雫井脩介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
誘拐犯とのやり取りの小説と思っていると、誘拐犯らしき容疑者を取り逃すなどあっさりと失敗し、しかも誘拐された少年は殺されてしまうところからようやく物語が始まる感じですね
6年後に発生している少年を狙った連続殺人事件により、巻島刑事が捲土重来で復活
新たに名補佐役など引き連れて今度はメディアを使って犯人確保に挑むところがワクワクします
心配なのが、上司となる植島のストーカー行動や、前回のチョンボ刑事などがまだいる事など
前回は一人で挑んで失敗したみたいな感じでしたが、今回は補佐がついているので、上手く犯人を誘き出して逮捕して欲しいと思ったまま下巻へ
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Posted by ブクログ
「犯人に告ぐ」第三弾!
ほぼ、前作の続編です。
振り返ってみると、前作読んでから約5年!
これ、前作のストーリを知っていないと面白さ半減で、しっかり前作の内容を忘れていました(笑)
レビュー読み返してみても、詳細な内容書いていないし(笑)
前作読み返そうと思っても、手元にないし..
第二段と間をあけずに読むことを強くお勧めします。
いよいよ下巻です。
ネットテレビでリップマンに呼びかける巻島。
そして、アバターとして登場するリップマン淡野。
リアルタイムでのやり取りの心理戦が面白い。
一方で淡々と進む最後のシノギ。このシノギの内容が唸ると同時に人間心理を巧みに突きすぎている。
とてもしびれ -
Posted by ブクログ
「犯人に告ぐ」第三弾!
ほぼ、前作の続編です。
振り返ってみると、前作読んでから約5年!
これ、前作のストーリを知っていないと面白さ半減で、しっかり前作の内容を忘れていました(笑)
レビュー読み返してみても、詳細な内容書いていないし(笑)
前作読み返そうと思っても、手元にないし..
第二段と間をあけずに読むことを強くお勧めします。
上巻です
前作の逮捕劇から姿をくらました天才詐欺師淡野。
その淡野を巻島が追い続けるという設定です。
淡野のシノギや淡野の新しい手下となる渉との出会いが描かれています。
引退を決めた淡野は詐欺の金主であるワイズマンからの要請で最後のシノギを行うことに。
そのワイ -
Posted by ブクログ
虚貌キョボウ
嘘偽り、顔のつくり=本当の自分は出さずに、いろんな人物になりすまして生きてきた犯人
まず、登場人物が多く、かつ彼ら一人一人に細かなストーリーと情報があり、何に関係があるのだろうと思う描写が多かった。最初のうちはどの様に話が進むのかも読めなかった。
いざ事件が発生し、犯人たちの服役も終わり、20年を超え、その犯人たちを復讐して行くのは圧巻だった。ただし犯人が誰かはわからなかった。
最終的にはまさかあの人がとは思ったが、そうで合ってほしくないとも思っている。
最後はどんなトリックだったのか種明かしが欲しいなと思う作品だった。
読み終わると題名の意味がわかります。 -
Posted by ブクログ
Audibleで視聴。巻島のかつての失態がメディアの生々しい姿と一緒に書かれており、記者に腹が立ったり、巻島の対応にハラハラしたりと、そんな冒頭から始まる。
そんな中で、児童連続誘拐の名前が付いてしまうほど、事件は大きくなってしまう。人前に出るというのは、なかなか厳しい現実を突きつけられるのだなと思わされた。
失態を犯し、6年後に帰ってきた巻島はなかなか硬派でダンディになっていた。ナレーターの演技も相まってちょっとやそっとの風じゃ倒れない頼もしい捜査官になっていた。
劇場型捜査という名前があるのは初めて知った。警察の縦社会や、裏の顔、様々な思惑が渦巻く中で巻島や信頼できる仲間と一緒に弱み