわけないよね…
B面では、てっきり繭子視点だと思っていたので、"鈴木"目線だったのも意外だったが、そういうことか〜…
普通に物語としても読みやすく3時間で読み終えた。
天下の富士通は知っていたが、慶徳?という会社は知らなくて読み飛ばしていた、笑 -
Posted by ブクログ
アンソロジー作品『神様の罠』を読みました。
現代のミステリ界をリードする人気作家6人による文庫オリジナルのアンソロジー作品です。
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人気作家6人の新作ミステリーがいきなり文庫で登場!
現在のミステリー界をリードする6人の作家による豪華すぎるアンソロジー。
最愛のひととの別れ、過去がふいに招く破綻、思いがけず露呈するほころび、知的遊戯の結実、そして、コロナ禍でくるった当たり前の日常……。
読み解き方も楽しみ方も六人六様の、文庫オリジナルの超絶おすすめ本です。
【収録作品】
乾くるみ『夫の余命』
余命わずかと知りながら、愛を誓ったふたりは……
米澤穂信『崖の下』
スキー場で遭難した4人。1人が他殺体で見つかり……
芦沢央『投了図』
地元でタイトル戦が開かれる。将棋ファンの夫は……
大山誠一郎『孤独な容疑者』
23年前、私はある男を殺したのだ……
有栖川有栖『推理研VSパズル研』
江神二郎シリーズ待望の新作!
辻村深月『2020年のロマンス詐欺』
大学生になったけれど、コロナ禍で……
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2020年(令和2年)から2021年(令和3年)に文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に掲載された作品を収録して、2021年(令和3年)に刊行された作品です。
■夫の余命 / 乾くるみ
■崖の下 / 米澤穂信
■投了図 / 芦沢央
■孤独な容疑者 / 大山誠一郎
■推理研VSパズル研 / 有栖川有栖
■2020年のロマンス詐欺 / 辻村深月
現在のミステリー界をリードする6人の作家の最新作だけを収録した豪華すぎる一冊です……最愛のひととの別れ、過去がふいに招く破綻、思いがけず露呈するほころび、知的遊戯の結実、そして、コロナ禍でくるった当たり前の日常、、、
読み解き方も楽しみ方も六人六様の珠玉のアンソロジー……すでにどっぷりミステリー沼にはまっている方も、これからお気に入りの作家を探したい、という方も絶対に満足していただける、文庫オリジナルの超絶おすすめ本です!
収録された短篇それぞれがまったく異なる角度から“人間の弱さ”や“思い込みの罠”を描き出す、読み応えのあるアンソロジーでした……多彩な作家が参加していることで、テーマも語り口も幅広く、短篇集ならではの“読書の振れ幅”が心地良く感じられましたね、、、
そんな中で、特に印象に残ったのは、
強烈な一撃を放つ一篇で、物語の終盤、読者が当然の前提として受け入れていた“条件”がひっくり返る瞬間の衝撃は凄まじく、思わず序盤から読み返したくなる作品……“認識の罠”が巧妙に仕掛けられており、短篇ながら長篇級の満足感があった乾くるみの『夫の余命』、
見つからない凶器が物語の軸となる本格ミステリ……静かな緊張感が最後まで続き、“あれ”が凶器だったという事実が明かされる瞬間は思わず息を呑んでしまう米澤穂信の『崖の下』、
大好きな赤い博物館シリーズの魅力が詰まった一篇……23年前の殺人事件、明確なアリバイを持つ容疑者、そして緋色冴子の圧倒的な推理力、過去と現在をつなぐロジックの美しさが際立ち、シリーズファンにはたまらない仕上がりだった大山誠一郎の『孤独な容疑者』、
コロナ禍という重苦しい時代の空気を見事に物語へ落とし込んだ作品……ネットを使ったロマンス詐欺というテーマが、2020年(令和2年)という忘れがたい年の不安や孤独と重なり胸に迫る! 社会的背景が物語の感情に直結している点が印象的だった辻村深月の『2020年のロマンス詐欺』、
の4篇かな……多様な作家が“罠”というテーマをそれぞれの流儀で描き出すことで、短篇集としての厚みが生まれており、どの作品も読み終えたあとに余韻が残り、ミステリ好きにはたまらない一冊でした。 -
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恋愛に奥手で不器用な鈴木君。数合わせの合コンから恋愛に発展する展開なのですが、正直こんな器用な不器用人間は存在しないってくらいトントン拍子にうまくいっていて、憎たらしさ半分、甘酸っぱさ半分。
しかし後半の就職後からはそんな関係にも暗雲が立ち込めます。そんなあらすじ。
この本と言えばどんでん返しの代名詞ってくらいに紹介されているので、最初からどこに仕掛けがあるのかと疑いながら読み進めたのだけど、全然わからなかったです。それどころか、最後まで読んでも「どういうこと?」って感じでポカーンとしてしまい、解説文を読んでもピンとこず、ついにネタバレを読むに至るほど勘の鈍い自分に嫌気がさしました。
