宇江佐真理のレビュー一覧

  • 晩鐘 続・泣きの銀次

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    2022年5月3日
    宇江佐さん、いつも面白い。
    子どもたちの無邪気さ、
    可愛がりかた、
    武家と町人の蔭間の会話
    年齢や流行り物
    みんなみんな鮮やかに見えてくる。

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    2022年05月03日
  • 昨日のまこと、今日のうそ 髪結い伊三次捕物余話

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    後半2編が捕物帳として楽しかった。
    絵師を志す伊代太の話に登場する、北斎とお栄がとても気風が良くて好き。

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    2022年04月13日
  • 名もなき日々を 髪結い伊三次捕物余話

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    伊三次から始まった人間関係が、どんどん広がって、いろいろな人が主役になる。
    伊三次たちは良い大人になって、若者世代の話が多くなった気がする。やっぱり若者の日々が面白いのかな。

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    2022年04月13日
  • 君を乗せる舟 髪結い伊三次捕物余話

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    不破家の坊ちゃんが成長して、初恋が……
    伊三次とお文は良い夫婦になって落ち着いた。
    このシリーズは皆きちんと年齢を重ねていくのがいい。地に足のついた人物造形で、ご近所さんのような感じ。見守りたくなる。

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    2022年04月01日
  • 余寒の雪

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    ネタバレ

    2021/10/18
    後半の史実に基づいたっぽい話が苦手で。
    話が面白くてもその人の歴史とか調べたらだいたい「えー」ってなるやん。史実。
    この度は知らんけど。
    結局みんな死んだ。ってなるから史実不要。
    大陸に渡ってチンギス・ハーンになったらしい。でいいねん。私は。

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    2021年10月24日
  • 日本橋本石町やさぐれ長屋

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    「深尾くれない」で溜まった欲求不満が本作で解消出来ました。
    喧嘩したり笑ったりしながら寄添って生きていく長屋の住民の姿、生き生きと描かれてます。
    最後はハッピーエンド、これも嬉しい。

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    2021年10月04日
  • 桜花(さくら)を見た

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    5篇からなるの短編種

    《桜花を見た》
    太物問屋「いせ辰」の手代、英助は、母親の死に際に「お前のお父っつぁんは、遠山左衛門尉景元様だよ。15になったら、会いに行くんだよ」と、言われたが、18になる今まで、会いに行く勇気がなかった。
    それでも、英助は、真面目に奉公に励み、得意先にも、贔屓にされていた。
    ある日、「いせ辰」の跡取り息子から、妹のお久美と、世帯を持たないかと、言われる。
    お久美は、片足が不自由で、出戻りであった。が、英助は、その縁談を受けるつもりでいたが、お久美は、英助が、無理をしていると思い、「断っても良い」と言う。
    英助の誠に触れた、お久美は、英助から、父親の話を聞く。「誰にも知

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    2021年08月01日
  • なでしこ御用帖

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    ネタバレ

    2021/5/28
    斬られ権佐の続編。
    孫の代。
    有賀様がクソ過ぎてその印象で全部持って行かれてしまった。
    なんて言うか宇江佐さん容赦ないよね。良くも悪くも。
    書きたいと思ったことは書く!みたいな。
    ホンマもんって感じ。

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    2021年06月02日
  • 幻の声 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

    宇江佐真理作品。2作品目。

    髪結い伊三次と同心不破の捕り物こぼれ話?、連作短編5話。

    ミステリーでも人情話でもない。ただ、考えさせられる話

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    2021年05月15日
  • 斬られ権佐

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    ネタバレ

    2021/4/9
    残りが限られてるとわかってるから読むのが慎重になっちゃう。
    とは言え私だっていつどうなるかわからんのやし、読むべきやな。よし。
    権佐かっこいいんだけど痛々しくって。
    近々死ぬと悟った姿、家族もみんなせつない。
    やすのおっちゃんどこ行ってんねん。全く。
    江戸言葉が相変わらず素敵です。
    おっこちきれた(=ぞっこん惚れた)とかお馴染みの滅法界とか。

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    2021年04月11日
  • 紫紺のつばめ 髪結い伊三次捕物余話

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    やっと間を埋めれた。でも、重い話が多かった!「紫紺のつばめ」は芸者の感覚、意地が二人をこんなことにしたのね!「ひで」も父親の大工の意地が- ね。「菜の花の戦ぐ岸辺」伊三次が殺しを疑われ不破のもとを去る。タイトルは殺された隠居の恋から。「鳥瞰図」不破の妻の仇討ちを阻止 「摩利支天横丁の月」おみつがさらわれ、弥八が必死になり、一緒になれことに!

