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惜しまれつつ亡くなった作家の、人気シリーズ最終巻 宇江佐真理氏がデビュー以来書き続け多くのファンを獲得してきた「伊三次シリーズ」最終巻。文庫書下ろしの「月は誰のもの」も収録。
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Posted by ブクログ
2015年に「オール讀物」に掲載され絶筆となった3話に、2014年の文庫書き下ろし「月は誰のもの」、2014年のシリーズ10作目の文庫化に当たっての所感を追加した単行本化で、シリーズ15作目の最終巻。 表題作の第2話「擬宝珠のある橋」はいかにも宇江佐さんらしい、人情味あふれる話。 伊三次が得意...続きを読む先にしている店の改築を請け負っている大工の棟梁は、幼い子を抱えた者どうしで再婚し仲むつまじい所帯を持っていたが、その連れ合いの”おてつ”が二昔も前の伊三次の得意先にいた女中だった。前の亭主に駆け落ちされ、蕎麦屋を営んでいた義父母に説得されて今の縁を得たが、義母を亡くして店をたたみ気落ちして甥の世話になってなっている義父を案じていた。 それを知った伊三次が屋台の蕎麦屋をやらせてみたらと勧め、一人前の大工になっている孫たちが屋台を作ってやると、義父は元気になってそばを作りだしたので、伊三次はお文と娘のお吉を連れ祝儀を持って食べに出かけた。愛想のない義父だが、伊三次を見詰める目が違っていたことをお文は見て取っていた。 著者にとって、デビューから書き続けてきたこのシリーズにはやはり特別な思い入れがあるようで、「髪結い伊三次」を書いただけで満足だという。「人が人として生きていく意味を追求したい」のだと語っていて、つきあい続けてきた読者にとっては、感慨ひとしおの言葉である。
「月は誰のもの」他短篇3編。「月夜の蟹」「青もみじ」「擬宝珠のある橋」。亭主は出て行ったが優しくしてくれた舅を見捨てられない、昔親切にしてくれた年上の友達の不幸を放っておけない、など今だったら考えにくい人々のつながり。情といってしまうとひとくくり過ぎてありふれたものに聞こえるけど、市井のちっぽけな人...続きを読むたちの優しさと強さで世の中は成り立っているのだと信じたくなる話だ。一方「月夜の蟹」のように人たらしに翻弄される理不尽さも今の世に通じる。これからも何度もこのシリーズを再読するだろう。物語は不滅。だいすき。
亡くなられた宇江佐先生の最後の一冊。読み終わるのが寂しくてゆっくりゆっくり噛み締めながら読んだのにとうとう終わってしまった。また伊三次たちに会いたくなったら、これからどうすればいいんだろうと途方に暮れるばかり。
この巻で本当に最終なのですね・・。 伊三次や、その家族、不破家の方々等、彼らの日々をずっと見守ってきたような感があるだけに、寂しい思いでいっぱいです。 江戸情緒あふれる、このシリーズが大好きでした。 宇江佐さんに感謝いたします。
本当のホントに終わってしまった。 なんとも寂しい。 (お話自体も、なんとも寂しい感じで終わってるし) 過去作とのニコイチ的な本の作り方は賛否両論あるところだと思いますが、どんな形でも世に出してもらったことを、とりあえず感謝かな。
今まで文庫本で読み続けてきたけれど、前作「竃河岸」と本作は単行本でしか刊行されていない。本作で最後のお話になってしまうとの事、思わず購入してしまいました。この人情味あふれる語り口、最後だと思うと辛い。 シリーズの主人公、伊佐次と伊佐次を支える人達、特にお文は歳をとるにつれどんどん人情が濃くなってくる...続きを読む。 子を想う、そして近隣の人たちを想う気持ちは強く伝わってくる。 近い将来、伊与太と茜が結ばれることを強く願いたい。
表題作が好き お年寄りが幸せになる話は、読んでる方も幸せになる この後皆どうなるのか、どう成長するのかが読めないのが 本当に残念
髪結い伊三次シリーズは、『竈河岸』が最後かと思っていたら、本作が出版された。直ちに購入したが、これが最後の最後かと、読んでしまうのが惜しい気持ちのまま、今になった(笑い) 伊三次やお文他、登場人物たちにもう会えないかと思うと、愛おしい気持ちで一言一句を味わいながら読み終えた。 「月は誰のもの」は、文...続きを読む庫本で既読だが、これもじっくり再読。 文中、伊三次の述懐は、著者の思いでもあるだろう。「肝腎なことは苦難に直面しても焦らないこと、騒がないことである。徒に嘆き悲しむだけでは何も始まらないのだ。」 著者の冥福を祈る。
内容(ブックデータベースより) 惜しまれつつ亡くなった作家の、人気シリーズ最終巻 宇江佐真理氏がデビュー以来書き続け多くのファンを獲得してきた「伊三次シリーズ」最終巻。文庫書下ろしの「月は誰のもの」も収録。 令和6年11月9日~12日
正直、もっと突っ込んで書いてほしいと思うことありましたが、著者も記すように、あえて余韻を残す書き方で、もう新作は出ないけれど、読んだ者の心の中で、どんどん登場人物が成長していくのを想像するのも楽しいかなと...
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