【感想・ネタバレ】銀色の絆のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年03月07日

まわりの人に支えられながら母と娘が成長していく姿がまぶしく感じた。とても良かった。最後のシーンで梨津子が希和ちゃんにお母さんの言葉を伝えてたというところがとても感動した。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月15日

雫井脩介先生 ホンシェルジュ小説ランキング第5位作品
テレビのスケート中継はよく観戦するが、銀盤の世界の本当の意味での「厳しさ」「過酷さ」を知ることができた。そして、トップ選手になるには家族のバックアップ(金銭面だけではなく、自己犠牲を伴うサポート)が必要なことが良く分かった。

大学生の小織が友人...続きを読むに選手時代の回顧シーンを話すスタイルで話は進むが、個人的には違うスタイルでも良かったかなと最初は思った。しかしながら、読み進めていくうちにクラスメイトの千央美に話すスタイルが、読者側から見てスケートの技の説明を不自然に感じず、このスタイルで却って良かったと思えるようになった。

最終シーンの全日本選手権の希和の演技は(目にしていないが)すごく痺れた!

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購入済み

感動しました

2019年01月04日

この一年で最も感動させられた一冊でした。
ありがとうございました。

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Posted by ブクログ 2017年03月29日

フィギュアスケートを習う娘とその母の話。

去年やっていたフィギュアスケートアニメはほんとファンタジーなんだなって……。
金額とか進路とか指導者との関係とかがリアルに描かれていて、ただキラキラした世界じゃないのをとても感じました。

多分浅田真央ちゃんがモデルなんだろうな……っていう部分もあり
安藤...続きを読む美姫さん、村主章枝さんの本が参考文献として挙げられていて、フィギュアスケート界の現実にとても近いものが描かれているんじゃないかと思います

この人性格強いなー、私とは相容れないなーとは思うところはあったけど、人格が作り込まれているから現実にいそうな感じで。

雫井さんの本なので『クローズド・ノート』のイメージで読んでしまったのですが、帯にスポーツ小説×家族小説とあったのを見逃していて、変な感覚になってしまったのがミスでした……
読書に先入観は禁物ですね

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Posted by ブクログ 2013年11月16日

スケートのお話。母と娘、銀色の絆で結ばれていて一生懸命生きて行く。自分も勉強、娘にも読ませたい本。良かったです。

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Posted by ブクログ 2018年06月20日

フィギュアスケートにかける母と娘の話。
いろんな意味で興味深く読んだ。
母親としての梨津子のがんばりには感服!
実際もこんな感じなんだろうかと思ったら、テレビでフィギュアスケートを見る時に正座して見てしまいそう。笑
華やかな部分しか見ていなかったけど大変な世界なんだと思った。

今まで読んだ雫井サン...続きを読むの作品とはちょっと違う感じ。
雫井作品を読んでる感じがしなかったー。笑

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Posted by ブクログ 2018年01月04日

個人的にフィギュアスケートをよく見るので、(と言っても見分けられるジャンプはアクセルくらいですが…笑)
とても楽しめました!

何よりお母さんの成長が凄まじいですね…!
ただ、華やかで素敵な競技ですが、何事もお金。
資金がないとどんなに才能があっても続けるのは難しいのかな、と思います。
そう言う意味...続きを読むでは、ほんと世の中不平等です。

どの選手にも言えることですが、せっかく何年も頑張って来たのだから、辞めるのは勿体無いですし、余程嫌な思い出があって…などの理由がなければ、選手を引退してもスケートを生かせるお仕事に就いてほしいな、と思います。

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Posted by ブクログ 2017年09月24日

スケーターの話。オリンピックを目指すクラスの選手はこの競技に限らず、親からのこれくらいの支援を実際受けているのかと驚いた。

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Posted by ブクログ 2017年08月20日

雫井作品は、犯人に告ぐ、クローズドノートに続く3作目


犯人に告ぐ、は面白かったけど
読みにくい印象が強く、
クローズドノートは設定がツボだった印象


からの本作は、
さらりと読め、かつ映像を浮かべやすく面白かった。


ワンモアジャンプ(赤石路代)
リアルのフィギュアにはまる
ユーリオンアイス...続きを読む


などなんちゃってフィギュア好きを自称してきた私
ジャンプの種類もアクセルぐらいしか見分けられない
(努力はした)
程度のフィギュア好きだけど
私の知識量でも全然ついていけた。


