【感想・ネタバレ】火の粉のレビュー

あらすじ

累計55万部突破のミステリー。「私は殺人鬼を解き放ってしまったのか?」元裁判官・梶間勲の隣家に、二年前に無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い……。武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴む。しかし梶間家の周辺で次々と不可解な事件が起こり……。最後まで読者の予想を裏切り続ける驚愕の犯罪小説!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は「こんなに分厚い本、いつ読み終わるんだろう」と思っていたが、だんだんと隣人の恐怖さにおびえながらページをめくる手が止められずに二、三日で読破
久しぶりにミステリーを読んだが、面白すぎる

しかし池本家を狙う理由はわかるが、どうして梶間家を狙ったのだろう。
個人的には、不信感を抱いている人が家族に1人いる状態だったら、もう家にいれないようにするけどなあ。隣人に対する長男の信頼度が高かったから難しかったのだろうか。

個人的には雪見さんに対する長男の態度がひどすぎて、イラっとした

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

何年も前に読んだけど私の中ではベストテン入り。
読んでいるとジワジワと恐怖感に包まれてくる。
信じて良いのか警戒した方が良いのか。
疑い始めると、『もしかしてあれも?』『えっ!あの時も?』と色々思い当たってしまう。
結果は分かっていても、時々読み返したくなる1冊。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ずっと読みたかった本
長かったけど2日で読み終わりました。

隣人って怖いな、と。
久しぶりにはまった小説でした。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めちゃくちゃ面白かった。
続きが気になって、1日で読みました。

じわじわと武内が家に入り込んでくる様子、少しずつ家族が疑念を抱く様子がよくわかって、ドラマをみているようだった。
登場人物ひとりひとりの心の中が細かく描写されているのでよくわかるし、武内の異常性についても詳しく書かれているので、こんな恐ろしい話なのに、違和感なくストーリーに入り込めたと思う。

武内は人の心を掴むのがうまくて、家庭を崩壊させるための細かい策略もすごくよくできていて、読んでいて本当にゾクゾクした。
終わり方も、これしかなかったんじゃないかなと思うほど私の中では納得できるものだった。

こういう犯罪系の本で、久々に大満足の作品でした。
雫井脩介さんは初読みだったので、他の本も読んでみたいです。

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2025年09月17日

Posted by ブクログ

怖い!ヒトコワ堪らないですね…笑
武内という人間性の恐ろしさ。人心掌握ってやっぱり怖い…。
ヤバい奴だなと思いつつも、見返りのない善行を続けるのは難しい。自分はこれだけやってるんだから、裏切るなよ?というある意味メンヘラチックなサイコパスだった。
勲も俊郎もダメすぎてイライラしてしまった笑
雫井脩介作品は初でしたが、緊張感が凄くて没頭して読んじゃいました。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あっという間に読んでしまった。何度もドキドキハラハラさせられた。雪見の実家に潜入したのも武内なのか、など気になる点は残るが面白かった。

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2025年09月02日

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派手なトリックやどんでん返しはなくても、読み応え十分でした。
寧ろ無いからこそリアリティがあり、ストーリーに引き込まれました。
とても面白かったです。

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2025年07月05日

Posted by ブクログ

ヤバすぎる。
表で人が異常に良すぎる人は怪しい。
こわすぎる。
頭が良すぎるのか何なのか。
凄く面白かった。ただ俊郎がムカつく。
嫁、よくやった!

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2025年06月08日

Posted by ブクログ


かつて裁判長だった梶間勲が、一家3人を惨殺した裁判を担当し、容疑者の武内を証拠不十分として無罪判決を下した。
数年後、武内は梶間家の隣に引越して来て、恩人と仰ぐ梶間の家庭の介護や育児・家事を手伝う。
しかし、その頃から梶間家には何故か不穏な出来事が相次ぐ。 
その出来事の正体は何なのか。そして過去の裁判の真相はどうなのか。
物語の終盤になると展開が加速し、真相が明らかになるが、それまでモヤモヤした。
好意ある相手への異常な尽くし方と執着、その思いに対して、少しでも相手と温度差があると、狂気への変化など、人間の心理の恐ろしさを感じ、身の毛がよだつ作品だった。

ドラマは小説とストーリーが異なるみたいだが、ドラマの方も気になる。

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2025年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

単刀直入に、とても面白い本でした。
中盤から後半にかけてはずっとドキドキ、ハラハラしっぱなしで手に汗を握るストーリーでした。

ただ、それだけではなく武内に一切の不信感を抱かずに雪見を変人扱いする俊郎にイライラしたり、武内の思惑通りに梶間家から追い出されてしまった雪見のやるせなさなど様々な感情が次々に湧き出てくる一冊でした。

最後、勲は雪見に対して逞しいという感情を漏らしていて確かに逞しい女性ではあるけれど、個人的には杏子が誰よりも強く逞しいなと感じました。
雪見に裏切られかけたにも関わらず、杏子は変わらずに雪見に感謝の気持ちを持ち続けており、自身の旦那さんが行方不明になり最悪の事態も想像出来る中でも雪見や勲に協力したりと強くて真っ直ぐで逞しい女性だなと。

最後の最後、雪見がトドメをさすのではなく勲自身でトドメをさしたのもすごくよかった。
自分の過ちを認め、そして殺人という方法は間違っているかもしれないけれど最後には自分の手で終わらせた。

長編にも関わらずに飽きる事もだれる事もなく、本当におもしろい一冊でした!

