宇江佐真理のレビュー一覧

  • 斬られ権佐

    Posted by ブクログ

    江戸時代の町並み、空気感、人々の暮らしが温かく描かれています。

    ただ、引っ掛かった点がひとつ。
    権佐が娘に「母親のそばにずっといてやってくれ」と頼んだことで、娘の将来を縛ってしまったんじゃないかな。
    女性が自由に生き方を決められる時代ではなかっただろうけど、それでも、お蘭にはもっと違う道や夢があったかもしれない。お蘭の耳に残っている言葉は、彼女を束縛し続けたように思ってしまいました。

    0
    2015年01月09日
  • 余寒の雪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【本の内容】
    男髷を結い、女剣士として身を立てることを夢見る知佐。

    行く末を心配した両親が強引に子持ちの町方役人と祝言を挙げさせようとするが―。

    幼子とのぎこちない交流を通じ次第に大人の女へと成長する主人公を描いた表題作他、市井の人びとの姿を細やかに写し取る六篇。

    中山義秀文学賞受賞の傑作時代小説集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    浅草や両国を舞台にした、江戸の人々のあたたかさを描いた人情話の短編集。

    精一杯に生きて、恋をして、人に対する思いやりを忘れない、人生に真摯に取り組む主人公たちの姿を想像するだけで幸せな気持ちに満たされる。

    主人公たちの職業も小間物屋、両替商、染物屋、

    0
    2014年11月26日
  • 月は誰のもの 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    件のシリーズ最新刊で10年間の空白ができたため、大好きなシリーズなのにちょっと違和感が生じていた。そんなファンの気持ちを汲んでいただいたのか、語られなかった10年の間の出来事を綴った書き下ろし作品。
    お文の父親の話、本所無頼派の顛末、そして伊三次の出来心など、心が温まったり人間関係の煩わしさを知ったり。ますますシリーズの深みが増す一冊である。
    それにしても、「月は誰のもの」と尋ねる伊与太のかわいいことこの上ない。

    0
    2014年11月17日
  • 月は誰のもの 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    人気シリーズも14弾目、シリーズ初の文庫書下ろし作品。
    お文の回想から始まり、過去の出来事と現在の事件が絡み合いながら、話が進む。作者自身も、シリーズを振り返りながら、書くことを楽しんでいるよう。ますます筆がさえる。

    0
    2016年06月16日
  • 月は誰のもの 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    短編集のような長編。カキオロシ。

    最新刊がどの時点の話か、よくわからなくなってきた。

    ま、それでも十分楽しめる。

    0
    2014年10月27日
  • 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    前回からいきなり10年余りが過ぎた内容だった。
    今回も龍之進が中心になっていた。
    若者らしい悩みなんかも丁寧に書かれていた。

    0
    2014年10月18日
  • 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    伊三次の物語も余話です
    伊三次・お文が一緒になるまでが作者の
    メインテーマだったのかな?
    自分の子供たちや、不破様の息子のエピソード
    が物語になっていきます

    0
    2014年10月11日
  • さんだらぼっち 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    【本の内容】
    芸者をやめたお文は、伊三次の長屋で念願の女房暮らしを始めるが、どこか気持ちが心許ない。

    そんな時、顔見知りの子供が犠牲になるむごい事件が起きて―。

    掏摸の直次郎は足を洗い、伊三次には弟子が出来る。

    そしてお文の中にも新しい命が。

    江戸の季節とともに人の生活も遷り変わる、人気捕物帖シリーズ第四弾。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度

    0
    2014年10月04日
  • 古手屋喜十 為事覚え

    Posted by ブクログ

    安心して読み進められるから宇江佐さんの作品は大好き。
    人情話なんだけど、それだけじゃないところが好き。
    今回は古着屋さんのご主人喜十さんが大活躍。
    ぶつぶつ言いながらもどんどん事件を裁いていくところも面白かった。

    0
    2014年08月16日
  • 心に吹く風 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    前回は不破家の不肖の長男の話でしたが、今回はその妹茜と伊三次一家の長男が中心。
    子供のころから気の強い我儘お嬢の茜。
    宇江佐さんの描く男勝りの御嬢さんって、結構リアルにやな女の子であることが多い。
    負けず嫌いでプライドが高く、自分を守るために周りを傷つけることを正当化するいわゆる自称サバ系というか、嫌われるタイプの女政治家。
    茜もそのタイプで、媚びるなんてまっぴら! 若い嫁にでれでれする兄上も下町育ちの自覚のない兄嫁もなんだか許せない! 批判するけど、いびりじゃないもん!
    いやはや子供のころから変わってない! てか成長してない! 不破さんちの子育てどちらも微妙に失敗してます!
    けれど、伊三次さ

