雫井脩介のレビュー一覧

  • つばさものがたり

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    ネタバレ

    ファンタジー要素あるけど、子供の頃からの夢を叶えて努力する、素敵なお話でした。

    若くして病魔に襲われ、手術するも再発、全身への転移。
    そんな中で、自分の夢である洋菓子店をオープンさせ、オリジナル商品を開発。

    どこにそんな体力と気力があるんだろうかと不安になるほどの頑張りに、読んでてハラハラするほど。

    ラストは予想した通りだったけど、なんとも柔らかな表現で、静かに幸せな最期で良かったねと思わされました。

    天使のレイに会えてよかった。

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    2022年08月20日
  • 仮面同窓会

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    ネタバレ

    夢中になってペラペラ読めた、自分を洋輔の立場に置き換えて読んでたくらいに夢中になってた。高校の頃の恨みって結構長い間続くんだなと思って、人に恨みを買うようなことはしない方がいいなって思わされた。

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    2022年08月06日
  • 虚貌(下)

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    虚貌が何を指し示すか、が徐々に明らかになっていく下巻。
    全体的にさりげないミスリードと、丁寧な伏線の回収があり読み応えのある一冊だと感じた。

    捜査線上の犯人像の不整合は、既成概念に捉われているから。

    犯行は必然なのか偶然なのか。

    トリックについては是非が分かれたと後書きで知ったが、個人的にはアリ。

    羊たちの沈黙のアンソニーホプキンスが思い浮かんだ。

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    2022年08月01日
  • クローズド・ノート

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    面白かった。途中でオチが分かってしまったが、最後は涙した。心地よい読後感だった。

    主人公、香恵の部屋に置き忘れてあったノート。それは前の住人「伊吹先生」が書いた日記だった。

    伊吹先生の日常と、香恵の日常が同時進行する中、ラストに近づくにつれ少しずつそれらが交錯していくのが面白かった。

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    2023年05月18日
  • つばさものがたり

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    ❇︎

    切ないけれど素敵なお話です。

    心が震えるラストは哀しいはずなのに、
    光にも似た温かさを感じさせてくれます。

    そして、誰かの希望の星でいることは
    どれほどの重さを背負うものなのか
    改めて考えさせられました。

    ーーーーー
    パティシエールの小麦
    小麦の母、兄の代二郎、妻の道恵と
    天使が見える息子の叶夢
    叶夢の友達で天使のレイ

    父の夢を叶えるためにパティシエールになった
    小麦は母と念願の店を開く。
    でも父の夢を背負って生きる小麦の身体は、
    病魔に蝕まれていた。

    誰かの希望の星として生きる生き方、
    自分のためだけに生きる生き方。

    例え自分で選んだものであっても、
    希望の星としての人生

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    2022年07月21日
  • クローズド・ノート

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    星3個と悩んだけど。
    ストーリーは何となく予想はできるんだけど、
    それぞれの愛に満ちた想いが胸に刺さった。
    誰にも読まれるはずのなかった手紙も、何かの偶然で伝わっていく、想いの強さは本当にあるように感じる。

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    2022年07月16日
  • 仮面同窓会

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    ネタバレ

    序盤から今後の展開を予想させるような書かれ方がされており、その真相が分かる後半の畳みかけ方が凄い。
    事件の真犯人の正体も個人的には意外性があり、しっかりミスリードされていた。真相がわかった後のその人物の書かれ方が非常に不気味であり、何とも言えない終わり方でもあった。

    0
    2022年06月19日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    ネタバレ

    良心と自分の気持ちと…
    子どもは無事に返してほしい、
    でも犯人の言うままで良いのか…勝俊の葛藤。

    持っている者と、持っていない者…
    私も持っていない側の人間だから
    怖いし、ダメだってわかっているし、
    絶対自分ではやらないけれど…

    犯罪は絶対ダメだし、
    罪のない子どもが巻き込まれることには
    強い抵抗があります。

    ただ、二人の兄弟の気持ちが全くわらない訳じゃない。
    だから、完全に包囲されて逃げ場もなくて、
    弟は負傷しているし、淡野は助けに来ない、
    まさに詰んでいる状況で、
    最後まで考えて考えて足掻く知樹を見て、
    何とも言えない悲しい気持ちになりました。
    同時にほっとしました。

    周りの友達は

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    2022年05月01日
  • 犯人に告ぐ2 (上) 闇の蜃気楼

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    ネタバレ

    シリーズ第一弾が面白くて、第二弾も読みました。

    前回は連続児童殺害事件でしたが、
    今回はオレオレ詐欺、身代金誘拐事件です。

    オレオレ詐欺では各役割ごとに分担されているし、
    その組織を仲介する人がいて。
    どこかを捕まえても、
    その先は捕まえられないようになっているんですね。

