宇江佐真理のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ2冊目。
江戸時代に生きていたの?と思うような自然な書きっぷり。
芸者と間夫という仲の文吉と伊三次。
廻り髪結いの伊三次は、同心の不破の髪を毎朝結いに行き、時おり手伝いもしていました。
伊三次は貯めておいたお金を盗まれて店を持つ夢が遠のき、所帯を持ちたいと思いながらも、文吉こと、お文にはっきりしたことを言えずにいます。
深川芸者で自前で出ている文吉には、ふたたび旦那の話が。
張り合う芸者より着物がみすぼらしいと比較された文吉は、思わず…
二人の間には危機が。
一方、伊三次はたまたま昔のご贔屓の所に立ち寄った後で、老人が殺され、思わぬ強盗の疑いを掛けられてしまいます。
不破はかばいきれず -
Posted by ブクログ
通詞の娘で長崎で育った女性・田所柳が子供の頃から語学に興味を持つ。
父はもとは職人だったが、オランダのカピタンがみやげにする櫛や簪などを買いに来る店だったためにオランダ語を覚えたのが評判となり、通詞として認められ、幕府から長崎に派遣される。
安政三年、お柳が10歳の時から始まります。
お柳は特にフランス語に堪能で、女だてらに通詞になるのが夢。出島に出入りできる女性は遊女のみなので当面は無理だったのだが。
父を認めてくれていた榎本の御前の息子・榎本釜次郎(武揚)と幼なじみだったという。
釜次郎が海軍伝習所に2年学んでいた間、休みには家に来る関係だった。
父を亡くした柳は江戸に戻り、母親と二人で生 -
Posted by ブクログ
最初は気付かなかったのですが、3篇目あたりで「あれ、この短篇なんかのアンソロジーで読んだか?」。
違いました。ダブル購入の再読でした。
感想も見事に同じ。宇江佐の欠点であるストーリー立ての破綻(よく最後にドンデン返しを掛けて、かえって失敗する)が無く、どっしりと、しかも爽やかです。
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04-072 2004/09/13 ☆☆☆☆
良いですね。今まで読んだ宇江佐さんの作品の中では一番ではないでしょうか。
元々、美味い作家さんだと思います。情景描写も良いし、物語の破綻もないし。でも何かが足りない、そんな感じがしてました。この作品で何が変わった