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人が人を裁くとは? 雫井ミステリーの最高傑作 23年前の時効事件の犯行は自供したが、 老夫婦刺殺事件については頑として認めない松倉。 検察側の判断が逮捕見送りに決しようとする寸前、 新たな証拠が発見され松倉は逮捕された。 しかし、どうしても松倉の犯行と確信できない沖野は、 最上と袂を分かつ決意をする。 慟哭のラストが胸を締めつける感動の巨編! 解説・青木千恵
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「検察側の罪人」
2018年8月24日公開 出演:木村拓哉、二宮和也、吉高由里子
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
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Posted by ブクログ
久々の星5でした。 下巻では徐々に追い詰められる最上の状況が素晴らしい。 刑事もの、法廷ものでよくある決定的な証拠を見つけて、法廷であなたが真犯人だ!みたいな感じになるのかなと思いましたが、状況証拠をさがして、そこからは警察が動くリアリティのある内容が逆に良かった。 どんでん返しや最後にスッキリ終わ...続きを読むる刑事ものではなく、最後は切なく悲しい終わり方も雫井侑介さんの素晴らしいやり方だと思います。 最初は仲が良くなかった最上家も最後の方は悲しい状況で奥さんが頑張って支えようとしてるところや、石狩鍋を食べたくても食べれないところなど涙が止まりませんでした。 最上が捕まることで、ザマァ見ろと思えるかと思いましたが全然違います。 彼は彼なりに正義を貫いた、法的には間違ったかもしれないが、正義を貫いたところが人として男としてとても魅力的だと思います。 沖野のやり場のない気持ちも心に刺さります。 これから映画を見ようと思います。 このストーリーより心情をテーマにしている小説を実写化で2時間の短時間で表現できるのか不安です。 見ない方が良かったと思うかもしれませんが、見てみようと思います。 追記) 映画を見ました。本当に残念です。 映画の感想をここに書くのは間違っていますが、原作を読んでいないと分からないところ多数。 沖野や最上の心情が全然ダメ。 映画は星二つ。キムタクがかっこいいだけ。
後半戦もすごい展開。検察と弁護士のやり合いというか、真相に近づいたときの沖野の葛藤などは読んでいて感情移入してしまった。映画になっている作品なので、映像ではどのようになっているのか、原作を読み終わった今だからこそ観たいと思った。
ラスト
映画を観てからの原作でしたが、少しずつラストに向けてのストーリーが違って楽しめました。それぞれの正義の形があって、面白いなぁと感じました。
かなり食わされた気持ちで読み終えた 最初は最上のことが理解できないと言うかそこまで熱くなるものがあるのかと思ったけど、将来がほとんど約束されている検察官だったが故に、その選択をせざるを得なかったんだというのを、下巻まで読んでやっと納得しました 代償を払わせると言うことは自身も同じ大きさの代償を払...続きを読むうということ…それは法の遂行が不可能だから。正義は法の遂行であると言うが 法の遂行でしか人を制裁することができないのか。またその制裁は果たして誰にとっての正義なのか? 考えて考えて行き着いた先が、時効を過ぎた人間を制裁することはおそらくできない。 自分が信じる“正義”を貫いてるはずなのに否応無しに心を突く無力感。 法をもって裁きを人に与えることだけが、果たして“正義”であるといえるのか 悔しさの残る、でも多分どんな結果だとしても、濁りが残る、物語だった
【法定サスペンス】【ヒューマンドラマ】【社会ミステリー】 面白かったです。読み応えがありました。 ただ最終章が呆気なく終わったので、少し物足りなかったです。 それでもまたいつか再読したい本になりました。
蒲田で起こった老夫婦刺殺事件の容疑者のひとりの名前を見て、検事の最上は強く記憶を刺激された。最上が学生時代にお世話になった寮の管理人の娘が殺された事件で重要参考人となりながらも、逮捕されることのなかった男だったからだ。この男は裁かれなければならない、と怒りを燃やして行動する最上に、彼に憧れていた若...続きを読むき検事は違和感を覚え、徐々に強固だった『正義』という足場は揺らいでいく――。 試されているのではないか、と読んでいる途中、ふとそんなことを考えてしまいました。読者である私たちは、検察側の〈罪〉を知っているからこそ、〈冤罪〉の可能性に強くよりかかることができるわけですが、それを知らない状況で、松倉という人物の情報だけを聞かされたら、そんなふうによりかかることはできるだろうか、と。決してすべてが清廉潔白とは思えないそのキャラクター像が秀逸で、心理は描かれず、しこりの残るラストの若干の不気味さも印象的でした。検事ふたりの感情がつぶさに描かれているからこそ、より印象に残ったのかもしれません。
小兵が大関を倒すような展開は爽快感もあり後半は一気に読んだ。 しかし、やりきれない。 登場人物がそれぞれ苦しい。 どう見ても犯人ではない容疑者を上司の命令で厳しく追及しなければいけない若手検事、 知人の娘を殺され、その犯人は捕まらずその無念を抱えたまま過ごさなければならない、上司、 過去に罪...続きを読むを犯したものの、身に覚えがない事件について犯人と決めつけられ、厳しい追及を受ける容疑者、 誰もが、冷酷な面や優しい面、哀れな面が垣間見え、わかりやすい感情で登場人物を追うことができない。 1つの決定で多くの人のその後の人生が変わる裁判。歯車が狂うのは簡単で、取り返しはつかない。 若手検事も、上司の検事も、そうするしかなかったといえる決断をしている。 でもこの先も本当にそれでよかったのだろうか、と自らに問い続けるのだろう。
一気読みした。 原作のスリル感がすごいなーと思って映画観たけど、映画はイマイチ... 原作はよかった。
最上さん、流石にそれはやり過ぎだろう! と、呆れて終わった上巻から続けて読んだが、雫井さんの素晴らしい文章にどんどん引き込まれて、最後は寝不足になるくらい一気読みでした!
下巻の方が面白かった。最上の覚悟と家族の思い、沖野の考える正義が心に響く。最後の慟哭が余計に辛くなる。
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検察側の罪人
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雫井脩介
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