雫井脩介のレビュー一覧

  • 検察側の罪人(上)

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    読み応えあり!!
    映画になったことを知って読んでみたけど、
    私の中で最上さんがいつまでたってもキムタクにはならない。

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    2018年12月28日
  • 銀色の絆

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    フィギュアスケートってお金掛かるんでしょう?お金持ちしかできないわよねえ。なんて言っている人はこの本を読むといいでしょう。まさに金持ち限定と言っても過言ではない事が再認識されます。こんなにお金が掛かる上に、身体能力に異常に左右されるスポーツは正直子供にさせるのは敷居高いと思うので、庶民はまず選ばないですよね。
    離婚によって子供と2人になって、それでも何とかお金を工面して二人三脚でフィギュアスケートの世界を進んで行く話なのですが、母親が常に付き添うなんて序の口で、ドン引きエピソードが山盛りで段々とブルジョアスポ根に毒されていきます。
    どちらかというと母親の成長物語という面が大きいです。庶民感覚と

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    2018年11月28日
  • 虚貌(下)

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    面白かった。
    ミステリーとしては、ちょっといまいちでしたが、エンターテイメントとしては楽しめました。
    本題の虚貌とある通り、本書のテーマは「顔」にまつわる物語。
    「顔」にもつコンプレックスや思いがあちこちに散りばめられています。
    人はそれぞれ仮面をまとっている。そんなところが根幹にある物語です。

    そして、いよいよ下巻です。
    滝中の娘は、事務所の社長から整形手術を強制され、そこから逃げ出します。
    彼女の心が壊れていくところが怖い。
    さらに、自分の付き合っている男が21年前の事件の共犯者の一人と知ってしまいます。

    一方で、捜査を進めていくうちに、見つかった荒の死体。
    誰が荒を殺したのか?
    一連

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    2018年11月23日
  • 虚貌(上)

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    面白かった。
    ミステリーとしては、ちょっといまいちでしたが、エンターテイメントとしては楽しめました。
    本題の虚貌とある通り、本書のテーマは「顔」にまつわる物語。
    「顔」にもつコンプレックスや思いがあちこちに散りばめられています。
    人はそれぞれ仮面をまとっている。そんなところが根幹にある物語です。

    上巻では事件について描かれています。
    21年前に起きた運送会社一家を襲った事件。
    社長夫妻は惨殺。長女は半身不随、長男は大火傷を負います。
    その事件の首謀者として3人の共犯者に嵌められた従業員の荒。
    その荒が出所して、といった展開です。

    その、共犯者達が、次々に殺されていきます。
    犯人は荒なのか?

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    2018年11月23日
  • 引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険

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    新米ヘッドハンター・鹿子小穂の物語、前編

    ・引き抜き屋の代理
    ・引き抜き屋の微笑
    ・引き抜き屋の冒険

    アウトドアメーカー「フォーン」創業者の娘・鹿子小穂は、父が外部から招聘した幹部・大槻と対立し、フォーンを去ることに。

    その大槻を招聘する際に関わったヘッドハンター・並木に拾われ、小穂はヘッドハンターになることに。

    並木の経営するフォルテフロースで、エースの花緒里の仕事ぶりを見ながら、人脈を広げつつ、経営とは何か、人材とは何かを学んでいく小穂。

    古巣への復帰はできるのか?


    前編、後編と同時刊行です。

    お仕事小説でもあり、ヒューマンな部分あり、後編を期待させる作品

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    2018年11月18日
  • 銀色の絆

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    親子でフィギアスケートのトップスケーターを目指す藤里小織と母・梨津子の物語。

    離婚により母子家庭になった藤里親子は、練習の拠点を名古屋に移したことにより、名コ-チ・上村美濤に出会う。

    朝夜のレッスンは勿論のこと、コーチの弁当当番やお茶当番、さらにはコーチから母へのアドバイスは正座して聞くという、常軌を逸しているような指導方法だったが、次第に小織も梨津子も高い目標に引っ張り上げられながら成長していく。

    途中、危機が訪れながらも苦悩しながら競技を続ける二人の夢は叶うのか?


    舞台も愛知県ですし、リアルに浅田や安藤の姿がかぶってきますが、フィギアに懸ける親の姿勢というものが強調されて

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    2018年11月15日
  • 引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還

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    結局下巻もクソつまんなかった。主人公に自分が無いし流され過ぎだし、適当な人材が出てきたら当てはめてるだけでヘッドハンターとしての流儀もポリシーも無かった。ラストでも父親の会社にいい感じの男を紹介して貰って即その人に決定しただけ。空っぽ。ヘッドハンターを描きたかっただけのようで物語としてはスカスカ。

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    2018年11月07日
  • 引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険

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    んー、勢いはあるけど行き当たりばったり…会社追い出されるのも唐突だし、彼氏にフラれるのもそう。それに主人公にあんまり魅力が無いし、どんな人間かボンヤリしてる。三十路の女が忙しく新しい仕事して夜はホステスもして人脈広げる、ってなんか既視感強い。フォーンはスノーピークみたいな感じですかね。

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    2018年11月06日
  • 虚貌(上)

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    食べていると落ち着く売れない元アイドルに引き寄せられた。群像的に散らばる面々が進むに連れさり気ない個性。

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    2018年10月17日
  • 殺気!