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    2021年03月31日
  • 口入れ屋おふく 昨日みた夢

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    面白かったが、いろんな家や商家に入り込むおふくちゃんに、その家の主やお内儀にピシッと意見したりして欲しかったなぁ〜と、少し物足りなさが残る。

    でも宇江佐真理さん、やっぱり良い本をお書きになる。もっともっと読みたかった…

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    2021年03月21日
  • 月は誰のもの 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

    とうとう本当にこれで最後です。
    最初で最後の長編が描いているのは、シリーズ中で飛ばされた10年の出来事。

    家事で焼け出され、すべてを失ったことから伊与太は何を見ても「これは誰のもの?」と聞くようになった。
    自分は何も持っていないことを確認するかのように。
    そんな伊与太が「月は誰のもの?」と聞いた相手は…。

    火事の後妊娠に気づき、出産までの間今まで以上にお座敷仕事をすることにしたお文。
    そこで知り合った老人が、実の父親だと知りながら、父親の家族を思い知らぬふりをするお文。
    そんなお文の気持を受け入れる父だが、伊与太にはこっそり「伊与太のお爺ちゃんは、このわしだ」と言っていた。
    そして、お文の

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    2021年01月16日
  • 昨日のまこと、今日のうそ 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

    目次
    ・共に見る夢
    ・指のささくれ
    ・昨日のまこと、今日のうそ
    ・花紺青
    ・空蝉
    ・汝、言うなかれ

    収録作を書いていた頃はまだ癌告知をされていなかったそうだけれど、何か感じるものがあったのだろうか、生まれ来る者と死にゆく者の話が心に残る。
    龍之進は父となり、ますます地に足の着いた仕事ぶりを見せるが、反対に友之進は、シリーズ当初持ち合わせた癇癪などどこへやら、すっかり孫バカの爺になっている。
    しかし友之進の同僚の妻は、まだ40代になったかならぬかのうちに病死する。
    人の命などはわからないものなのだ。

    茜にしても、決して恋愛感情を持っているわけではないのだが、弱りゆく良昌を励ますために側室にな

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    2020年12月24日
  • 名もなき日々を 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

    目次
    ・俯かず
    ・あの子、捜して
    ・手妻師(てづまし)
    ・名もなき日々を
    ・三省院様御手留(さんせいいんさまおてどめ)
    ・以津真天(いつまでん)

    作者が作中の10年をすっ飛ばして書きたかったことというのは、もしかして松前藩のことなのだろうか。
    茜が屋敷奉公をすることで、松前藩の特殊性が書かれ、今は江戸詰めであるけれど、そのうち蝦夷の国元にも連れていかれそうな気がしてくるような展開。
    だとすると、伊与太と茜の仲はいよいよ絶望的。
    表紙の茜、「お嬢」と声を掛けた伊与太の方に振り向いた時か。

    本筋とは別に、伊与太の暮らしぶりを見るため、師匠の留守中、うきうきと伊与太の奉公先に出かけるお文と、それ

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    2020年12月05日
  • 明日のことは知らず 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

    目次
    ・あやめ供養
    ・赤い花
    ・赤のまんまに魚(とと)そえて
    ・明日のことは知らず
    ・やぶ柑子(こうじ)
    ・ヘイサラバサラ

    掏摸から足を洗い雑貨屋の親父として真っ当に生きている直次郎。
    意に添わぬ結婚話から逃れるために屋敷奉公に出た茜。
    絵師の修業中の伊与太。
    いつの間にか26歳、結婚話もある九兵衛。
    作中の時間も確実に流れている。

