乾くるみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『マリオネット症候群』と『クラリネット症候群』の中篇二作品を収録。
『マリオネット~』は、内容がかなり好みです。
主人公はまさにマリオネット症候群。
その不思議な視点から描かれる内容が読むスピードを早め、あっという間に読み終わってしまいます。
『クラリネット~』は、主人公の耳がおかしくなってしまう話。
こちらも途中から不思議な事件に巻き込まれ、スリリングな展開であっという間に……とはいかない理由がありまして。読み終わるのにちょっと時間がかかってしまうかもしれません。
どちらもとにかく設定が斬新!しかし、良くも悪くも斬新過ぎるかも?
慣れてない人には体(脳?)が受け付けないかもな… -
Posted by ブクログ
入り組んだパズルだったな、というのが正直な感想。
作品の存在自体がミステリーになっているので、断片的なシーンの連続も、あきらかにミスリードを狙っているような記述もすべて、パズルのピースなのだ。
そういうものだと思って楽しめばいいんだけど、そこに恋愛が絡むとどうしても当事者の心情というやつが気になってくるので、「どうしてそんなことをするんだろう」とか「どう思っているんだろう」ってなことがいっぱい引っかかってくる。
天童さんにとってなるみさんって恋愛対象じゃなかったってことなんだろうか。そのあたりが今ひとつよくわからない。
愛憎のもつれがありました、だから殺しました、では納得しづらいんだよなあ。
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Posted by ブクログ
全寮制の名門女子高「純和女学院」に入学した坂本優子は
入学早々違和感を感じる。昨年自殺した生徒に私が似ている?
不気味なくらい美しい生徒会長、それに従う親衛隊および生徒会。
しかしその生徒会長が不自然な死をとげ、今までの均衡が崩れる。
全ての事件には「ジャック」という謎の言葉が絡んでいると見た
女探偵「黒猫」は純和女学院へと赴く。
作品的にミステリ+百合かな~と軽く考えていましたが、
読み進めると若干ひいている自分がいました(笑)
原因は意外な「ジャック」の正体。
あと女性に潜む闇を描いていると紹介してありましたがうーんこれはちょっと違うな~と思いました。
最後の展開は人それぞれ評価が