宇江佐真理のレビュー一覧

  • アラミスと呼ばれた女

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     榎本武揚と男装の仏語通訳田所柳。この二人の生き方を通して、宇江佐真理さんが幕末から明治への移行時代を描き上げました。「アラミスと呼ばれた女」、2006.1刊行、2009.4文庫。

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    2022年11月21日
  • 擬宝珠のある橋 髪結い伊三次捕物余話

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     江戸で擬宝珠のある橋は、日本橋、京橋、新橋だけだそうです。宇江佐真理「擬宝珠のある橋」、髪結い伊三次捕物余話№16、2016.3発行。2015.11.7にお亡くなりになった後、刊行された作品です。「月夜の蟹」(オール読物2015.6)、「擬宝珠のある橋」(同、2015.8)、「青もみじ」(同、2015.10)、「月は誰のもの」(文庫書下ろし、2014.10)、「私の髪結い伊三次捕物余話」(「本の話」、2014.2)が収録されています。「青もみじ」が遺作になるのでしょうか。

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    2022年11月07日
  • 月は誰のもの 髪結い伊三次捕物余話

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     宇江佐真理「月は誰のもの」、文庫書下ろし、2014.10発行。髪結い伊三次捕物余話、刊行日からいくと№14になりますが。特別編のような気も。火事で家が焼失し、家族が離ればなれになって、新しい家で家族が一緒に住むまでの10年間の話。長女お吉の誕生、実の父親・母親の話、本所無頼派と八丁堀純情派の話、伊三次がおでん屋の女将といい仲になりそうになった話など。

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    2022年11月06日
  • 雨を見たか 髪結い伊三次捕物余話

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     不破友之進、いなみ、長男龍之進、長女茜。伊三次、お文、伊与太。宇江佐真理「雨を見たか」、髪結い伊三次捕物余話シリーズ№7、2009.8発行、連作6話。シリーズ全体を貫くテーマ: 幸福は平凡な日常の中にある。今回は不破龍之進15歳が中心、伊三次とお文の出番は少なかったw。

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    2022年10月23日
  • 憂き世店 松前藩士物語

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    松前藩が移封され、解雇された相田総八郎となみの江戸・裏店での浪人暮らし。

    「生きていくことは死ぬことよりもずっと辛い。それでも生きていなければならないのは何の為だろう。その答えは、…」と、なみがか語るように、藩での暮らしとは別世界であった。それも14年後、晴れて帰藩が叶う。しかし、待つには、耐えるには長すぎたようです。
    「脇目も振らずにあの家から飛び出すには、時間が掛かり過ぎました」と語り、江戸に残る仲間の涙に、否定することは誰にもできなかった。

    そして、帰藩後、上京した総八郎に待つのは、何もなくなってしまった神田三河町であった。江戸は、町民はもっと速く時代に流されていくのかもしれない。「

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    2022年10月22日
  • 君を乗せる舟 髪結い伊三次捕物余話

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     宇江佐真理さんのライフワークだった「髪結い伊三次捕物余話シリーズ」。今回は「君を乗せる舟」、シリーズ№6、2008.1発行、連作6話。今回は、不破や伊三次の子供たちの話が多かったです。第2話「小春日和」と第6話「君を乗せる舟」が印象深かったです。

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    2022年10月19日
  • なでしこ御用帖

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     「斬られ権佐」の孫、麦倉紺17歳の物語。宇江佐真理「なでしこ御用帖」、2012.9発行、連作6話。

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    2022年10月17日
  • 糸車

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    江戸・深川で独り暮らしをするお絹は、3年前までは
    蝦夷松前藩の家老の妻だった。お絹は商いを通じて
    町の人々と親交を深めるうちに、行方不明の
    息子と夫の死にまつわる噂を耳にして…。

