乾くるみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読みやすかったので、一気読みしました。
残念ながら最後まで読んでも、社会人になった鈴木に違和感を覚えながら、「サイドB」は鈴木辰也、「サイドA」は鈴木夕樹の物語だったことに、恥ずかしながら最後の2行を読んだだけでは気づきませんでした。
解説にあった「60分のカセットテープの両面」という言葉を見て、初めて目次が「サイドA」と「サイドB」に分かれている意味を理解しました。
「再読必至」と言われるのも納得の作品ですが、事前に期待していたほどの衝撃ではありませんでした。
それよりも、繭ちゃんの二股という結末のほうが後味が悪く感じられたのは、私だけでしょうか。 -
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Posted by ブクログ
自分の読書歴では初のアンソロジー。
トリック満載のミステリとコロナ禍で起きた世の中の異変に触れた作品もあり。
六者六様のお話が展開されているので、合う合わないは結構大きく分かれたかも。
やはりトップで読み応えあったのは、
辻村深月『2020年のロマンス詐欺』だった。
"闇バイト"に関する話は年月の経った今でも、
というか更に横行しているからこの作品は教科書に載せて恐ろしさを知ってもらいたいくらい。
孤立無援の環境で追い込まれていく緊張感がとにかく怖い。しんどい時期でも不逞な輩を近付けないように日頃から対策していけますように。
芦沢央『投了図』もコロナ禍が招いた事件。あの -
Posted by ブクログ
ファンタジー的な設定でありながら、ミステリーとしての論理がしっかり成立していて、とても楽しめた。
展開もほとんど予想できず、意外性が強かったのも面白かったポイント。
一方で、実際に“リピート”するまでの過程はやや長く、序盤は少しページをめくる手が止まりがちだった。
読んでいて特に考えさせられたのは、「もし自分が過去に戻れたらどうするか」ということ。
お金を稼いだり、過去の失敗をなかったことにしたり、一見すると人生をやり直せる夢のような話に思える。
しかし作中では、主人公が過去で一度勝った麻雀に、リピート後は負けてしまう場面がある。ほんの少し歯車が狂うだけで、その先の未来は大きく変わってしま -