【感想・ネタバレ】嫉妬事件のレビュー

あらすじ

城林大学ミステリ研究会で開催される「犯人当てイベント」。これは部員の書いた小説を推理しあう、年末の伝統行事だ。イベント当日、部員たちは部室に入るなり“悪臭”に気づく。漂う臭いの元には、その名を口にするのも憚られる“ある物体”が! 密室状態の部室で、犯行が可能だったのは誰か、動機は何か、そもそも何でこんなモノが…。信じられないような実話をモデルに書かれた予測不能の推理合戦、驚愕の結末とは!? 作中の犯人当てイベント用小説を特別併録。

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Posted by ブクログ

 タイトルに偽りなし、頭から尻尾までただただ「しっと」にまつわる事件を描いた本格ミステリ……てか、そのパロディ?( ´ ▽ ` )ノ
 おまけ短編で明らかなようにいわゆる「本格ミステリ」って、死体とか殺人とかあまりにもお手軽お気軽に扱ってるとこがシュールなんだけど、それらを本作では「しっと」に置き換えて物語の不自然さグロさを際立たせてるわけだ( ´ ▽ ` )ノ
 死骸も凶器も「しっと」も実生活では不快で忌避すべきヤなもんだから、言われてみれば共通点が多いね( ´ ▽ ` )ノ
 子どもというより幼児が大喜びしそうな「しっと」ネタを、いい年こいた大学生たちがその実物を前にああでもないこうでもない大真面目な推理を繰り広げてるとこがほんと不条理で奇っ怪で( ^∀^)ゲラゲラ
 お笑い小説としては上の上の部類( ´ ▽ ` )ノ

 しかし、やっぱり題材が「しっと」だけに読者を厳選する作品だよね( ´ ▽ ` )ノ
 これだけ「しっと」をフィーチャーした小説は筒井康隆御大の某SF短編(ネタバレになるかもしれないからタイトルは伏す……「最高級……」)以来かも( ´ ▽ ` )
(まあ、「解説」で完全ネタバレしてるわけだから、ここで未読者に気を使っても意味ないのかな?)


 しかしオチがまた、往年の筒井康隆を思い起こさせる超絶お下品っぷりだね( ´ ▽ ` )ノ 
 こんな悲劇的結末に至ってしまった若い彼らの将来に必要なもの。心情を「空想」し「代弁」すれば、それは……「うん、国債」( ´ ▽ ` )ノ ナニイッテンダカ
 

2019/12/11

 福田雄一監督が映画化しそうな小説。静流役は橋本環奈?

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2019年12月11日

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オシャレタイトルと副題から糞みたいな展開。乾さんの遊び心が爆発しているなと思ったら、実際に起きた事件を元にしていた、というのが一番の衝撃。とりあえず2章のタイトルが酷すぎる(笑)。

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2015年06月22日

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事前に解説や帯のコメントを読んでいたため覚悟はできていたものの、やはり衝撃的な題材ですね。嫉妬…shit…笑 血を見る大掛かりなトリックのミステリーよりは、この作品の様に大学のサークル内で起こるふざけた(仕掛けた本人は至って真面目?)設定がリアルで、個人的に好きです。実際に京大で起こったエピソードだそうですし。『イニシエーション・ラブ』とは異なる作風ですので、そちらとは別物と判断して読んで頂きたいですね。

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2012年10月18日

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ネタバレ

まあ、読んでて気持ちのよいお話ではないな。
時に食事時には避けたいところ(笑)

最後に天童が犯人を暴くまで「乾さんらしくないなーなんかいつもと違うなー」と思っていたけれど、最後の最後で「おお、いつもの調子だ」と嬉しくなった。

途中で「嫉妬事件」ってそういう意味もあるのかw
と、ちょっぴり笑いながら呆れ返ったりもした。

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2012年07月29日

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最初にブツが出てきたときは、ああこれはそういうライトな事件を集めた短編集なんだな、と思った。蒼林堂書店やカラット探偵事務所を読んでいたということもあるだろうが、この臭そうな事件だけで一冊だと想像していた人の方が少ないのではないだろうか。
次々と事件が起こるわけでもなく、場所や時代が変わることもなく、放課後の部室に起きた小さな事件だけで書き切ったのは見事と思う。解説で実話が元になっていると知り更に驚いた。この豊かな想像力と読者を楽しませようというサービス精神が作者の武器なのだろう。
今後も読者への愛情溢れる作品を上梓して頂けることを期待しています。

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2012年03月07日

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ネタバレ

『イニシエーション・ラブ』の乾くるみによるミステリーで、いかにもこの作者っぽい『嫉妬事件』というタイトル。それに期待を寄せて手に取ったとして、まさかこんな予想外の展開を見せるとは・・・どんな鋭い読者でも到底想像できまい!

