雫井脩介のレビュー一覧

  • 霧をはらう(下)

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    リーダビリティという言葉を久しぶりに思い出した。初めてこの言葉を聞いたのはやはり雫井さんの「火の粉」だっただろうか?病院での事件をめぐって、さほど過剰に大げさな出来事があるわけでもないのに読み進めるのをやめられない。日常の些細なエピソードと事件の真相を追及する地味な活動だけでこんなにも惹き付けられる小説を書く雫井さんはやはりすごい。
    実際に状況証拠だけで無実の人がここまで犯人に仕立てられるものかどうかはわからないが、過去から現在に至るまで、きっといくつかの事件でこういったことはあったのかもしれない。
    最後に語られる暴露話が蛇足に感じられるほど、完成度の高い裁判劇でした。

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    2025年01月30日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    犯人逮捕までのストーリーでしたが、引き込まれるように電車の中で興奮しながら読み進められた物語です。3も続けて読みたくなった!

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    2025年01月09日
  • 互換性の王子

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    最初はサスペンス系の話になるのかと思いましたが、仕事の話に変わっていきました。それはそれで、働く業種が違うとこんなに違うんだなと、新鮮な気持ちで読むことができ、勉強になりました。

    最初の設定は、なんかドラマで見たような‥という既視感がありましたが、楽しく読めました。

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    2025年01月04日
  • 霧をはらう(下)

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    上巻で漂っていた謎や疑念という『霧』が、下巻で次第に晴れていく。
    真犯人や犯行の描写が薄い点は気になったものの、共闘してきた桝田弁護士の突然疲弊した振る舞いについては腑に落ちた。終盤で明かされる謎も魅力的だったが、中盤で長女が耐え難い経験を乗り越え、勇気をもって成長していく姿が特に印象的で頼もしく感じられた。

    この小説の魅力は、法廷小説にありがちな派手な論戦に頼らず、登場人物全員を丁寧に描かれている所。その結果、推理小説でありながら、骨太な人間ドラマとしての深みがあり読み応えのある作品であった。

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    2025年01月01日
  • 検察側の罪人(下)

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    小兵が大関を倒すような展開は爽快感もあり後半は一気に読んだ。

    しかし、やりきれない。
    登場人物がそれぞれ苦しい。

    どう見ても犯人ではない容疑者を上司の命令で厳しく追及しなければいけない若手検事、

    知人の娘を殺され、その犯人は捕まらずその無念を抱えたまま過ごさなければならない、上司、

    過去に罪を犯したものの、身に覚えがない事件について犯人と決めつけられ、厳しい追及を受ける容疑者、

    誰もが、冷酷な面や優しい面、哀れな面が垣間見え、わかりやすい感情で登場人物を追うことができない。

    1つの決定で多くの人のその後の人生が変わる裁判。歯車が狂うのは簡単で、取り返しはつかない。

    若手検事も、上

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    2024年12月25日
  • 霧をはらう(下)

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    霧をはらう。人の無罪を信じるには、それに足る確証と勇気が必要。また人は弱く儚い。事件を取り巻く人間像でその様子が描かれており、想像以上に心が動く一著。

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    2024年12月16日
  • 互換性の王子

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    サスペンスと思い込んで読み始めたら、全然サスペンスじゃなかった!でも、商品開発の世界の面白さがスピード感ある文章で書かれていて、すごく面白かったです。
    父の深ーい愛に感涙でした。

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    2024年12月10日
  • 検察側の罪人(下)

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    一気読みした。
    原作のスリル感がすごいなーと思って映画観たけど、映画はイマイチ...
    原作はよかった。

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    2024年12月04日
  • 互換性の王子

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    ゴタゴタがありながら何かを成し遂げるって爽快感があるな。血とか偽拘らずうまくやれればいいのに、近すぎるから、こだわってしまうのかもしれない。

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    2024年11月23日
  • 霧をはらう(上)

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    長女の由惟がとにかく不憫でならない。
    また母親のキャラクターも相まってほんとに冤罪なのか否かモヤモヤしたまま上巻を読み終えた。
    下巻を読み終えた時にこのモヤモヤとした霧ははらわれるのだろうか。
    下巻への期待を込めて評価は4とした。

