雫井脩介のレビュー一覧

  • 検察側の罪人(上)

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    「正義とはなにか?」

    正義なんてエゴの塊だと同僚が言う、
    法のもとで自分の信じた道を突き進むそれが正しいと答える。



    複雑な検察・弁護という立場を分かりやすく説明しており、状況がわかりやすい。また様々な立場の登場人物が現れ、その立場においての見方が考えさせられる。

    今回、映画と本を読んだが、長い小説をよく読む人は本を苦手な人は映画でもいい。(映画も忠実に再現しておりわかりやすかった。)


    是非、同職業の方がに読んでほしい。あと分かってるよが口癖の人

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    2019年12月15日
  • 引き抜き屋 1 鹿子小穂の冒険

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    ヘッドハンターとしての心得を読み取れる。キャンディデイトの本音をうまく引き出すこと、クライアントのニーズの裏を汲み取ること、情報の結節点として自在に動けるように闊達に活動すること、人の評価には、それぞれの側面があり、複眼的観測ができるようにレファレンスのとり方を工夫することなど。人と人との間にどういうケミストリーが働くのか、想定できる力量が試されるということか。

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    2019年12月03日
  • 引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険

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    主人公、鹿子小穂はアウトドア用品メーカーの創業者の娘で、商品開発本部を統括する取締役だが、外部からヘッドハンティングで入社した大槻常務と経営戦略で対立。保守的で挑戦を望まない経営に固執する小穂の姿を見て、会社と小穂自身の将来を危惧した父親は、外の世界で修行してくるようにと小穂に退社を迫る。そして小穂は解雇通告直後に偶然会ったヘッドハンターの並木の元で働くことになる。
    社会人歴7年で経営やビジネス経験も浅い小穂がいきなりヘッドハンターというのはタイトル通りまさに冒険。本人もそれを自覚して人脈作りに奔走する。クライアントの経営状態やニーズのリサーチ不足は致命的で素人目でも呆れるが、まぁそんな失

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    2019年11月30日
  • つばさものがたり

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    現実とファンタジーがちょうど良い感じで混ざり合っていて、暖かいお話でした。
    お父さんの夢を叶えるためにパティシエになった小麦さん。病気で苦しいのを必死に隠して、厳しいことを言われながら頑張っている姿は、苦しくて読むのがつらい時もありましたが、小麦さんのまわりの人たちがすごく暖かくて良い人ばかりで、それが救いでした。
    叶夢くんとの場面が、お気に入りでした。
    天使のレイも見てみたかったです。
    お店を始めて再び苦しい時間が続いたけれど、暖かい家族と一緒にもう1度新たな人生を過ごすことができてからは、
    ページをめくるのが止まらなかったです。
    最後にかけては、涙が止まらなくて
    切なかったけれど、素敵な作

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    2019年08月21日
  • 検察側の罪人(上)

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    映画は見ていない。ベテランのエリート検事が自分の正義の為に壊れていく様が描かれていてチョット怖い。下巻をすぐに読み始めよう。

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    2019年08月08日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    警察の上手を行く犯人の手法が鮮やか。つい犯人側に立って、上手くいくことを期待してしまった。しかし、更にその上を行く警察がお見事。続編も期待したい。

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    2019年07月25日
  • 引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還

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    キャラクターの個性がはっきりしていてテンポよく進む。上手くいく案件ばかりではない所も面白い。畔田とのズレも愛嬌か。アウトドアも奥が深くて面白い世界。

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    2019年07月07日
  • 引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険

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    始まりのテンポはスローだったが、ヘッドハントという仕事に流れが乗り始めてからどんどん惹きつけられていった。普段関わりのない仕事だけに興味深い。お互いのニーズをじっくり見極めていく…人間同士を繋ぐ仕事って奥深いものだとジャンルは違えど感じた。

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    2019年07月07日
  • 犯人に告ぐ2 (上) 闇の蜃気楼

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    ネタバレ


    こっちは期待通り犯人側の視点もいっぱい入っていて面白かった。この就職氷河期時代だったら、こうやって道を踏み外す人がいるっていうのも理解できてしまうなって思う。
    ついつい知樹のほうに感情移入して応援してしまった。
    そしていさおのダメっぷりが相変わらずでいい味出してるw 最後の、後輩がいさおと逆の選択肢を追いかけるところなんて笑っちゃった。

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    2019年06月24日
  • ビター・ブラッド