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    人の殺気を感じる女子大生が女児誘拐事件をキッカケに自分が過去に経験した誘拐事件と幼馴染の父親の死亡事件の真相に迫る

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    2018年10月16日
  • 仮面同窓会

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    ネタバレ

    思いのほか後味が悪すぎる。
    読みだしてそうそう、洋輔は二重人格やと思ってたけど、まさか兄だったとは。
    なんじゃこの展開は!と思ったら、予想外のラストだった。ビックリではなく、なんや!って感じ。

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    2018年10月10日
  • 銀色の絆

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    フィギュアスケートのジュニア選手の小織と彼女を厳しく叱咤する母の挑戦が母目線で描かれる。多用される微苦笑したという文章と、間に挟まれる現在の小織の、話を引き出す友人に事細かに語る一方的さに、引き込まれていたものが一々冷めてしまった。不器用で愛想のない、でも真摯な優しさの感じられる美濤先生が良かった。

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    2018年10月10日
  • 殺気!

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    何者かに監禁された経験を持ち、当時のPTSD治療によってその記憶を封印している、他人の殺気を感じ取ることの出来る女子大生で二十歳のましろの、健康食品専門ショップでのアルバイトやフゥウウウウー!と奇声を発するちょっと情けないお坊ちゃんの友部等との日常的な部分が良い。特にファッションコンテストが楽しかった。

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    2018年10月09日
  • ビター・ブラッド

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    コメディタッチのミステリー
    父と息子の刑事がおりなす、骨太のミステリーを期待していたのですが、設定が全く違っていました。
    チャラくてリアリティ薄い(笑)

    ストーリとしては、捜査一課の係長が何者かに殺害されます。そして、その犯行には内部の者がかかわっている可能性が..
    息子の刑事は、周りの刑事の誰も信用できない状態の中、情報屋とつるみながら、単独で事件の核心に迫っていきます。
    本書の中では情報屋と刑事の関係性が語られていて、それが伏線にもなっています。

    自分の父親もかかわっているのか?
    犯人は捜査1課の刑事なのか?
    事件の真相は?
    といった展開です。

    父親のキャラがぶっちゃけ嫌い(笑)

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    2018年09月09日
  • 引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険

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    会社を潰すのはヘッドハンターか!? ビジネス界の「かけひき」や「裏切り」「騙し合い」をテーマに一人の女性の奮闘と成長を描く。

    雫井作品はどうしても「犯人に告ぐ」のイメージが強く、そのレベルを勝手に期待してしまう。本作も面白くなくはないのにどこか物足りなく感じるのはそのせいかも。
    (Ⅽ)

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    2018年07月21日
  • 犯人に告ぐ2 (上) 闇の蜃気楼

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    誘拐ビジネスの話だけど、その前の振り込め詐欺の話がなんか長いか。誘拐ビジネスを始めるという理由付けなんだろうけど。
    どういう対決になるのかな。
    ただ、やっぱり日本では誘拐ビジネスはやりにくいでしょ。無理が出そうな気がする。
    さて後編は・・・。

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    2018年07月08日
  • 殺気!

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    このざわめきは事件の予兆!?12歳で何者かに拉致監禁された経験をもつ女子大生のましろは、他人の「殺気」を感じ取る特殊能力が自分にあると最近分かってきた。しかし、その起因を探るうち、事件当時の不可解な謎に突き当たってしまう。一方、街では女児誘拐事件が発生。ましろは友人らと解決に立ち上がるが…。

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    2018年06月17日
  • ビター・ブラッド

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    新人刑事の佐原夏輝がはじめての現場でコンビを組まされたのは、ベテラン刑事で、少年時代に別離した実の父親・島尾明村だった。ある日、捜査一課の係長が何者かに殺害された。捜査本部は内部の犯行を疑い、その矛先は明村にも向かう。夏輝は単独で事件の核心に迫ろうとするが…。

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    2018年06月14日
  • 引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険

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    鹿子小穂は父が創業したアウトドア用品メーカーで、若くして取締役となる。ヘッドハンティングした別の取締役と対立し、会社を追われることに。途方にくれていた彼女だが、偶然出合ったヘッドハンティング会社社長の並木の下でヘッドハンターになることに・・・
    ヘッドハンターという職業という舞台で描くが、もともとPart2と同時発売ということもあり、いずれ元に戻るのだろうと。多少雰囲気は違うが、リストラ請負人の「君たちに明日はない」(垣根涼介)シリーズを思い出した。

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    2018年05月30日
  • 引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還

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    ネタバレ

    ヘッドハンター物語の第2巻。

    二見鞄の話で感動させられたのに、左右田のダメダメぶりの話でガックリさせられました。
    並木は何故に左右田を雇っているのでしょうか?
    並木のファームは癖があるものの仕事ができる人たちだと思っていたのですが、左右田のいいところも見てみたいです。
    サブタイトルから主人公が元の会社に戻ってくるということはわかりましたが、さすがに無理のない形になっていて、今後の彼女のヘッドハンターの活躍も続くということで続編を期待します。

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    2018年05月27日