    今回は両親を亡くし、二人で生きてきた兄弟が、
    犯罪に手を染め、身代金誘拐事件の実行犯になります。

    父親と子どもを同時に誘拐、
    だけどバラバラで拉致する。
    父親だけ解放して、子どもと身代金を交換する。
    拉致している間に父親には、心理的な交渉というか、やりとりを迫るんですが。

    今回は、最初から犯人も行動もわかったうえで

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    2022年05月01日
  • 引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還

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    現実にも存在するだろうけど自分には縁がないであろう世界に触れられる一冊、一気読み。
    一生懸命って良い!

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    2022年04月08日
  • 仮面同窓会

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    友達からのおすすめで読んだ。
    ミステリーは苦手であんまり読んでなかったけど、この本は読んでよかった。
    ラストのどんでん返しは痺れた、まさか、、という感じ

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    2022年03月28日
  • 引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還

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    前作に引き続き一気読み。着々とヘッドハンターとしてのキャリアを積んでいく鹿子に対して、追い出した元鞘のフォーンが経営危機を迎えているという風の噂を聞く。
    同時に追い出した張本人のきな臭い噂も流れ始める。

    ヘッドハンターとして一皮向けた鹿子の逆転劇が非常にスカッとした。

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    2022年03月20日
  • 引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険

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    フォーンという、創業一族経営のアウトドアメーカーの令嬢である鹿子小穂が、ヘッドハンティングによって中途できた取締役に会社を追い出されて、ひょんなことからヘッドハンターになる話。

    順風満帆だと思っていた会社の内部から裏切られ、再起をはかる様がとても力強く、元気になるストーリー構成だった。

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    2022年03月20日
  • 犯人に告ぐ 上

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    ネタバレ

    ■あらすじ
    闇に身を潜め続ける犯人。
    川崎市で起きた連続児童殺害事件の捜査は行き詰りを見せ、
    ついに神奈川県警は現役捜査官をテレビニュースに出演させるという荒技に踏み切る。
    白羽の矢が立ったのは、6年前に誘拐事件の捜査に失敗、記者会見でも大失態を演じた巻島史彦警視だった。

    ■感想、レビュー
    駅前の書店で「火の粉」という本を見つけ、
    とても気になって検索したら、
    この本が出てきて、思わず購入。

    森博嗣さんの本を読んだ後だったからか、
    感情的でぐいぐいスピード感もって
    あっという間に読み切りました。
    電車待ちの時間にページをめくる手が止まらず。笑

    誘拐事件や、連続児童殺害事件…犯人を捕まえる

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    2022年03月19日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    面白かった。
    少し、話が出来過ぎの面もあったけど、色々な人の気持ちの迷いが手に取るように、しかもリアリティがあって、感心した。

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    2022年02月25日
  • 虚貌(下)

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    ずいぶん昔に読んだ。これはないわ、という意見も聞いたが、私には大変面白かった。確か初めて読んだ雫井さんの作品だったように思う。

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    2022年01月04日
  • 虚貌(上)

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    ずいぶん昔に読んだ。これはないわ、という意見も聞いたが、私には大変面白かった。確か初めて読んだ雫井さんの作品だったように思う。

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    2022年01月04日
  • 雫井脩介3作品試し読み合本(『望み』『つばさものがたり』『クローズド・ノート』)

     

    購入済み

    9月の週末、息子が帰宅せず連絡が途絶える。規士の友人が殺害されたと聞き、一登は胸騒ぎを覚える。逃走中の少年は二人だが、行方不明者は三人。規士の無実を望む一登と、犯人でも生きてて欲しいと願う貴代美。心に刺さるサスペンスミステリ。

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    2021年12月12日
  • クローズド・ノート

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    その部屋の窓を見上げる青年、その窓から青年を見つけた女子大生、その部屋の押入れに仕舞い込まれていた女性教師のノートと学級紙太陽の子。
    涙が止まりませんでした!

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    2021年11月27日
  • 引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還

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    面白くて上下巻相当の2巻を一気読み。
    中篇6作品構成で、読みやすくそれでいて読み応えもあり、先をどんどん知りたくなると同時にこの世界観にずっといたいと思わせる魅力的なストーリーだった。

    ヘッドハンティング業界という、存在は有名だが詳しくは知らない世界であり、いいイメージを持たない人が多いであろう題材だが、本当にリアリティもありよく出来ている。

    半沢がジャンプ的だとしたら、これはマガジン的な面白さ。

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    2021年11月14日