    0
    2014年05月14日
  • 心に吹く風 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    髪結い伊三次シリーズも遂に十巻に到達。伊三次と文吉の恋の行方を心配していたのも今は昔。すっかり、その子供たちが物語の中心になるようになった。立派に成長していく姿が、とても微笑ましくて心強い。
    本作のあとがきで、作者である宇江佐真理さんの衝撃の告白があり、その意味でもこのシリーズの根底が変化するかもしれない。でも一番の願いは、いつまでも元気でこのシリーズを続けて欲しいということである。

    0
    2014年05月01日
  • 古手屋喜十 為事覚え

    Posted by ブクログ

    新シリーズ開幕か。

    古着屋(古手屋)の主人が、隠密廻りの同心のお手伝いをするのだが、いわゆる「小物」としてドッブリはまっているわけでなく、半ばイヤイヤながらやってるというこの距離感が絶妙。このへん、某髪結いさんシリーズとは趣を異にしているようで。

    体調に無理をせず、末永く続けていただきたいものです。

    0
    2014年03月12日
  • 室の梅 おろく医者覚え帖

    Posted by ブクログ

    検視専門の医者の夫と、産婆の妻。

    で、夫婦で事件の謎解きなんかをする、と。

    夫婦の仲睦まじさが、そこかしこに出ております。

    0
    2014年03月10日
  • 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作から10年、龍之介坊ちゃんは立派にぐれてました。

    おかーさん譲りの剣の腕と容貌なのに、嫁の来手がないからです。
    しかもその原因は大好きなおかーさんの過去にあったからです。
    それに関してはお文姐さんがびしっとしめてくれますが、いなみさんの普段を見ていればわけがあるのだろうなというのは分かりそうなもんだけれど。
    そういうことがわからないあたり、若いな坊ちゃん。
    もともと女の趣味悪いしな!
    1巻のころのかわいいあの子はどこにいったのかと思うほど、おとーさんの悪いところだけそっくりになってきています。
    その彼が立ち直り、無事嫁取りをするまでのこの巻。
    魅力的な御嬢さんが幾人か出てきます。
    作者ご

    0
    2014年03月08日
  • 心に吹く風 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    みんな大きくなって。伊佐次とお文のやり取りが減って寂しいものの、世代交代は止むを得ぬか。龍之進の妻、きいの人物造形が素敵だ。

    0
    2014年01月15日
  • 心に吹く風 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    北原亜以子の「澪つくし-深川澪通り木戸番小屋」に続く、「髪結い伊三次捕物余話」を読んで、江戸市井の雰囲気をたっぷりと堪能した。
    この「髪結い伊三次・・・」は、「深川木戸番・・・」と並び、お気に入りのシリーズの一つです。(あと一つは、諸田玲子の「お鳥見女房」シリーズ)。

    第1作から愛読しているが、最近は時代が進んで、主人公だった伊三次・お文よりも、その子の世代が活躍しており、これもまた彼ら家族を作者と一緒に見守っているということで、一つの楽しみといえるか。
    この十巻では、龍之進の妻女となった「きい」のパーソナリティが印象的だった。
    作者の文庫あとがきによると、癌と闘いながらの執筆だという。一日

    0
    2016年06月16日
  • さらば深川 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    大好き宇江佐真理の「髪結い伊三次」シリーズ。
    江戸の物語をステキに描く作者は多く、私も好きな作家さんはたくさんいますが、やはり宇江佐真理が好き。
    この著者の作品の中には哀しい・・でも、それだけを憂いていたのではない、江戸時代の人々が生きてる気がします。
    中でもこのシリーズは大好き。
    うまく立ちまわれないお文姐さんも、本当に共感します。
    でも、お母さんには会って欲しかったなぁ。

    0
    2014年01月14日
  • おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語

    Posted by ブクログ

    最近お気に入りの宇江佐真理さん♪
    江戸下町の堀を舞台にした短編集。
    水のある風景って、好きです。

    0
    2013年11月30日
  • なでしこ御用帖

    Posted by ブクログ

    宇江佐さんの時代小説は、いつもホッと温まります。
    ちょっとおきゃんな娘ですが、家族のみんなが大好きで、
    お兄ちゃんのために奔走したり、医者の父の弟子を
    叱咤激励しつつ、支えます。

    江戸市井の活力と、人情に癒されました。

    『斬られ権佐』が、最初に出ていた様です。
    お紺のお祖父さんのお話だそうで、そちらも楽しみです。

    0
    2013年11月26日
  • 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    髪結い伊三次シリーズ第9作目。時は、あの大火から一気に10年も過ぎ去り、伊三次お文夫婦に娘が誕生していた。そして本作では、主に不破同心の長男・龍之進の嫁探しを主題にしたストーリー。
    さすがに10年が経過すると、登場人物に年を重ねた落ち着きが出てきて最初は戸惑う。それでも、筆者の巧みな文章で、後半は物語を堪能できる。宇江佐さんの伊三次シリーズに対する想いも収録され、ファンにはたまらない一冊。

    0
    2013年11月02日