この作品は
子供より大人が素敵。
キラキラとスポットライトを浴びるスケーターたちの裏で
美濤先生やお母さんたちが
必死になって考えている


大人の静かな戦いと愛を感じた


美濤先生が最後に言った言葉
「私が一番驚いたのはね、あなたのお母さんの成長です」

震えた。
テレビや漫画を見ていても、
スケーターとコーチの関係性を見ても
コーチと母親って見えない。

でも、この作品での美濤先生と梨津子の間には
小織と美濤先生と同じかそれ以上の言葉を必要としない
交流があった。

と感じた。


幾つになっても頑張れる
そんな勇気を与えてもらえた

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Posted by ブクログ 2015年05月18日

 マイミクさんのレビューを読ませて頂いていたので、主人公が真央ちゃんかな?と思っていたら、どうも私の感覚では、希和ちゃんだったと思った。
 想像はしていたけど、フィギアスケートは才能はもちろん、親の財力もそしてお母さんの熱意も無いとなかなか続けられないスポーツなんですね・・・。
 離婚して、さらに元...続きを読む旦那の会社が倒産し、養育費も貰えなくなってからの、主人公、小織のお母さんの頑張りは凄かった。
 そして美濤先生についてからの変身はさらに凄かった。
とにかく、後2年は必至でなんとしても最高のレベルに上げれるように頑張る。
その後は自分でなんとかしなさい。
なかなかそこまで惜しみなく今ある財産を使い切って、子供のスケートにつぎ込める親っていないんじゃないかな?って思う。
でも、それが子供にとっての幸せか?というと思いが少し違うのも悲しかった。
希和ちゃんを思って、心の底から怒った優しさがしっかり伝わって、彼女が最高の演技画出来た時は良かったと思ったけど、逆に自分の娘の順位が下がってしまったのが悲しかった。
最後に小織がやっとお母さんの素晴らしさがわかって、これからの未来に向かって、トライしていこうっていうプラス思考のラスト、良かったです\(^o^)/

今日、真央ちゃんの現役復帰が決まり、タイミング良かったかな?なんて勝手に喜んでます(*^_^*)

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Posted by ブクログ 2015年04月15日

バツイチのシングルマザーの私としては、
社長夫人だった母親が、BMWを乗り回して、
仕事もせずに、娘の練習にばかりつきそって大丈夫なのか?
って心配したけど、話が進むにつれて経済的な問題が表面化してきた点にいくらかほっとした。お金はかかる、それでもめざせオリンピックとお母さんはがんばったけれど、その...続きを読む願いは娘には届かなかったようだ。

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Posted by ブクログ 2014年12月04日

フィギアスケートを通じて、深っまっていく母娘の絆と母娘の成長のものがたり。
森内小織は私立中学の3年生。母、梨津子とともに新横浜のスケートリンクでフィギアスケートの練習をしている。スケートママたちは、その間、練習を見たり、買い物などをしている。
ある日、梨津子のもとに実家から母が倒れたという電話が入...続きを読むり、名古屋に行くことになるが、母からもらったブレスレットを忘れたことに気が付き、自宅に戻る。そこには夫と不倫相手がいたのである。
母の葬儀を終え、一旦横浜に戻るが、ホテルに泊まり、夫が留守の間に荷物を運び出し、二人で名古屋に住む決意をする。
離婚し、姓は藤里に変わる。名古屋で有名なコーチである上村美濤先生のコーチを受けることになる。ここでは母親たちが順番で弁当当番やコーヒー当番などをやっており、当初は疑問に感じていた梨津子も次第に仲間に入っていく。コーチは小織に4回転を飛ばそうとし、たまには成功するようになる。
同じ教室には同い年の平松希和という逸材がおり、刺激を受ける。
希和は順調に成績を伸ばし、全日本に出場し好成績を残す。スポンサーも付き、カナダを練習の拠点にするようになる。美濤コーチも希和の希望でジャンプコーチとして帯同するが、次第に希和のグループから離れていっていまう。
小織は母から動き、美濤がいない間は無理を言って諒子先生にコーチをお願いし、ジャンプも良くなってくる。しかし、美濤先生が帰ってくるとすぐに、美濤にコーチを戻してしまう。
高校3年の大会近くに、希和の母親がなくなり、希和は、海外試合を棄権する。
最後の試合で、小織はショートでまずまずの成績を残すが、フリーの演技で4回転を失敗し、二人のスケートはここで終わりを告げた。
希和は、好成績を残し、その後も活躍する。
スケートをやめ、長野の大学に通う小織のもとに叔母から電話が入り、梨津子が怪我で入院したという。急いで名古屋に帰り、病室に行くとそこには、美濤先生と希和がいたのである。
美濤先生からかけられた言葉は、小織ではなく、梨津子の成長ぶりに驚いたと言う。人が誰かのために必死になるということはどういうことなのか、間近でみることができたと。
希和も自分以外の親に怒られたのは梨津子が初めてだと語った。
小織は母の思いを心に、これからの人生を楽しんでいくことでしょう。