ミステリーファンが真面目に読んで、「なんだよこれ、ふざけんな!!」と怒っている様子を頭に浮かべるとなんだか楽しくなる。そういう挑発的な題材をあえて選択した作者に拍手したいです。

作中でも言及されるが、死体について推理するのは違和感がないのに、ウンコについて推理するのは違和感だらけって、本当はちょっとヘンなんじゃないの?という提起。

筋立てはミステリーとしてしっかり構築しているのに、ミステリーを完全に茶化しているって、本当に愉快ですよね。『嫉妬事件』というタイトルはフェイントで、実際は『SHIT事件』=『ウンコ事件』なわけですから(笑)

ここまでハメを外した作品を書いてくれると、排便のあとのようにスカっとしますね! 『イニシエーション・ラブ』の衝撃も忘れないけど、この『嫉妬事件』の"笑"撃も、絶対に忘れないと思います!

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2012年01月13日

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80点。誰も死なないミステリ小説。「嫉妬」はある英単語とかけてある。第二章は「この運、この粘り」つまりウ○コのお話なのだ。アンチミステリ的な要素もありラスト犯人の動機が秀逸。

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2011年12月21日

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ネタバレ

これはスゴイ。食事時でないときに、気合いを入れて読むことをおすすめする。
ある日、ミス研部室にう○こが!しかも本棚の上のほう、しかもポケミスが並んだ上に。1冊だけ抜こうとしても、ビニールカバーのポケミスは、左右がくっついて固まりで落ちてくる。う○こ爆弾に他ならない!サークルメンバーは本気で調査を始める。その本気ぶりはおバカなのに、つい手に汗握ってしまう。
殺人と同じくらいのインパクトを与え、かつ死人が出ないという点で、う○こ事件のほうが貴いのでは、という文中のズバリ意見に…ううむ、反論できない。

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2011年12月04日

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昨年の『オールスイリ』に掲載された表題作にボーナストラックとして犯人当て短篇をプラス。事件のバカバカしさ、下世話さとは裏腹な、ロジックや伏線の巧みさが素晴らしい。延々と続く推理合戦も見所。
犯人当て「三つの質疑」もネタの下らなさと技巧の巧みさが同時に味わえる良作。

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2011年11月13日

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京大のミステリー研の実話らしい。
乾くるみさんがアレンジしている。
どんでん返し感があるが、犯行動機がわかった時、ちゃんと回収されてます。
本当にあったのだろうか?!

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2025年09月09日

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ネタバレ

えらい時代設定が古いなぁと思っていたら、実在?のエピソードをモチーフにしたからなんだな。そしてえらい直接的な表現ばっかりで想像するのもなんだかはばかられる感じ(笑)

主人公がどんな秘密を握ってるのかなかなかわからなかったけども、かといってわかったところでブツがブツだけに、こんなサークルやだなぁと。イヤミスでもなく、もちろん爽やかさなどあるはずもなく、嫌いにはならないけど好きかと言われたらちょっと困るタイプの世界観。ミステリーって美しさが必要なんだなと改めて思う一方、完成度の高さは描かれる世界の色を凌駕するということを証明している?と好意的に言えるのかもしれない。作中にでてくるフィクションだからあれやこれや言えるのだみたいなやりとりは、まさに我々の投影なわけで、このあたりのメタ感は氏の術中。最終的な評価は高くはならなかったけども。

ちなみにこれを出張の移動中に読んでたんだけども、初めて降り立った地だったせいか、その土地の思い出に変な色がついた(笑)

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2023年09月02日

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大学生っていいな、サークルっていいな、あの頃はよかったな、と懐かしい気持ちになりました。ちょっと世代は違いますが。推理小説のための推理小説みたいのはあまり好みではないですが謎解き好きの人は楽しめると思いますよ。

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2017年10月14日

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ミステリー研究会の部室でおきた事件。

毎年恒例のイベントが行われるはずのある日、部屋にみんなが集まると、本棚の本の上にうんこが置かれていた。

誰が、何のために置いたのか。

うんこ事件の犯人を本気で推理する、という一風変わったミステリー。

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2017年09月19日

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「しっと」は誰による誰に向けられたものなのか。大学のミステリ研で起きた不可解かつ不快な事件について、部員たちが推理合戦を繰り広げる。
映画化もされた『イニシエーション・ラブ』やメフィスト賞を取った『Jの神話』の著者だけあって、ひねくれたはるわ~。

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2016年08月15日

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大学のミステリ研究会の部室で起きた珍事件。
ミステリ好きの部員たちは、実際の事件の謎を解けるのか。


他人事でもちょっと笑えないくらいの珍事件。

大真面目に推理は進みますが、結末は予想外のもの。

なんとも言えないオチでした。

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2015年01月11日

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乾くるみ史上最強にくだらん話だった。
でも、ある意味自己満足であろう構成の上手さとか、元ネタは京大ミス研で本当に起こった事件で、しかもそれに真っ向から対峙して書かれた作品だったとか、そういうところに尊敬した。

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2014年05月29日

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ネタバレ

うんこうんこ連呼していて笑ってしまった。
動機とか謎解き部分とか、こう書いてんだからお前らわかるだろ、という言い訳じみた解説が目についた。
こんなテーマに挑戦したことはすごい。

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2014年04月07日

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ネタバレ

城林大ミステリ研で恒例の犯人当てイベント開催の際、部室の本の上にあるものが発見され、急遽犯人をさがすことに。


京大で実際に起こった事件を元に作った作品ということで、
若干のこじつけ感も否めないかな。
なんというか、本当に尾籠系ミステリなのね。。。

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2014年07月07日

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なんなんだ、このミステリーは。
…って最後まで思いながら読んでました。笑
殺人事件じゃない。とある大学のミステリー研究会の部室で起きた事件。言葉にするのも憚られる、例のブツを巡った話。真相も「何それ」と言いたくなるものです。まぁでもたまにはこういうミステリーもいいのかな?

