雫井脩介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
★3.5
面白かった。
ある家族石川家の長男が殺人事件に関わっているという。被害者なのか加害者なのかわからないまま、家族の心情が繰り広げられていくストーリー。
事件の真相や捜査の進展よりも、息子の行方が分からなくなった家族の心の揺れが物語の中心にある。
息子が見つかるまでのほんの数日間の出来事なのに、不安や希望、疑念、世間の目からの後ろめたさ等々。。。
母の立場、父の立場、妹の立場。。。
これらの感情が次々と掘り下げられて、これまた濃密な物語になっていた。
大きな展開が続くわけではないのに、
人の気持ちだけでここまで読者を惹きつけられることにとても感心しました!!
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Posted by ブクログ
ざっくりとも、どんなストーリーか知らずに読みました。
息子は加害者なのか被害者なのか、親の望みはどちらなのか。そんな話でした。
そして、それが全体の9割ずっとそんな感じで
どんどんいろんな謎が解けていくとかヒントが出てくるという感じでもなく、(物語が進むので多少はありますが。)あぁ、でもその前に読んだお気に入りの「つばさものがたり」あれも半分くらいまではあまり話も進まず日常がたんたんと書かれているような印象だった。
ラストで、話は動くのですが、息子のことがわかるのですが、わかったところで、その後の話もあまり引き込まれず。ラスト数ページが退屈に感じるのはなかなか珍しい経験でした。
ただ私も親な -
Posted by ブクログ
怖いわ。
ミステリーというよりもホラー。
オバケでもゾンビでもなく、人間のホラー。
真犯人は誰なんだ?というような推理系ミステリー要素は無い。
笑顔で紳士的に振る舞う親切な隣人=武内の纏う、何か説明できない違和感。読者はそれを初めから感じている。
しかし、勲は自らが裁判官として武内に無罪の判決を下した過去を正当化するため、無意識にその違和感から目を逸らす。尋恵は義母の介護をめぐり打ちのめされた心を慰めてくれた武内を信じてしまう。唯一、その違和感に無根拠に気付いていた雪見だが、ワンオペ子育てへの疲弊と夫の無理解から、彼女の言葉を信じる者はいない。読者はヤキモキしつつ、次にどんな恐ろしい事が起き -
Posted by ブクログ
ネタバレ息子が加害者であるはずがない=死んでる可能性が高い、息子に生きててほしい=加害者の可能性が高いという構成。
母親の生きててほしいから、加害者であってほしいという盲目的な愛情、加害者なはずがないと言ってる息子の友人に、加害者の可能性があるから、、と接する姿は精神的に追い込まれてしまったが故の様子なのかと感じた。
父親と妹の自分たちのバックヤードが頭に浮かび、死んでる可能性が高くとも加害者であってほしくないという気持ちは理解できると思ってしまった。
でも、そもそも実際にはこの2つではなく、生きててほしいし、加害者ではなく息子を信じたいという思いを持つことになると思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ司法修習生たちへ「法律という剣を持って戦うことで、成果が安心して暮らせる未来の社会として形になる」と説く最上毅検事。
そんな最上の授業をうけ、「正義とは法の遂行」と考える沖野啓一郎検事。
二人の検事の正義が、蒲田で起こった老夫婦刺殺事件をめぐって交差していく。
容疑者の一人である松倉は、かつて最上とも親交のあった女子高生が、根津で殺害された事件の犯人と目された人物。
それに気づいた最上は、落とし前をつけさせることを決意する。
沖野を誘導して松倉を尋問しつつ、真犯人であると思われる弓岡を消す。
上巻だけでは最上の暴走とも取れる展開が下巻にどう繋がるのか…。
最上:木村拓也、沖野:二宮和 -
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ネタバレ紀藤
右陪席裁判官。
梶間勲
武内に無罪判決を下した裁判官。退官後は多摩文化大学で法学部の教授となる。
中西
判事補。
池本亨
的場久美子の実兄。四十代。的場家の隣家。寺西という偽名で関東日報の記者の名乗り雪見に接触する。
的場久美子
被害者家族の妻。
的場
被害者家族の夫。
的場健太
的場久美子の六歳の息子。
武内真伍
被告人。幼い子供を含む一家三人を被害者宅で殺し、あまつさえ自分自身も暴漢による暴行を受けた被害者のように偽装していた男。五十一歳。隣人一家を殺害した容疑で起訴されるが、証拠不十分で無罪判決を下される。事件前まで輸入雑貨店を扱う仕事を自営でやっていた。二年後、梶間 -
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小児病棟で起きた点滴殺傷事件。
同室の子供4人の点滴にインスリンが混入され、内2人が亡くなった。
物証がないまま逮捕されたのは、点滴に混入はあったが生き残った女児の母親の小南野々花だった。
野々花は少し変わっていて、野々花の長女の由惟は以前から母の行動で受け入れられないことがあった。
そんなことから、母が妹の紗菜までを殺そうとしたのではないかと疑っている。
野々花は一時は犯行を認めたが、後に否認している。
野々花の弁護団に加わることになった伊豆原は、勝算の少ない裁判になんとか立ち向かおうとするが…
後半の展開はどうなるか…
2026.4.9