宇江佐真理のレビュー一覧

  • 斬られ権佐

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    良かったです。
    しっとりした情緒を感じさせる作品です。途中、数馬があさみに言い寄るシーンがあって、ちょっと生臭くなるのですが、美味くリカバーしてます。でも元々不要ではなかったかな。
    暫く宇江佐さんの作品から離れていたのですが、これなら良いなと。どうも男性を主人公にした作品のほうが波長が合うようです。
    ===ここからネタバレ===
    主人公の権佐。なかなか味があります。
    最後には傷の後遺症から死んでしまうのですが、そのせいでしょうね。どこか切ない雰囲気を持った作品です。

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    2016年08月16日
  • 深川恋物語

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    どれも心にしみいるお話。「さびしい水音」はどちらの気持ちもわかるだけに切ない話でした。でも、佐吉は熱しやすく冷めやすい性格なので、すぐに忘れて普段の生活に戻るんだろうなあ。余計に切なかったです。この方の本、おもしろいのですが、他の方の時代小説に比べると甘い印象なので、ときどき、ストーリーが弱いとたたかれてしまうんだろうなあ。私はそれはそれでよしだと思うんですが。

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    2011年09月12日
  • 室の梅 おろく医者覚え帖

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    宇江佐作品を読んでいて『おろく』という言葉が
    度々登場する。
    それが遺体のことを示すのは読んでいればすぐわかる。
    それでも『おろく』という言葉はどこからきたのか。
    「南無阿弥陀仏」の唱えが六字であることから
    そう呼ぶのだとこの作品で説明してあった。
    なるほど。

    死を扱う「おろく医者」の正哲と
    生を扱う産婆の妻・お杏との対比がいい。
    そのせいで多少全体が重く固い雰囲気になりがちだが
    正哲とお杏の夫婦としての成長ぶりが
    それをやわらかくさせ、バランスを保っている。

    ミステリーにはちょっと物足りないけれど
    このお話はそこに重点を置いていないので
    夫婦ってこういうもんだよね?的な読み方をすると

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    2009年10月04日
  • 泣きの銀次

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    この作品は宇江佐氏の本になった順番で言うと二番目。
    に、してはというすばらしい出来である。

    江戸の市井といい、登場人物の細かな表情といい
    まるで映像が見えるようだ。

    こと細かに考えて見ると、
    銀次やその周りの人間に起きた事件は
    悲惨そのものである。
    それでも登場人物の描写がそんな事件を
    あまりどろどろとしたものに感じさせず
    最後まで惹きつけて離さず、そしてすっきりと幕引き。

    見事。

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    2009年10月04日
  • 深川恋物語

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    江戸時代ものが読みたくて買ってみました。
    時代背景と、それに沿った心理描写はとても素敵でした。江戸時代の人々の生き方がよく表れているなあ、と。
    江戸時代ものの王道といった感じです。江戸へ行きたければぜひ。

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    2009年10月04日
  • 室の梅 おろく医者覚え帖

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    江戸時代版、法医学教室の事件簿という感じでしょうか。

    主人公は死を扱う「おろく医者」、恋女房は生に立ち会う産婆、というところに作者の気持ちを感じます。

    テンポもよく、かなり面白く読みました。

    作者あとがきに、

    どうか読者の皆様には存分に生きて、人生を謳歌してほしいと切に祈っております。(略)私もよい小説が書けるよう一層の努力をする覚悟でおります。これからもよろしくお願いします。

    とありました。こんなあとがき初めて見ました。作者の人柄が偲ばれ、親近感が涌きました。

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    2009年10月04日
  • さんだらぼっち 髪結い伊三次捕物余話

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    髪結い伊三次捕物余話第4作目。

    切なくなるような話が多い。
    子供が主役のもの、お文が主役のもの。
    子供が主役となると、子供がいるものにとっては感情移入して読んでしまうね。
    本当に子供って純なものだと思った。

    お文さんにますます好感を持つ。
    長屋には或ることでいられなくなってしまった。お文は深川ではなく、日本橋の座敷に仕事復帰する。これをきっかけに裏長屋を出て、伊三次と一軒家を持つことになった。
    一軒家はなにかと物入りで蓄えは出て行く。しばらくは共働きにいそしまねばならぬ折に、お文の妊娠が発覚。喜んでいいものやら、複雑な気持ちのお文。

    も〜第5巻を取り寄せてでも読まなくっちゃ〜。

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    2009年10月04日
  • さんだらぼっち 髪結い伊三次捕物余話

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    伊佐治と文吉、共稼ぎ生活始まる。感は冴え事件は解決するが、銭にはならねえ小働き。十手を持たせねえ作者の意図は?

