雫井脩介のレビュー一覧

  • クロコダイル・ティアーズ

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    割と序盤に大きな事件があり、それを軸に物語が展開。読みやすく、洗練されててすっきりした文章でとても好み。各登場人物の心情や、情景が浮かんでくる言い回しなので、ミステリー初心者にもおすすめです。
    中盤から特に読み進める手が止まらなくて、一体どんな終わり方なんだ?とワクワクしていたのだけれど、オチの部分は個人的にはちょっと肩透かしを食らった感があった。ストーリー構成はとてもおもしろかった!

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    2026年06月05日
  • クロコダイル・ティアーズ

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    ネタバレ


    想代子は自分の手は汚していないが、教唆はしたんだろう。それも、本当にさりげなく。
    黒に限りなく近いグレー。
    わたしはこういう人、本当にダメなんだ。
    最後、高笑いでもしてくれていたら好きになっていたものを。

    義両親の家で同居しようと思うのがもうそもそもおかしな話(介護で致し方なくとか、夫が存命で同居とか、とっても仲が良くて、とかならまた別)

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    2026年06月04日
  • クロコダイル・ティアーズ

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    「クロコダイル・ティアーズ」= 嘘泣きのこと。

    そのタイトルが最後まで効いた。

    殺人教唆なのか、そうでないのか。
    意識的に周囲を潰しているのか、無意識なのか。
    最後まで読んでも答えが出ない。
    本人すら知らないのかもしれない。
    悪意があるとはっきりわかる人間より、無自覚かもしれない人間の方がずっと怖い。 ちゃんとしたエンディングを求めて読んでいると、気持ち悪い読後感が残る。
    でもそのモヤッとする終わり方こそ、作者の意図なのかもね。

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    2026年06月04日
  • 望み

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    ★3.5
    面白かった。
    ある家族石川家の長男が殺人事件に関わっているという。被害者なのか加害者なのかわからないまま、家族の心情が繰り広げられていくストーリー。

    事件の真相や捜査の進展よりも、息子の行方が分からなくなった家族の心の揺れが物語の中心にある。

    息子が見つかるまでのほんの数日間の出来事なのに、不安や希望、疑念、世間の目からの後ろめたさ等々。。。
    母の立場、父の立場、妹の立場。。。
    これらの感情が次々と掘り下げられて、これまた濃密な物語になっていた。

    大きな展開が続くわけではないのに、
    人の気持ちだけでここまで読者を惹きつけられることにとても感心しました!!

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    2026年06月02日
  • クローズド・ノート

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    雫井作品の恋愛もの?は初めて読みました…普通の生活シーンにまずあり得ない偶然が起こるとこうも奇跡的な展開になるんだなぁと思ってしまう…そんな作品です、2/3ほど読んでいくと何となく展開がわかってしまう流れですが『どう流れていくのか…』に興味が湧いてくる作品で残り1/3は一気読みとなります。

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    2026年06月01日
  • 検察側の罪人(上)

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    下巻で感想を書く

    エリートと言われる連中の義憤と称する欺瞞
    汚い言葉だが「胸糞が悪くなる」
    でもドラマとしては面白い

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    2026年05月29日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    結局最後まで普通でした。この長さなら、もう少し捻りや、盛り上がりが欲しかったかな。
    続きは読むかはわからないです。

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    2026年05月28日
  • クロコダイル・ティアーズ

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    3.5 オーディブルにて

    家族で疑心暗鬼に駆られまくる話

    人を疑う心理描写はとてもリアル
    こんな状況になりたくない

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    2026年05月25日
  • 霧をはらう(下)

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    最初、冤罪の可能性がある野々花は、人が良さそうだけど無神経だし、その娘の由惟は母親が有罪だと思っていて冷たい感じだし、応援すべき人に感情移入できなかったが、あるきっかけから娘の母に対する見方も変わり、裁判が始まってから先が気になってきた。

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    2026年06月02日
  • 望み

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    ざっくりとも、どんなストーリーか知らずに読みました。
    息子は加害者なのか被害者なのか、親の望みはどちらなのか。そんな話でした。
    そして、それが全体の9割ずっとそんな感じで
    どんどんいろんな謎が解けていくとかヒントが出てくるという感じでもなく、(物語が進むので多少はありますが。)あぁ、でもその前に読んだお気に入りの「つばさものがたり」あれも半分くらいまではあまり話も進まず日常がたんたんと書かれているような印象だった。

    ラストで、話は動くのですが、息子のことがわかるのですが、わかったところで、その後の話もあまり引き込まれず。ラスト数ページが退屈に感じるのはなかなか珍しい経験でした。
    ただ私も親な

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    2026年05月16日
  • 火の粉

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    怖いわ。
    ミステリーというよりもホラー。
    オバケでもゾンビでもなく、人間のホラー。

    真犯人は誰なんだ?というような推理系ミステリー要素は無い。
    笑顔で紳士的に振る舞う親切な隣人=武内の纏う、何か説明できない違和感。読者はそれを初めから感じている。
    しかし、勲は自らが裁判官として武内に無罪の判決を下した過去を正当化するため、無意識にその違和感から目を逸らす。尋恵は義母の介護をめぐり打ちのめされた心を慰めてくれた武内を信じてしまう。唯一、その違和感に無根拠に気付いていた雪見だが、ワンオペ子育てへの疲弊と夫の無理解から、彼女の言葉を信じる者はいない。読者はヤキモキしつつ、次にどんな恐ろしい事が起き

