あらすじ
会社を潰すのはヘッドハンターか!? 父が創業したアウトドア用品メーカーに勤める鹿子小穂(かのこ・さほ)は、創業者一族ということもあり、若くして本部長、取締役となった。しかし父がヘッドハンターを介して招聘した大槻(おおつき)と意見が合わず、取締役会での評決を機に、会社を追い出されてしまう。そんな小穂を拾ったのが、奇しくもヘッドハンティング会社の経営者の並木(なみき)で……。新米ヘッドハンターとして新たな一歩を踏み出した小穂は、プロ経営者らに接触し、彼らに次の就職先を斡旋する仕事のなかで、経営とは、仕事とは何か、そして人情の機微を学んでいく――。かけひき、裏切り、騙し合い――。『犯人に告ぐ』『検察側の罪人』の著者、渾身の新境地。
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Posted by ブクログ
「引き抜き屋」 雫井脩介 ★★★★★
抜群に面白いです。・お仕事小説ですが、「ヘッドハンター」という見たことのない題材
・キャラクターが非常に立っている。
・1話完結方式で書かれているが、全体を通して1本のストーリーになっている。
以上の理由で、日テレの水10枠の担当者は今すぐドラマ化権の交渉に向かってください。出演は・ガッキー(or 北川景子)
・松島菜々子(or 石田ゆり子)
・岡田准一(or 大野智)
・大泉洋
でお願いします。本当は、山口元メンバーのほうが似合いそうww
閑話休題
小説としては1話完結なのに、ワンパターンにならないように工夫されており全然飽きません。
キャラクターを練りこんだ勝利です。最終話になったところで、予想を覆す展開に持って行ったのはお見事!(見事にフラグをへし折った!)
2冊のハードカバー本なのに面白すぎて1週間で読み終わりました。
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会社を潰すのはヘッドハンターか!?
父が創業したアウトドア用品メーカーに勤める鹿子小穂(かのこ・さほ)は、創業者一族ということもあり、若くして本部長、取締役となった。
しかし父がヘッドハンターを介して招聘した大槻(おおつき)と意見が合わず、取締役会での評決を機に、会社を追い出されてしまう。
そんな小穂を拾ったのが、奇しくもヘッドハンティング会社の経営者の並木(なみき)で……。
新米ヘッドハンターとして新たな一歩を踏み出した小穂は、プロ経営者らに接触し、彼らに次の就職先を斡旋する仕事のなかで、経営とは、仕事とは何か、そして人情の機微を学んでいく――。
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この本を読んで、ヘッドハンターという職業があることを知った。自分自身にどのくらい価値があるかが重要なので、自分も知識や経験を蓄えていきたいと思った。
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アウトドアメーカーの社長の娘小穂は、外の世界を見るべきであると、父から職を追われ、偶然出会った並木の元でヘッドハンターとして働くことになった。
エグゼクティブがたくさんの、知らない世界を知る読書となりました。
こんなに上手くいくことはないのかもしれないですが、そこはフィクション、面白く読みました。
適材適所を見つけることが出来るヘッドハンター達がかっこいい。
小穂の成長も見え始め、続編に期待です。
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雫井脩介のサスペンスではない力の抜けたビジネス小説。
主人公も力が抜けており、いい感じでほっこりと読める、ヘッドハンターのお話。
ヘッドハンター自体は、ほっこりした世界でもなんでもないのですが、雫井脩介の筆力がほっこり読ませてくれます。
Posted by ブクログ
序盤は少し入り込みづらかったのですが、ヘッドハンターとしての業界小説となっていくと、面白味が増していきます。ヘッドハンターは面白い仕事だし、人間性が問われるところが、小説向きですね。2巻もこの調子なのか? それとも主人公自身に焦点が当たるのか、期待大です。
Posted by ブクログ
この作者のミステリーが好きだったのでビジネスものはどうだろう思いながら読んだが、テーマもストーリーもかなりの面白さだった。ハードカバーの上下巻なので読み応えもあり、下巻にも期待。
Posted by ブクログ
これまたドラマで見たことある内容だった。
父が社長を勤めるフォーンを追い出された鹿子はヘッドハンターになることに。
ホテルやスポーツ用品店からヘッドハントを依頼され、なんとか期待に応えていく。
ドラマ通りの感じで面白い
Posted by ブクログ
フォーンという、創業一族経営のアウトドアメーカーの令嬢である鹿子小穂が、ヘッドハンティングによって中途できた取締役に会社を追い出されて、ひょんなことからヘッドハンターになる話。
順風満帆だと思っていた会社の内部から裏切られ、再起をはかる様がとても力強く、元気になるストーリー構成だった。
Posted by ブクログ
引き抜き屋を扱ったお仕事小説。「引き抜き屋の代理」「 〃 微笑」「 〃 冒険」の3章構成。
雫井作品は硬軟の幅が広い。
本作は第1章の読み始めがどろどろした権力闘争中心のハードな作りだったが、並木登場からコミカルなシーンが適度に入った、軟寄りで軽めのテイストだとわかった。
そこそこのお嬢様の成長物語で楽しめる。
Posted by ブクログ
ベッドハンターという職について初めて知りました。人脈もそうですがハイレベルな交渉術が必要な難しい仕事ですが、様々な人と接点を持ちつつ相手の人生をより豊かにする仕事、と捉えると素敵だなと感じます。
