乾くるみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『イニシエーション・ラブ』の時も思ったが、悪意は無いけど残念な童貞を書くのがうまいな…。
でも80年代の男性は皆こんなもんだったのかも。
【以下ネタバレ】
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序章の結婚式でのくだりがあったので、2人の女性が同一人物と考えるのはあまりに安直かなと思って目を光らせていたのだが、思いの外シンプルなオチ。
(江戸川乱歩の『パノラマ島綺譚』が登場したのが大ヒントだった)
個人的に推していた説は、
・双子は実際に同時に存在していて、2人組の詐欺師
・片方の彼氏にもう片方と浮気をさせるように仕立て、金を巻き上げている
・先輩もグル
半分正解と言ってもいいかな! -
Posted by ブクログ
あまり衝撃的なラストを期待しすぎると拍子抜けを食らうので注意。
どんでん返しを含めてもあくまで恋愛小説の範疇だしそこまで深い話でもないなという印象。
【以下ネタバレ】
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結末で繭子に裏切られた気持ちになるのは簡単だけど、たっくん(side-B)の浮気と繭子の浮気の重みは全然違うよな…。
たっくんにとっての“イニシエーション・ラブ”は他の女に目移りしながら妊娠させたらポイできる程度の関係だったのに対し、繭子にとっては暴力まで振るわれて精神をズタズタに傷つけられた恋愛だったよね。
どうせ愛してくれるんだろう、と安く扱っていた女に裏切られてとんだピエロ -
Posted by ブクログ
ネタバレいわゆる"読者への挑戦"もの。バラエティに富んだ様々なパターンの作品に触れられて面白い。
ただし、
・「少女」殺人事件
大学2年生の中国人留学生がトイレの貼り紙「うんこが流れません」を読めない、というのは納得がいかない。「won't flush」レベルがわからずにどうやって日本で生活するんだ。
また、ミステリの十戒が推理に多大に影響するなら十戒を書いておくのが筋でしょう。ミステリってそういう内輪ネタを公然と出してくるところあるよなぁ。
「必要な情報は全て読者に提示され」じゃないのか。
「アンフェアな描写も目立つ。2点。」ということか。 -
Posted by ブクログ
自分の読書歴では初のアンソロジー。
トリック満載のミステリとコロナ禍で起きた世の中の異変に触れた作品もあり。
六者六様のお話が展開されているので、合う合わないは結構大きく分かれたかも。
やはりトップで読み応えあったのは、
辻村深月『2020年のロマンス詐欺』だった。
"闇バイト"に関する話は年月の経った今でも、
というか更に横行しているからこの作品は教科書に載せて恐ろしさを知ってもらいたいくらい。
孤立無援の環境で追い込まれていく緊張感がとにかく怖い。しんどい時期でも不逞な輩を近付けないように日頃から対策していけますように。
芦沢央『投了図』もコロナ禍が招いた事件。あの -
Posted by ブクログ
ファンタジー的な設定でありながら、ミステリーとしての論理がしっかり成立していて、とても楽しめた。
展開もほとんど予想できず、意外性が強かったのも面白かったポイント。
一方で、実際に“リピート”するまでの過程はやや長く、序盤は少しページをめくる手が止まりがちだった。
読んでいて特に考えさせられたのは、「もし自分が過去に戻れたらどうするか」ということ。
お金を稼いだり、過去の失敗をなかったことにしたり、一見すると人生をやり直せる夢のような話に思える。
しかし作中では、主人公が過去で一度勝った麻雀に、リピート後は負けてしまう場面がある。ほんの少し歯車が狂うだけで、その先の未来は大きく変わってしま