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    2022年06月09日
  • 余寒の雪

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    2022年5月15日
    初期の作品なのかな。
    男まさりの知佐が騙し討ちのように江戸の祝言にやって来て、故郷に帰るすべもなく、居残りするほかない。
    そこでうまれる情。
    大女の大滝。容姿に似合わない女らしさ。
    幸せを掴むのに臆病な人たち。
    今現在も通じる心の機微。
    その世界で幸せ者が増えて嬉しい。

    武家ものの2篇は読みづらくて最後までは
    読んでいない。
    参考文献も書いてあり、解説にあった通り,実験的な作品なのだろう。
    かたくて、説明的で。
    町民と武士の違いなのか、町民の話の方が好き。

    2023年9月9日
    再読
    梅匂う、大女の大滝
    余寒の雪 男まさりの知沙
    で既視感。
    やはり読んでいたのね。
    やは

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    2022年05月16日
  • 紫紺のつばめ 髪結い伊三次捕物余話

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    昨年夏に、16冊(うち1冊はシリーズとは別の10年を描いた文庫書下ろしの長編とのこと)あるシリーズものと知りながら、手を出してしまった。シリーズものなので、一気に揃えて一気に読むのも1つなのだが、読みたい本が山積みで、シリーズ2冊目、ようやく読んでみた。前作から半年くらいたってしまったな、、、先は長そうだ(苦笑)

    今回は、始まって早々に、伊三次とお文が別れてしまうのか、とひやひやしたり、伊三次の子供の頃からの知り合いが亡くなったり、おみつが事件に巻き込まれたり。てんこ盛りと言うのか、せわしないと言うのか。
    でも、結婚ってなんなのだろう、お金ってどれくらいあれば人は安心できるのだろう、仕事とか

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    2022年02月16日
  • 幻の声 髪結い伊三次捕物余話

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    時代小説のお薦めとして、時々目にしていた、髪結い伊三次捕物余話シリーズ。知ったのが、割と最近で、巻数としても多めなので、なかなか手を出せていなかったが、ようやくシリーズ1巻目を読んでみた。

    1話1話が短いので読みやすく、伊三次も不破もお文も魅力的で、2巻以降も読んでみようかな、と思っているところ。しかし、15巻あるとのことで、ちょこちょこ読んでいくつもりなので、先は長そう(苦笑)

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    2021年11月15日
  • 紫紺のつばめ 髪結い伊三次捕物余話

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    富岡八幡のことを深川八幡と言っているのが解せない。神社で深川の名前を付けても良いのは、深川神明宮だけのはずです。そして男名を付ける芸者は辰巳芸者でしょう。

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    2021年08月12日
  • 幻の声 髪結い伊三次捕物余話

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    前から勧められていた、髪結い伊三次シリーズ。
    ようやく第1巻にいきあった。

    髪結いとしての確かな腕はありながら、師匠との諍いで店を飛び出した伊三次は、髪結い道具を持って客先で仕事をする廻り髪結い。
    深川芸者のお文とは良い仲だが、お文と所帯を持つまでの蓄えはまだない。
    髪結いのかたわら、同心の不破の手先として、市井の事件に関わる情報を集めている。

    現代風にいえば、地取り捜査と情報屋を兼ねている伊三次の物語には派手な立ち回りはなく、実際の捕物は同心の役回り。
    だからこそ、『捕物余話』なのだろう。


    宇江佐真理さんの他の短編集は読んだことがあったけど、シリーズもののせいか、物語の本筋よりも市井

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    2021年01月10日
  • 桜花(さくら)を見た

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    実在する人物を題材にした時代小説集。宇江佐真理の小説は初めてだったが、しみじみとさせられる落ち着いた雰囲気が時を感じさせて良い。次はもう少し軽いものを読んでみよう。

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    2020年05月23日
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