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

一家惨殺の犯人とされた男が無実の判決を受けたことから、話は始まります。
最初からなんとなくずっと不穏で、登場人物の誰にも共感出来ないし、なんなら嫌悪感もあるくらい。
毎朝通勤時に読んでいて、嫌ーな気持ちのまま仕事にいくという日々でした。(機嫌悪くみえたかしら)
前半は張り巡らされた違和感と不穏が続き、しっかり読む側に嫌な感じを染み込ませてからの後半の巻き返しとスピード感が凄かったです。
そうかな?違うのかな?いや、違うの!?えっ?そうなの!?そうなんだー!!みたいな(語彙よ…どこに)
面白かったとお伝えします。とっても厚いけど、一週間で読めました。

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2025年01月25日

購入済み

怖かった

こんなに一気に読んでしまうとは思っていませんでした。
とにかく怖かった。

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2016年03月12日

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ネタバレ

すぐに読み進めることができた。
武内の狡猾で人の心に入り込み、全て自分の思うままに状況を操っていく様子は、ここまで邪悪でないにしても現実世界にもいるいる、と既視感があった。
勲は懲役刑になってしまったが、元裁判長としての誇りではなく、梶間家の主として家族を守った結末は良かった。

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

隣家に越してきた、かつて無罪判決を下した男・武内が、善意の仮面を被って梶間家の生活に溶け込む。その笑顔の裏に潜む狂気が日常を蝕み、家族の関係性をじわじわと壊していく。心理の揺らぎと違和感の積み重ねが紡ぐ緊迫感に心臓が止まりそうになった。善意と悪意の境界線を揺さぶる仕掛けが見事で、後味の悪さを残しつつも、疑念と恐怖が尾を引く物語。

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

無罪になった元被告人が、判決を下した裁判官の隣に引っ越してくるっていう設定からしてゾッとする。読み進めていくと最初は気さくで親切そうなのに、だんだんと人間性の怖さが見えてきて本当にサイコパス。
俊郎の頼りなさや考えの甘さにはイライラしたが、逆にリアルさも感じる。
最後まで緊張感が続いて、一気に読んでしまうほどハラハラさせられる作品。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

あらすじだけで大体どういうストーリーか予想がつくが、それでも途中から一気読みするほどハラハラした作品だった。
というか、幼児が事件に巻き込まれているので、その子と(梶間家で一番がんばった)その子の母の行く末が心配で読み進めてしまった。
女性陣は応援したくなる一方、男性陣はもっとどうにかならんのかと思うような感じもあり。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

個人的に距離感が近い人は苦手なので、
なんだかんだと「よかったらやりますよー」
という人はちょっと苦手…。
なので武内の距離の詰め方は読んでいても
「うわっ、イヤ!」という感じでした。
武内の押し付ける親切心とそれを裏切られたときの逆上感は病名が付きそうですが、何にしても改めて距離感って大事だなーとしみじみ思いました。

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

雫井さん作品初読。
かなり面白く引き込まれた。
かつて冤罪になった男が偶然?隣に引っ越して来る。
ずっと読者を疑惑と不安で惹きつける
やはり危険人物なのかそうでないのか。
最後まで一気に読み進められました。

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2025年07月21日

Posted by ブクログ

かなりページ数が多いですが展開が気になりすぎて一気読みしてしまいました。

自分の隣人が武内なら多分殺されてるなと思うぐらいリアリティがあるミステリー小説でした。

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2025年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ハラハラドキドキで続きが気になって気になって、、こんな人間ほんまにおったら怖い。みんな気づくの遅いわー。いい人に見えるのに実は粘着質でしてあげたことに実は大きな対価を求める奴で、殺しまで平気でしてしまうやばい奴。最後はお父さんが犯人になってしまって残念なようなやったなというような

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2025年06月09日

Posted by ブクログ

一見どこでも起こりうる温厚なご近所付き合いから引き起こる疑心暗鬼。それが真実となればあとはホラーしかないよね。設定は在り来りだけど書き手の優秀さが際立つ書。他作品を読みたくなること必須。

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間の狂気を生々しく描写されていて、ゾクゾクした。自らの手で引導を渡すというキレイな構成ではあったものの、後日談的に武内の独白パートが欲しかった。狂人を深ぼるために。

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2025年03月27日

Posted by ブクログ

あなたの隣人は大丈夫?
現在うちは隣人との付き合いはすれ違ったときの挨拶程度なので多分大丈夫(?)。
物語の中心となる梶間家に隣人が越してくるのだが、この隣人は雪見の義父が裁判長として無罪判決を下した人物でもある。彼が越してきてから色々と家庭に異変が生じるが、雪見以外の家族はみんな彼のことを気に入っているから、誰も彼のことを疑っていない。この家に何が起きているのか。。
といったあらすじだが、描写がとてもリアルで言葉にし難い不快感がすごい(いい意味で)。バッドエンドかと思ったが、救いようのあるラストでよかった。

