宇江佐真理のレビュー一覧

  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

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    初作家さんだったけど、面白かった。のぶの行動も幼く素直で可愛いけどちょっとなーとも思うけど、それは正一郎も同じ。きちんと思いを言葉に相手に伝えなければ、わかるはずない。
    姑さんと舅さんがよい人で気持ちがよい。読み心地も良かった

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    2012年03月22日
  • 雨を見たか 髪結い伊三次捕物余話

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    伊三次の子供は可愛い
    感情のまま生きる文吉ねえさん
    でも、夫婦の機微がうまく作用し
    この一冊の伊三次夫婦は
    なんだか良い!
    龍之進の言葉で締めます
    「雨を見ましたよ、心の中で」

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    2012年03月20日
  • 君を乗せる舟 髪結い伊三次捕物余話

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    あこがれた人の嫁ぐ日
    舟をしたてた嫁入り道中・・・
    あの、あの君を乗せる舟になりたい

    莫迦ですね~龍之介改め(元服)
    龍之進の純情な一面です

    伊三次シリーズも次の世代の物語が
    多くなりました!

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    2012年03月20日
  • 紫紺のつばめ 髪結い伊三次捕物余話

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    シリーズ2冊め。
    伊三次とお文とのすれ違いや、同心不破との仲違い。やきもきする話が盛り沢山。
    前半は前巻で格好いいと思った伊三次がとても女々しく感じられ、うーんと思ったけれど、人間臭いって思うと、それも魅力に感じたりして。
    キャラクター達がどんどん成長していくのも面白いし、ホロリとしたりもした。

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    2012年03月12日
  • 幻の声 髪結い伊三次捕物余話

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    本業は髪結いで裏で同心の小者をやっている伊三次の物語。
    最初は登場人物たちのきつい感じの物言いに慣れなかったけれど、だんだん小気味良くなってきた。
    伊三次は確かにお金持ちでもないし、同心に便利に使われているかもしれないけれど、なんかカッコイイ。
    相手の芸者文吉も芯があってカッコイイ。可愛い部分があるのもいい。
    備後表が良かった。
    シリーズだそうなので、続きが楽しみ☆

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    2012年03月12日
  • 聞き屋与平 江戸夜咄草

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    ネタバレ

    薬種問屋の隠居与平が先々代の主人が火事で逃げ送れた事件について、助けなかった罪を誰にも告げず心に蟠りを持ったまま生き続けて、夜な夜な人の話を聞くという商売(?)を始める。

    多い時は一晩10人ほどになると書いてあるが、江戸時代の人だってそんな酔狂じゃないだろうと思いつつ、それでもまあ江戸時代という設定でアリにしてしまおうという感じ。

    宇江佐らしいしんみりとしながらほのぼのと明るい話。

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    2012年04月20日
  • 紫紺のつばめ 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

    伊三次とお文の恋愛模様と伊三次と不破の信頼関係が中核をなす。

    捕物としての要素は『幻の声』より薄らいでいるが、捕物自体が江戸時代という背景からそうそうあるものではないし、岡引以下の手下なので、そう前面にでるはずもないので、丁度いい感じ。お文との別れ、手下の辞退など色々な要素があって面白い。

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    2012年02月07日
  • 聞き屋与平 江戸夜咄草

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    時間の流れを感じた。人生、楽あれば苦あり。明けない夜はない。日々精進。私にも聞いて貰いたいことあります。何故続巻が出ていないのーと思ったら宇江ささん、すっきりしてる。合点がいった。

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    2012年01月19日
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

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    頑固な夫婦が、別居して、仲直りをする、という現代でもありそうなことが、江戸時代を舞台に繰り広げられるお話。

    主人公も、主人公の旦那も、はたから見るとまぁ頑固なんだけど、周りの登場人物のキャラクターが良くて、それほどギスギスせずに読み進められる。

    とくに、舅のキャラが抜群に良い。読者アンケートとか取ったら、絶対主人公押さえて一位になりそうな気配(笑)

    タイトルにもふわふわ卵とあるように、お舅さんがグルメで、色んな料理かが出てくる。卵料理好きの私にとっては、たまりませんでした。あとがきを書いた方がふわふわ卵を作ったと書いてあったので、私も試しに作ってみようかな。

    読み終わると、心が暖かくな

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    2012年01月10日
  • 憂き世店 松前藩士物語

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    幕末に近い江戸下町が舞台。主人公は、蝦夷松前藩の転封に伴い浪人となり、下町の裏店暮らしをする元藩士と妻。

    松前藩は、全国に数多くあった藩の中でもかなり特異な存在なのだなぁ。
    いやはや、なかなか興味深いモノがあります。

    旧領(蝦夷)への帰還を願う元藩士たちを描きつつも、多くの部分は筆者お得意の江戸下町人情噺。
    面白くないはずはない。

    しかし、エンディングがちょっと寂しかったなぁ・・・。

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    2011年12月14日
  • おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語

