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Posted by ブクログ 2019年07月05日
宇佐江真理さんの作品はテンポの良い江戸弁を上手に使い作品自体にほど良いリズムを刻ませているところにあると思う。妹が猟奇的な殺され方をした。大店の息子の銀次は岡っ引きになったのだが、死体を見ると子供のようになくために、泣きの銀次なんて言われている。10年がかりで犯人を追い詰めていく様はなかなかに面白く...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月26日
妹の死をきっかけに、江戸の大店の跡取りの地位を捨て岡っ引きになった「泣きの銀次」が主役の長編。あまり厚くない本でもあり、さらさらり〜っと読めました。捕り物を中心とした人情噺ですが、市井のいろんな職業のヒトビトが登場して、いつものようにとても面白いお話でした。「伊三次シリーズ」とはまた少し趣の異なるカ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
この作品は宇江佐氏の本になった順番で言うと二番目。
に、してはというすばらしい出来である。
江戸の市井といい、登場人物の細かな表情といい
まるで映像が見えるようだ。
こと細かに考えて見ると、
銀次やその周りの人間に起きた事件は
悲惨そのものである。
それでも登場人物の描写がそんな事件を
あまりど...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月16日
始めの話の持っていき方が、ミステリー・謎解きの感じだったのですが、その面では期待しない方が良いでしょう。人情物という見方が正しいと思います。
まずは銀次とその恋人のお芳(岡引・弥吉の娘)のキャラクターですかね。泣きというキャラクターは新鮮ですし、お芳は宇江佐さんらしい、おきゃんな娘です。あと、強面...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月21日
2019/4/21
被害者を見て号泣する岡っ引きっていうのは素敵なんだけど、時々登場人物の感情について行けない場面があった。
家族が毒殺されたのなんか、大事件の割には軽めに流された。
おかん復活してるのすげぇ。
嘆いてる場面もなく喧嘩とかしてるし。お芳追い出してるし。
お家が大事やし、今より人の命が...続きを読む
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