雫井脩介のレビュー一覧

  • 仮面同窓会

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    青春の思い出を語り合うだけのはずだった。同窓会で再会した洋輔ら四人は、旧交を温め合ううちに、かつての体罰教師への仕返しを思いつく。計画通り暴行し置き去りにするも、教師はなぜか別の場所で溺死体で発見された。犯人は俺達の中にいる!?互いへの不信感が募る中、仲間の一人が殺されて…。

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    2018年05月27日
  • 犯人に告ぐ2 (上) 闇の蜃気楼

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    雫井脩介『犯人に告ぐ(2)(上) 闇の蜃気楼』双葉文庫。

    あの『犯人に告ぐ』の続編の上巻。冒頭の振り込め詐欺の興味が惹かれる描写から一転、警察組織の人事が描かれ、なかなかメインのストーリーが始まらない。

    面白いかと問われれば、それほどではないという答えが正解だろう。続編だけにテンポ良くストーリーを展開してくれれば良いのに、新作のテレビドラマの初回のような展開がまどろっこしい。

    期待外れ。

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    2018年05月17日
  • 銀色の絆

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    登場人物がいっぱいで、誰だっけ???って何回も思った。娘の回想と母親の視点からとが描かれている。フィギュアスケートは本人はもちろん家族も一丸となって取り組んでようやく結果につながるんだな。やっぱり真央ちゃんを彷彿とした。

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    2018年05月15日
  • 引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険

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    ヘッドハンターのお話でした。
    会社経営者レベルの方々が中心に引き抜き。
    今の自分・これからの自分にもちょっと縁がなさそうで、ストーリーに今一つ入り込めなかった。
    下巻での展開を期待しよう。

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    2018年04月27日
  • 引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険

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    ヘッドハンター版のお仕事小説。
    ファミリー企業から外の世界を見てこいと追い出されてから、ヘッドハンターとして働き始めるのも、またそこでの仕事ぶりも、お嬢さん感が否めない。こんなに上手く運んでいくものだろうか。
    同時発売の下巻では、元の会社に戻るみたいだが、ヘッドハンターとして培った人を見る目がどう活かされてくるのか。

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    2018年04月25日
  • 殺気!

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    人の殺気を感じ取ることができる能力。超能力が出てくる物語が好きなので手に取ってみたが、思った話とは少し違った。
    少女時代に拉致監禁された過去を持つという設定を中心に、様々な要素が絡み合っていく。基本はミステリーだが、友情物語でもある。最後の決着はあまり好きではないが、とても読みやすく面白かった。

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    2018年04月07日
  • 殺気!

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    平和で安穏な日常を守ろうとするあまり、ともすると人は臭い物に蓋をし覆い隠してしまう。大事なものもろともに。ときには被害者さえも自らを犠牲に隠蔽に加担してしまう。日本人特有の義であり美意識かもしれないが、最終的な決断は、人としてどうあるべきなのか、正しいのか、間違っているのか、そこにかからしめなければならない。上辺だけを飾っておしまいにはしない、できない主人公が清々しい。時にはすべてを擲っても守らなければならないものがある。我々は人間なのだから。

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    2018年03月24日
  • 虚貌(下)

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    (上巻からの続き)非常にテンポがよく、どんどん読ませる惹き付け力はあるのだけれど、おそらく多くの読者が思ったであろう「このトリックいいの?」感がなんとも。トリックがわかったからといって減速するわけではなくやはり読み進めてしまうのだけれど、うーん、これだとどんな犯罪も可能になってしまうよなぁーと。
    ただ、これは犯人やトリック探しのストーリーではなく、犯人の心の闇深さや強い動機をこのような形で描いたものだと考えればありかな。
    どう考えても警察はもっと早くにこの犯人にたどり着いて然るべきだと思うし、犯人の最後の台詞も謎ではあるけれど、最後まで読んだ上で上巻の最初に戻ると非常に切ない気持ちになりそうな

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    2018年01月13日
  • 仮面同窓会

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    良くも悪くもエンターテインメント。

    ドラマにしたら安っぽくなりそうな…。
    いや、面白いんだけどね。

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    2017年12月03日
  • 途中の一歩(下)

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    漫画業界を舞台に、婚活に勤しむ男女の恋愛模様を描く長編小説の後編。
    男女の出会いは運命的偶然が多分にある。それが結果的に結婚というものに結びつくわけだが、それも目には見えない縁があったからこそと思う。本作品の登場人物たちも、収まるところに収まった感はあるが、すべては不思議な縁である。

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    2017年11月15日
  • 途中の一歩(上)

