乾くるみのレビュー一覧

  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    不動産ミステリー。
    高級マンションや賃貸物件など、建物や住まいの謎を解く不動 尊子。

    格安、駅近など、好条件の物件には、思わぬ危険が...謎が解けると、なるほどと納得出来ます。

    ・田町9分1DKの謎
    ・小岩20分一棟売りアパートの謎
    ・浅草橋5分ワンルームの謎
    ・北千住3分1Kアパートの謎
    ・表参道5分1Kの謎
    ・池袋5分1DKの謎
    の6話。

    実際の広告図面もあり、想像をかき立てられます。
    主役の不動さんのキャラ(能力)を、もう少し立てても良いかも...

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    2022年08月28日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    古本屋で語られるミステリー仲間の集いが羨ましい!ライトな読み口&良書紹介 #蒼林堂古書店へようこそ

    ■あらすじ
    ミステリファンで集う蒼林堂古書店。毎週日曜日は、店主と馴染みのお客さんで賑わっていた。いつもミステリー談義と日常の謎を語らい合う彼らだったが、その会合も14ヶ月目を迎えたときに…

    ■レビュー
    14の掌編で綴られた連作集、全編とおしてホッコリとした空気で満たされる作品です。読んでて心地いいですね~

    なにより本作で一番素敵なのは、登場人物の皆さんの仲の良さ。
    私もこんなミステリー仲間、読書スペース(しかもリーズナブル)が欲しい!
    だれかミステリー専門の古書店を近所に作って下さい、頼

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    2022年08月19日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    ミステリ専門古書店の常連客たちが、雑談の中で見いだす日常の謎を、マスターが解決する安楽椅子探偵もの。とは言っても、一編が短い上、雑談やミステリの蘊蓄が詰め込まれていて、そもそも謎解きに使われる紙幅が少ない。それもあってか、謎は軽量級で、マスターも快刀乱麻を断つ名探偵と言うより、仲間内では一番切れる人と言った感じ。お話の雰囲気から、あえてそういう緩い雰囲気になってるんでしょう。ミステリファンの読者もトリックだロジックだと堅いことを言わずに、蘊蓄や理想化されたミステリマニアの集いの雰囲気を楽しめばいいように思う。合間に挟まれる、マスターが書いたという体のコラムも愉しい。

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    2022年08月13日
  • 北乃杜高校探偵部

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    創立百周年を迎えた京都・宇治市にある北乃杜高校。
    寮生活をおくるサッカー部員の清水克文は、級友の横井圭、赤倉史朗、山科桃子、稲川みどりと学園で日々起きるさまざざまな出来事の謎解きに「探偵」として挑戦。
    そして、修学旅行の際には殺人予告がなされ、卒業式にはいやがらせ写真が出回るなど、様々な学校行事にも不思議な「事件」が発生。
    清水たち「探偵」グループは解決に乗り出す。

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    2022年08月11日
  • カラット探偵事務所の事件簿 3

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    これは好みの問題で、私には合わないシリーズだった。淡々とした文体から出るドライな雰囲気に対して、その謎はあまりに短絡的な考えから出たものである事も多く、愛おしさが残らない。

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    2022年07月23日
  • クラリネット症候群

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    読んでて楽しいっ 奇妙な体験が味わえる2つの不思議な青春ミステリー #クラリネット症候群

    気が付くと自分の意志に反して体が動き始めてしまう、一体何が起こったのか?
    クラリネットが壊れてしまったことから、自らの体がおかしくなってしまい…
    以上2編が収録された、特殊設定ミステリーの短編集。

    どちらの作品も登場人物が生き生きとしていて魅力的。また青春時代ど真ん中の設定でさわやか!いいっ

    全般的に軽く、アニメやティーン向けのTVドラマになりそう。この作風に重厚感を求めるのは難しいけど、謎解き部分にパズル的な要素以外にも深みを持たせると、ミステリーファンにも納得させられる作品になるかなと思いました

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    2022年06月15日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    物件探偵…

    単なる不動産屋さんだよね。

    最近、マンガで「正直不動産」を読みましたが、
    それとダブりました。
    ※本書の方が先だとは思いますが…

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    2022年05月14日
  • カラット探偵事務所の事件簿 1

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    謎解き専門探偵事務所の開所から取り扱った6つの事件をまとめた短編集。
    普段は読む前にあまり目次に目を通さないのだが、この本は目次からおやっ?となる趣向が凝らされている。
    短編集でありながら、この著者ならではの技巧もあれば、凝ったパズルもあって、謎解きブームの今にあってはその方向からも楽しめる。
    「1」とあるように、このシリーズには続きがあるのだが、ここからどう展開するのか、続きが楽しみ。

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    2022年05月08日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店は、ミステリ
    ファンのパラダイス。バツイチの大村龍雄、高校生の
    柴田五葉、小学校教師の茅原しのぶ…いつもの
    面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな
    謎解きを楽しんでいく。かたわらには珈琲と猫、
    至福の十四か月が過ぎたとき…。

