宇江佐真理のレビュー一覧

  • 富子すきすき

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    相変わらずの宇江佐節ですが、どこか遣る瀬無い気持ちが残るお話でした。
    哀しいなかでも、少しホッコリ出来るのが宇江佐さんの特徴ですが、今回は少し切ないウエイトが強かったかと思いました。
    これはこれで良かったですが...

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    2023年03月31日
  • 恋いちもんめ

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    内容(ブックデータベースより)

    両国広小路にある水茶屋の娘・お初に、青物屋の跡取り息子・栄蔵との縁談が舞い込む。誠実な人柄に惹かれてゆくが、栄蔵の家が全焼し、二人の関係は思わぬ方向にすすむ。江戸下町を舞台に若い男女の純愛を描いた、感動の時代小説。

    令和5年3月20日~22日

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    2023年03月22日
  • 幻の声 髪結い伊三次捕物余話

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    髪結い伊佐次シリーズ一弾。
    廻りの髪結伊佐次がもう一つの仕事である下っ引きとして関わった事件を描いた捕物帖。
    恋人である深川芸者、お文との恋模様や、同心不破との関わりなども描かれている。
    捕物帖だが市井ものでもあり、江戸の人情咄として楽しめる。
    捕物咄ではないけど、畳職人の老女の話「備後表」がしみじみと良い。

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    2023年02月03日
  • 斬られ権佐

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    体中に傷がある権左が、岡っ引きをつとめて江戸の町と家族をまもる時代小説。医者でもある妻のあさみがいい感じ。体の傷は、かつてあさみを助けるために侍たちに斬られたものだが、命をとりとめたものの傷が原因で作中後半に床に伏せるようになり、身を挺して娘を助けて死ぬ。結構面白かった。

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    2023年01月19日
  • 富子すきすき

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     宇江佐真理さん、安心して楽しめる安定感です。「富子すきすき」、2022.5発行。藤太の帯、堀留の家、富子すきすき、おいらの姉さん、面影ほろり、びんしけん の6話。「堀留の家」と「面影ほろり」がお気に入りです。

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    2023年01月17日
  • 富子すきすき

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    吉良上野介の妻の目から見た刃傷沙汰の顛末。

    忠臣蔵好きには見逃せない。
    そうだよなぁ。
    まさかのお家の一大事。
    ドラマでは上野介はいつも悪役で、討ち取られて終わりだけど、その前にも後にもストーリーはあるんだよな。

    どの短編も面白さ、深さがあって短編らしからぬ読み応えだった。

    宇江佐真理さんの小説は間違いない!

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    2023年01月06日
  • おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語

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    藤沢周平の『橋ものがたり』を意識したかの、江戸の虚実含めた河岸を副題にした、市井小説6篇。
    どの作品も江戸の情緒をたっぷりと味わわせてくれ、しみじみとした余韻がある。
    異色なのは、「河岸の向こう」。輪廻転生を思わせ、SF的でもある。

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    2023年01月05日
  • 深川恋物語

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    時代小説というものを避けてたというか読まず嫌いな所があった。でも、今年の初めに読んだ西條奈加さんの『雨上がり月霞む夜』ですっかりハマりました。そして、宇江佐真理さんという素晴らしい時代小説家がいると聞き、本著を手に取りました。江戸・深川の市井の人々を描いた物語で、人を愛する気持ちや切なさ、やるせなさなどスーッと入ってきて、めっきり涙腺ゆるゆるの私は何度も涙を拭いました。特に「さびしい水音」が切なすぎるけど好みかな。

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    2022年12月30日
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

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    んー、さすがに「死ね」はあかん。
    腹立ちで、頬を叩くまではどうにか、仕方なしに受け入れるが、「死ね」とまで言われては、受け入れられません、私ならば。
    でもなあ、それが昭和の女性作家の見てきた有り得る夫婦像なのだからなぁ。
    まぁ昔書かれた小説ってことなのね。
    このクソ旦那が女房に惚れていたという設定は、私には読み取れなかった。
    お話自体は面白いのにこの旦那の暴力のせいで、そこばかり印象に残っちゃったよ。

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    2022年12月04日
  • おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語

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    ネタバレ

     宇江佐真理「おはぐろとんぼ」、2011.4刊行、2022.4文庫。江戸人情堀物語、独立6話。第1話「ため息はつかない」と第3話「おはぐろとんぼ」が特にお気に入りです!

