雫井脩介のレビュー一覧

  • 仮面同窓会

    Posted by ブクログ

    高校同窓会で再会した男子四人。かつての体罰を受けた教師への仕返しをしようと計画し、その通り拉致監禁する。しかし教師はなぜか別の場所で溺死体で発見された…犯人は誰?そして過去に隠された秘密は…

    小説を読み始めてから『?』と思った。あれ?このストーリー、知ってるなあと。調べたら2019年にフジテレビの「オトナの土ドラ」で溝端淳平主演でドラマ化されており、たぶん二話くらいまでは見ていたことを思い出した。

    小説のラストは救われないエンディングで事件が解決されないまま終わる。しかしドラマのエンディングは一応完結編のような形。僕の性格上、ドラマの方が好みかな。

    0
    2025年04月15日
  • ビター・ブラッド

    Posted by ブクログ

    刑事の登場人物多めで覚えるのが大変だったのではやめに読むのが良い!でもおもしろくて、キャラがみんな濃かったからドラマで見ておけばよかったー!と思った!

    0
    2025年04月14日
  • 霧をはらう(下)

    Posted by ブクログ

    上巻のこれから裁判はどういう内容で進んでいくんだろという疑問持たせてから、終わりまで、この事件に、裁判に取り巻く人間像や生き方が語られている。上巻では濃いままだった霧が、最後にさっと引いていくような。人を裁くということがどれほどのことなのか改めて考えさせられた。ただ少し下巻スタートからが長く感じてしまったのも否めない。

    0
    2025年04月05日
  • 霧をはらう(下)

    Posted by ブクログ

    上下巻ともにサクサク読めた!まさかの展開続きに飽きずに読むことができた。この作者さんまた読んでみたい。

    0
    2025年04月02日
  • 霧をはらう(下)

    Posted by ブクログ

    ちょっと長かったなーと感じてしまった。
    でもゆいがお母さんを信じれるようになったのはすごくいい、素敵なことだと思った。

    0
    2025年03月31日
  • 霧をはらう(上)

    Posted by ブクログ

    ののかとゆいのキャラクターがどうにも好きになれなさそうな感じ。それと対象のさながまっすぐでキラキラしてる。
    下巻が楽しみ、犯人は?

    0
    2025年03月30日
  • 犯人に告ぐ 上

    Posted by ブクログ

    児童連続殺人事件。
    一向に素性を見せない犯人。
    警察はメディアの力を使った劇場型捜査に踏み切る。

    被害者家族からすれば、
    子供が帰ってくれば
    犯人を捕まえてくれれば
    それが誰であろうとどうだっていい。

    しかし、警察にとって世間の注目を一挙に集めるこの事件は手柄だ。
    どこの誰が指揮を務め、会見をし、犯人を捕まえるか。
    人々の目にどう映り、如何に心象をよくするか。
    結局はそれが大事なのだ。

    下手に被害者や被害者家族に感情移入しない事が適切な判断に繋がるのだとしても、淡白だと感じた。
    警察内部事情なんて全く知らない被害者家族からしたら、苛立つのも無理はない。
    リアルな事件もこうなのかな…

    0
    2025年03月03日
  • 犯人に告ぐ 下

    Posted by ブクログ

    やはりテンポ感が気になってしまったが、まぁこれはこれで。
    本編内容とはあまり関係のない身内を嵌める部分が自分的には一番のクライマックス。
    テレビを使った公開捜査がもっと核心に迫る演出だったらよかった。

    0
    2025年02月17日
  • 霧をはらう(上)

    Posted by ブクログ

    小児病棟で起きた点滴殺傷事件。4人の子供の点滴にインスリンが混入され、2人の幼い命が奪われた。物証がないまま逮捕されたのは、生き残った女児の母親。献身的な看病のあまり、周囲との軋轢も生んでいた彼女は取り調べで自白するが、後に否認する。娘を懸命に支えていた母親は冷酷な殺人犯なのか? 弁護士の伊豆原は勝算のない裁判に挑む!

    0
    2025年09月20日
  • 望み

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    建築デザイナーの父一登と、校正者の母喜代美の息子、規士はある時行方がわからなくなる。その後規士の友人が遺体となって発見され、現場から二人の少年が逃げ去るのが近所の人によって目撃された。息子は友人を殺した犯人ではないのか…あるいは友人と同じように殺された被害者なのか。被害者ならば息子はすでに死んでいるということ。しかし、息子がひどい殺人事件の加害者であるとも信じたくない。母親は息子が加害者であっても生きてほしいと願い、父親は息子の無実を望む、両親の葛藤を描くーー。

