雫井脩介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小児病棟で起こった点滴殺傷事件の真相をめぐるリーガルミステリ。
最後の最後まで楽しめる物語でした。
上巻は事件の発生と展開ですね。
小児病棟で4人の子供の点滴にインスリンが混入され、2人が死亡。
その容疑者として逮捕されたのは生き残った女児の母親。
彼女が犯人なのか?
しかし、ここで語られる母親のキャラクタは嫌いです。
ぶっちゃけうざい!(笑)
国選弁護士の枡田の友人の弁護士の伊豆原は、一緒に、母親の無罪を勝ち取ろうと活動を開始します。
しかし母親は否認していたものの、取り調べで自白して、犯行を認めてしまいます。
伊豆原と枡田は無罪を勝ち取ることができるのか?
一方で、女児の姉の由惟は、 -
Posted by ブクログ
高校同窓会で再会した男子四人。かつての体罰を受けた教師への仕返しをしようと計画し、その通り拉致監禁する。しかし教師はなぜか別の場所で溺死体で発見された…犯人は誰?そして過去に隠された秘密は…
小説を読み始めてから『?』と思った。あれ?このストーリー、知ってるなあと。調べたら2019年にフジテレビの「オトナの土ドラ」で溝端淳平主演でドラマ化されており、たぶん二話くらいまでは見ていたことを思い出した。
小説のラストは救われないエンディングで事件が解決されないまま終わる。しかしドラマのエンディングは一応完結編のような形。僕の性格上、ドラマの方が好みかな。
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Posted by ブクログ
児童連続殺人事件。
一向に素性を見せない犯人。
警察はメディアの力を使った劇場型捜査に踏み切る。
被害者家族からすれば、
子供が帰ってくれば
犯人を捕まえてくれれば
それが誰であろうとどうだっていい。
しかし、警察にとって世間の注目を一挙に集めるこの事件は手柄だ。
どこの誰が指揮を務め、会見をし、犯人を捕まえるか。
人々の目にどう映り、如何に心象をよくするか。
結局はそれが大事なのだ。
下手に被害者や被害者家族に感情移入しない事が適切な判断に繋がるのだとしても、淡白だと感じた。
警察内部事情なんて全く知らない被害者家族からしたら、苛立つのも無理はない。
リアルな事件もこうなのかな… -
Posted by ブクログ
これは多分あれですよね。
読み手の年齢によって少し感じ方が変わりそうですよね。
そんな感じがしました。
新人刑事になった主人公が初めて捜査に関わることになった事件。
そこで組むことになった捜査一課の相手は子どもの頃に別れた自分の父親だった、と言う本当にありそうな無さそうな微妙なリアリティのある設定。
しかもこの父親が変人揃いの捜査一課のメンバーの中でも群を抜いて変人だからさぁ大変。
実際あそこまで破天荒なメンバーが揃うことはないと思うんだけど(何しろ妙な2つ名が全員についている)、やっぱり普通の人と違う部分がないと捜査一課の刑事なんて勤まらないのかなぁなんて思いつつその点だけは主人公に同情