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    2022年11月20日
  • 恋いちもんめ

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    宇江佐さんの著作を読んでいると何故か安心してしまう、例えはおかしいけれど母親と一緒にいる子供のような気持ち。
    本作もそう、宇江佐節に酔いながら読み続けてしまう気持ちよさ。
    ひと時でも今を忘れさせてくれます。
    お話は水茶屋の娘、お初の恋物語。
    当然ながら山あり谷ありの道中だけど、何とか成就できそうなエンディングもまたよい。
    この歳になって、未練の狐という言葉を初めて知った。
    思わぬ収穫だった。

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    2022年11月12日
  • 晩鐘 続・泣きの銀次

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    ネタバレ

     宇江佐真理「泣きの銀次」(2000.12、文庫)から、10年のインタバル、作品もそのまま10年経過、銀次は40歳、お芳との間に1男3女を。十手返上、小間物問屋は2度の火事に遇い、今は小売店の主に。「晩鐘」、続・泣きの銀次、2007.11刊行、2010.12文庫。かどわかしに遭った備後屋のお菊を助けたことから、再び十手を。今回は女性を殴り殺すことに快感を持つ外道の侍が相手。銀次の次女お次も攫われ危険な目に。やっと捕縛した際はほっとしました。涙もろくなった銀次。死人が出た時だけでなく、情でもらい泣き。

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    2022年11月01日
  • 斬られ権佐

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    ネタバレ

     権佐は医者のあさみを助けるため全身八十八ヶ所に傷が。権佐とあさみは夫婦になりお蘭5歳との暮らしが。お蘭が攫われ、権佐は今度は娘を庇ってとうとう命の火が消えてしまう。切ない物語。宇江佐真理「斬られ権佐」、連作6話、2002.5刊行、2005.4文庫。

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    2022年10月31日
  • 明日のことは知らず 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

     宇江佐真理「明日のことは知らず」、2012.8刊行、2015.1文庫。刊行日から、髪結い伊三次捕物余話シリーズ№11と思います。6話が収録されてます。第2話「赤い花」での九兵衛26歳と男勝り魚屋のおてん18歳のやりとり、楽しいです。第4話「明日のことは知らず」では、離れ離れになった伊与太と茜のそれぞれの暮しと思いが。第5話「やぶ柑子」では、久々にお文の啖呵が(^-^) 文庫のあとがきで、宇江佐真理さん、デビュー20周年と。そして、体調はタイトルと同じ、「明日のことは知らず」だそうです。頑張って下さい!

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    2022年10月28日
  • 我、言挙げす 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

     下戸の亭主伊三次とうわばみ女房お文のカップル、今夜もなかよし(^-^) 言挙げとは、自分の意志をはっきり口に出して言うことだそうです。不破龍之進、男らしく成長しました。宇江佐真理「我、言挙げず」、髪結い伊三次捕物余話№8、2011.3発行。粉雪、委細かまわず、明烏、黒い振袖、雨後の月、我言挙げず の連作6話。神田須田町、呉服屋「美濃屋」のおりうが病に。お文は母親おりうに会いに美濃屋に。大店の暮しを少しした後、稼ぎの少ない伊三次のもとに。

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    2022年10月24日
  • 恋いちもんめ

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    宇佐江ワールド 全開
    一筋縄ではいかない恋の行方
    予想外のことが起こるからこそ自分の幸せを感じるのかもしれない。
    宇佐江作品 もっと読みたい

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    2022年10月23日
  • 泣きの銀次

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    ネタバレ

     宇江佐真理「泣きの銀次」、2000.12発行。老舗・小間物問屋「坂本屋」の若旦那であり、かつ八丁堀の泣き銀と呼ばれる岡っ引きでもある銀次28歳と坂本屋の女中お芳17歳の長い長い道のりのラブストーリーです。

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    2022年10月21日
  • 聞き屋与平 江戸夜咄草

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    ネタバレ

     話し上手はよく聞きますが、聞き上手はあまり聞きません。そして、人間、ある年齢に達すると「聞く人」と「聞かない人」に分かれると。岸田総理ではありませんがw、聞くということは大事ですね。宇江佐真理「聞き屋与平」、2009.7発行。聞き屋与平、どくだみ、雑踏、開運大勝利丸、とんとんとん、夜半の霜 の連作6話。読み応えがありました。この世には毒にも薬にもならないことが時には必要。はい、最近、無駄話、長電話の効用、なんとなくw。生きていくためには苦労がつきもの。不思議なことに誰でも自分ほど苦労した者はいないと思いたがる。はい、そんな傾向、確かに(^-^)

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    2022年10月04日
  • ウエザ・リポート

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     坂道、教会、朝市、路面電車、温泉、夜景・・・。人口30万、函館市。函館生まれ、函館育ちの宇江佐真理さん、1949年、同年生まれです。台所に設えた仕事机で原稿を書き、その原稿料、印税は息子たちの学費にと。出産以外は入院の経験なし、163㎝、極めて健康な身体。なのに、2015年、乳癌でお亡くなりに。66歳。「ウェザ・リポート」、2007.12発行。

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    2022年09月05日
  • 桜花(さくら)を見た

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    久し振りの宇江佐真理さん。
    何故かちょっと読むペースが遅かったというか、引き込まれなかった。
    どうしたんだろう…

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    2022年06月11日