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    2024年11月22日
  • 互換性の王子

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    最初の部分に無理があったけど後は普通の企業小説でした。
    反目しながら最後は心を通じ合う。
    よくある話ですね。
    だけど自分は好きです。

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    2024年11月17日
  • 途中の一歩(下)

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    下巻に入って、それぞれのキャラの人となりが見えてきて、面白さが加速したように感じた。

    少女漫画のドキドキ感もいいけど、等身大の大人のそうそううまくはいかないけど、時々めちゃくちゃうまくいく流れに入るときがある恋愛が沁みる。そして意外なピュアさに泣ける。

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    2024年11月16日
  • 霧をはらう(上)

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    ネタバレ

    タイトルの意味、弁護士は依頼主にかかった霧(嫌疑)を取りはらって、真実と依頼主の人となりを明らかにすることだ、というのが心に響いた。(意訳したかも)
    下巻も楽しみです!

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    2024年11月14日
  • 引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還

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    ヘッドハンターってすごいですね。一生縁が無いけど。
    ファームの同僚達のキャラもだんだんわかってきて笑いあり緊張ありで面白かった。

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    2024年11月13日
  • ビター・ブラッド

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    情報屋や、ヤクザ、内部の裏切りなど話は重いですが、キャラの魅力で、すごく読みやすい本です。

    わたし的には、ジェントルが最高!ジャケットを着たくなります(笑)

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    2024年11月05日
  • 互換性の王子

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    予定調和という感じは否めないけれども、ぐんぐん読み進めることができ、楽しい読書の時間をとることができた。
    ただ、成功と実行という名前が読み辛かった。
    傲慢と善良の真実もそうだったけど頭の中で変換しなおしながら読むのが面倒だった。

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    2024年10月26日
  • 銀色の絆

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    ネタバレ

    子どもとアイススケートに行き、フィギュアスケートやらせるのも良いかも、と調べているうちに出会った本。

    メインは小織の中学〜高校までのスケート人生の話だけれど、最後にこれは母親の物語でもあったのだと気づき、ボロボロ泣けた。

    はじめはフィギュアを習い事の一つとしてしか考えていなかった梨津子だが、みなみ先生からの発破もありバリバリのサポートママに変貌してゆく。やがて子ども以上に入れ込むようになり、時折すれ違いも起こる。

    それでもフィギュアを通して紡がれた親子関係はかけがえのないもので、それこそがタイトルの銀色の絆なのだろう。

    どこまで上へ行けたか、はさほど問題ではなく、その過程にこそ意味があ

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    2024年10月25日
  • 霧をはらう(上)

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    99.9%有罪の刑事裁判に立ち向かう弁護士を主人公にした、リーガルミステリー。
    担当になる弁護士伊豆原柊平と、事件の時入院していた小南紗奈と彼女の姉由惟そして彼女たちの母親で犯人と目された野々花を中心に、物語は展開する。
    伊豆原は友人の弁護士枡田が国選で担当する点滴殺傷事件に関わることになる。入院患者の母親が犯人として逮捕され、否認していたが、過酷な取り調べにより犯行を認めてしまう。
    裁判になり一転否認の立場をとるが、果たして無罪を勝ち取ることができるのか。彼女は本当に犯行を犯していないのか。ならば真犯人は誰か。
    スリリングな展開に目を奪われ、小説世界に没入してしまう。
    題名の「霧をはらう」は

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    2024年10月13日
  • つばさものがたり

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    泣ける作品だった。
    結婚式あたりから最期のシーンまで涙腺緩みっぱなし。
    結末は悲しいが、前向きになれるいい作品だった。

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    2024年09月21日
  • 互換性の王子

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    序盤の監禁事件パートがとても面白くて、その後何があるんだろう?と期待感からの、普通のビジネス小説展開なには唖然。それでも飲料メーカーを舞台にした池井戸作品風のお仕事小説で、どんどん読まされた。読後感も悪くない。
    しかし表紙がコアラとタイトルは、意味不明でがっかり。

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    2024年09月19日