雫井脩介のレビュー一覧
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購入済み
引き込まれる
10年以上昔に読んだ作品ですが、最近フジテレビでこの作品のドラマんを見たのをきっかけに再読したくなり、購入しました。
以前読んだときは、クライマックスが腑に落ちずもの足りなさを感じましたが、 今回は登場人物全ての心情に共感するものがあり、一気に読み終わりました。
犯人の異様さに終始、背筋がゾクゾクするものがあり、人間の恐ろしさを見事に表現した作品だと思いました。 -
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ネタバレマイミクさんのレビューを読ませて頂いていたので、主人公が真央ちゃんかな?と思っていたら、どうも私の感覚では、希和ちゃんだったと思った。
想像はしていたけど、フィギアスケートは才能はもちろん、親の財力もそしてお母さんの熱意も無いとなかなか続けられないスポーツなんですね・・・。
離婚して、さらに元旦那の会社が倒産し、養育費も貰えなくなってからの、主人公、小織のお母さんの頑張りは凄かった。
そして美濤先生についてからの変身はさらに凄かった。
とにかく、後2年は必至でなんとしても最高のレベルに上げれるように頑張る。
その後は自分でなんとかしなさい。
なかなかそこまで惜しみなく今ある財産を使い切って、子供のスケートにつぎ込める親っていないんじゃないかな?って思う。
でも、それが子供にとっての幸せか?というと思いが少し違うのも悲しかった。
希和ちゃんを思って、心の底から怒った優しさがしっかり伝わって、彼女が最高の演技画出来た時は良かったと思ったけど、逆に自分の娘の順位が下がってしまったのが悲しかった。
最後に小織がやっとお母さんの素晴らしさがわかって、これからの未来に向かって、トライしていこうっていうプラス思考のラスト、良かったです\(^o^)/
今日、真央ちゃんの現役復帰が決まり、タイミング良かったかな?なんて勝手に喜んでます(*^_^*) -
Posted by ブクログ
ネタバレフィギアスケートを通じて、深っまっていく母娘の絆と母娘の成長のものがたり。
森内小織は私立中学の3年生。母、梨津子とともに新横浜のスケートリンクでフィギアスケートの練習をしている。スケートママたちは、その間、練習を見たり、買い物などをしている。
ある日、梨津子のもとに実家から母が倒れたという電話が入り、名古屋に行くことになるが、母からもらったブレスレットを忘れたことに気が付き、自宅に戻る。そこには夫と不倫相手がいたのである。
母の葬儀を終え、一旦横浜に戻るが、ホテルに泊まり、夫が留守の間に荷物を運び出し、二人で名古屋に住む決意をする。
離婚し、姓は藤里に変わる。名古屋で有名なコーチである上村美濤先生のコーチを受けることになる。ここでは母親たちが順番で弁当当番やコーヒー当番などをやっており、当初は疑問に感じていた梨津子も次第に仲間に入っていく。コーチは小織に4回転を飛ばそうとし、たまには成功するようになる。
同じ教室には同い年の平松希和という逸材がおり、刺激を受ける。
希和は順調に成績を伸ばし、全日本に出場し好成績を残す。スポンサーも付き、カナダを練習の拠点にするようになる。美濤コーチも希和の希望でジャンプコーチとして帯同するが、次第に希和のグループから離れていっていまう。
小織は母から動き、美濤がいない間は無理を言って諒子先生にコーチをお願いし、ジャンプも良くなってくる。しかし、美濤先生が帰ってくるとすぐに、美濤にコーチを戻してしまう。
高校3年の大会近くに、希和の母親がなくなり、希和は、海外試合を棄権する。
最後の試合で、小織はショートでまずまずの成績を残すが、フリーの演技で4回転を失敗し、二人のスケートはここで終わりを告げた。
希和は、好成績を残し、その後も活躍する。
スケートをやめ、長野の大学に通う小織のもとに叔母から電話が入り、梨津子が怪我で入院したという。急いで名古屋に帰り、病室に行くとそこには、美濤先生と希和がいたのである。
美濤先生からかけられた言葉は、小織ではなく、梨津子の成長ぶりに驚いたと言う。人が誰かのために必死になるということはどういうことなのか、間近でみることができたと。