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2025年02月28日

Posted by ブクログ

妻が介護疲れで適応障害のようになるシーンは読んでいてつらい、迫力のある文章だった。
登場人物の誰もがいまいち好きになり切れなかったが終盤の主人公の弾けっぷりは気持ちいい。

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2025年02月14日

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後々暴かれる本性を何故裁判で判断材料にならなかったのかと思うのと無職の息子にイライラしてはいたけど展開が良く面白かった。

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2025年01月08日

Posted by ブクログ

あからさまに怪しい、でも周りがみんな彼を信じている。そんな歯痒さを強く感じる本です。

イライラしちゃうのに、先が気になって、どんどん読み進めてしまいます。最後のシーンは、まるで滝みたいな怒涛の勢いがあり、息をするのを忘れるくらい。

ここから、雫井さんの作品にのめり込み始めました。

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2024年11月03日

ネタバレ 購入済み

身に覚えのある恐怖

引き込まれる面白さで、一気読みできた
登場人物の空回りや鈍感さには苛立つこともあるが、思い違いか?と読んでる自分が騙されることも多々あり
犯人のような執着心を持つ人物は世の中に割といるし
自分自身良かれと思った行動を受け取ってもらえず、怒りを覚えたこともあり
このような犯人の動機、言動は、異常であるが身の回りにある恐怖であり想像がついた
それにしても長男の明るさと鈍感さは、あそこまでいくと賞賛できる
途中かなりイライラしたなあ

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2021年03月21日

購入済み

おけ

おけ

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2016年10月15日

購入済み

引き込まれる

10年以上昔に読んだ作品ですが、最近フジテレビでこの作品のドラマんを見たのをきっかけに再読したくなり、購入しました。

以前読んだときは、クライマックスが腑に落ちずもの足りなさを感じましたが、 今回は登場人物全ての心情に共感するものがあり、一気に読み終わりました。

犯人の異様さに終始、背筋がゾクゾクするものがあり、人間の恐ろしさを見事に表現した作品だと思いました。

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2016年04月18日

Posted by ブクログ

子どもを含む一家惨殺の罪で被疑者となった武内真伍。その武内に無罪の判決をくだした裁判官梶間勲。定年を間近に退職し、閑静な住宅街に居を構える梶間の家の隣に、なんとあの武内が引越して来た…。

もう、このあらすじを聞いただけで怖い。ゾクゾクするわ〜。
そして期待通り、サイコパスの真骨頂。武内が薄気味悪く、ヤバさがジワジワと迫ってくる。貴志祐介の「黒い家」を思い出した。

元裁判官の梶間勲が、いけすかない。死刑判決をくだしたくないとか、そんな気持ちで裁判官がよく勤まるよな。仕事も介護もその責任からうまく逃げている。頼れない。一方、妻の尋江は寝たきりの姑を看病し、無職の息子一家と同居する健気な良い妻。武内は尋江に近づいていく。
武内に疑念を持つ嫁の雪見だが、家族から排除されてしまう。
誰を信じるのか。
家族のあり方に焦点を当て、ひと味違ったミステリーとなっている。一気読み。読み応えあった。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

不当に感じる判決や加害者に甘い量刑の事件裁判のニュースを見ると裁判長に少なからず敵意が行ってしまう昨今。そう思うとある意味、復讐スッキリ系のお話なのかも。だいぶ変化球だけど。

サスペンスものなので深みはなかったけど、文章が読みやすかったので別のテーマの作品も読んでみたい。

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2025年09月08日

Posted by ブクログ

★★★☆☆裁判、冤罪、隣人、育児、介護、親切、被害者遺族、疑惑、異常、別荘、事件。あれ?違うのかなと思わせぶりに振り回される。雪見頑張れーと応援するほどに俊郎にイライラする。あれで夫婦仲はその後回復できるのか心配。

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

死刑を無罪にした裁判長にその被告人が近付いてきて 
その家庭が崩壊しそうになるというちょっと変わったシチュエーション

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

行き過ぎた親切からは恐怖が匂い立つ。
誰がマトモなのか、誰がイカれてるのか、最後の最後まで緊張感が途切れることがなかった。かなり面白い。

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2025年08月10日

購入済み

期待したほどではなかった

ドラマ3話を見て、結末が知りたくなり読んでみました。勝手な感想になりますが、私が期待していたような内容ではなく、ドラマの醸し出していた雰囲気そのままで、ストーリーも起こるべくして起こったというような、意外なストーリーでもなかったので、クライマックスに緊張感はありましたが、期待を超えるものではありませんでした。また、このストーリーを読んで、武内のようなタイプが世間で誤解を受け、嫌われる要因となりそうな気がします。

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2016年04月11日

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