乾くるみのレビュー一覧

  • 北乃杜高校探偵部

    Posted by ブクログ

    星を3つにしようかどうしようか迷ったが、読みやすかったし、ラストの「贈る言葉」にグッと来たので4つ。
    なぜ3つにしようと思ったかといえば、やはり雰囲気があまりにも米澤穂信さんの「古典部」シリーズに似ていたから。出てくるキャラクターもなんとなく同じように感じてしまう。
    設定は現代だが、作中人物たちの佇まいがやや古風な感じがする。そこもまた「古典部」との相似を感じ取ってしまう。
    「《せうえうか》の秘密」は「ミステリ魂。校歌斉唱」で読んでいたのだが、独立してこれだけ読むのと、他の作品と一緒にシリーズものとして読むのではずいぶん雰囲気が違う。
    ミステリ仕立ての、さらっとした青春モノ、という位置づけでい

    0
    2013年12月28日
  • 北乃杜高校探偵部

    Posted by ブクログ

    京都の北乃杜高校で起きる事件をことごとく5人のメンバーが解決してしまう青春ミステリー。生徒会長の赤倉のずば抜けた推理力は凄い。卒業式当日まで、事件があるのも凄い(笑)しかし清水とみどりは今後付き合うのかどーか?普通、卒業式には告白するだろーって思ってのは自分だけでしょうか?(笑)

    0
    2013年12月19日
  • セカンド・ラブ

    Posted by ブクログ

    分かりやすい「謎」が目の前にずっとあったから、イニシエーションラブとの混乱とは違ったのですが、これは再読したくなるーー!!!1
    途中出てくるいきなりのオカルトは(゚、。)?だったのですが、再読したいいいい!!!1

    0
    2024年08月11日
  • カラット探偵事務所の事件簿 2

    Posted by ブクログ

    前作の『〜事件簿』で最後の結末に驚かされたので、もうその手は食わないと注意深く読み進めていたのに、またしても最後にまんまとやられました。

    この作品については多くを語らない。気分転換に「スカッと」したい時にはお勧めです。「カラット」か。

    0
    2013年10月18日
  • カラット探偵事務所の事件簿 2

    Posted by ブクログ

    「謎解き専門の探偵事務所」、カラット探偵事務所の事件簿第2弾。これから読む方へ。間違っても2から先に読まないように。ふだん駄洒落に賭けている所長の古谷と助手の井上。今回は「山師の風景画」「一子相伝の味」、そしてラストの「つきまとう男」がよかった。やはりただでは終わらないカラット探偵事務所。最後は思わずニッコリです。

    0
    2013年09月02日
  • セカンド・ラブ

    購入済み

    読み終えて‼

    なかなか楽しませて貰いました。
    イニシエーションラブとはまた違ったサプライズがありました。
    イニシエーションほどでは無いですが…

    0
    2013年08月17日
  • カラット探偵事務所の事件簿 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後のページはにやにやしちゃったよw
    言ってやったぜ〜みたいなw

    山師の話のお兄さんみたいな、お金持ちで心の貧しい人ってやだなあって心の底から思ったよ。

    0
    2013年07月19日
  • Jの神話

    Posted by ブクログ

    ミステリーだけでなく、SFも含む作品と言える。
    実際にこんな事があったらと思うとゾッとしてしまうだろう…

    0
    2013年06月28日
  • クラリネット症候群

    Posted by ブクログ

    乾くるみ氏らしい内容の本。
    「マリオネット症候群」「クラリネット症候群」ともに、ちょっとした非現実的なネタを実に面白く展開している。気づいたら自分の身体に他人の心が入り込んでいるとか、ドレミファ音だけが聞こえないとか、あり得ないし、どちらも殺人とか取り扱っているのになんだか楽しい。乾くるみの構成力がよく出た作品。

    0
    2013年06月20日
  • 新装版 塔の断章

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    断片なのはわかったけれど、ラストのシチュエーションがそうくるか!という感じだった。
    作者自身の解説も読みたかったなぁ。
    この本にはなく、以前の版は絶版みたいで残念すぎる。。。

    0
    2013年06月18日
  • イニシエーション・ラブ

    Posted by 読むコレ

    名作と名高い作品、恥ずかしながら今更初読です。
    そして評判通りの名作っぷりに脱帽と感激、そして
    みなさんがされたように即、再読した次第です。
    単純に若さ故の性急で余裕はないけど、真っ直ぐで、
    でも幼い恋愛ストーリーに引き込まれてしまいます。

    学生時代に知り合って、初めての恋に落ちた瞬間から
    を描く「Side A」では好きになった気持ちと行動と
    感情がくすぐったいくらいにダイレクトに伝わってきます。
    そして社会人となって転勤によって、距離が生まれながらも
    2人の距離を縮めようとし、少しづつその無理が襲ってくる
    「Side B」の両面によって構成。
    もちろん普通にA面~B