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Posted by ブクログ 2014年11月02日

フィギュアスケート。

テレビ中継していればぼんやり見てしまうこともあるし、ショートとフリーの違いくらいは何となく説明できる。

それほどの思い入れはないけど、ソチ五輪の浅田真央のフリーの演技と、決まった直後のあの表情には思わず涙を流した。

これが自分にとってのフィギュアスケートのすべてでした。
...続きを読むこの小説を読むまでは。


フィギュアスケートの世界を舞台に、どこにでも居そうな普通の母娘が紆余曲折を経ながら、人として大きく成長していく物語。

普通、この手のお話ならば、競技者である娘の方が苦労を重ねながら徐々に成長していく、というストーリーがまあ一般的だろうと思いますが、この作品ではそうではなく、母親の成長の物語なんです。

しかも、その成長の度合いがハンパない。

娘のためにできることなら文字通り自分のすべてをかけて取り組み、必要じゃないものはすべて捨てる。

ある時、自分の甘さを痛感した瞬間に変わります。

自分の優越感を満たしてくれるステイタスに過ぎなかった娘のフィギュアスケートですが、この瞬間に自分のすべてをかける対象になったのです。

子供に対して、あれしろこれしろと言うだけの親なら、それこそどこにでもいますけどね。中途半端が一番ウザい。だったらやめといたほうがいい。

フィギュアスケートって、かくも過酷で、繊細で、メンタルのスポーツだったのね、ということを知れたのもよかったです。

感動と驚きのハーフアンドハーフです!(使い方、ちょっと違う!?)

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Posted by ブクログ 2014年07月24日

選手にとって一番大切なのは、順位や点数ではなく、自分自身を氷の上で表現し切ること。そうすることによって、お客さんに一人の自分というものを観てもらうこと…。

兎角技術や点数、順位に目が行きがちのフィギュアスケート。
子供の頃から続けてきた習い事が、引越しやコーチの変更によって、全日本やオリンピックを...続きを読む目指さなければならなくなる。

多感な時期である少女たちの迷いや、叱咤激励し目標まで引っ張っていく母親たちの気持ち、焦燥、感謝。

何事も突き詰めていくと、それ以上のこと、学びが却ってくるし、孵っていくのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2014年06月14日

フィギアスケートは、あまり興味を持つジャンルではないですが、内容は面白かった。
母強し!という所ですね。

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Posted by ブクログ 2017年11月09日

スケートを習う少女とその母の物語。主人公の大学生藤里小織が友人に、思い出を語るという形式で、物語は進んで行きます。モデルとなっているであろう「スケートの女王」の面影を追いながら読みました。

夫の浮気で離婚し、関東から郷里の名古屋に戻った藤里梨津子と娘の小織。夫からの養育費を娘のスケート教室代にし、...続きを読む梨津子は高校生になったばかりの娘のスケートに生き甲斐を見出します。
小織にはスケートのセンスがあったのか、どんどん成績をあげてオリンピックを目指すまでになります。そんな中、元夫の会社が倒産し養育費が振り込まれなくなり、生活を切り詰めるはめに。それでも梨津子は、一途に小織の練習をバックアップします。そんな母に対し、高校生になったばかりの小織は戸惑いながらも、スケートを続けていました。シューズを脱いだその日まで。

フィギアスケートの演技など、先日の冬季オリンピックの様子を思い出しました。詳細に描かれたフィギアの演技の描写で充分、楽しめます。友人へ語る思い出話といった形で、主人公のスケート人生が語られているのが面白いなと思うと同時に、天分のある主人公を一生懸命応戦する母の梨津子に、共感を感じました。

一生懸命になっている子どもにできるだけのことをしてあげたい。
こんな思いで、私もかつては、中学生の子どもを部活に送り出していました。私ごとですが、ほろ苦い体験を一つ述べます。

子どもが中学2年の春、人事異動で部活の顧問が変わり、指導も信頼も何もかもが一変。
顧問と性格が合わない子どもは、「新キャプテン」を任せられながらも、毎日いやいや部活をしていました。新人戦が終われば、足の不調をいいことに休部状態です。「退部」をなんとか思いとどまらせ、足の治療をしていました。毎日ぶらぶらしている子どもには、引退した別の部活の上級生から「遊び」の誘いがかかります。
「どうして、 受験勉強で忙しい中学3年生が、下級生を夕方の7時頃から遊びに誘うの!」
私の怒りは頂点に達しそうでした。 (>_<)
そんな不満を担任の先生たちに訴え、なんとか子どもも部活に戻り、普通の中学生として無事に卒業して、高校生になりました。
部活を何にしようか迷う子どもに、私はまたおせっかいな一言を。
「もう一度、やり直したら?」

