あらすじ
オリンピックを目前に控えた柔道界を舞台に描く雫井脩介のデビュー作。
「代表候補の中から、ドーピングをしている選手を突き止めよ」。日本柔道強化チームのコーチ望月篠子は、柔道界の重鎮から極秘の任務を言い渡された。重圧に堪えながら真実を追う篠子は、スポーツ界を蝕む病に直面する。
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主人公は柔道の世界選手権の金メダリストで、多摩学院大学でスポーツ心理学を研究する傍ら、全柔連の臨時コーチとしてメンタルトレーニングの指導をする望月篠子。ある日、柔道界の重鎮らから呼び出され、告発文書から、男子81キロ級のオリンピック代表候補である杉園信司、吉住新二のどちらかがドーピングをしてるとの疑いがあり、それを調べるよう指示される。同じ大学の友人である佐々木深紅らと調べ始める。同時に4年生の角田詩織のコーチとして、オリンピックを目指す。
聞き取り調査や資料を調べるうちにあるトレーニングジムへの疑惑が持ち上がり、調査を進めていく。次第にドーピングの疑惑が明らかになり、ジムへ篠子は忍び込むが…。
代表選考会で成績を残しオリンピック代表として角田詩織が選ばれ喜ぶ篠子。祝勝会を開くがそこで待ち受けるのは…。
最後は、物語が急展開し、息もつけなく読み切ってしまった。
面白い!
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雫井 脩介のデビュー作。
巻末にて法月倫太郎が言っているとおり、後半トーンが変わり、エンディングは不安が残るんだけど。
だけど面白かったな。好みの作品。
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柔道日本代表候補の中にドーピング違反者がいる。
その選手を見つけ出す任務を任されたコーチが主人公。
ドーピングの闇、勝つことへの執念や執着、それぞれの信念から生まれる衝突。
映像化したらミステリーアクション作品になりそうな内容で頭の中で想像しながら読むのが楽しかったです。
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パリオリンピックもそろそろ。たまたま手に取ったのがオリンピックの柔道に関する物語、と言うのがなんだか感慨深い。強いと言われている人でさえ、自分の限界や恐れに苦しみ、何かに縋ろうとする、それが人なのか薬なのかマインドなのか。そして立場が違えばまた新たな問題が発生する。凡人が思う、金メダルを取れば悠々自適、と思うのとは程遠く、また孤独の戦いが始まってしまうんだなと思うと、なんだか可哀想になってくる。華やかな表舞台とは違う一面に少し触れることができ、オリンピックの見方が一気に変わる気がした。
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存在は知っていたものの、スポーツものということでイマイチそそられなかった雫井氏のデビュー作。
序盤で既に今まで舐めていたことを実感する面白い展開でした。日本柔道界とかドーピングといったテーマより、ミステリーとしての展開の巧みさと名脇役の深紅の存在が良かったです。
唯一、シンジの正体に少し余計な要素を入れ過ぎた感があるので、それさえ無ければ星5つだったかも。
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ー 真実とはすなわち、百パーセント信じ切る心理状態の対象物でしかないのよ。あなたの内面の極めて主観的な問題なの ー
オリンピックを目前に控えた柔道界のドーピングをめぐる物語。
後半のもやもや感が凄い。
タイトルが皮肉でしか無い。
ミステリーとして好きなスタイルではないけれど、小説としては好き。
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柔道の若い女性コーチが主人公
オリンピック出場を目指す二選手にドーピングの疑いがありその調査をまかされる
調査しながらもいろんなことが起こっていた
柔道の試合の描写などはすごかったです
あんまり想像はできませんでしたが
終盤の経過はまたいろいろと大変でした
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この作家さんの小説は初めて。