本を読むってつくづく自分の都合の良いように解釈するもんだと痛感しましたし、いかに自分が「男は最初は純情でも満たされれば傲慢になっていく」という固定観念に縛られていたかが分かりました。悔しい。 -
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終盤、終わっちゃうよ…!?どうなる!?と思ったらたった数ページであっというまに伏線回収のどんでん返しなのでびっくり。イニシエーションラブは未読で映画が印象的だけど、こういう魅せ方ならああいった映画を作りたくなるよなあと思ったり。
最初の章が、当たり前に新郎視点と思いきや幽霊視点。
振り返って読むのが楽しかった。
最初読んだ時は1章目は嫌なタイプの主人公だなあ〜からの2章目以降でその嫌悪感が払拭された感覚があったけど、それも納得。純粋極まりない(冒頭の「靭さ」のくだりが好きだった)正明がどんどん欲にまみれていく様が、人間味があってよかった。更生中の
彼女を恋人にするためだったら、自分の「靭さ」を放棄してもいい。もし春香という恋人を得たら、自分は今の「靭さ」を失ってしまうだろう。しかしそうなると、自分の「靭さ」に惹かれていた彼女は結局は離れていってしまうのではないか。自分の春香に対する恋慕は、成就した途端に破綻する運命にある。
などというネガティブな正明に対して、
「それって女性に対する最高の殺し文句だと思います。だって、遠まわしに「君を失いたくない」って言ってるようなものじゃないですか」という春香 -
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ミステリーのアンソロジー。色んな作家をお試しで読めるな、と思って古本屋で買った。たまに思い出したように行く小さな店。今回は、店主のマダムがしばらく留守にしていて、代わりにお客さんが「ちょっとそこまで出かけてらっしゃいます」と店番代わり。どうしよう買おうかなぁ、今日はやめようかなぁと思いながら、いつもは店主の背中側にあってなかなか手が出せない棚をじっくり見たりしていると、掘り出し物を見つけたり。やっぱ待つことに。おかげで買い過ぎず、少な過ぎず、良い本を買えた。
さて、いきなり1話目からどんでん返し。これはやられた。短いこともあり、読み終わってすぐにまた冒頭から読み直した。乾くるみ『夫の余命』。2話目は凶器が何なのかがずっと分からない、と話が進んでいく。えー、絶対あれでしょー簡単簡単、と思ってたら、全然違った。米澤穂信『崖の下』。3話目、コロナ絡みの将棋の話。将棋の投了の時の作法のようなもの、初めて知った。この本は2021年発行。まだコロナ禍だなぁ。芹沢央『投了図』。4話目は詐欺と殺人。これがいちばん純粋に推理小説だ。大山誠一郎『孤独な容疑者』。5話目、あぁぁ私パズルとかクイズとか苦手なんよー。だからなかなか理解できなくて何度も読み直した。苦手だった数学の文章問題なんて思い出してしまった。けど、ただのパズル問題に奥深いストーリーをくっつけるの、けっこう好き。有栖川有栖『推理研VSパズル研』。トリは辻村深月『2020年のロマンス詐欺』。振り込め詐欺に巻き込まれていく大学生(田舎からでてきたばっかり)のシーンはちょっと読んでてイヤだった。絶対ダメなやつだ、と読者としては分かりきってる深みに落ちていく主人公を見てられないというか、そう言うシーンは嫌いなのだ。でも意外とラストは爽やかな、後味の良い、読後感の良い話です。こんなオチもあるのね。 -
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FPSで知り合ってタッグを組んだママユとノエの話(『百合である価値もない』)が1番好みだった。
百合って、何故か「美女×美女 が当たり前」みたいな風潮があると思う。それでも一般人だったら、別に美女×ブサイクやブサイク×ブサイクでも全く問題ない。ところが有名になってしまうと、叩かれることになる。美しいものを見たいという人の気持ちって、他人の悪口を言ってまでの強いものなのだろうか。
「私の整形についてどう思う?」とママユから聞かれたノエの返答が最高過ぎる。人の恋愛に顔面偏差値まで持ち出してとやかく言ってくる世間を本当はぶっ潰したいが、結局は世間に迎合してしまっているわけでしょ?でも、そこまでして一緒にいたいって相手が思っててくれるんなら、感謝しかないよね。
幼なじみからの愛にずっと応えずにいたら、転校生にかっ攫われる話(『馬鹿者の恋』)は苦かったな。これは悔しいとしか言えない。相手からの愛情に甘えているばかりじゃ駄目なんだね。
恋愛って格好悪くてもいいもので、むしろかっこ悪いところも見せないといけないんじゃないかと思った。しかし、転校生はすごい。幼なじみの気持ち、グイグイ掴みに来てた。あれだけ強い精神力、私も欲しい。
購入して長らく積んでいた本作、好きな話もあればあまり好きではない話もあった。百合小説アンソロジー第2弾も既刊で気になる。きっと買う気がする。なぜなら私はやっぱり百合が好きだから(笑)