無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
所帯を持った伊三次とお文。
かっては深川芸者の文吉という名で売れっこだったお文は、今は桃太郎という名で時々お座敷に出ています。
妊娠を隠していましたが、そろそろ隠しきれなくなり…
これが最後という日に、やっかいな客に出くわします。
上司に因果を含められている様子でうつむいていた、格好も乱れた様子の侍。
絡む男という評判は立っていて、伊三次も知っていたのです。
お文の気丈さが光ります。
天啓寺はそれほど大きな寺ではないが、境内に金箔を施した大蓮華を備えていた。
極楽往生を願う人々に深く信心され、特にある老人が黄金の蓮華の上に座って死にたいと再三願い出て、それも結縁かと許した所、2時間後に息絶えたという。
その評判から同じことを願う人が増えていった…
何人も必ず死ぬのは妙だと噂が立ち始める。
町奉行の永田備後守が、隠密廻り同心の緑川平八郎に探索を命じた。
本来なら寺社奉行の取り扱いなのだが、緑川の妻てやが実はこの寺に熱心に通っていたため、すぐに動くことになり、伊三次にも声がかかる。
緑川は、お文の深川芸者仲間の喜久壽と古い縁がある仲という男。
女房の寺通いはそのためと不破は言う。
父親の実感がすぐにはもてない伊三次。
北町奉行所の同心の不破友之進と息子の龍之介の様子を眺めたり。
お文のお腹に子が出来たことをすぐ不破には知らせず、深く考えてはいなかったのですが、他の人間が皆先に知っているのに気づいた不破は不機嫌に。
あらま。ちょっとお坊ちゃんな所があるのね。
名付け親になってくれと何気なく伊三次が言ったことで、機嫌を直したり。
関わる事件はかなり妙で、悪質ですが…
伊三次の家庭には無事に赤子が生まれ、お文には想像以上に大変な日々が続くうちに、伊三次にも父親の実感も出てくるのですね。
Posted by ブクログ
表題はなんとローリング・ストーンズのPaint it Blackからだとか。作家さんというのはいろんなところからアイデアを探し出すものね。独り者同士飄々と暮らしていた伊三次と文だけど、一緒になって、ややが出来てなぜか伊三次が一気に男前になった。文は赤ん坊に振り回されている気ままに生きてきた初心者母という意外だけど、やたらにできた母親になるより現実感があっていい。彼女の年まで一人で生きてきて、そうそう他人に合わせられるものでもなく、ましてやNoは受け付けない子供の世話は大変。
まだまだ続きそうなこのシリーズ、緑川や不破も子供の世代が顔を出してきていい感じ。あとね、カバーの絵がいいね。というか少女マンガに和服を持ってくる漫画家さんにはぜひこれで勉強してもらいたい。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。