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    2022年05月15日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    乾くるみのミステリ短編集。
    不動産(マンション)売買にまつわる「謎」や「からくり」を、宅建をもつ女性:不動尊子が鮮やかに解き明かす六篇の物語が綴られています。
    ま、そこそこ楽しかったのですが・・・不動産売買に関する説明調の部分が長かったり、謎解きが若干ご都合主義的な部分も・・・気楽に読みましょう(^_^;)

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    2022年05月05日
  • Jの神話

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    ネタバレ

    ここまでSFだとは思ってなかった。SFの苦手なところは、日常的な感覚をすべて無視できてしまう点なんだけども、ただその中でも当然ロジックは破綻させられない。今作はロジックに違和感はないけど、ミステリーとして読むと落ち着かない。

    今回の作品は閉じられた全寮制の女子校。それだけで何か起こりそうではあるんだけども(笑)、女の花園(というかコミュニティ)によくあると言われる妙なヒエラルキーとかパワーバランスというが、それが今回の謎のキモになっていて、SFっぽさはまぁある意味おまけと言えなくもない。SF設定のせいで死んじゃうという点はミステリーではなくホラーなので、そこの重みをどう評価するか、かな。

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    2022年03月28日
  • 匣の中

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    『匣の中の失楽』へのオマージュだそうで、物語の大枠や、登場人物が次々と蘊蓄を語り出す、ディスカッション・ドラマなのも同じ。ただ作中作が物語のどの部分かを曖昧にした『失楽』と違って、ほぼ全体が作中作という構成。最後の方は、それを利用してか、SFっぽい終わり方をする。これはあれだけ大風呂敷を広げながら、最後はミステリとしてもきっちりまとめて、なおかつ小さくまとめたなどと言わせない本家との落差を言われてもしょうがないだろう(また偉そうなことを……)。

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    2022年01月31日
  • スリープ

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    ネタバレ

    再読本だったけど、内容もすっかり忘れていたのですっかり騙されました。
    それにしても面白かった。
    序盤から中盤にかけては『冷凍睡眠装置』によるタイムスリップ物に恋愛を絡めた比較的ありがちな物語かな?と思いながら(多少、まったりしながら)読んでいたけど、9章の読み初めから感じた「なぬっ!」からは一気読み。
    「行き過ぎた科学」は登場人物達に深い傷を与えるけど、現実的には多くの人達が待望するものでもあるはず。
    考えさせられました。

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    2022年01月26日
  • ジグソーパズル48

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    う〜む。

    期待していたがいまいち。

    舞台は、曙女子高校だが
    登場人物が話ごとに別々なので、
    わざわざ同じ高校にする意味がない?

    ラッキーセブンと三つの涙以外は、
    騒ぐほどの事件でもないし。

    逆にラッキーセブンは、
    カラーが違うので
    この短編集に入れない方がよいかも。

    三つの涙がなければ星2つにしたかも。


    登場人物の名前がなんか変と思っていたら、
    タイトルと関係あるのね。

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    2022年01月21日
  • クラリネット症候群

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    ネタバレ

    一言でいうと「くだらな面白い、軽快な掛け合い」
    「マリオネット症候群」の方は「世にも奇妙な物語」に出てきそうな作品ですね。

    「イニシエーション・ラブ」等の「タロウ・シリーズ」とは一線を画す内容でした。

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    2022年01月22日
  • ジグソーパズル48

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    ネタバレ

    総合評価   ★★★★☆
    サプライズ  ★★★☆☆
    熱中度    ★★★☆☆
    インパクト  ★★★☆☆
    キャラクター ★★★★☆
    読後感    ★★★☆☆
    希少価値   ★☆☆☆☆

     私立曙高等学校を舞台とした短編集。個々の短編が同じ高校を舞台としており、教師等に少しだけ共通点はあるが、基本的には独立した短編の集まりとなっている。

    ● ラッキーセブン
     私立曙高等学校の生徒会が舞台。桐原多絵が考えたトランプを利用したカードゲームにより、デスゲームが始まる。
     人数分のカードを利用し、Aが一番強いが、Aは一番大きい数字にだけは負ける。相手が持っているカードを言い当てれば勝てるというのがミソ。

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    2022年01月16日
  • ジグソーパズル48

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    同じ女子校に通う学生の日常の謎的な短編集。
    それぞれ指向が全く異なっていてパズル好きには楽しめるかも。

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    2021年12月24日
  • 平成ストライク

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    あぁ、あったな平成の時代に、というものが題材になっている。ちょっと前のことのように思うのに、考えたらそうでもなかったりして……。
    時の流れははやい。

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    2021年12月18日
  • 消費税狂騒曲 平成ストライク(分冊版)

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    あぁ、あったな平成の時代に、というものが題材になっている。ちょっと前のことのように思うのに、考えたらそうでもなかったりして……。
    時の流れははやい。

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    2021年12月18日
  • イニシエーション・ラブ

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    購入済み

    期待しすぎました

    読む前からラストで大どんでん返しがあると有名で気になって読んだのですが、そのラストにあまりにも期待しすぎて読んだせいか、期待以上のものは得られませんでした。でもとても良くできたストーリーだと思いました。

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    2021年10月15日