そんなヘッドハンター未経験の鹿子も、相手に対する真っ直ぐに訴えられるその姿勢こそがが成功への第一歩を踏み出せているのだと思います。
本書で様々な企業の社長が登場しますが、経営は運営、資金、人事などあらゆる事に精神を削られる大変な職だと改めて勉強になりました。多種多様な人物が登場するので、読んでいて飽きない内容となっています。
今後もさらなる鹿子の展開を追って私自身も見習いたいと思います。
Posted by ブクログ
主人公、鹿子小穂はアウトドア用品メーカーの創業者の娘で、商品開発本部を統括する取締役だが、外部からヘッドハンティングで入社した大槻常務と経営戦略で対立。保守的で挑戦を望まない経営に固執する小穂の姿を見て、会社と小穂自身の将来を危惧した父親は、外の世界で修行してくるようにと小穂に退社を迫る。そして小穂は解雇通告直後に偶然会ったヘッドハンターの並木の元で働くことになる。
社会人歴7年で経営やビジネス経験も浅い小穂がいきなりヘッドハンターというのはタイトル通りまさに冒険。本人もそれを自覚して人脈作りに奔走する。クライアントの経営状態やニーズのリサーチ不足は致命的で素人目でも呆れるが、まぁそんな失敗もしながら少しずつ会社と人を結ぶヘッドハンティングの仕事を楽しみ始め、成果を出せるようになる。
普段縁が無い業界なので、興味深く楽しく読めた。多種多様な経歴、ビジネス経験を持つ優秀な人材がたくさん出てくるのも魅力的。
次作で小穂にどんなクライアントからの依頼があるのか楽しみ。
Posted by ブクログ
始まりのテンポはスローだったが、ヘッドハントという仕事に流れが乗り始めてからどんどん惹きつけられていった。普段関わりのない仕事だけに興味深い。お互いのニーズをじっくり見極めていく…人間同士を繋ぐ仕事って奥深いものだとジャンルは違えど感じた。
Posted by ブクログ
父親が経営するアウトドア用品メーカーから追い出された主人公がひょんなことからヘッドハンターに。人脈を広げ(運にも助けられ)絶妙のマッチメイク? 少し雰囲気は違うんだが何となくリストラ請負人が活躍する『君たちに明日はない』(垣根涼介)シリーズを思い出した。主人公の人間的成長が楽しみだし転職をめぐる企業の状況や人間模様も楽しめる。読み応えあり。次巻が楽しみだ。
Posted by ブクログ
自分とは無縁のヘッドハンターの業界、とても興味深く楽しく読んだ。
学校に関しては実名なので想像しやすく、テンポよく読める。
同族企業跡継ぎ候補あるあるのおめでたい主人公が、社会の中でさまざまなことに気づいて成長していく姿は微笑ましく頼もしさも感じる。
Posted by ブクログ
ヘッドハンター。仕事の話、会社の話。
マッチングさせる力、縁の不思議さを感じる。現在の自分自身の仕事や、今後退職して新しく職探しすることになったとき、色々オーバーラップした。
Posted by ブクログ
引き抜き屋という題名からもっとドロドロした人間関係のお話かと思いきや、人情的な部分が多く清々しいお話が多くて、個性も強めで面白かったです。後編を楽しみに。。。
今の社会ではホステスも重要な情報入手や交流できる職種であり、パーティーや飲みということも非常に重要なのだということも古い考え方の自分には印象的でした。
Posted by ブクログ
1月-15。3.5点。
アウトドアメーカーの社長令嬢。
役員までなるが、ヘッドハントされた他の役員と対立し、退社。ヘッドハンティング会社へ転職。
ヘッドハンティングとは、が簡単にわかる話。
流石の筆力、読ませる。
Posted by ブクログ
新米ヘッドハンター・鹿子小穂の物語、前編
・引き抜き屋の代理
・引き抜き屋の微笑
・引き抜き屋の冒険
アウトドアメーカー「フォーン」創業者の娘・鹿子小穂は、父が外部から招聘した幹部・大槻と対立し、フォーンを去ることに。
その大槻を招聘する際に関わったヘッドハンター・並木に拾われ、小穂はヘッドハンターになることに。
並木の経営するフォルテフロースで、エースの花緒里の仕事ぶりを見ながら、人脈を広げつつ、経営とは何か、人材とは何かを学んでいく小穂。
古巣への復帰はできるのか?
前編、後編と同時刊行です。
お仕事小説でもあり、ヒューマンな部分あり、後編を期待させる作品。
Posted by ブクログ
んー、勢いはあるけど行き当たりばったり…会社追い出されるのも唐突だし、彼氏にフラれるのもそう。それに主人公にあんまり魅力が無いし、どんな人間かボンヤリしてる。三十路の女が忙しく新しい仕事して夜はホステスもして人脈広げる、ってなんか既視感強い。フォーンはスノーピークみたいな感じですかね。
Posted by ブクログ
会社を潰すのはヘッドハンターか!? ビジネス界の「かけひき」や「裏切り」「騙し合い」をテーマに一人の女性の奮闘と成長を描く。
雫井作品はどうしても「犯人に告ぐ」のイメージが強く、そのレベルを勝手に期待してしまう。本作も面白くなくはないのにどこか物足りなく感じるのはそのせいかも。
(Ⅽ)
Posted by ブクログ
鹿子小穂は父が創業したアウトドア用品メーカーで、若くして取締役となる。ヘッドハンティングした別の取締役と対立し、会社を追われることに。途方にくれていた彼女だが、偶然出合ったヘッドハンティング会社社長の並木の下でヘッドハンターになることに・・・
ヘッドハンターという職業という舞台で描くが、もともとPart2と同時発売ということもあり、いずれ元に戻るのだろうと。多少雰囲気は違うが、リストラ請負人の「君たちに明日はない」(垣根涼介)シリーズを思い出した。
Posted by ブクログ
ヘッドハンターのお話でした。
会社経営者レベルの方々が中心に引き抜き。
今の自分・これからの自分にもちょっと縁がなさそうで、ストーリーに今一つ入り込めなかった。
下巻での展開を期待しよう。