雫井脩介のレビュー一覧

  • 白銀を踏み荒らせ

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    ワールドカップスキーを舞台にした小説って珍しいのです。スキー馬鹿としては外せないのでした。

    本当に知っている人には細かい部分で「???」ってなることもあるようですが。。

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    2009年10月04日
  • 栄光一途

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    第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作。
    五輪を目前に控えた日本柔道の女性コーチが主人公。
    彼女は怪我のために柔道の選手生活を断念した過去を持つ。
    スポーツ心理学が専門の彼女は柔道界の重鎮たちから,
    ドーピングをしている強化選手を突き止める任務を言い渡される。
    嫌疑をかけられているのは男子81kg級の強化選手2名。
    重圧の中,真実を追う彼女はスポーツ界を蝕む病に直面する。
    ドーピング規定そのものが不完全で,
    商業主義とスポーツマンシップの間を揺れている。
    そのようなスポーツ界の実状を扱いながら,
    ミステリー要素もうまく盛り込んでいる。
    彼女に協力する剣道家の女友達がいい味を出

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    2009年10月04日
  • 白銀を踏み荒らせ

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    雫井ものは「虚貌」「火の粉」など非常にスリリングなミステリーと、「クローズドノート」みたいなちょっと異質なもの、「栄光一途」のようなスポーツの世界を舞台にしたミステリーを読んだことがありますが、これは栄光一途の続編というか、シリーズものです。栄光は柔道界でしたが、これはアルペンスキー。スピード感もあり、なかなか面白かったです。スポーツ観戦が好きな方にはよいのでは。次はどんな種目を舞台に書くのか楽しみです。雪山が舞台なので一応山岳ものに追加。

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    2011年07月16日
  • 霧をはらう(下)

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    ネタバレ

    小南由惟
    都立高三年生。母親の逮捕により、進学をあきらめ就職する。

    紗奈
    由惟の妹。腎炎で古溝病院に入院中。

    野々花
    由惟の母。無神経なところがある。加工食品のパートを辞め、付き添い用の簡易ベッドで毎日寝泊まりしている。同室に入院している子の点滴にインスリンを混入させ死亡させた。

    西本愛佳
    紗奈の隣のベッドにいた子。十歳。糖尿病治療を終え退院した。

    恒川結芽
    紗奈と同じ部屋の入り口側の六歳の子。二年以上入院。腎炎。点滴に糖尿病治療に使う大量のインスリンが大量に混入され死んだ。

    佐伯桃香
    愛佳の後に入った子。四歳。川崎病。点滴に糖尿病治療に使う大量のインスリンが大量に混入され、一時的に

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    2026年02月20日
  • 霧をはらう(上)

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    ネタバレ

    小南由惟
    都立高三年生。母親の逮捕により、進学をあきらめ就職する。

    紗奈
    由惟の妹。腎炎で古溝病院に入院中。

    野々花
    由惟の母。無神経なところがある。加工食品のパートを辞め、付き添い用の簡易ベッドで毎日寝泊まりしている。同室に入院している子の点滴にインスリンを混入させ死亡させた。

    西本愛佳
    紗奈の隣のベッドにいた子。十歳。糖尿病治療を終え退院した。

    恒川結芽
    紗奈と同じ部屋の入り口側の六歳の子。二年以上入院。腎炎。点滴に糖尿病治療に使う大量のインスリンが大量に混入され死んだ。

    佐伯桃香
    愛佳の後に入った子。四歳。川崎病。点滴に糖尿病治療に使う大量のインスリンが大量に混入され、一時的に

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    2026年02月19日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    劇場型捜査における犯罪者ワイズマンと神奈川県警巻島特別捜査官との戦い。
    実際の捜査ではなかなかないだろうが、巻島が報道番組で捜査情報を打ち明けて、犯人の情報を得ようとする。
    場面が変わると、中心人物が変わり、その人物の心情などが丁寧に書かれていて、どの人物も気になる存在だった。
    ワイズマンを捕まえることができるのか?
    行方不明となった重要参考人の行方は?
    犯罪に関わってしまった者たちの末路は?
    色々続きが気になった。
    続編もありそうなので、楽しみにしよう。

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    2026年02月13日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    ようやく読み終わった。
    前半は選挙の話が長すぎてなかなか読み進めるのに時間がかかった。
    越村、槐屋はよかった。

    やはり淡野が主役のシリーズ3と、2が一番面白かったかな。
    小川ヒットしすぎやろとは思うが…

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    2026年02月04日
  • クロコダイル・ティアーズ

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    ネタバレ

    想代子の得体の知れなさが強すぎて大事件を起こした隈本の存在が霞んでしまっている。これは作者の作戦なのだろうか?隈本の一言で想代子を得体の知れない存在にして黒幕説に誘導されてしまった気がする。

    想代子が現れたときは店の乗っ取りを隈本と企んでいる悪女か、感情を表に出さないサイコパスのどちらかだと思っていたが、結果どちらでもなかった。個人的にどちらかの展開を期待していたから少し残念。

    終盤、成長した那由太を見守る想代子の姿が康平を見る暁美に似ているなと思った。将来有望な頼れる息子への目線。ありがちな親視点ではあるけれど、なにか因果を感じられずにはいられなかった。

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    2026年01月29日
  • 互換性の王子

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    会社内部の覇権争いがテーマ。
    別荘宅の地下に主人公が閉じ込められるという衝撃の展開から始まる。途中で真相が明らかになる。現社長から跡を引き継ぐのは兄弟の内どちらか。最期まで集中して読むことが出来ました。面白かったです。