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2013年05月20日

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シュールな設定な故にあっと驚くようなオチを期待したのだが・・・。
「イニシエーション・ラブ」の衝撃が強すぎて、作者に対する期待度が高くなってしまっている。
内容的には本の蘊蓄が沢山で、マニアにはあるあるネタで楽しめるのでは。

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2012年05月21日

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ネタバレ

タイトルの「嫉妬」に引っ張られ、犯人や展開を完全に読み違えた、というか一読で正解にたどり着く人はいないだろう、という作品。少なくとも犯人の動機にはたどり着けないと個人的に思う。
作者が好きな人はともかく、よく知らない人は後回しにすることを勧める。

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2012年04月30日

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ネタバレ

実際に起こった事件をモチーフにしているらしいが、うんこ話をそれなりにうまいことしっかりミステリにしている。
帯文(解説抜粋)からこの小説の内容がうんこ事件であることは分かってて読んだため、特に過度な期待はせず、想像通りの読後感。

それよりも併録の「三つの質疑」。
話自体はボーナストラックとしているくらいでおまけのような軽いものだが、トリックのヒントとなる叙述ルールを提示している個所については、解答編を読んでおお!と思った。
うんこの後だったし、おまけと思って油断していたが、確かにそこは読んでいて違和感を感じたところだったから。まさに足元を”救われた”。
この辺の伏線の張り方は上手いと思う。

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2012年03月16日

Posted by ブクログ

なんじゃこりゃ・・・・
まあ、ちょっと変わった事件として
若干臭いを感じながらも読み進めて行ったけど

犯行の動機がコレ?

ぽか~ん、でした。

でもなんとなく嫌いじゃない(笑)
ある意味、イニシエーションラブ以上の衝撃が(笑)

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2012年02月01日

Posted by ブクログ

思ってたんと違ったかな。トリックがちょっとズルいと思った。もっと色んなミステリー読んでから読んだら違っていたかもしれない。

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2012年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まったく緊張感のないミステリーが面白い。
しかし、主人公自体が読者に対して隠し事をしているのはいかがなものか。
主人公=読者みたいに置き換えて読みたいほうなので、少し残念。

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2012年01月11日

Posted by ブクログ

乾くるみ作品はほとんど読んでいるので、
当然とばかりに手に取った作品。

内容はといえば、まぁ嫉妬=shit=例の汚物ということで、
それが事件の武器に使われたと言う
読んでて若干気持ち悪い作品でした。

殺人よりもよっぽど安全で、何も問題がないはずなのに、
圧倒的に不快なのは不思議な感覚でした。
まぁ殺人をテーマにしたものに慣れてる、
と言うほうがおかしいのかもしれませんが・・・。

推理小説としては、まぁ普通の出来で楽しめたと思いますが、
どうにも悪ふざけに思えてしまったのと、
やっぱり汚物が主役なのがきつかったですねー。

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2012年01月03日

Posted by ブクログ

ちょっと下品だけど殺人事件よりはありそう!?
おふざけ系かと思いきや、かなり作り込まれていて読みごたえがあった。でもやっぱり汚いなー(笑)

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2012年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

○○○であれだけ引っ張れるとは・・・(苦笑)。

それがすごいと思いました。ただ・・・やっぱりイニシエーションラブの衝撃に比べるとね・・・ちょっと物足りないかも。


面白いっちゃー、面白いんだけどねぇ。。。

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2011年12月30日

Posted by ブクログ

ユーモアミステリと言えばいいのか?
まさかアレに関する推察だけのミステリとは思いもしなかった。
ミステリとしての質は兎も角、なんとも味わいの悪い作品でした。

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2011年12月22日

Posted by ブクログ

真面目に考えるのがバカバカしい事件を寄り集まって知恵を出しあって考えている絵が容易に想像できて楽しい。本棚にトラップを仕掛けたのは誰か。実際にあったと伝えられる事件を元にしているらしいがなかなか面白かった。容疑者が浮かんでは消えて絞られていく過程が丁寧に書かれており、どんでん返しも用意されている。ただ伏線もきちんと用意され、謎解きに活かされているけれども、そういう終わり方かよとツッコミたくなる気分も。そういえばデビュー作もこんな感じだったっけ。最後の一行には失笑させられた。ボーナストラック的な短編は朗読したらすぐバレるような気がするのだが。表装の英語が全く逆の意味の名詞なのはなぜだろう。ストーリー以外でいろいろ考えてしまう作品。

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2011年11月23日

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