乾くるみのレビュー一覧

  • セカンド・ラブ

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    『イニシエーション・ラブ』の時も思ったが、悪意は無いけど残念な童貞を書くのがうまいな…。
    でも80年代の男性は皆こんなもんだったのかも。

    【以下ネタバレ】
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    序章の結婚式でのくだりがあったので、2人の女性が同一人物と考えるのはあまりに安直かなと思って目を光らせていたのだが、思いの外シンプルなオチ。
    (江戸川乱歩の『パノラマ島綺譚』が登場したのが大ヒントだった)

    個人的に推していた説は、
    ・双子は実際に同時に存在していて、2人組の詐欺師
    ・片方の彼氏にもう片方と浮気をさせるように仕立て、金を巻き上げている
    ・先輩もグル

    半分正解と言ってもいいかな!

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    2026年09月03日
  • 平成ストライク

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    平成の文化や事件をテーマにしたアンソロジー。
    文章が苦手で読めなかった作品もあったけど、平成の空気感を味わえて良かった。
    事件のその後や第三者視点など俯瞰して考察した作品ができるのも、事件から少し経ったいまだからこそできることなのかな。

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    2026年08月26日
  • イニシエーション・ラブ

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    あまり衝撃的なラストを期待しすぎると拍子抜けを食らうので注意。
    どんでん返しを含めてもあくまで恋愛小説の範疇だしそこまで深い話でもないなという印象。

    【以下ネタバレ】
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    結末で繭子に裏切られた気持ちになるのは簡単だけど、たっくん(side-B)の浮気と繭子の浮気の重みは全然違うよな…。

    たっくんにとっての“イニシエーション・ラブ”は他の女に目移りしながら妊娠させたらポイできる程度の関係だったのに対し、繭子にとっては暴力まで振るわれて精神をズタズタに傷つけられた恋愛だったよね。

    どうせ愛してくれるんだろう、と安く扱っていた女に裏切られてとんだピエロ

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    2026年08月29日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    ネタバレ

    いわゆる"読者への挑戦"もの。バラエティに富んだ様々なパターンの作品に触れられて面白い。
    ただし、
    ・「少女」殺人事件
    大学2年生の中国人留学生がトイレの貼り紙「うんこが流れません」を読めない、というのは納得がいかない。「won't flush」レベルがわからずにどうやって日本で生活するんだ。
    また、ミステリの十戒が推理に多大に影響するなら十戒を書いておくのが筋でしょう。ミステリってそういう内輪ネタを公然と出してくるところあるよなぁ。
    「必要な情報は全て読者に提示され」じゃないのか。
    「アンフェアな描写も目立つ。2点。」ということか。

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    2026年08月25日
  • 神様の罠

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    ミステリアンソロジー。乾さんの短編はめちゃくちゃらしさが満載でうっわと察してげんなりする。米澤さんの短編は絶対凶器あれやろと思ってたら全然違って拍手した。大山さんの短編が結構好みでどう転んでいく?と先が気になった。有栖川さんと辻村さんは読んだことあったので再読。

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    2026年08月24日
  • セカンド・ラブ

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    ネタバレ

    評判があまり良く無いと聞いていたが、そこそこ面白かった。

    幽霊が見えるというくだりが、まさかオチへの伏線になっていたとは予想できなかった。

    ただ、イニシエーション・ラブに比べると見劣りしてしまったのも事実。

    結局、春香の目的は何だったのだろう。
    単純に、理想の相手と出会うこと??

    0
    2026年08月24日
  • イニシエーション・ラブ

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    誕生石の指輪、夕樹をたっくん呼び、あっこの子出逢った時点では彼氏いるんだなと確信したけど、最後の2行を読むまでは一組の男女の恋愛小説を読んでる感覚だった。
    最後の2行で、ところどころで感じていた違和感の正体は晴れたけど、まゆちゃん怖すぎる…

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    2026年08月16日
  • 神様の罠

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    アンソロジー買うって贅沢な選択だな。好きな作家のストロングポイント再確認、新しい発見ありを感じた一冊。

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    2026年08月15日
  • イニシエーション・ラブ

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    手軽なミステリーが読みたいと思って、ChatGPTに相談したらオススメされました。
    ミステリーとしての衝撃度は思ったほどではなかったです。確かに騙されましたが、読む終わってもしばらく分からなかった。しばらくして「ああ、そういう事かあ」って感じでした。
    映画化されてるんですね。どうやって映像化したのか興味あるので、見てみようと思います。

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    2026年08月14日
  • イニシエーション・ラブ

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    最後から2行目で確かに、
    ん?あれ?
    となった。前のページをめくってどゆこと?すぐには理解できなくて、ネットで検索。

    B sideのたっくんがクソすぎて読みながら、離れてしまうと環境も変わってこんなに人って変わってしまうのかな。。と思っていたから逆に真相がそれでよかった。

    どんでん返しが何かなと思いながら読んだのに違和感はあれど別人とまで気づけませんでした!

