乾くるみのレビュー一覧
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ネタバレ最後の二行目に鳥肌がたった。
最初は凄く幸せな2人の物語だと思っていたが、人間とは愚かなもので、慣れたり当たり前だと勘違いした途端に、相手のことを大切に思う気持ちがなくなってしまうんだなと悲しい気持ちになった。鈴木は最初消極的であまり女性との関係もなく、マユちゃんのおかげで容姿だったり考え方を変えれたというのに初心の心を忘れて自分に芯がない男だなと感じた。
イニシエーションというように通過儀礼として相手を大切にしない場合、誰からも大切にされないんだなと凄く怖くなった。
2回目を読むと更に困惑して、実はマユちゃんも浮気をしていたのではないかと疑惑が上がってくる。これを見ると真実の愛が何なのか分か -
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ネタバレ再読。
結末は知っていたが乾氏の他作品を読み終わり、原点に戻ろうと改めて読んでみた。
結末を知っているので伏線などを確認しながら読み進めたが、確かに初めて読むと最後の2行に驚かされるが、それ以外はこんなに性描写が多かったかなと感じた。
夕樹と繭子の初体験シーンもあそこまでページ数を使わずとも良いのではないかと。読んでいて若干胃もたれする感じは否めなかった。
乾氏の初期作品を読んだ後に本作を再読すると彼の随所で性描写が出てくるので彼の特徴ではないかと感じてしまう。
結局、純粋に恋愛をしていたのは夕樹だけであった。しかし繭子と辰也が恋愛に貪欲なのも頷けた -
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イニシエーション・ラブが鮮烈だった乾くるみによる、
あのタイムリープの元祖ケン・グリムウッドの『リプレイ』と
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑んだ作品との触れ込み。
ある日、大学生の毛利圭介の元に謎の電話がかかって来る。
電話の主は今から一時間後に地震が起こる旨を伝え、
実際に地震が起きたらまた電話するとだけ告げ電話を切る。
そして一時間後、本当に地震が起こる。
電話の主はこう告げる、もし現在の記憶を持ったまま
十ヶ月前の自分に戻れるとしたら?
リピートと呼ばれる夢のような体験に誘われ
集められた九人の男女とその首謀者と思われる風間という謎の男。
こうして計十人の男女は、疑 -
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ネタバレそれから!?それからどうなるのっ!?
ほー、それで??それで!?
って感じのままというか、期待とは裏腹に普通に終わったって感じ。
内容は面白いよ。
ただ、期待しすぎたかも。
まず、リピートが本当に出来るのかとか、何か仕掛けやワクワクがあるのかと思って読んでたけど普通に出来たし。
あと、どんどん仲間が死んでいく中でどんな仕掛けがあるんだろうかと期待したけど、あぁって感じ。
主人公が元カノを殺してしまうところは、ピークにドキドキ出来たけど、結局その辺もいかされず。天童がどうやって死体を処理したのかとかも明かされないし。(死体が見つかってしまって、ワチャワチャ展開していくのかとか考えてしまっ -
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平成という時代をコンセプトとする短編アンソロジー 実際に起きた事件、流行った物事をテーマとして
「加速していく」青崎有吾
JR福知山線脱線事故を題材として
事故当事者とならなかった少年の心象を描きながら、当時の安全管理労働環境を
「炎上屋尊徳」井上夢人
通信機器の変貌とネット環境の普及
運動部の体罰体質を隠蔽する学校とコーチへの報復 YouTubeバイトテロ等踏まえて
「半分大人」千澤のり子
平成の二分の一成人式」への反抗
私もこの家庭状況までカーストされるようなこの儀式は好きでない
ネグレクトと性虐待に苦しむ小学生達の策略
なかなか読ませる
「bye bye blackbird」 遊