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    2009年10月04日
  • 余寒の雪

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    んーーー。んーーーー。私としては、宇江佐先生の良さがあまり出ていなかった気がする。実際の文献を題材にした短編小説が7編。物語の中で時代の説明が入るのだが、その説明の入り方がイマイチな気がする。最後の「余寒の雪」はとても良かった。宇江佐先生はこのように人情にぐぐっと迫った物語を書くのはとてもお上手だと思う。特に男と女の微妙な心模様を書くのがお上手で、ほろっとさせられる。

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    2009年10月04日
  • さんだらぼっち 髪結い伊三次捕物余話

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    このシリーズだんだん人の心の中に入り、読むほどに味があるように思う。今回の伊三次お文の心の繋がりが楽しい。

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    2009年10月04日
  • さらば深川 髪結い伊三次捕物余話

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    平岩弓枝さんの『御宿かわせみ』シリーズが好きなら、このシリーズもきっと好みに合うよ〜、と勧められて読み始めた髪結いの伊三次の捕物帳もこれで3作目です。
    前巻でこじれていた伊三次と深川芸者のお文の仲が元の鞘に収まったので、やはり気になるのは伊三次と同心の不破との関係でした。こちらもようよう元に戻ってホッとひと安心。
    おみつがお嫁にいってお文の女中さんがおこなに変わったかと思うと、お文が深川が離れることになったりと色々変化が訪れています。新しい顔ぶれも出てきて、さてこれから伊三次たちがどうなるのか? 次の巻が楽しみです。

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    2009年10月04日
  • 斬られ権佐

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    人情味あふれる権佐の生き方に、そして周囲の人たちに心が温かくなり、そしてせつなく涙です。時代小説はやっぱりいいです!

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    2009年10月04日
  • 斬られ権佐

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    最近、時代小説を好むようになった。
    年を経っている事をつくづく実感する。まだ20代なんですがね。(*゚∀゚)・∵.
    若い役者さん達の間でも、時代劇の出演に抵抗を感じない人が多いそうだが、これも時代の流れと言うものだろうか。
    私の時代小説好きも、その流れに乗っかっているもの・・・と思う事にする。(苦笑)

    宇江佐真理さんの本はほぼ読破しているはずだが、読む毎に思う事がある。
    1作1作、情緒深い作品を書く方だと思う。
    そして、粋な江戸言葉を教えて下さる方だとも思う。
    今回出てくるのは「おっこちきれた」と言う言葉だが、意味は「ぞっこん惚れた」で、元の言葉は「遠近(オチコチ)きれた」が江

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    2009年10月04日
  • 憂き世店 松前藩士物語 新装版

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    蝦夷松前藩がお国替えとなり、石高も削られて養える家臣も限られてしまう。総八郎はリストラ対象者となり浪人暮らしを妻なみと江戸の裏店で始める。貧しいながらも助け合い一日一日を懸命に生きる人たちのなかで、人の情を感じながら生きる喜び知る。けれど、二人の願いは藩が松前の地に戻り士官が叶うこと・・・。

    久しぶりに読む宇江佐真理さんの作品。登場人物の人を愛おしむ思いが伝わってくる、そんな文章を作中で見つけた時に優しく温かい気持ちになれる。

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    2026年08月11日
  • 明日のことは知らず 髪結い伊三次捕物余話

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    優しい話ばかりだった。茜の様子が気になるので、次の本は茜だけの話を期待したい。お文さんの啖呵が久しぶりで気持ちよかった。

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    2026年08月09日
  • 月は誰のもの 髪結い伊三次捕物余話

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    どの話も心に沁みる話だった。お文のお父さんが登場する話もよかったな。短いけれど、いのみの話もよかった。宇江佐さんは人の感情、思いを繊細に描くなぁ。

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    2026年06月24日
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

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    ネタバレ

    2026/4/23
    令和を生きる私としてはちょっと引いてしまう場面もあり。
    いやもうそんな旦那はいらんよ。と。
    でも江戸時代なのでね。
    令和ならDVだけど江戸時代だと割と日常なのだろう。
    後半は妻のぬるめの反撃もあって、まあなんとか良いところに落ち着く。

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    2026年05月09日
  • 我、言挙げす 髪結い伊三次捕物余話

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    『委細かまわず』は粋な内容で締めもかっこよかった。不思議な話シリーズ(勝手に命名)の『明烏』も好き。今回は伊三次よりも龍之進が話の中心だった。結末の事件に驚いた。

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    2026年04月13日
  • うめ婆行状記

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    宇江佐真理さんの作品は初めて読んだ。
    おうめのちょっと抜けがありつつもきっぷのよいオババぶりが爽快。
    鉄平、おひでのお披露目に出られなくて残念!

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    2026年04月02日
  • 為吉 北町奉行所ものがたり 新装版

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    押し込み強盗に襲われ唯一生き残った為吉。奉行所付中間となった為吉の話が3話と下手人磯吉、見習い同心春蔵、与力の妻あさ、計6話
    主人公は北町奉行所?だからか登場人物たちがイマイチで、いい奴なんだか悪い奴なんだかもやもやが残る読後感。あさの話は普通にめでたしめでたし

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    2026年03月22日