スポーツ痛快物語かなと思いきや、少し意外な展開に体から前のめりになるストーリーだ。
主人公はかつての柔道オリンピック金メダリスト、とは言ってもまだ若いコーチで、メンタルケアも担当している。時はオリンピック候補選定の真っ最中、柔道会のじゅうちからドーピング疑惑のある選手を探れとの特命を受けた。
その過程で選手の葛藤や自分自身の忘れ物と向き合うハメに。最後は思いもよらない展開に。
文面自体は読み進めやすく、柔道描写も躍動感がありよい。ほかの小説も手にしてみたい。
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大好きな柔道の話、しかもあの雫井修介のデビュー作ということで飛びついた。大満足!ドーピング疑惑を巡るミステリーの部分も読みがいがあったが、試合の描写にとても臨場感がありゾクゾクした。本当の試合が見たくなる 笑。また実在の選手に当てはめて想像も出来、柔道オタにはなんともたまらない作品。「強い柔道家とはいえ女の子がそこまでするかね」という場面も多々あるが、デビュー作らしい勢いに好感が持てた。
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この「栄光一途」は、柔道界が舞台なんだけど、ドーピング問題や通り魔など、かなりサスペンス風。
まぁ、主人公よりも脇役の女剣士のほうが、かっこいいのだがw
テンポよく読めました。最後はやっぱり、そうきちゃったのかぁ・・・;;
と、悲しくなりましたが。読んでみるがよろし。
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息をのむ柔道シーンと、催眠術で操られるみたいなふわふわした読後感が魅力。
柔道コーチの主人公と剣道の達人なワトソン役が非常に美味しい百合っぷるでした。
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クローズドノートであまりにも有名になった彼。
サントリーなんとか賞にてデビューだったので、興味を持って手に取りました。
筋肉質な女主人公で、柔道の話なことを読み始めてから知り、
その汗臭さになんかなぁ、としばらく積ん読だったんでした。
読むと、おもしろい。
柔道会の伝統とその弊害、ドーピングについて。
ミステリー調で描かれる見知らぬ世界の
見知らぬ罪に、あなたはこの冬きっと見せラレル!
なので星4ツ
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雫井さんのデビュー作。
日本柔道界を揺るがすドーピング疑惑。
どの選手がドーピングを行っているのか…それを秘密裏に調査するように命じられた強化チームのコーチ望月篠子。
彼女も昔は柔道でオリンピックを目指す選手だった。
調査対象は男子選手。
篠子は友人の深紅たちに手伝ってもらいながら、調査を進めていくが…
その調査は思いがけなく危険で危ないものとなる。
今まで読んだ雫井さんとはスポーツものだからか、印象が違った。
でも、柔道にそんなに興味がなくても面白く読めた。
2026.6.26
Posted by ブクログ
柔道強化チームのコー士、望月篠子は「ドーピングをしている選手をつきとめよ」という任務を言い渡される。仲良しの剣士、深紅たちと調査をしていくうちに、意外な事実を突き止めたり、いろいろな事件に巻き込まれたりする。
主人公の篠子が、強い人間ではなく、いろいろな弱さを持ち合わせているのに教官を持った。また友達の深紅がすごくかっこよかった。そんな友達がほしいと思った。
Posted by ブクログ
面白かった
柔道+ドーピング+ミステリー=エンターテイメントストーリ
途中、おいおいっていうシーンもありますが楽しめました。
ストーリとしては、
主人公はオリンピックを目前に控えた日本柔道強化チームのコーチ望月篠子。
選手選考に際して、ドーピングしている選手を突き止めるように上から指示を受けます。
その選手は、怪我から復帰するも、以前ドーピング検査を拒否した吉住か?頭角を現してきた杉薗か?
どっちもそれなりに怪しい(笑)
一方で、篠子の教え子もオリンピック代表になれるかどうかの瀬戸際です。
さらに、篠子の調査をサポートする女剣士深紅
篠子と深紅の掛け合いも面白いです。
さらに、夜には柔道の投げ技を使った通り魔も発生。
ドーピングした選手によるものなのか?
誰がドーピングしているのか?
教え子はオリンピック代表になれるのか?