これで決心したようで、部活づけの高校生活が始まりました。
・・・が、今度はとても楽しそう。
私もその分、はりきりました。子どもが疲れて帰ってくれば、必ずマッサージをしてやり、朝練習のある時は、2つのお弁当と菓子パンも持たせました。試合には必ず応援に行き、他のお母さんたちとも意気投合!その時思ったのです。私は、これがやりたかったのだなと。

一生懸命になっている子どもの姿を見て、精一杯応援してあげたい。
この気持ち、主人公のお母さんの梨津子と同じだと思いました。
作品のラストでは、小織はお母さんにささやかながらも感謝しています。うちの子どもはそうは思っていないでしょうが。(笑)

スポーツ選手を裏で支える家族の苦労、ほんと、大変です。
でも、引退しても、スポーツを辞めていても、当時を思い起こしたとき、
そこに必ず応援する家族の姿があるのなら、こんなに素敵なことはないでしょう。
選手とその家族・・・共通の思い出があるのですから。

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Posted by ブクログ 2014年01月14日

フィギュアスケートの世界のお話。月々20万とか、ものすごいお金をかけ、母は全身全霊をかけてサポートする。
最初の方で離婚するのだけど、その後のお金の工面が今一つ府に落ちなかった。
この話の中では、お弁当当番やコーヒー当番があり、作ってもコーチの口に合わないと全く食べてもらえない。普通の精神なら心が折...続きを読むれます。お母さん本当によく頑張った。
後にオリンピック選手となる希和ちゃんを怒鳴りつけたりもするんだけど、希和ちゃんのお母さんが亡くなる前後も本当に親身に助けてあげて、到底真似できない、素敵なお母さん。

それに比べて、小織はもう冒頭からスケートをやめていて過去を振り返っている構成。これが一番つまらなかった。
希和ちゃんが主役だったらもっとずっと良かったのに・・・でもそれでは普通すぎるのかな?
とにかく小織は、多少の素質はあれどどうにも闘争心がなく、本番に弱く、コーチや親の期待を裏切ってばかりだったから、そこががっかりでした。

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Posted by ブクログ 2013年12月26日

こないだ読んだ「検察側の罪人」が面白かったので二冊目の雫井脩介。スケートをする娘側ではなくて母親側からの視点で描かれた面白い本。親が我が子の力を伸ばすために何かをする、ってのはこういうことなんだって少し目を開かされた思い。我が子がなんらかにおいて秀でている事をステイタスと感じるような面ばかりこれまで...続きを読む注意してきてた気がする。物語としては小織がスケートを辞めてしまうんだなということが序盤からわかっているので、楽しみきれなかった。

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Posted by ブクログ 2015年06月17日

フィギュアスケートの話ということで興味を持って読んでみました。
自分の自尊心を満たすためのように娘にフィギュアスケートを習わせていた母親が、新しいコーチやスケートママ仲間との出会いによって、本気になってゆく。
トリプルアクセルやクワドがじゃんじゃん出てきて、それはないだろうと思いつつ、やっぱりフィギ...続きを読むュア好きなので面白い。
短い期間お世話になったコーチが言った言葉「一番大切なことは、選手が自分自身を氷の上で表現し切ること」「順位とか点数とかは、そういうことに比べたら撮るに足らない」に非常に共感した。

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Posted by ブクログ 2020年07月14日

回顧録風。ときどき挟まれる現在のお友だちとの章はない方がいい。なくても、十分読ませてくれる。私はこれから、に少し涙。

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Posted by ブクログ 2018年11月28日

フィギュアスケートってお金掛かるんでしょう?お金持ちしかできないわよねえ。なんて言っている人はこの本を読むといいでしょう。まさに金持ち限定と言っても過言ではない事が再認識されます。こんなにお金が掛かる上に、身体能力に異常に左右されるスポーツは正直子供にさせるのは敷居高いと思うので、庶民はまず選ばない...続きを読むですよね。
離婚によって子供と2人になって、それでも何とかお金を工面して二人三脚でフィギュアスケートの世界を進んで行く話なのですが、母親が常に付き添うなんて序の口で、ドン引きエピソードが山盛りで段々とブルジョアスポ根に毒されていきます。
どちらかというと母親の成長物語という面が大きいです。庶民感覚とは乖離しているので怖いもの見たさ感覚で読みました。

