雫井脩介のレビュー一覧
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第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作。
五輪を目前に控えた日本柔道の女性コーチが主人公。
彼女は怪我のために柔道の選手生活を断念した過去を持つ。
スポーツ心理学が専門の彼女は柔道界の重鎮たちから,
ドーピングをしている強化選手を突き止める任務を言い渡される。
嫌疑をかけられているのは男子81kg級の強化選手2名。
重圧の中,真実を追う彼女はスポーツ界を蝕む病に直面する。
ドーピング規定そのものが不完全で,
商業主義とスポーツマンシップの間を揺れている。
そのようなスポーツ界の実状を扱いながら,
ミステリー要素もうまく盛り込んでいる。
彼女に協力する剣道家の女友達がいい味を出 -
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中学時代に夢中で読んだ「犯人に告ぐ」シリーズ完結編として期待して読んだが、ややイマイチだった。
警察内部の裏切り者(ポリスマン)を炙り出す作戦や、主人公巻島がネット番組で事件関係者とやり取りするシーンは、シリーズらしく、黒幕を舞台に引きづり降ろすシーンはハラハラして面白かった。
巻島のハードボイルドさも健在していた。
一方で約500ページのボリュームに対して中だるみがあり、過去作からの登場人物の多さも相まって無駄なシーンが多いと感じた。
選挙戦やIR誘致のサブストーリーは意図は分かるものの本筋への効き方が弱く、徒労感が残った。
さらに黒幕・網代の人物像は、前作の淡野と違い深掘りがなく、魅力 -
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ネタバレ荒勝明
加茂運商勤務。1980年の凶行時のメンバー。時山の策略で主犯格とされ無期懲役刑に服す。二十一年後に仮出所。山田名義のアパートで変死体として発見される。
時山次郎
解雇した吉良を殺す主犯格。中学のときに石黒という一つ上の先輩である男を殺したことがある。懲役十五年を十三年で出所。岐阜でヤクザをやっている。<光輝会>の一員。大石という荒の指紋を持つ男によって殺される。
養魚場の主人
坂井田昇
1980年の凶行時のメンバー。懲役十二年を満期で出所。荒を名乗る男に殺される。
気良公彦
加茂運商の社長。副業を行っていた荒達三人に解雇を言い渡す。凶行により殺害される。
気良佳代
公彦の妻。 -
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ネタバレ荒勝明
加茂運商勤務。1980年の凶行時のメンバー。時山の策略で主犯格とされ無期懲役刑に服す。二十一年後に仮出所。
時山次郎
解雇した吉良を殺す主犯格。中学のときに石黒という一つ上の先輩である石黒という男を殺したことがある。懲役十五年を十三年で出所。岐阜でヤクザをやっている。<光輝会>の一員。荒の指紋を持つ大石という男に殺される。
養魚場の主人
坂井田昇
1980年の凶行時のメンバー。懲役十二年を満期で出所。荒を名乗る男に殺される。
気良公彦
加茂運商の社長。副業を行っていた荒達三人に解雇を言い渡す。凶行により殺害される。
気良佳代
公彦の妻。凶行により殺害される。
有田直己
加茂 -
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ネタバレ小南由惟
都立高三年生。母親の逮捕により、進学をあきらめ就職する。
紗奈
由惟の妹。腎炎で古溝病院に入院中。
野々花
由惟の母。無神経なところがある。加工食品のパートを辞め、付き添い用の簡易ベッドで毎日寝泊まりしている。同室に入院している子の点滴にインスリンを混入させ死亡させた。
西本愛佳
紗奈の隣のベッドにいた子。十歳。糖尿病治療を終え退院した。
恒川結芽
紗奈と同じ部屋の入り口側の六歳の子。二年以上入院。腎炎。点滴に糖尿病治療に使う大量のインスリンが大量に混入され死んだ。
佐伯桃香
愛佳の後に入った子。四歳。川崎病。点滴に糖尿病治療に使う大量のインスリンが大量に混入され、一時的に -
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ネタバレ小南由惟
都立高三年生。母親の逮捕により、進学をあきらめ就職する。
紗奈
由惟の妹。腎炎で古溝病院に入院中。
野々花
由惟の母。無神経なところがある。加工食品のパートを辞め、付き添い用の簡易ベッドで毎日寝泊まりしている。同室に入院している子の点滴にインスリンを混入させ死亡させた。
西本愛佳
紗奈の隣のベッドにいた子。十歳。糖尿病治療を終え退院した。
恒川結芽
紗奈と同じ部屋の入り口側の六歳の子。二年以上入院。腎炎。点滴に糖尿病治療に使う大量のインスリンが大量に混入され死んだ。
佐伯桃香
愛佳の後に入った子。四歳。川崎病。点滴に糖尿病治療に使う大量のインスリンが大量に混入され、一時的に -
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ネタバレ想代子の得体の知れなさが強すぎて大事件を起こした隈本の存在が霞んでしまっている。これは作者の作戦なのだろうか?隈本の一言で想代子を得体の知れない存在にして黒幕説に誘導されてしまった気がする。
想代子が現れたときは店の乗っ取りを隈本と企んでいる悪女か、感情を表に出さないサイコパスのどちらかだと思っていたが、結果どちらでもなかった。個人的にどちらかの展開を期待していたから少し残念。
終盤、成長した那由太を見守る想代子の姿が康平を見る暁美に似ているなと思った。将来有望な頼れる息子への目線。ありがちな親視点ではあるけれど、なにか因果を感じられずにはいられなかった。