代表選考合宿での試合の描写はさっぱりイメージできませんでしたが(笑)、それはそれなりに楽しめました。
そして、篠子は徐々に、薬の提供元、ドーピングの真相に迫っていきます。(ちょっと展開に無理がありますが)
しかし、この篠子の行動力ってちょっと変(笑)
怪しいスポーツジムに忍び込んじゃうんですよ。
それ、犯罪ですから(笑)
んで、ここからはハードボイルド張りの格闘シーン
そして、深紅の活躍
明らかになる真相
さらに、深紅の活躍
深紅って何者?五右衛門の子孫?(笑)
とはいうものの、やはりドーピングというテーマは重い
そんな重いテーマながらもエンターテイメントとして楽しめました。
Posted by ブクログ
今更ながら雫井脩介の初期作品を。
シンジという人物が衝動的に,通り魔的に柔道技で人を傷付けたり殺したりしているシーンを挟むも,メインが柔道の代表選手のドーピング問題ってことでパンチに欠ける。
代表選考合宿まではそんな印象がずっと続いていて,それ以降は二転三転あれよあれよという間に事件が起きては解決…と見せかけてまた事件という急展開ぶり。
この心踊る展開までの時間がちょっと長かった。そして篠子先生ちょいと不憫過ぎやしませんか…。
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柔道界のオリンピックに向けての強化、しかしその裏でドーピング疑惑…。柔道界を守る?誰がドーピングをしている?そもそも何がドーピングがダメで何がいいの?オリンピックを目指すたたかいの裏で繰り広げられる思惑、クスリを仲間たちと探る一作。柔道のことやドーピングのことがわからなくても読めるけど、ややつまらない?
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探偵物語。ボディービルとスポーツ界の薬物依存、精神障害、柔道が絡む。
たった10年前の話だけれども古さを感じる。
作者の物語にしては深みがない。デビュー作だから仕方ないか
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雫井さんデビュー作。
やっぱり読みやすい文章。
柔道とドーピングとか、
正直全く興味ないテーマだった。
でも面白い。
ただし読後感はいまいち。
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シリーズ2作目の『白銀を~』から読んでしまった…。
柔道界のドーピングのお話。
やはり文章の流れが…読みにくさはあるけれど…
2作目程ひどくはない。題材は面白かったです。
最後は…オドロキの展開でした。
Posted by ブクログ
スポーツ物はあまり読まないせいか、柔道という馴染みのないもののせいか深くはまって読むことが難しい。というか、長い…。主人公が何処にいるのか曖昧で右往左往してしまった。みんな好き勝手にやっちゃってるなあ…という感じ。彼女を絡ませると思ったけどそう持って行っちゃうとご都合主義になってしまう気がした。
Posted by ブクログ
2012.2.23
題材は面白かった。急展開もいくつかあって、飽きさせない小説だとは思う。
でも、結末は気に入らなかった、というか、そこでどんでん返す必要があったかな?と思った。
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@yonda4
井上康生の試合を見ると必ずこの本を思い出す。
多くの柔道家にとってのオリンピックは、それまでの人生そのものといっても過言ではないはず。
各選手の実力が拮抗している男子100kg超級は井上、棟田、石井など誰が日本代表になってもおかしくない。
かつて栄光のスポットライトのど真ん中にたっていた井上に世間は日本代表、北京で金メダルを、と期待してる。本人も当然そう思っている。
周囲、自分自身からのプレッシャーに耐えられなかったら。そこにドーピングという悪魔にささやかれたら。想像を超えたプレッシャーに心が折れてしまうかもしれない。
井上康生にはありえないだろうけど。
そんなことを考えさせてくれる本書だが、ミステリーとしてはお粗末。ラストはお笑い芸人の「髭男爵」ばりになんでやね~んとツッコミたくなる。
Posted by ブクログ
雫井脩介のデビュー作。
この頃から書き始めてたんですねぇ。
サラリーマンもしてたそうです。
ここから「犯人に告ぐ」や「クローズドノート」のような素晴らしい作品が生まれていくんだな。
ラストの展開には驚きましたが、楽しめました。
この人に作品で読んでない作品を探そうと思いました。
Posted by ブクログ
雫井さん独特のなんというかが少し薄くかんじたのはデビュー作だったからでしょうか。
その分、私にはよみやすかったです。
途中、引き込まれる箇所は数箇所あるものの、最後はなんとなく強引という気がするような。
Posted by ブクログ
最初は柔道にあんまり興味がなかったので、読むペースが遅かったけど、
だんだん引き込まれていった。
さすが雫井さん!
ただ、最後の「シンジ」の正体はいただけなかったな・・・。