雫井脩介のレビュー一覧
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ネタバレ人の殺気を感じ取る能力。こういう「中二病」的設定は嫌いじゃない…どころか、むしろ好みな自分。同じ幻冬舎文庫だと、外見から病状や犯罪の兆候を感じ取れる医師という設定の久坂部羊「無痛」がありますが、あれが大好物な自分にとって本作は結構楽しめました。
状況説明などがやや冗長に感じられる場面もありますが、それらは人物の深堀のために必要な場面だったと解釈しました。中学時代の同級生のキャラが、一部イメージしきれないところがありましたが、それ以外は割とキャラが立っていたと思います。
それらと分かりやすいストーリ展開をふまえると、王道どストレートなお話や設定が好きな人向けなんでしょうか。自分は割とそのタイ -
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スケートを習う少女とその母の物語。主人公の大学生藤里小織が友人に、思い出を語るという形式で、物語は進んで行きます。モデルとなっているであろう「スケートの女王」の面影を追いながら読みました。
夫の浮気で離婚し、関東から郷里の名古屋に戻った藤里梨津子と娘の小織。夫からの養育費を娘のスケート教室代にし、梨津子は高校生になったばかりの娘のスケートに生き甲斐を見出します。
小織にはスケートのセンスがあったのか、どんどん成績をあげてオリンピックを目指すまでになります。そんな中、元夫の会社が倒産し養育費が振り込まれなくなり、生活を切り詰めるはめに。それでも梨津子は、一途に小織の練習をバックアップします。そ -
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ネタバレフィギュアスケートの世界のお話。月々20万とか、ものすごいお金をかけ、母は全身全霊をかけてサポートする。
最初の方で離婚するのだけど、その後のお金の工面が今一つ府に落ちなかった。
この話の中では、お弁当当番やコーヒー当番があり、作ってもコーチの口に合わないと全く食べてもらえない。普通の精神なら心が折れます。お母さん本当によく頑張った。
後にオリンピック選手となる希和ちゃんを怒鳴りつけたりもするんだけど、希和ちゃんのお母さんが亡くなる前後も本当に親身に助けてあげて、到底真似できない、素敵なお母さん。
それに比べて、小織はもう冒頭からスケートをやめていて過去を振り返っている構成。これが一番つまら