雫井脩介のレビュー一覧
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本格的に劇場型捜査が始まった下巻。
犯人が見え隠れするも一筋縄ではいかない場面にモヤモヤしながらも、展開が気になってサクサク読めた。
最初は協力的だったテレビ局も捜査が進展しない状況に不満を募らせ、視聴者からの批判も相次ぐ。そこに自分や組織の保身しか考えていない上司からの圧力や妨害もあり、巻島がまた潰れてしまうのではないかと不安が生じたが、6年前とは違う踏ん張りを見せる!
己の欲望から暴走する年下上司をスパッと黙らせる巻島と、津田長の言葉はよかった。
犯人に繋がるきっかけはちょっと拍子抜けしたけれど、後半はさらに騒動が1つ増えて盛りだくさんで、前半にも少し登場した小川かつおが再び活躍。実際 -
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はじめての雫井脩介さん作品。
豊川悦司さん主演で映画化もされているみたい。
「劇場型捜査」という斬新なやり方で犯人逮捕に挑む過程や主人公:巻島が実直に犯人逮捕に取り組む姿が良かった。
上巻は、劇場型捜査が始まる前の地盤固め的な話がメインに感じられ、6年前の巻島の失態がどのようなものだったかも詳細に描かれている。曾根や植草といった残念な上司もいれば津田長のような人格者もいて、勉強になる。劇場型捜査を始めるにあたって事前に被害者遺族に誠意を伝えに行った津田長の姿がさすがで、巻島が信頼を寄せるのも納得した。
上巻の最後、上司:植草の行動が何やら怪しすぎる…
下巻で捜査に影響してくるのか、やめて -
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大概の警察小説のシリーズものは、主人公たる刑事たち以外は、別々の事件であり犯人たちであり、単独で読むことも出来るが、このシリーズは第1弾から刑事たちや犯人たちも続いて登場しており、そういった意味では第1作からの連続した長編と言えるのではないか。
ゆえに、前作等を忘れていれば再読し、続いて本作を読んだ方が、面白さをより倍加するだろう。
第2弾が刊行されてから4年ぶりの第3弾だが、第2弾の「ミナト堂」事件から2週間しか経過していない設定となっているようだ。
第1弾第2弾を再読したばかりの本書なので、あまり違和感なく読み進めることが出来た。
その事件でうまく逃げおおせた淡野=リップマンが、金主である -
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下巻も一気読みでした。
私がイメージしていた淡野がどんどん覆されて、
人間味が出てきて、犯罪なのに、犯人なのに、
裁かれるべき人間なのに、心のどこかで応援してしまう。
淡野がリップマン(レスティンピースが由来)で、
ワイズマン(主犯格)、ポリスマン(淡野同様ワイズマンの部下で警察内部の人間)、次々「~マン」が登場する。苦笑
警察内部、身近な人間が裏切っていたり、
犯行に利用されてしまったり。
巻島たち警察が主役のはずなのに、
気づいたら淡野を応援してしまっていました。
不覚にもちょっとうるっときてしまうぐらい。苦笑
次作も期待せずにはいられない一冊です。 -
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「犯人よ、今夜は震えて眠れ」
シリーズ第三弾。
ずっと待ってました…!
前半は、全く見慣れない名前(捜査官)たちのオンパレードで不安になりましたが。苦笑
巻島、津田、本田、主要人物たちが登場して、ほっとしました。
前作では、社長親子誘拐事件を解決したものの、
主犯格の淡野を取り逃がしており。
今作は、その淡野を追いかける話です。
細い細い糸を手繰り寄せて犯人にたどり着けるのか。
これまでの淡野は、冷静沈着、少しだけ人間味はあるけど、つかみどころがなく、見切りをつけるときは冷淡なイメージでした。
今回は潜伏先での生活模様、
人との関わりも見え、少しだけ人間としての輪郭を見た気がします。
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『ネッテレ』で、天才詐欺師・『リップマン』淡野とのコンタクトに成功した、神奈川県警特別捜査官・巻島。
その裏で、『ワイズマン』と淡野は最後のシノギに向けて動き出していた…
最後のシノギの標的は、神奈川県警捜査1課…
『リップマン』逮捕に動く巻島たちの裏で、捜査1課長・若宮は『リップマン』との取引に応じようと…
巻島と若宮の間で揺れる捜査1課・秋山…
『リップマン』を捕まえることはできるのか…
『ポリスマン』は…
黒幕『ワイズマン』は…
淡野は意外と人間味があった…
簡単に仲間を切り捨ててきたのに…
淡野も人の子だったのか…
やっぱり巨悪にはたどり着かずか…
犯人に告ぐ4へと続く -
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『ミナト堂社長親子誘拐事件』から2週間。
依然として行方の分からない『大日本誘拐団』の主犯格『リップマン』こと淡野。
神奈川県警特別捜査官・巻島史彦は、『リップマン』の行方を追っていた。
巻島はネットテレビの特別番組に出演し、『リップマン』に向けて番組上での対話を呼びかける。
『リップマン』は、金主『ワイズマン』と最後のシノギを仕掛けようとしていた…
神奈川県警内には内通者『ポリスマン』の存在が…
『リップマン』中心にストーリーが展開されており、巻島の出番はまだまだ…
どうなっていくのか…
『ワイズマン』はやっぱり。
『ポリスマン』はあいつか…