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    この作家の本が読みたくて買った小説

    「火の粉」が良かったので他の作品もよんでみたかった。

    事件解決と親子関係の内容だった。

    この本を買った後でこの作品について調べてみたが、コメディー風だとか、内容が軽いだとか、そんな感想が多かったので、買ったけど読もうか迷った。

    読んでみたら自分には読みやすくいい小説だと思った。
    最後も、もやもやが残らないスッキリした終わりで最後まで楽しめた。

    本の評価も人の感想に左右されてはいけないと感じた小説でした。

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    2019年06月21日
  • 仮面同窓会

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    高校の同窓会で再会した洋輔ら4人は、旧交を温め合ううちに、かつての体罰教師への仕返しを思いつく。
    計画通り、拉致し置き去りにするも、教師はなぜか別の場所で溺死体で発見された。

    面白かった!!
    途中、中だるみもするが、ラストはびっくり!
    現在、放送されているドラマはどのように収束させるのか、楽しみ。

    小説の舞台はおそらく著者の出身地である愛知県小牧市、登場人物の会話は名古屋弁、名古屋の地名も出てきて、その点も楽しめた。

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    2019年06月18日
  • 引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還

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    小穂の成長を感じられるお話で清々しいものでした。同僚の左右田などのお話が2つ挟まれており、面白くないことはありませんが、彼らの印象が悪いまま終わり人間性の紹介も中途半端な感じを受けました。もうちょっとそれぞれの深いお話が読めたらよかったです。

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    2019年05月31日
  • 虚貌(下)

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    上巻の勢いから一気読み。ミステリーのトリックとしてはチョット反則だけど、それを差し引いても十分面白かった。前半の容疑者から後半の容疑者への転換はお見事。
    ただ、最後の「俺はやってない」の台詞が意味不明。3兄弟が真犯人かもって曖昧さを残したかったのか?

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    2019年05月21日
  • 検察側の罪人(上)

    購入済み

    予想と違う展開に驚き。

    映画は見ていないが、テレビの予告編を見ていると若手の検察官が一線を越えて、容疑者の証拠をねつ造するのかと思っていたが・・・。
    結末は、何故そこまでやってしまったのかという同情の気持ちでいっぱいになった。
    映像(DVD)で見直したい。

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    2019年03月19日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    姿の見えない犯人を追う警察、巧妙な罠を張り巡らす犯人グループ、子供の命を救うため葛藤し続ける被害者家族。三者の牽制しあう展開が強烈な緊張感を漂わす警察小説の金字塔。
    巻島VS淡野という構図であるが、犯人グループの一員・知樹と被害者の勝俊の人間味が入り、情というスパイスが物語に重厚さを与えている。現実にはあり得ないような机上の空論にはならず、実際に起こりうる犯罪パターンかもと読み手を思わせたことが著者の巧さ。

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    2019年03月18日
  • 犯人に告ぐ2 (上) 闇の蜃気楼

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    劇場型捜査が痛烈だった『バットマン事件』から半年、新たな前代未聞の事件が勃発。日本犯罪史上類を見ない誘拐事件に立ち向かう巻島特別捜査官の活躍を描く警察小説シリーズ第2弾。
    今も新たな手口で被害が続出する振り込め詐欺。上巻では、その特殊詐偽の加害者側の視点が中心なので、何故人は騙されるのかがよく分かる。指南役の淡野のキャラクター造形が見事である。悪い奴なのに何故か悪い印象がないという、まさに生まれながらの詐欺師に魅了される。

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    2019年03月18日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    犯人側と警察側の攻防、騙し合い。スリル満点でした。特に犯人の巧妙な仕掛けは現在の振り込め詐欺の恐ろしさを感じました。

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    2019年02月26日
  • 栄光一途

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    この作家さんの小説は初めて。
    スポーツ痛快物語かなと思いきや、少し意外な展開に体から前のめりになるストーリーだ。
    主人公はかつての柔道オリンピック金メダリスト、とは言ってもまだ若いコーチで、メンタルケアも担当している。時はオリンピック候補選定の真っ最中、柔道会のじゅうちからドーピング疑惑のある選手を探れとの特命を受けた。
    その過程で選手の葛藤や自分自身の忘れ物と向き合うハメに。最後は思いもよらない展開に。
    文面自体は読み進めやすく、柔道描写も躍動感がありよい。ほかの小説も手にしてみたい。

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    2019年02月20日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    ネタバレ

    大変映像化しやすい小説だと思った。作家は映像化することを相当意識して執筆していたのだろうか?
    いずれにせよ、テンポよくストーリーは展開して、一気に読ませる。前作の新鮮さはなかったが、それでも十分楽しめた。

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    2019年02月16日
  • 引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還

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    20190121-8続編でスッキリした!こういう勧善懲悪は読後感も楽しい。また違ったお仕事小説を楽しみにしてます。

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    2019年01月21日