    1
    2013年03月28日
  • 嫉妬事件

    Posted by ブクログ

    事前に解説や帯のコメントを読んでいたため覚悟はできていたものの、やはり衝撃的な題材ですね。嫉妬…shit…笑 血を見る大掛かりなトリックのミステリーよりは、この作品の様に大学のサークル内で起こるふざけた(仕掛けた本人は至って真面目?)設定がリアルで、個人的に好きです。実際に京大で起こったエピソードだそうですし。『イニシエーション・ラブ』とは異なる作風ですので、そちらとは別物と判断して読んで頂きたいですね。

    0
    2012年10月18日
  • イニシエーション・ラブ

    Posted by 読むコレ

    まさに2度読みたくなる本!
    呑気な恋愛小説かと思って読んでいると、段々変だなと思うようになり(でも作者のミスかと思ってしまう)、衝撃のラストに繋がります。
    途中でネタバレしないように、気をつけて読んで欲しい一冊。

    0
    2012年09月14日
  • 嫉妬事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まあ、読んでて気持ちのよいお話ではないな。
    時に食事時には避けたいところ(笑)

    最後に天童が犯人を暴くまで「乾さんらしくないなーなんかいつもと違うなー」と思っていたけれど、最後の最後で「おお、いつもの調子だ」と嬉しくなった。

    途中で「嫉妬事件」ってそういう意味もあるのかw
    と、ちょっぴり笑いながら呆れ返ったりもした。

    0
    2012年07月29日
  • カラット探偵事務所の事件簿 1

    Posted by ブクログ

    どっかで読んだ文体、お話の終わらせ方、とずっと引っ掛かりを感じながら読んでいました。イニシエーションラブと同じ著者さんだったのですね。
    社会派とか、人情とか、重たいお話は読みたくないなぁといった気分の日にぴったりです。連ドラでも見ている気分でさくさくと読み進めることができます。たまに、ブログでも書いているような適当な(ごめんなさい)文章が気になったけど。

    0
    2013年12月13日
  • 嫉妬事件

    Posted by ブクログ

    最初にブツが出てきたときは、ああこれはそういうライトな事件を集めた短編集なんだな、と思った。蒼林堂書店やカラット探偵事務所を読んでいたということもあるだろうが、この臭そうな事件だけで一冊だと想像していた人の方が少ないのではないだろうか。
    次々と事件が起こるわけでもなく、場所や時代が変わることもなく、放課後の部室に起きた小さな事件だけで書き切ったのは見事と思う。解説で実話が元になっていると知り更に驚いた。この豊かな想像力と読者を楽しませようというサービス精神が作者の武器なのだろう。
    今後も読者への愛情溢れる作品を上梓して頂けることを期待しています。

    0
    2012年03月07日
  • 嫉妬事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『イニシエーション・ラブ』の乾くるみによるミステリーで、いかにもこの作者っぽい『嫉妬事件』というタイトル。それに期待を寄せて手に取ったとして、まさかこんな予想外の展開を見せるとは・・・どんな鋭い読者でも到底想像できまい!

    ミステリーファンが真面目に読んで、「なんだよこれ、ふざけんな!!」と怒っている様子を頭に浮かべるとなんだか楽しくなる。そういう挑発的な題材をあえて選択した作者に拍手したいです。

    作中でも言及されるが、死体について推理するのは違和感がないのに、ウンコについて推理するのは違和感だらけって、本当はちょっとヘンなんじゃないの?という提起。

    筋立てはミステリーとしてしっかり構築し

    0
    2012年01月13日
  • 嫉妬事件

    Posted by ブクログ

    80点。誰も死なないミステリ小説。「嫉妬」はある英単語とかけてある。第二章は「この運、この粘り」つまりウ○コのお話なのだ。アンチミステリ的な要素もありラスト犯人の動機が秀逸。

    0
    2011年12月21日
  • 嫉妬事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これはスゴイ。食事時でないときに、気合いを入れて読むことをおすすめする。
    ある日、ミス研部室にう○こが!しかも本棚の上のほう、しかもポケミスが並んだ上に。1冊だけ抜こうとしても、ビニールカバーのポケミスは、左右がくっついて固まりで落ちてくる。う○こ爆弾に他ならない!サークルメンバーは本気で調査を始める。その本気ぶりはおバカなのに、つい手に汗握ってしまう。
    殺人と同じくらいのインパクトを与え、かつ死人が出ないという点で、う○こ事件のほうが貴いのでは、という文中のズバリ意見に…ううむ、反論できない。

    0
    2011年12月04日
  • 林真紅郎(はやししんくろう)と五つの謎

    Posted by ブクログ

    本格推理の短編集です(^^)/
    以前読んだ作品の登場人物…サブさんの弟が主人公ですが、作品はこっちが先かな(・・?
    その名前真紅郎と同じ…シンクロ推理で事件を解決するのが特徴ですね(^_-)
    私たちも考え事をする時に…いくつかの事柄をシンクロさせて考え、その交わったところに答えを出す。みたいなこともあるので、次元は違うんだけど共感できました(*^_^*)
    全体的に物悲しい、ちょっと寂しげな雰囲気が漂っていますね★

    0
    2011年11月20日