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Posted by ブクログ 2018年11月15日

親子でフィギアスケートのトップスケーターを目指す藤里小織と母・梨津子の物語。

離婚により母子家庭になった藤里親子は、練習の拠点を名古屋に移したことにより、名コ-チ・上村美濤に出会う。

朝夜のレッスンは勿論のこと、コーチの弁当当番やお茶当番、さらにはコーチから母へのアドバイスは正座して聞くとい...続きを読むう、常軌を逸しているような指導方法だったが、次第に小織も梨津子も高い目標に引っ張り上げられながら成長していく。

途中、危機が訪れながらも苦悩しながら競技を続ける二人の夢は叶うのか?


舞台も愛知県ですし、リアルに浅田や安藤の姿がかぶってきますが、フィギアに懸ける親の姿勢というものが強調されて書かれています。

親の見栄も捨て、全ての時間を子どもに捧げる姿は、究極の子育てなのかもしれません。

ここまでしなくても、と思う人もいるとは思いますが、決して容易に真似できるものでもないと思いました。

フィギアスケートを見る目がかわる一冊。

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Posted by ブクログ 2018年10月10日

フィギュアスケートのジュニア選手の小織と彼女を厳しく叱咤する母の挑戦が母目線で描かれる。多用される微苦笑したという文章と、間に挟まれる現在の小織の、話を引き出す友人に事細かに語る一方的さに、引き込まれていたものが一々冷めてしまった。不器用で愛想のない、でも真摯な優しさの感じられる美濤先生が良かった。

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Posted by ブクログ 2018年05月15日

登場人物がいっぱいで、誰だっけ???って何回も思った。娘の回想と母親の視点からとが描かれている。フィギュアスケートは本人はもちろん家族も一丸となって取り組んでようやく結果につながるんだな。やっぱり真央ちゃんを彷彿とした。

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Posted by ブクログ 2015年01月26日

スケート界も何だか、世界が違うな~という感じがしました。とてもお金のかかるスポーツだと思いました。
一緒にというより、娘のスケートの中に、自分の居場所を見出して全力でぶつかっていく、お母さんの話。
娘の意思があまり出てこないので、釈然としないものを感じていましたが、ラストはさわやかな気持ちになれまし...続きを読むた。

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Posted by ブクログ 2014年11月15日

フィギュアスケートをする女の子の話だが、そのお母さん目線で書かれている。母親は娘のために成長していくが肝心の娘があんまり成長しない。どっちもかみ合って成長というのは難しいのだろう。

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Posted by ブクログ 2014年01月15日

フィギュアスケートの世界でトップを目指す母娘の絆を描いた物語。
母が一生懸命になっているのはわかるが、娘の小織がほんわかしすぎていて伸びないだろうな~と思わずにはいられない。こうやって消えていった子がどれだけいるんだろうとふと思う。

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Posted by ブクログ 2013年12月11日

誰と誰の絆なんだろうと思いながら読んだが、素敵な終わり方だった。
華麗な演技の裏の世界を覗き見したようなかんじで、興味深く読めた。

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Posted by ブクログ 2013年10月14日

なんか読み終わった後、すきりしない、もやっとした感じが残った。こんな結果でスケートを辞めていいのか?
主人公の小織にはイライラする、本番に弱過ぎ、そして何を考えているのかわからない。小織のような内気な性格は、スポーツには向いていないのだろう。
主人公には共感出来なかったが、同じ母親として、母親の気持...続きを読むちは痛いほどよくわかる。
その時は、後悔しないと思っても、過ぎてみれば、ああすれば良かったのではないかと思うもの。
やっぱり、人生って後悔はつきものなのかもしれませんね。
最後のミナミ先生の言葉が私の気持ちを代弁してくれた感じが救いです。

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Posted by ブクログ 2022年05月07日

一言でいうとフィギュアスケートに青春をかけた女の子話。私の知らない世界の話で面白かったです。
主人公のお友達のキワちゃんは、浅田真央ちゃんをイメージしながら読んでました。なんとなく。

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Posted by ブクログ 2015年07月20日

イッキに読破。
フィギュアスケートを好きな方におすすめです。
娘にはもうちょっと頑張って欲しかった。
みんな思うようにならずにこうやって卒業しちゃうんだろうな。
趣味と言い切るには…大変な費用がかかりますね。
娘のスケートを通じた母の成長記。

同じフィギュアスケートを題材にした”銀盤のトレース” ...続きを読むよりも、
小説として面白かったです。

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