雫井脩介のレビュー一覧

  • 犯人に告ぐ : 3 紅の影 上
     犯人に告ぐは最初に映画で観ました。

    豊川悦司さんがとても役にハマっていて、とても素敵でした。

     それから原作を読み、犯人に告ぐシリーズは読み続けています。

     今回も楽しく読み進めています。

    どうなっていくのか。

  • 霧をはらう
    引き込まれて、ぐいぐい読んでしまった。
    由惟の頑なな性格で、妹を不憫に思ったけれど、読み進めていくにつれて、だんだん人を信じるようになってきて嬉しく思った。
  • つばさものがたり
    家族経営のケーキ屋さんの話。
    人物がいろいろな困難に対して、柔軟にできることに集中するところが魅力的。
    無鉄砲な計画、そら見たことか的失敗にイライラしたけれど最後にリカバリーします。読後感は、涙しながら拍手する感じ。
  • 引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還
     これは面白かった。小穂の世界にどっぷり入り込み等身大の女性になりきり、楽しめた。ヘッドハンターの世界も、会社の中で働くことやその能力、評価のことなどリアリティーがあった。
  • 犯人に告ぐ : 3 紅の影 下
    『ネッテレ』で、天才詐欺師・『リップマン』淡野とのコンタクトに成功した、神奈川県警特別捜査官・巻島。

    その裏で、『ワイズマン』と淡野は最後のシノギに向けて動き出していた…

    最後のシノギの標的は、神奈川県警捜査1課…

    『リップマン』逮捕に動く巻島たちの裏で、捜査1課長・若宮は『リップマン』との取...続きを読む
  • 犯人に告ぐ : 3 紅の影 上
    『ミナト堂社長親子誘拐事件』から2週間。

    依然として行方の分からない『大日本誘拐団』の主犯格『リップマン』こと淡野。

    神奈川県警特別捜査官・巻島史彦は、『リップマン』の行方を追っていた。

    巻島はネットテレビの特別番組に出演し、『リップマン』に向けて番組上での対話を呼びかける。

    『リップマン』...続きを読む
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼
    本作の主人公は巻島ではなく。
    表の世界に這いあがろうともがく智樹でもなく、淡野くんだな。
    淡野くんを実写化するときには、是非、ポンコツチャンネルの"D"を参考にして欲しいなぁ。
    そして、鳶が油揚げをさらうような小川と小石の凸凹コンビw
    いるんだよなぁこういう輩。
    淡野くんの続編を待つ。
    もう出てるか...続きを読む
  • 犯人に告ぐ2 (上) 闇の蜃気楼
    面白い。
    下巻はいま読んでいる最中だけれど、これまでのところは巻島より智樹の方に感情移入。振込み詐欺〜誘拐犯グループを応援。スリリングな展開に手に汗握ってしまった。ダークヒーローな淡野がクール。
  • 犯人に告ぐ : 3 紅の影 下
    捜査官巻島と犯人の、チェスの指し手にも似たメッセージのやりとりが本シリーズの核であろうが、今回はむしろ、大きな構図と個人の感傷という面に焦点を当てているように思う。
  • 検察側の罪人(下)
    頭の中で、沖野はずっとニノ。沖野が最上を信頼してるときの無垢な表情や真相に近づいてきたときの苦悩してる表情、映画は観てないけど目に浮かぶようです。
    無罪になって松倉と再会したが、その松倉の態度がもう腹立つ。また罪を犯しそうな気さえするし、だから沖野も「何か間違ったことをしたのだろうか」と悩んでしまう...続きを読む
  • 霧をはらう
    最後まで読んでわかる本のタイトルの良さ。
    貴島先生の件やそれに伴う枡田の態度、由惟の会社でのゴタゴタや痴漢冤罪の件といったモヤモヤさせる表現のうまさと、その問題が段々と解決していく様子や、弁護士が無罪を信じられなければ、無罪だと訴えかけることもできないという意味も込めた良いタイトルだと感じた。

    ...続きを読む
  • つばさものがたり
    ファンタジー要素あるけど、子供の頃からの夢を叶えて努力する、素敵なお話でした。

    若くして病魔に襲われ、手術するも再発、全身への転移。
    そんな中で、自分の夢である洋菓子店をオープンさせ、オリジナル商品を開発。

    どこにそんな体力と気力があるんだろうかと不安になるほどの頑張りに、読んでてハラハラするほ...続きを読む
  • 霧をはらう
     骨太の小説だ。とても面白かった。
    登場人物の性格が色々で、やっぱり人との関係こそが物事の基本だと改めて感じた。
  • 霧をはらう
    面白かった。
    裁判物は堅苦しくなりがちだけど
    被告人の娘視点や弁護士側の視点
    両方の気持ちがよく分かり
    もどかしさを感じるのも楽しかった。

    被告人になってしまった母親の感じ。
    自分にも当てはまりそうで
    他人事ではない。
  • 仮面同窓会
    夢中になってペラペラ読めた、自分を洋輔の立場に置き換えて読んでたくらいに夢中になってた。高校の頃の恨みって結構長い間続くんだなと思って、人に恨みを買うようなことはしない方がいいなって思わされた。
  • 霧をはらう
     弁護士の依って立つ「信念」を描く、作者渾身の法廷ミステリー。主人公は人権派弁護士の伊豆原柊平。
             ◇
     病院で起きた点滴死傷事件。入院中の4人の幼い子どもたちにインスリンが混入され、2人が死亡した。
     警察が殺人事件として捜査した結果、生き残った女児の母親が犯人として逮捕された。 ...続きを読む
  • 虚貌(下)
    虚貌が何を指し示すか、が徐々に明らかになっていく下巻。
    全体的にさりげないミスリードと、丁寧な伏線の回収があり読み応えのある一冊だと感じた。

    捜査線上の犯人像の不整合は、既成概念に捉われているから。

    犯行は必然なのか偶然なのか。

    トリックについては是非が分かれたと後書きで知ったが、個人的にはア...続きを読む
  • クローズド・ノート
    面白かった。途中でオチが分かってしまったが、最後は涙した。心地よい読後感だった。

    主人公、香恵の部屋に置き忘れてあったノート。それは前の住人「伊吹先生」が書いた日記だった。

    伊吹先生の日常と、香恵の日常が同時進行する中、ラストに近づくにつれ少しずつそれらが交錯していくのが面白かった。
  • 霧をはらう
    霧をはらう
    雫井脩介さん。

    まとわりついている霧を払って、
    その人を、1人の人間として見てもらうようにする。
    それが弁護士の仕事。

    おもしろかった。

    どんな判決が出されるか?
    最後まで、ハラハラドキドキ。

    味方はいるんだね。

    おもしろかった。
  • つばさものがたり
    ❇︎

    切ないけれど素敵なお話です。

    心が震えるラストは哀しいはずなのに、
    光にも似た温かさを感じさせてくれます。

    そして、誰かの希望の星でいることは
    どれほどの重さを背負うものなのか
    改めて考えさせられました。

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    パティシエールの小麦
    小麦の母、兄の代二郎、妻の道恵と
    天使が見える...続きを読む