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    ネタバレ

    堀を題材にした作品集。どちらかと言えばあまり豊かではない人々の小さな幸せや、ちょっと悲しいお話。読みやすく、風景が目に浮かびそうな、宇江佐さんらしい作品集でした。

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    2011年11月30日
  • 黒く塗れ 髪結い伊三次捕物余話

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    キャリアウーマンのやや高年齢(?)妊娠とか,立会い出産とか,なんだか現代的。
    ママさん芸者がんばれ。子供は好きじゃない,と戸惑いながら,だんだんとお母さんになっていくところがよいですね。

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    2012年03月18日
  • 憂き世店 松前藩士物語

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    過去は過ぎ去ってしまうと美しさだけが残る。「今」がどんなに辛くてもそれが過去になると「もしかしたらあれが幸せだったのか」と思うことがないように生きていきたいと思った。

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    2011年11月14日
  • 黒く塗れ 髪結い伊三次捕物余話

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    所帯を持った伊三次とお文。
    かっては深川芸者の文吉という名で売れっこだったお文は、今は桃太郎という名で時々お座敷に出ています。
    妊娠を隠していましたが、そろそろ隠しきれなくなり…
    これが最後という日に、やっかいな客に出くわします。
    上司に因果を含められている様子でうつむいていた、格好も乱れた様子の侍。
    絡む男という評判は立っていて、伊三次も知っていたのです。
    お文の気丈さが光ります。

    天啓寺はそれほど大きな寺ではないが、境内に金箔を施した大蓮華を備えていた。
    極楽往生を願う人々に深く信心され、特にある老人が黄金の蓮華の上に座って死にたいと再三願い出て、それも結縁かと許した所、2時間後に息絶え

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    2011年11月27日
  • 深川恋物語

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    若々しい、爽やかな、胸が熱くある、切ない、悲しい、ホッとする恋物語。どちらかと言えば生き方の下手な人たちの話が多いけど、世渡り上手の人たちよりもずっと温かで好きだな。

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    2011年10月18日
  • おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語

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    短編集ですが、どれもこれもハズレがなかった。
    しみじみとよかった。
    不幸なお話ではないけど、ほろほろ泣けました。

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    2011年10月06日
  • 晩鐘 続・泣きの銀次

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    泣きの銀次シリーズの復活をまずは嬉しく思う。前作から10年後の銀次は十手を返上し所帯を持ち、一市井の人となったが、ある事件に関わったことをきっかけに再び岡っ引きになる。
    登場人物の個性が際立ち、悪人を追う銀次の姿はまさに「颯爽」。相変わらず死人に涙する銀次だが、仲人として涙する銀次も見たかった。

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    2011年09月14日
  • さらば深川 髪結い伊三次捕物余話

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    江戸時代にハーフで生まれるのはつらいことだろう。金髪碧眼じゃなかっただけまし(まぁ、アジアンの混血では出ないけど)。でもちょっと色違いのホラー(と作者は言っているが、あまりホラーではない)「護持院-」は捕物も迫力があって面白かった。
    岡惚れ男の悋気(嫉妬は男のほうがいやらしい)で家まで焼かれてしまったお文は伊佐次のボロ長屋へ転がり込んで成り行き夫婦になる。うまくいくかのように見えるけれど、どうだろうか。

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    2011年09月11日
  • 斬られ権佐

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    惚れた女を救うため夢中になって負った刀傷が八十八。相手がよほど鈍らのへたくそだったんだねぇ。秋山小兵衛みたいだったらもうそれでお話が終わってます。深川八丁堀が舞台のはずなのに、そんな風にぼろぼろになってしまった体はちゃきちゃきとはいかず、人間健康が一番だと妙に納得してしまう色を持っている。そんな「江戸っ子でい!」とはとても言えない薄暗い雰囲気が最後に生きてきて、死をもって終わっても読後感はさわやかである。

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    2011年09月11日
  • 室の梅 おろく医者覚え帖

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    江戸に専門の検死医がいたかどうかは不明だそうだが、検死ばかりしている医者一家の三男坊とお産婆の妻の話である。彼女の作品の女性主人公はみな職業持ちで、内助の功を誇ってばかりではない。勝手に作り上げられた大和撫子の型にはまらない主人公たちを見ているのはいい気分だ。夫婦としてのバランスもとてもいい。武家や大店はいざ知らず、一般庶民はほとんど共働きだったというし、こちらが本当の江戸の生活かもしれない。獣の肉を食べると出るものが臭いと笑わせて始まる山くじらは寄生虫で終わる悲しい話だった。表題になっている室の梅も暗さやつらさを乗り越え明るく、常套でもいい終わり方だった。

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    2011年09月11日