    さて、意味不明のタイトル「ヘイサラバサラ」とは、ポルトガル語で動物の腹の中に出来る石のことなんだそうだ。
    孤独死した元医師が、なぜそのようなものを持っていたのか。
    彼は、進んでいく時間を止めようとしていたのだろう。
    しかし、それは出来ないことであり、止められな

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    2020年11月23日
  • 心に吹く風 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

    目次
    ・気をつけてお帰り
    ・雁が渡る
    ・あだ心
    ・かそけき月明かり
    ・凍て蝶
    ・心に吹く風

    龍之介と祝言を挙げ、不破家の嫁となる”きい”の話から始まる。
    一時期武家の養女になっていたとはいえ、もともと町人の娘であるきいが武家の家になじむのは、本当ならかなり難しいことなのだろう。
    しかし、まず家長の友之進がきいを気に入った。
    苦労人のいなみが、嫁として受け入れた。
    茜だけが面白くない。
    17歳の茜は、自分も年頃の娘であるが、剣の稽古以外に興味はなく、しかし道場で持て余されていることにも気づき…。

    一方、絵の修業をしていた伊与太は、師匠の家から逃げ戻ってくる。
    当面は不破家の中間(ちゅうげん)

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    2020年11月07日
  • 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

    目次
    ・今日を刻む時計
    ・秋雨の余韻
    ・過去という名のみぞれ雪
    ・春に候
    ・てけてけ
    ・我らが胸の鼓動

    火事で家を焼け出された伊三次一家、というのが前作の終わり。
    今作は10年を一気にすっ飛ばしたところから話がはじまる。
    えぇ~!?

    あの可愛かった伊与太は、絵師の修行のため家を出てるし。
    たまに帰ってきても反抗期だし。
    火事の後生まれた娘は既に9歳でしっかり者で、やっぱりあの頃の伊与太の可愛さには及ばない。

    龍之進もまた、母の出自が自身の縁談の障りになっているとふてくされて、仕事をさぼって料理茶屋に入り浸っている。
    あの真っ直ぐな気性だった龍之進が、なんてことだ。

    どうしてこうなったの

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    2020年10月28日
  • 我、言挙げす 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

    目次
    ・粉雪
    ・委細かまわず
    ・明烏(あけがらす)
    ・黒い振袖
    ・雨後の月
    ・我、言挙(われ、ことあ)げす

    以前、伊三次にガセを掴ませ、龍之進に大いに恥をかかせた船頭は、実は尾張屋押し込みの際に一味を手伝った者だった。
    真犯人「薩摩へこ組」もまた、「本所無頼派」と同じ、武家の次男三男たちだった。
    幕末というにはまだ間のある文化文政期、既に武家の鬱屈は積もり始めていたのかもしれない。(粉雪)

    そう言った意味ではお家騒動というのもまた、飼い殺されるかどうかの生存競争なのだろう。
    自分の運命は自分だけのものではない。
    大勢の人たちの生活が、命がかかっているのだ。
    与えられた運命を自分の足で歩きだ

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    2020年10月10日
  • 雨を見たか 髪結い伊三次捕物余話

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    目次
    ・薄氷(うすらひ)
    ・惜春鳥
    ・おれの話を聞け
    ・のうぜんかずらの花咲けば
    ・本日の生き方
    ・雨を見たか

    今作は伊三次より、不破友之進の息子・龍之進とその同心見習い仲間の活躍が中心。
    数えで15歳の龍之進は、心身ともにまだ成長途中。

    多少の禄も与えられるようになったこともあり、仕事に対する真摯な姿勢はいよいよ増し、大人の事情でどうとでもなる犯罪の取り扱いに憤り、伊三次のちょっとしたミスにもこだわり、弱者を救えぬ自分の限界に唇をかむ。
    要するに青いのですな。
    そして余裕がない。

    大人の事情の裏をかくようなしたたかさを、他人のミスを赦し、手下に対して厳しくもあり鷹揚でもあれるよう、これ

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    2020年09月29日