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    2026年01月25日
  • 互換性の王子

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    ネタバレ

    面白かった。サクサク読むにはとてもよい。
    月9というか、ドラマ化に向いてそうだなと思う。

    登場人物の名前が成功(なりとし)と実行(さねゆき)なのが若干読みにくい。単純に普段使う熟語が先に来てしまうので…。

    最初こそミステリ風の導入だが、最初のみ。大筋は王道の展開。
    個人的には、ヒロインは実行を選んで1勝1敗がちょうど良かったのではと感じる。

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    2026年01月12日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    ネタバレ

    淡野悟志
    多重債務者やマルチ商法の被害者などの顧客リストに一手間加えている。

    社本豊
    振り込め詐欺の店。“店長”を務める。かつて横浜をテリトリーとして活動していたギャングチーム「矢加羅」の幹部だった。

    砂山知樹
    就職が決まっていた洋菓子メーカー「ミナト堂」が消費期限改ざんで業績悪化し、内定辞退となる。ショットバー「クレッセント」でバイトを続けている。

    健春
    知樹の弟。

    西川
    二十歳そこそこ。知樹と班を組んでいる。

    八木
    三十代半ば。知樹と班を組んでいる。

    向坂篤志
    知樹と班を組んでいたが消えた。四十代。足柄署で帳場が立てられた被害者。

    福田敬一
    福田敏子
    川崎の久地に住む七十代の

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    2026年01月09日
  • 犯人に告ぐ2 (上) 闇の蜃気楼

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    ネタバレ

    淡野悟志
    多重債務者やマルチ商法の被害者などの顧客リストに一手間加えている。

    社本豊
    振り込め詐欺の店。“店長”を務める。かつて横浜をテリトリーとして活動していたギャングチーム「矢加羅」の幹部だった。

    砂山知樹
    就職が決まっていた洋菓子メーカー「ミナト堂」が消費期限改ざんで業績悪化し、内定辞退となる。ショットバー「クレッセント」でバイトを続けている。

    健春
    知樹の弟。

    西川
    二十歳そこそこ。知樹と班を組んでいる。

    八木
    三十代半ば。知樹と班を組んでいる。

    向坂篤志
    知樹と班を組んでいたが消えた。四十代。足柄署で帳場が立てられた被害者。

    福田敬一
    福田敏子
    川崎の久地に住む七十代の

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    2026年01月08日
  • 火の粉

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    雫井さんの初読み作品!
    いや…前半から中盤にかけて怖すぎでしょw
    読み進めていてこれだけ怖い作品ははじめてかもしれないですね。
    中盤以降は何故か冷静に読める様になりましたがw読み終わって、さすがにここまでは理解できないけれど「人間ってそういう部分もありますよね」って感じました。

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    2025年12月29日
  • クロコダイル・ティアーズ

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    想代子は絶対になにかを隠している、と思わせるような書きぶりに読む手が止まらなかった。
    結末は想像とは違ったが、最後の解説を読んで「思い込みから逃れられない」罠に私も陥っていたな、と納得させられた。

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    2025年12月28日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    12月-10。3.5点。
    犯人に告ぐ、第4弾。
    瀕死の重傷を負った淡野。巻島は捜査を継続するが。。。
    第3弾を受けた続編。リップマン編のラスト。

    面白いのだが、少し時間がかかる。捜査の停滞も結構あり。

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    2025年12月27日
  • 火の粉

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    途中からは誰が正解を言っているのかよくわからなくて、もしやこの人が?いやいやむしろこの人が?などと勘ぐった。
    何よりも猟奇的な場面に自分自身は対応できるのか疑わしい。

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    2025年12月25日
  • 犯人に告ぐ : 3 <文庫合本版> 紅の影

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    巻島警視が「リップマン」こと希代の詐欺師淡野に挑む。
    情報の真偽を自在に操る淡野の圧倒的な知略と嘘の前に、警察の正攻法がことごとく無力化され、常に犯人の手のひらで踊らされているような絶望的でギリギリの捜査が展開され
    「淡野」という敵ながら強烈に惹きつけられる悪の魅力に翻弄されつつ、実体の掴めない影を執念で追い詰めていくプロセスを網羅した、シリーズ史上最もスリリングな傑作です。
    敵ながら圧倒的な存在感を放った淡野の最期とエンディングの由香里が切ない。

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    2025年12月24日
  • クロコダイル・ティアーズ

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    ネタバレ

    202508/心理描写や人物描写がうまくて嫌~な気持ちになりつつ途中で止められない面白さ。期待値ゆえもあってか自分は結末に物足りなさを感じてしまった。直木賞選考委員宮部みゆきの講評『無自覚な犯罪者が無自覚だからこそしれっと成し遂げてしまった完全犯罪の話』がまさに!

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    2025年12月22日
  • つばさものがたり

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    天使が見えるという男の子(叶夢)、闘病しながら夢を叶えようとする叔母(小麦)、そしてその家族の物語。

    天使の世界観の作り方などは、どこか児童文学的な要素もあって、独特の雰囲気だった。また、天使の存在について、現実だと思わせる描写を重ねつつ、最後まで妄想である可能性も残しているように思えた。特に、叶夢が小学生になり、天使と会う機会が減ったことは、成長につれて、幼い頃にあった不思議な錯覚が減っていく、現実的な描写にも感じる。

    小麦の行動について、若くして尽きる自身の人生に納得するためには、あのくらい行動して、周りを巻き込み、何かを残したという実感が必要だったのだと思う。

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    2025年12月17日
  • クロコダイル・ティアーズ

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    息子が殺されて捕まった犯人は、息子の嫁の元交際相手で、嫁に殺害を依頼されたと供述~ そこから嫁への不信感が募っていき~

    嫁のキャラ設定が少し現実離れしているため、今一つ感あり。ラストにかけては納得感があるのだが。

    ありそうであまりない展開の作品で目新しさはある。

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    2025年12月17日