希和も自分以外の親に怒られたのは梨津子が初めてだと語った。
小織は母の思いを心に、これからの人生を楽しんでいくことでしょう。 -
Posted by ブクログ
フィギュアスケート。
テレビ中継していればぼんやり見てしまうこともあるし、ショートとフリーの違いくらいは何となく説明できる。
それほどの思い入れはないけど、ソチ五輪の浅田真央のフリーの演技と、決まった直後のあの表情には思わず涙を流した。
これが自分にとってのフィギュアスケートのすべてでした。
この小説を読むまでは。
フィギュアスケートの世界を舞台に、どこにでも居そうな普通の母娘が紆余曲折を経ながら、人として大きく成長していく物語。
普通、この手のお話ならば、競技者である娘の方が苦労を重ねながら徐々に成長していく、というストーリーがまあ一般的だろうと思いますが、この作品ではそうではなく、母親の成長の物語なんです。
しかも、その成長の度合いがハンパない。
娘のためにできることなら文字通り自分のすべてをかけて取り組み、必要じゃないものはすべて捨てる。
ある時、自分の甘さを痛感した瞬間に変わります。
自分の優越感を満たしてくれるステイタスに過ぎなかった娘のフィギュアスケートですが、この瞬間に自分のすべてをかける対象になったのです。
子供に対して、あれしろこれしろと言うだけの親なら、それこそどこにでもいますけどね。中途半端が一番ウザい。だったらやめといたほうがいい。
フィギュアスケートって、かくも過酷で、繊細で、メンタルのスポーツだったのね、ということを知れたのもよかったです。
感動と驚きのハーフアンドハーフです!(使い方、ちょっと違う!?) -
Posted by ブクログ
『栄光一途』の続編
前作同様、望月篠子が主人公。今回はアルペンスキーのメンタルトレーナーとして活躍。同僚の佐々木深紅も大活躍。
アルペンスキーの日本選手、石野ケビンはワールドカップの富良野で転倒し死亡してしまう。弟の石野マークは、兄の転倒がトラウマとなり成績が振るわない。マークをメンタルで支える篠子は遠征先のオーストリアでチームに帯同する教授からあることを委ねられるが失敗してしまい、チームから離れる。マークはその秘密を知っているらしい。
篠子と深紅はケビンの事故を調べるうちに事故でなく仕組まれたことに気がついていく。
富良野のワールドカップ前にガーラ湯沢でスキーを楽しむチームのメンバーたち。しかし、マークが姿を消してしまう。スキー場は爆弾を仕掛けたという電話により閉鎖される。ようやくマークを探し出すが、ごんドナの中で篠子が襲われる…。
そしていよいよ迎える富良野大会。ここからストーリーは激しく動き出す。
後半からは一気に読んでしまった。篠子と深紅の今後の活躍が期待されます。 -
Posted by ブクログ
(やったぁ♪これで全巻揃うわぁ~)
…と、
喜んだのは、
中古コミック激安市のワゴン内に『JINー仁』を
発見した為。(^^♪
10冊で¥500。
まだ未購入の残り9巻をドサドサ籠にいれ、
あと一冊はどれでもいいや、
と、何となく手にしたのがこのコミックであった。
私は時々、
本を選んでいるのが自分なのか?
それとも、
本に選ばれているのか、わからなくなる時がある。
私の手の中にすーっと収まったこの本は
偶然の出会いが引き起こした奇跡の物語。
小説のコミック化作品はあまり好きじゃないのだが、
著者を知るにはいい機会であった。
コミックではない、
他の作品を読んでみたくなった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人の殺気を感じ取る能力。こういう「中二病」的設定は嫌いじゃない…どころか、むしろ好みな自分。同じ幻冬舎文庫だと、外見から病状や犯罪の兆候を感じ取れる医師という設定の久坂部羊「無痛」がありますが、あれが大好物な自分にとって本作は結構楽しめました。
状況説明などがやや冗長に感じられる場面もありますが、それらは人物の深堀のために必要な場面だったと解釈しました。中学時代の同級生のキャラが、一部イメージしきれないところがありましたが、それ以外は割とキャラが立っていたと思います。
それらと分かりやすいストーリ展開をふまえると、王道どストレートなお話や設定が好きな人向けなんでしょうか。自分は割とそのタイプなので、500ページ近くある本作もあっという間に読み終えました。