    終始、早く結末まで読んでしまいたいと思った。息子が加害者なのか被害者なのか、その間で揺れる両親の心情を描いているが、友人をリンチ殺

    0
    2025年01月26日
  • 互換性の王子

    Posted by ブクログ

    話の内容が読むにしたがって疲れた。

    仕事の話(新商品開発)か人間関係(社内恋愛を含む親子関係)なのか、どちらかに重点を置いて欲しかったと思う。

    0
    2025年01月26日
  • 望み

    Posted by ブクログ

    安直に答えの出せない社会派小説。
    個人的には父親の心境に同化してしまうけどそれもまた性別が変われば異なるんだろうか。

    0
    2025年01月25日
  • ビター・ブラッド

    Posted by ブクログ

    これは多分あれですよね。
    読み手の年齢によって少し感じ方が変わりそうですよね。
    そんな感じがしました。


    新人刑事になった主人公が初めて捜査に関わることになった事件。
    そこで組むことになった捜査一課の相手は子どもの頃に別れた自分の父親だった、と言う本当にありそうな無さそうな微妙なリアリティのある設定。
    しかもこの父親が変人揃いの捜査一課のメンバーの中でも群を抜いて変人だからさぁ大変。
    実際あそこまで破天荒なメンバーが揃うことはないと思うんだけど(何しろ妙な2つ名が全員についている)、やっぱり普通の人と違う部分がないと捜査一課の刑事なんて勤まらないのかなぁなんて思いつつその点だけは主人公に同情

    0
    2025年01月05日
  • 霧をはらう(上)

    Posted by ブクログ

    上巻では、色々なところで伏線を残しつつどういう形でまとまっていくのか期待をさせる内容だった。必ず、上下セットで購入していただきたい。希望のある結末を願う。下巻へ続く。霧はまだ濃いままで。

    0
    2024年12月31日
  • 霧をはらう(上)

    Posted by ブクログ

    小児病棟で点滴殺傷事件が発生し、幼い命が二人奪われた。逮捕されたのは、同室で入院していた娘の母・野々花だった。彼女の冤罪の可能性を信じ、弁護士の伊豆原が救済に奔走する。

    物語はゆっくりと進行し、特に大きな変化や劇的な展開は見られず抑揚も控えめ。しかし、その静かな進み方にはどこか丁寧さを感じた。
    野々花にまとわりついている『霧』をはらうと、どの様な真実が見えて来るのか…下巻に続く。

    0
    2024年12月29日
  • 互換性の王子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    飲料メーカー・シガビオの御曹司、志賀成功(なりとし)が
    何者かによって別荘に監禁された。
    半年後、解放された成功が会社に行くと
    彼のポストには突如現れた異母兄・実行(さねゆき)が就いていた。

    誰の指示で監禁されたのか?
    読み進めると(あの人の仕業かな)と少し見えてくる。
    栄養ドリンク、乳飲料の製造過程などが細かく丁寧に書かれている。
    バランスよく、人間関係の複雑さも織り込まれているため
    最後まで飽きさせない。

    そして、不思議なのだけれど
    雫井脩介さんは兄弟の名前を成功(なりとし) 実行(さねゆき) とした。
    なぜ、このような名前にしたのだろう。
    成功(せいこう)と読んでしまい
    ストーリーが

    0
    2024年12月11日
  • 引き抜き屋 2 鹿子小穂の帰還

    Posted by ブクログ

    ヘッドハンティングを題材としたビジネス小説。
    連作短編となっていて、こちらでも3編が語られています。

    ■引き抜き屋の苦心
    老舗のカバンやの後継者探し。
    職人気質の社員を束ねられる後継者を外から見つけてくることができるのか?タイムリミットはガンに侵された社長が亡くなるまで。
    後継者候補は結局、家庭問題で別れてしまった息子。しかし説得することができるのか..
    息子の想い、父親の想いが辛く切ない。

    ■引き抜き屋の報復
    店舗数拡大にむけて、プロジェクトチームごと引き抜いてほしいとの依頼。
    へ?プロジェクトチームごと引き抜くなんてあるの?って思います。そんなことしたら、引き抜かれた会社はガタガタです

    0
    2024年12月08日
  • 引き抜き屋 1 鹿子小穂の冒険

    Posted by ブクログ

    ヘッドハンティングを題材としたビジネス小説。
    連作短編となっていて、本作では3編が語られています。

    父親の会社で役員として働く小穂。ヘッドハンティングされてきた常務の大槻と対立して、会社を追い出され、ヘッドハンターとなることに..
    世間知らずの小穂が人と出会うこと、仕事を通して成長していく物語、

    ヘッドハンターの仕事や専門用語がよくわかります。

    ■引き抜き屋の代理
    小穂がヘッドハンターになる経緯、そして、ヘッドハンターとしての最初の仕事が語られます。
    最初の仕事は成り行きで一人の女性の転職にかかわることに..

    ■引き抜き屋の微笑
    本格的にヘッドハンティングの会社での業務。
    小穂の仕事の

    0
    2024年12月08日
  • 望み

    Posted by ブクログ

    自分の家族が加害者側か被害者側かわからない状態。
    生きていて欲しいから加害者であって欲しいと強く願う貴代美に共感ができず途中まではとても読んでいてしんどかった。無実で生きているっていうことを信じるべきなんじゃないのとも思った。
    しかし、読み進めるうちに容疑者の家族は家族の無実を信じことが正しいっていう自分の中の凝り固まった考えがあったことに気がついた。
    被害者の家族も加害者の家族も、どんな気持ちで人生を歩むのか、どちらにしても辛いし正解もないものだけど、考えさせられる。

    0
    2024年12月04日
  • 途中の一歩(上)

    Posted by ブクログ

    雫井さんの作品では珍しい?殺人も裁判もない作品です。ゆるーい雰囲気で、ほんわか進んでいく感じです。気楽に読めます。

    0
    2024年11月15日