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    2026年08月14日
  • イニシエーション・ラブ

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    ずっと通過儀礼の恋愛のお話だと思って、「どこがミステリーなの?」と考えながら読み進めました。
    ラストの2行で何が起こったのか分からずモヤモヤしてクチコミをみて、理解しました。あの昭和の時代の背景がわかる人には意味のわかる作品なのかなと何となく少しモヤっとした気持ちで終わりました。

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    2026年08月11日
  • イニシエーション・ラブ

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    同僚におすすめされて読みました。
    最後の2行は何がなんでも最初に読まないようにと。
    その理由に頷ける内容ではありましたが、ミステリーなのか?と言われるとどうなんでしょう。
    2周目という感じで気になるところを見直してみて、あぁー!という感じですね。2周目は全く見え方が変わってくる。
    普段あまり読まないラブストーリー系で新鮮ではありましたし、小説として面白かったです。

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    2026年08月09日
  • イニシエーション・ラブ

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    ネタバレ

    絶対最後から読まないで、そういう事か!マユは鈴木夕樹と鈴木辰也二股。ともに鈴木姓、たっくんと呼んでいたってこと?就職してキャラが変わったのではなくふたりの男がいた、結局マユにとってイニシェーションはどっちのたっくん?解説の『テープのA面B面は同時に回っている』知らなかった。現代の人だと解説を読んでもまだわからないことが多いかも。おもしろかった。

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    2026年07月31日
  • イニシエーション・ラブ

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    ただの恋愛小説だと思っていたら、、

    sideAとsideBの2部構成。

    マユの言動に、これはモテるなーと感心。

    最後の2行目でえ?と思わず声を出しそうになってしまった。

    性の描写が細かく、かつ多めであまり好みではなかったが、付き合う前の初々しい2人は、読んでいてよかった。

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    2026年07月31日
  • セブン

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    七つの視点を積み木のように積み上げ、最後にガラリと景色を反転させるパズル型ミステリーです。
    断片の違和感がかちっと噛み合う瞬間の快感は著者らしく、細部の手触りまで伏線が効いていました。
    テーマの通奏低音もあり、読み返すと別の意味が立ち上がるのも楽しかったです。
    一方で、人物は“駒”として配置されがちで感情移入の余地はやや薄く、仕掛けが見えた途端に熱が冷める読者もいそうと感じました。
    ただ、説明に頼らず構造で読ませる巧さは健在で、短時間で脳が心地よく疲れるタイプの一冊で、からくり重視の本格が好きなら満足度高めです。

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    2026年07月23日
  • リピート

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    ネタバレ

    展開が読めずわくわくしながら楽しめた。
    殺していたのではなく、むしろ先に助けておいて死ぬのが本来の人生というところが、逆転の発想だと思った。
    最後のオチもリピートしてるからこそ起こるきれいなオチだった。

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    2026年07月21日
  • イニシエーション・ラブ

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    ネタバレ

    「300万人が騙された」「2度読みミステリー」とのキャッチに惹かれて読みました。
    前後半で鈴木さんのキャラが変わったことに違和感はあったものの、ラストの仕掛けについては私の理解が追いつかず…。
    てっきり石丸さんに二股をかけられているというオチだと思ってしまった。考察を見てやっと理解できました。
    ただの恋愛小説かと思いきや、こういうのも「ミステリー」って言うんですね…。

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    2026年07月19日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    2026年。
    こういうのはいろんな作家さん読めて良いと思う。作家さんの略歴を1ページに載せているのもよい。
    白井智之くん好きだからつい手にとってしまったのだが、読んだことあるやつだった。それぞれ楽しめた。

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    2026年06月26日
  • 神様の罠

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    自分の読書歴では初のアンソロジー。
    トリック満載のミステリとコロナ禍で起きた世の中の異変に触れた作品もあり。
    六者六様のお話が展開されているので、合う合わないは結構大きく分かれたかも。

    やはりトップで読み応えあったのは、
    辻村深月『2020年のロマンス詐欺』だった。
    "闇バイト"に関する話は年月の経った今でも、
    というか更に横行しているからこの作品は教科書に載せて恐ろしさを知ってもらいたいくらい。
    孤立無援の環境で追い込まれていく緊張感がとにかく怖い。しんどい時期でも不逞な輩を近付けないように日頃から対策していけますように。

    芦沢央『投了図』もコロナ禍が招いた事件。あの

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    2026年06月23日
  • リピート

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    ファンタジー的な設定でありながら、ミステリーとしての論理がしっかり成立していて、とても楽しめた。
    展開もほとんど予想できず、意外性が強かったのも面白かったポイント。

    一方で、実際に“リピート”するまでの過程はやや長く、序盤は少しページをめくる手が止まりがちだった。

    読んでいて特に考えさせられたのは、「もし自分が過去に戻れたらどうするか」ということ。
    お金を稼いだり、過去の失敗をなかったことにしたり、一見すると人生をやり直せる夢のような話に思える。
    しかし作中では、主人公が過去で一度勝った麻雀に、リピート後は負けてしまう場面がある。ほんの少し歯車が狂うだけで、その先の未来は大きく変わってしま

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    2026年05月26日