宇江佐真理のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
誰のはなし?新しい登場人物?と思いながら読み進めると、なんと、前刊から10年の月日が経っていた。伊佐次、お文にも家族が増えて変化している。龍之進も少年から青年へと成長している。この刊で宇江左さんは、今だ独り身の龍之進の嫁探しをしようと考えたようだ。前田屋の芸妓から大店の娘など、いろいろなタイプの女子を登場人物させては龍之進をその気にさせるが実らず。ところが、最後は気になる娘の所へ突然押し掛け?、求婚して家に連れ帰るという急展開。
縁とは不思議なものだ。その時々で人の心は揺れる。揺れが重なって縁になるんだろうか。そして、揺れたそれが気の迷いだったとならないように、最期まで心を尽くすことを怠っては