雫井脩介のレビュー一覧
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ネタバレ2006年(第2回)。7位。
バッドマン(犯人)からの手紙が届くようになる。6年前の誘拐殺人の容疑者は自殺する。ある日手紙が届かなくなり、高速道路あたり?で発見される。投函する前に風でとばされたらしい。巻島は小心な犯人像を思う。
他局に情報をリークしているやつがいる、と、わなを仕掛ける。植草、ひっかかる。だせー。
やっぱり孫が誘拐される。バッドマン住んでる地域が絞られ、掌紋をとりに警官が動員される。犯人が特定されたのは、ある警官のほんの機転のおしゃべりからだった。
なんか、都合よく解決した感ありの劇場型捜査。映像にするともりあがるのかなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2006年(第2回)。7位。
6年前の誘拐事件。警察が絡んでいることに気づかれ、誘拐された男の子は殺されてしまった。その時にマスコミ対応したのが巻島。体の弱い長女が結婚&出産する時期と重なる。足柄へ左遷される。孫は生まれる。
川崎あたりで子供が連続して殺される事件が発生。犯人の目星が立たず、TV番組を使って捜査しようと思う本部長。出演者に巻島が抜擢される。特別捜査官。
今回は被害者遺族への配慮を忘れない。ちゃんと話して理解してもらおうとする。大事よねぇ。
一方課長の植草(本部長の甥)は、大学時代ほぼストーカーしてキスまでした女子アナを手に入れようと、TV番組企画使い、近づく。きもー。 -
Posted by ブクログ
火の粉でドキドキして、虚貌ではまった
雫井脩介さん。
インスタで見かけて購入した本。
救いようのないいやミス。
救われない結末。
最近温かい話やハッピーエンドが多かっただけに
この感覚久しぶりでした。
人って色々な顔をもっている。
その顔を出さないで
上手く周りとやっていく人々を
描くのが上手なのですよ。雫井さん。
心の奥底にある
傷とか
恨みとか
怒りとか。
理性で抑えているものが
沸々と湧き出る瞬間を。
高校の同級生4人がお互い疑いあって
疑心暗鬼になっていく話。
この部分が一番面白かったー!
その設定パターンか
と思わせておいて
そっち!?
みたいなことがちらほら。
もう少 -
Posted by ブクログ
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仮面同窓会/雫井脩介
読みました。
高校生の頃、生徒指導の教師から厳しく
指導されていた洋輔。
抑圧されて屈折した記憶は卒業後、
何年経っても薄れる事なく身体に澱のように
沈澱し続けていた。
同窓会で何年かぶりに再開した友人達からの
子供じみた良からぬ誘いに加わることになり、
洋輔の日常は一変し様変わりすることになる。
自分が見ていた筈の友人の顔や彼らとの関係は
一体何だったのか?
見えていた事実を疑い、疑心暗鬼は最高潮に。
まさかの大どんでん返しで、正に仮面同窓会。
まんまとシッカリ騙されました。
でも、何か煮え切らない思いが残った読後感でした。