あらすじ
前代未聞の方法で洋菓子メーカーの社長親子に誘拐ビジネスを仕掛けた〔大日本誘拐団〕。その実行犯は逮捕されたものの、主犯格とみられる淡野は捜査の手をかいくぐり行方をくらました。神奈川県警特別捜査官の巻島史彦がAIの出没予測を活用しながら淡野の足跡を追う一方、逃げ延びた淡野は鎌倉に潜伏し、警察を出し抜く新たな犯罪計画を立てていた――。大人気警察小説「犯人に告ぐ」シリーズ第三弾、文庫合本版にて再登場!
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Posted by ブクログ
シリーズ第3弾。
文庫合本版P706の厚みも気にならないほどに第2弾で逃げ延びた主犯格の淡野の動きを追う。
逮捕された実行犯の取り調べも進むが、主犯格の淡野が英語で「レスティンピース」〜安らかに眠れの言葉や死体のそばにRIPの文字を残したことから通称・リップマンと呼ばれ、県警は顔認証技術を利用したAIによる犯罪予想システムで捜査する。
単身で投資詐欺を続けていたリップマンこと淡野は、旧知の女性・由香里の住む鎌倉に身を寄せていたが、詐欺の家で危機に陥り…このことがきっかけになったのか引退を決意し、ボスであるワイズマンの所へ行くが、最後に驚くべき手段で大金を手に入れる犯罪計画を持ちかけられ…。
この犯罪計画が予想外で、どうするんだろうと…
県警内部でも内通者のポリスマンが誰なのか…とか、リップマンと巻島とのネットテレビを利用しての頭脳戦など気を抜く間もなく、ハラハラし通しだった。
今回は、前作と違った淡野の内面が詳細に描かれていて、冷徹なイメージしかなかったが、母親に会いに行っていたことや渉とサーフィンをするくだりや少年時代にワイズマンと出会ったことなどいろんな面を持っていたことがわかり少しずつ人間味を感じたところで…最後が。
ワイズマンの今後やポリスマンもはっきりせず…
どうなるのだろうか。