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    漫画業界を舞台に、恋愛と結婚に揺れる適齢期6人の群像劇。
    恋の予感は突然やってくる。ただ、結婚と恋愛は異なるところが厄介だ。あくまでも自由を求めるのか、いつも側に誰かいる安心を求めるのか。各々の人生の行方は下巻で決まる。

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    2017年11月12日
  • 仮面同窓会

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    同窓会をきっかけに、再会した4人がかつての高校教師に復讐を企てるところから始まるストーリー。

    怪しいと思っていた人物がやはり怪しく、謎解き的には少々肩透かしをくらった感じでした。

    ちょっと後味が悪い作品でした。

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    2017年09月25日
  • 栄光一途

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    ネタバレ

    柔道界のオリンピックに向けての強化、しかしその裏でドーピング疑惑…。柔道界を守る?誰がドーピングをしている?そもそも何がドーピングがダメで何がいいの?オリンピックを目指すたたかいの裏で繰り広げられる思惑、クスリを仲間たちと探る一作。柔道のことやドーピングのことがわからなくても読めるけど、ややつまらない?

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    2017年04月14日
  • 殺気!

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    わざとなのかもしれないけど、ちょっと稚拙だな。

    何となく軽いノリの小説なんだろうとは思ったけど、中身があまりにも薄っぺら。

    軽いノリでも別に構わないんだけど、なんか、どうでもいい話(エピソード)が次々と出てきて、まとまりがない。

    というか、つまらないんだよね〜。

    ということで、期待外れでした。

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    2017年04月02日
  • 仮面同窓会

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    読み逃していた雫井作品を続々と読んでます。

    「犯罪小説家」を前に読んでいて、同じ漢字五文字だったため、もう読んでいたと思い込んでいました。。。

    感想は。。。面白かったのですが、後味が・・・。

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    2017年03月11日
  • ビター・ブラッド

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    父親である島尾明村のキャラクターが軽すぎる。
    それなりに過去の因縁もあり、読み終わってみれば面白かったとは思うのだけれど。
    登場人物たちの行動に説得力がない。
    個性的なキャラクターを揃えているのに、読み進めば進むほど軽さを感じてしまった。
    重ければいいというものではないにしても、明村が何故そんなにも「見た目」にこだわるのかもよくわからなかった。
    やたらと足が吊る設定も必要だったのかどうか。
    好きな作家さんだけに残念な思いが先にたつ。
    読みやすいしけっして面白くないわけではないけれど、「堪能できた」と言いきれる物語ではなかったような気がした。

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    2017年03月09日
  • 虚貌(上)

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    ネタバレ

    上下巻読んでの感想
    登場人物たちが複雑に交錯している中、新たな事件も起こり物語は進んでいく。
    病に侵され先の見えてしまった老刑事が、執念で事件に迫る。
    「貌」を題材にしたところが面白いなぁと。
    とくに上巻がテンポもよくてグッと引き込まれた。
    それぞれの人物像も丁寧に描かれていて、具体的なキャラクターが伝わってくる。
    差し込まれているエピソードなどもいい。
    犯人は途中でわかってしまうし不自然なところも多少あるけれど、物語としての面白さには影響していないように感じた。
    人と人、人と自分、自分と自分。
    ミステリーとしての面白さよりも、心の裏側に潜む闇のようなものを描いた人間ドラマとして読んでしまった

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    2017年03月01日
  • ビター・ブラッド

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    ヒロコサンから借りた本!

    久々のミステリで興奮しました!!

    人物設定がゆるめで、シリアスな雰囲気をうまーく冗談やらゆるめキャラでなごましてくれ、なかなかのおふざけミステリですが、オチやそれまでの展開はなかなかハラハラさせられます!!!

    アニメのようなキャラ盛りだくさんで、ミステリ苦手な方でも読めそうな一冊!!!!

    設定自体は固めで、なんだか最近の時代背景に則ったゆるさです!笑!

    こういうゆるめのミステリ、最近多いのはやはり流行りなんだろうか??

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    2016年12月01日
  • 仮面同窓会

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    ・・・いわゆる復讐劇は読むのにも、かなりエネルギーがいる。思いがけない登場人物も現れて驚かされもする。疲れているときはなかなか前に進めなかった。

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    2016年11月21日
  • 虚貌(下)

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    久々に入りこんだ!!内容的には、嘘ぉーーー!と、いうのもありましたが、うん、まぁ、確かにルパン風といえば言えなくもないかな?

    人物描写がかなり細かくて、その人となりの雰囲気やら見た目などが浮き彫りになり、まるで身近な人間の話のような臨場感。

    これは著者の腕によるものだろうなぁ。

    ラストもなんとも言えないラストでしたが、とにかく人物描写に感嘆です!!!!

    久々にミステリー!!楽しみました!!!!!

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    2016年06月23日