雫井脩介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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仮面同窓会/雫井脩介
読みました。
高校生の頃、生徒指導の教師から厳しく
指導されていた洋輔。
抑圧されて屈折した記憶は卒業後、
何年経っても薄れる事なく身体に澱のように
沈澱し続けていた。
同窓会で何年かぶりに再開した友人達からの
子供じみた良からぬ誘いに加わることになり、
洋輔の日常は一変し様変わりすることになる。
自分が見ていた筈の友人の顔や彼らとの関係は
一体何だったのか?
見えていた事実を疑い、疑心暗鬼は最高潮に。
まさかの大どんでん返しで、正に仮面同窓会。
まんまとシッカリ騙されました。
でも、何か煮え切らない思いが残った読後感でした。 -
Posted by ブクログ
人から向けられる殺気を感じ取る能力を持つ女子大生が、図らずも自分にまつわる過去の事件を解明していくミステリー。
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幼い頃経験した拉致監禁。封印された記憶。加えて父親の病死。
それらの不幸に見舞われたにしてはましろがあまりにもあっけらかんとしすぎている気がします。コメディタッチの作りからなのでしょうが、シリアスな場面とのバランスがとれているとは言い難く不完全さを感じてしまいます。
また、クライマックスシーンの構成にも不満が残りました。だいいち早瀬勝弘に説明させすぎでしょう。切羽詰まってましろの口封じに来たとは思えないほど多弁なのは不自然です。
謎 -
Posted by ブクログ
小説家・待居は、自身渾身の作品である「凍て鶴」で文学賞を受賞。数々の文学作品を映画化しヒットさせてきた小野川は「凍て鶴」を映画化しようと待居に接近を試みる。
小野川は「凍て鶴」から、以前世間を騒がせた自殺サイト「落花の会」の事件をリンクさせ、待居に対して「落花の会」への関与を訊いてみるのだが、真っ向から否定される。
小野川は自身の好奇心を抑える事が出来ず、以前「落花の会」について取材をしていたライター・今泉を焚き付け、待居の周辺を調べさせるのだが、その事が思わぬ結果を招いてしまう。。。雫井さんの作品らしく、一癖も二癖も有る登場人物と読者を引き込む独特の世界観は健在です! -
Posted by ブクログ
人物設定が面白い作品。人の本性というか欲望というか因縁というか、そういったものに焦点を当てたミステリーなのだが、設定人物が個性的(突飛的)なものが多く、ついそちらに引っ張られてしまう。バラエティー要素が強いミステリーといったところか。
内容的には警視庁の同じ班に属する者たちと、それぞれの情報屋を含めた人間関係の柵や葛藤を描いており、何かの事件解決に向けて一致団結して捜査に乗り出すというテレビドラマなどによく使われる手法は全くない。むしろ疑心暗鬼が蠢くといったやや暗鬱な内容。だからこそ、登場人物を飛び抜けてぶっ飛んだ設定にしてバランスをとっているようにも思える。 -
Posted by ブクログ
面白かった
柔道+ドーピング+ミステリー=エンターテイメントストーリ
途中、おいおいっていうシーンもありますが楽しめました。
ストーリとしては、
主人公はオリンピックを目前に控えた日本柔道強化チームのコーチ望月篠子。
選手選考に際して、ドーピングしている選手を突き止めるように上から指示を受けます。
その選手は、怪我から復帰するも、以前ドーピング検査を拒否した吉住か?頭角を現してきた杉薗か?
どっちもそれなりに怪しい(笑)
一方で、篠子の教え子もオリンピック代表になれるかどうかの瀬戸際です。
さらに、篠子の調査をサポートする女剣士深紅
篠子と深紅の掛け合いも面白いです。
さらに、夜には柔