雫井脩介のレビュー一覧

  • 火の粉

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    ネタバレ

    すぐに読み進めることができた。
    武内の狡猾で人の心に入り込み、全て自分の思うままに状況を操っていく様子は、ここまで邪悪でないにしても現実世界にもいるいる、と既視感があった。
    勲は懲役刑になってしまったが、元裁判長としての誇りではなく、梶間家の主として家族を守った結末は良かった。

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    2025年11月19日
  • 犯人に告ぐ 下

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    植草!コラコラコラ!心配していた以上に邪魔してくれた。そして、曾根…警察小説で典型的な上司。
    巻島も口数が少なすぎ。もっとガツンと言って欲しかったが、そこが巻島なのだ。
    警察を悪者に仕立てあげて読者や視聴率を上げたいマスコミにも辟易したが、マスコミが私たちの認識を操作したり変えることができるという、怖さも感じた。捜査本部での刑事たちとのやり取りや、バッドマンとのやり取り等、捜査の臨場感が感じられ、飽きずに一気に読めた。
    ワシは結局……?

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    2025年11月15日
  • 検察側の罪人(下)

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    かなり食わされた気持ちで読み終えた


    最初は最上のことが理解できないと言うかそこまで熱くなるものがあるのかと思ったけど、将来がほとんど約束されている検察官だったが故に、その選択をせざるを得なかったんだというのを、下巻まで読んでやっと納得しました
    代償を払わせると言うことは自身も同じ大きさの代償を払うということ…それは法の遂行が不可能だから。正義は法の遂行であると言うが
    法の遂行でしか人を制裁することができないのか。またその制裁は果たして誰にとっての正義なのか?
    考えて考えて行き着いた先が、時効を過ぎた人間を制裁することはおそらくできない。
    自分が信じる“正義”を貫いてるはずなのに否応無しに心

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    2025年10月26日
  • 引き抜き屋 2 鹿子小穂の帰還

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    ネタバレ

    ヘッドハンターとして経験を積み重ねている鹿子小穂は、難易度の高い仕事をこなしつつ、以前自分も勤めていた父親の会社の苦境に社長を探し、会社を救おうとする。
    少し依頼人や候補者に入れ込みすぎる感がある小穂だが、それがうまく働き、双方によい結果につながっていく。
    ヘッドハンターという仕事の面白みを感じることができる話だった。

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    2025年10月19日
  • 引き抜き屋 1 鹿子小穂の冒険

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    堅く読みにくい部分も少々あるが、ヘッドハンターという未知の職業にとても興味深く読めた。全然知らない世界だが、社長の子供はやはり別の会社で努力するべきだと思った。続きを早く読みたい。

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    2025年10月19日
  • 火の粉

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    裁判官を退官した男(主人公)の家の隣に、無罪判決を下した男が引っ越してくる。
    そして主人公の家族に異変が

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    2025年10月11日
  • クローズド・ノート

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    ネタバレ

    堀井香恵
    教育大に通う。駅前の今井文具店でアルバイトをしている。マンドリンクラブ。

    葉菜
    九月から一年間、アメリカに留学することが決まっている。

    鹿島
    葉菜の彼氏。二十五歳。行政書士。

    今井社長
    今井文具店の二代目。

    今井可奈子
    香恵がアルバイトをしている文房具店の一人娘。

    石飛隆作
    無精ひげの彼。二十六歳。イラストレーター。教育大出身。

    沢田美歩
    マンドリンクラブ。

    恭子
    マンドリンクラブ。

    瀬戸
    指揮を担当する先生。

    佐野
    マンドリンクラブ。

    星美
    石飛のクライアント。広告代理店勤務。

    藤坂
    石飛の個展の幹事。教育大出身。

    長瀬
    教育大出身。

    真中
    イラストレータ

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    2025年10月10日
  • 火の粉

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    隣家に越してきた、かつて無罪判決を下した男・武内が、善意の仮面を被って梶間家の生活に溶け込む。その笑顔の裏に潜む狂気が日常を蝕み、家族の関係性をじわじわと壊していく。心理の揺らぎと違和感の積み重ねが紡ぐ緊迫感に心臓が止まりそうになった。善意と悪意の境界線を揺さぶる仕掛けが見事で、後味の悪さを残しつつも、疑念と恐怖が尾を引く物語。

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    2025年10月09日
  • クロコダイル・ティアーズ

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    ネタバレ

    読んでいる最中は、非常に胸がざわついた。
    この暁美や、姉の東子の反応や対応はいたって一般的だと思う。
    逆に貞彦の反応は妻の暁美にしたら歯痒く感じるのも無理はないし、読んでいて、こういう男の人って、いるよなぁ、と思った。

    想代子の、本心がわからない胡散臭さ…。恐ろしい。
    濃淡あれど、こんな人、いますね。

    最終的に想代子が店を引き継ぎ幸せを手にするのだが、解説にもあるが、宮部みゆきさん曰く「無自覚な犯罪者が無自覚にしれっと成し遂げた完全犯罪の話」と評していたが、まさにそうだと思う。
    さらに付け加えるとしたら、想代子は無自覚でいることを自覚している女だ、と思った。