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    登場人物、かなえ以外基本良い人

    おひでさんまじかよ

    たまご料理食べたくなる

    漢字が多くて読むに至らない自分の教養の無さを痛感

    昔設定の話だが、今も昔も通ずるところが多々ある

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    2020年03月01日
  • 斬られ権佐

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    純粋に(?)時代小説を手に取るのは、生まれて初めてだった。

    少年時代に好きだった漫画の原作ということで読んだ隆慶一郎(「一夢庵風流記」ほか)は、時代劇というより一種の冒険活劇。少年漫画のまんまの世界観だった。

    映画の原作だった「たそがれ清兵衛」(藤沢周作?山本正五郎?)は、筆者名すら自信をもって挙げられない。

    好きな作家が書いた時代劇、宮部みゆきやら佐々木譲やら百田直樹やらは当然面白かったけれども。

    時代小説を時代小説として選んで、購入したのは初めてだった。

    古書店の百円本コーナーで探し、なんとなくあらすじに曳かれただけで買った一冊だったが、思いのほか楽しく読めた。

    権佐の精々しい

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    2019年12月02日
  • 桜花(さくら)を見た

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    遠山の金さんのおとしだね。
    常磐津の死傷をしていた母の父なしごである英助は、亡くなる母親から、その証拠である守刀と印籠を持たされる。だが商家の手代となって、武家にはならない意思を持った英助は、一目だけ会いたいという夢だけ持つ。
    片足の障害を持ち出戻りとなった商家の娘。前から狩る愚痴を言い合える仲良しだった。真面目な仕事ぶりと、娘に対して偏見もなく、大事に思う英助を店主は出店を持たせてやろうとする。そこで娘は夢だけで終えるはずだった栄輔の望みを思わぬ方法で叶える。

    葛飾北斎が関係する2篇。
    筆屋の娘の恋心。

    北斎の娘の話。

    松前藩の家老でもある絵師の話など。。。

    情けが通う短編集。

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    2019年10月22日
  • 室の梅 おろく医者覚え帖

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    隅田川に女の水死体が上がった。これは自殺か、それとも・・・? 「死人はただ死に顔を晒しているだけじゃねェんだぜ。ちゃんとな、手前ェはこんなふうに死にましたと言っているのよ」 ・・・そう嘯くのは、容貌魁偉だがどことなく愛嬌のある江戸八丁堀の検屍医、人呼んで“おろく医者”美馬正哲。産婆の女房・お杏とともに殺しの痕跡を解き明かす!

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    なんてね、久しぶりに虚構を読みましたな。

    山で死んだ人を“おろく”というのはなぜ・・・なんてぇことを調べているうちにたまたま行き当たった本なんでござんすが、なかなか面白うござんしたよ。人物も立ってますし、時代の風俗や検屍の目のつけどころなんかもしっかと描かれており

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    2019年06月10日
  • 口入れ屋おふく 昨日みた夢

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    実家の口入れ屋に出戻ったおふく。助っ人女中として出向く奉公先のあらゆる事情を垣間見る。市井人情小説の名手が渾身の筆で描ききった江戸のお仕事小説。
    宇江佐真理版『家政婦は見た!』。ただし上品さは本作が断然上である。現代も江戸の時代も、人間の欲望の先には金と権力。そして最低でも隣のあの人より上でいたいという優越感。人間の心の進化はない。シリーズ化される予定だったとか。作者の急逝が本当に残念です

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    2019年05月11日
  • 泣きの銀次

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    2019/4/21
    被害者を見て号泣する岡っ引きっていうのは素敵なんだけど、時々登場人物の感情について行けない場面があった。
    家族が毒殺されたのなんか、大事件の割には軽めに流された。
    おかん復活してるのすげぇ。
    嘆いてる場面もなく喧嘩とかしてるし。お芳追い出してるし。
    お家が大事やし、今より人の命が軽かったからかなぁとか思ったけどなんか肩すかし。
    こっちはモヤモヤしてるから一緒に先に進めなくて置いてけぼりやった。

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    2019年04月21日