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    2026年05月12日
  • 望み

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    ネタバレ

    息子が加害者であるはずがない=死んでる可能性が高い、息子に生きててほしい=加害者の可能性が高いという構成。

    母親の生きててほしいから、加害者であってほしいという盲目的な愛情、加害者なはずがないと言ってる息子の友人に、加害者の可能性があるから、、と接する姿は精神的に追い込まれてしまったが故の様子なのかと感じた。

    父親と妹の自分たちのバックヤードが頭に浮かび、死んでる可能性が高くとも加害者であってほしくないという気持ちは理解できると思ってしまった。

    でも、そもそも実際にはこの2つではなく、生きててほしいし、加害者ではなく息子を信じたいという思いを持つことになると思う。

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    2026年05月08日
  • 検察側の罪人(上)

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    ネタバレ

    司法修習生たちへ「法律という剣を持って戦うことで、成果が安心して暮らせる未来の社会として形になる」と説く最上毅検事。
    そんな最上の授業をうけ、「正義とは法の遂行」と考える沖野啓一郎検事。

    二人の検事の正義が、蒲田で起こった老夫婦刺殺事件をめぐって交差していく。

    容疑者の一人である松倉は、かつて最上とも親交のあった女子高生が、根津で殺害された事件の犯人と目された人物。
    それに気づいた最上は、落とし前をつけさせることを決意する。

    沖野を誘導して松倉を尋問しつつ、真犯人であると思われる弓岡を消す。
    上巻だけでは最上の暴走とも取れる展開が下巻にどう繋がるのか…。


    最上:木村拓也、沖野:二宮和

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    2026年05月01日
  • クローズド・ノート

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    残されたノートを、後から引っ越してきた女性がたまたま見つけて、それを読みながら日記の持ち主の人生を知っていく話です。
    設定は面白かったし、読みやすかったです。
    ストーリーは割りかしベタで、展開が想像できてしまいました。
    それでも優しさに包まれた一冊だと思いました。

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    2026年04月27日
  • 検察側の罪人(上)

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    検察・警察ものにしては登場人物が多くなくて読みやすい。後半は何が起きるかハラハラ。行く末をしっかり見届けたい。

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    2026年04月26日
  • 火の粉

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    ネタバレ

    紀藤
    右陪席裁判官。

    梶間勲
    武内に無罪判決を下した裁判官。退官後は多摩文化大学で法学部の教授となる。

    中西
    判事補。

    池本亨
    的場久美子の実兄。四十代。的場家の隣家。寺西という偽名で関東日報の記者の名乗り雪見に接触する。

    的場久美子
    被害者家族の妻。

    的場
    被害者家族の夫。

    的場健太
    的場久美子の六歳の息子。

    武内真伍
    被告人。幼い子供を含む一家三人を被害者宅で殺し、あまつさえ自分自身も暴漢による暴行を受けた被害者のように偽装していた男。五十一歳。隣人一家を殺害した容疑で起訴されるが、証拠不十分で無罪判決を下される。事件前まで輸入雑貨店を扱う仕事を自営でやっていた。二年後、梶間

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    2026年04月22日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    ネタバレ

    シリーズ四部作の完結編ということで、劇場型捜査のヒリヒリするような駆け引きや、巻島の執念の果てを見届けられたことには確かなカタルシスがある。
    ​あんなに引っ張って巨大な陰謀を巡らせていたラスボス〔ワイズマン〕の捕り物自体は、拍子抜けするほどあっけなかった。巨悪が呆気なく崩れ去るのが現実のリアルだとしても、最後はもっと巻島とのバチバチの直接対決を見たかった!というのがシリーズを追ってきた読者としての素直な気持ちだ。それでも、巻島の生き様を最後まで見届けられた余韻は格別で、最後まで完走して本当に良かった。

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    2026年04月19日
  • ビター・ブラッド

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    最初から事件が起こるけど重要なのかキャラクター紹介なのか分からぬまま中盤まで進み、捜査一課の係長が殺害された事件から一気に話が展開し始めて面白くなる。
    刑事と情報屋との関係とかも面白かった。
    新米刑事のくせに主人公が優秀過ぎるのとラッキー過ぎるけど…そこはご愛嬌なのかな

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    2026年04月17日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    ネタバレ

    犯人に告ぐ 第4弾

    黒幕である網代のテレビ出演をしながら、ワイズマンとリップマンを追い詰めようとする巻島。

    網代が噛むカジノ計画の旗振り役である徳永の急逝により、県警本部長の甥を担ぎ上げたが、そこから端を発し、黒幕が捲れそうになっていく。

    徐々に暗幕の裂け目から、網代への捜査が伸びていく。


    てっきり5があるのかと思いきや、完結編のようです。
    もう少し読んでいたかったな。

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    2026年04月11日
  • 霧をはらう(上)

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    小児病棟で起きた点滴殺傷事件。
    同室の子供4人の点滴にインスリンが混入され、内2人が亡くなった。
    物証がないまま逮捕されたのは、点滴に混入はあったが生き残った女児の母親の小南野々花だった。
    野々花は少し変わっていて、野々花の長女の由惟は以前から母の行動で受け入れられないことがあった。
    そんなことから、母が妹の紗菜までを殺そうとしたのではないかと疑っている。
    野々花は一時は犯行を認めたが、後に否認している。
    野々花の弁護団に加わることになった伊豆原は、勝算の少ない裁判になんとか立ち向かおうとするが…
    後半の展開はどうなるか…

    2026.4.9

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    2026年04月09日