    違う世界線で想代子をコテンパ

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    2025年09月21日
  • 望み

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    ネタバレ

    苦しかった〜
    行方不明の家族が被害者なのか加害者なのか分かるまでの期間の様々な葛藤と思惑、心境の変化が描かれている。
    被害者だった場合は死を意味する。どんな形であれ正義を、信念を貫いていて欲しい?
    加害者だとしたら殺人犯。他の家族の将来が潰されても生きてさえいればいい?
    事件の輪郭を捉え、自分の信念や行方不明家族に対する信頼など根底にあったものと合致する瞬間がとても苦しかったです…

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    2025年09月14日
  • クロコダイル・ティアーズ

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    最初入り込めなくてどうしようかと思ったけど事件が起きてからはまんまと引き込まれた。最後に真相というか答え合わせ的な心情を説明していくところもいい。他人の奥の奥まではその人にしかわからない。

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    2025年09月13日
  • 望み

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    自分の家族が殺人の加害者か被害者ならどちらであってほしいか。

    もし自分がこの状況に置かれたとしたら、どちらを望むか考えたけど、結論は出なかった。

    「望みなき望み」
    この言葉に尽きると思う。

    とても考えさせられる小説だった。

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    2025年09月08日
  • 霧をはらう(下)

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    冤罪をテーマに無罪を勝ち取るまでのリーガルストーリー。
    最初から犯人と決めつけて、そのストーリーに落とし込むような誘導尋問。
    取調自体は可視化されているとはいえ、世間話はそれに含まれていないなど、ホントだったら怖いの一言。

    最後の展開・真相部分は少し強引かなと感じたが、全体的に飽きさせず、娘の手紙の部分も良く、スッキリとした終わり方だった。
    なによりタイトルが良い。

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    2025年08月11日
  • 犯人に告ぐ2 (上) 闇の蜃気楼

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    「犯人に告ぐ」の続編で上巻は主に犯人グループを中心とした話で進んでいる。どのような攻防戦が繰り広げられるのか続きが気になるところ。

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    2025年08月06日
  • ビター・ブラッド

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    たった数百万のためにキャリアを捨て人を殺し、あまり理解できなかったけど読みやすくて一気読み。
    一気読みじゃなかったら、訳わかんなくなって途中で辞めてたかも。
    お母さんどこいっちゃったのーー(;_;)

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    2025年07月28日
  • 霧をはらう(下)

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    最後の「真相は」…のことろは
    強引すぎ!

    だけど、んなこたぁ〜どうでもいいくらい良かった(語彙力ひでぇ(笑)
    由惟ちゃんが吹っ切れてから、かっこよすぎる

    反面、「あのクズ共に天誅を!!」と、ずーとモヤモヤ
    ほんと、クズ!(作者さんの術中に嵌ってる


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    2025年07月24日
  • 霧をはらう(上)

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    上巻読んで感想なんて…
    (めんどくさぃ?

    看護師さんが一気に登場してきて、大変でした(笑)
    野々花ちゃんが、作中のセリフを借りると「チャーミング」なので、重い展開ながら救われます

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    2025年07月24日
  • 検察側の罪人(下)

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    【法定サスペンス】【ヒューマンドラマ】【社会ミステリー】

    面白かったです。読み応えがありました。
    ただ最終章が呆気なく終わったので、少し物足りなかったです。

    それでもまたいつか再読したい本になりました。

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    2025年07月20日
  • 望み

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    ・斬新な設定のミステリーで、犯人は誰だ?ではなく、この人は犯人か?被害者か?という視点で物語が進んでいく。
    ・そして、事件そのものの核心からはずっと離れたところで、当事者家族の、それぞれの心の葛藤や行動が揺れ動いていく様は、どこか現実離れなようでいて、でももしかするとリアルでもある。
    ・特に、親目線でその時々の心境を追ってみると、いつかこんなことがあってもおかしくはないし、そうなったら自分ならどちらを「望む」のだろうと考えてしまう。
    ・夫婦で、それぞれ何を大切に思い、信じていくのか、またどう心境が変わっていくのかが違うのも興味深い。どちらのパターンも十分ありえるよな、とも思う。
    ・そして結末は

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    2025年07月16日
  • 犯人に告ぐ 下

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    児童連続殺人事件の劇場型捜査のお話

    以下、公式のあらすじ
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    闇に身を潜め続ける犯人。川崎市で起きた連続児童殺害事件の捜査は行き詰まりを見せ、ついに神奈川県警は現役捜査官をテレビニュースに出演させるという荒技に踏み切る。白羽の矢が立ったのは、6年前に誘拐事件の捜査に失敗、記者会見でも大失態を演じた巻島史彦警視だった―史上初の劇場型捜査が幕を開ける。第7回大藪春彦賞を受賞し、「週刊文春ミステリーベストテン」第1位に輝くなど、2004年のミステリーシーンを席巻した警察小説の傑作。
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    ノンキャリ警視で神奈川県警

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    2025年07月10日