宇江佐真理のレビュー一覧
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ネタバレ髪結い伊三次シリーズ。
前作から一気に10年後に「ワープ」した物語。
その理由は、作者あとがき参照。
ワープという言葉も、既にやや古びてしまって、今の若者には通じないかもしれないと思いつつ…
最近は伊三次やお文、不破友之進といなみの世代から、すっかりジュニア世代の龍之進たちが主役になって、フレッシュな読み心地になったと思っていたら…
あんなに清々しく青少年をしていた龍之進が、茶屋に入り浸って若い芸者といい仲になっているとは!!!
伊三次はすっかり大人の風格で、龍之進からは初めから仕事もできて美人の妻と可愛い子供達がいて、カッコイイ大人に見えているようだけれど、いやいや〜、シリーズが始まっ -
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安政3年、肥前長崎。出島で働く父から英語や仏語を習う10歳のお柳。「うち、お父ちゃんのように通詞になりたかとよ」。女人禁制の職に憧れる幼いお柳の運命は、釜次郎、のちの榎本武揚との出会いによって大きく変わっていく。攘夷運動、大政奉還から戊辰戦争へ。激動の時代に消えた1人の「男装」の通詞。
ラジオ(BOOK BAR)で紹介されていて、気になったので読んでみた。
時代が大きく変わる中で、フランス語の通訳として男たちを支えた女性の話。
1つの秀でた才能、自分の武器と言えるものがある人は強いと思う。
歴史に疎いので、細かな情勢の描写はすっ飛ばして読んだが、それでも十分楽しめた。
長崎に縁があるので、 -
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ネタバレ髪結い伊三次シリーズ、その2。
こつこつと貯めてきた金を盗られ、力を落としていた伊三次に、思わぬ殺しの疑いが。
詮議が甘くならぬよう、伊三次を同僚の緑川に委ねた不破。
嫌疑は晴れたものの傷ついた信頼は戻らず、伊三次は不破の手下として働くことも、髪結い仕事も断ってしまう。
また一方、芸は一流ながら、財力のある旦那がいないために芸者として見劣りしていると伊勢屋に看破され、傷つく文吉。
下心なしに世話をするという伊勢屋の言葉に、援助を受ける。
それを知った伊三次は、お文にも裏切られたと思い、別れを告げる…
本作は、傷ついた信頼と裏切り、自らがまねいた孤独に苛まれる伊三次とお文。
ううう〜〜 -
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髪結い伊三次シリーズ、その4。
お文の住まいが放火で焼け落ちた事をきっかけに、ようやく伊三次とお文は夫婦となり、長屋で暮らし始めたところから始まる。
物語が長くなるにつれて、ふたりのまわりの人々、お文の家で女中をしていたおみつや、不破の息子龍之介、掏摸の直次郎など、物語を彩る深川の人々も様々に成長し、変化していく。
伊三次も、これまではお文のことや、不破の手先として働くことに引け目を感じては悶々としたりしていたが、そのあたりのことを消化して、男っぷりが上がっている感じ。
その主役よりもさらに、お文がイイねぇ!気っ風の良さに加えて、意外なところで小娘のように純ないじらしさが、一際魅力的だっ -
Posted by ブクログ
僕が普段本を読む時、その本のタイトルや作者や背表紙にある要約文などを見て、
事前に、あぁこの本はミステリーだなとか純文学だなとか自己啓発本だなとか、本の概要をあらかじめ予想し得る状態で読み始めるのですが、
この作品については、そういう事前予想をほとんどしない状態で読み始めた本でした。
「卵のふわふわ」というタイトルから、
最初は、「男の作法(池波正太郎・著)や「料理の四面体(玉村豊男・著)」の様に、料理をテーマにした作品でその料理を文章力だけで読者のお腹を空かせる様な表現で描かれた作品なのかな、
とぼんやり考えた程度だったのですが、読んでみると江戸の下町の人情味にあふれた物語で思わず引き込まれ