雫井脩介のレビュー一覧

  • 霧をはらう(上)

    Posted by ブクログ

     この事件の設定が面白いのかもしれない。絶対犯人ではない人が犯人にされて、無罪を勝ち取るまでのストーリーなので、単純なのだがなぜか惹き込まれた。この巻では真犯人らしき登場人物が誰かわからない。だから余計にその事件がなぜ起きたのか知りたくなる。

    0
    2025年03月10日
  • 望み

    Posted by ブクログ

    ■サマリー
    ・家族が犯罪者か、被害者の可能性になった 
     としたらどちらを望むのか。
    ・生きていてほしい、一方で、死んでいても
     ほしい。究極の問いかけ。
    ・思春期の子を持つ親と家族の揺れ動く気持ち。

    ■所感
    ある日、自分の家族が、身内が、犯罪者かもしれない。もしくは、被害者かもしれないとなれば、残された家族はどちらを望むのか。
    生きていてほしいと思うのが家族である。
    しかし、生きているということは犯罪者。
    被害者への賠償、世間からの容赦ない避難を残された家族は受けなくてはいけない。
    家族の人生もまた失われていくのは耐え難いものがあると思う。
    一方で、死んでいるということは被害者であるということ。
    大切な家族がある日突然いなくなるという悲しみに耐えることが出来るのか。
    どちらに進んでも幸せなことはなく、辛い日々しか待っていない。
    つまり、本書には明るい未来がないということになる。
    でも、被害者である母親は最後に「私は規士(息子)に救われました」と言う。
    加害者である場合、生きていると分かった瞬間は安堵するが、その後に待ち受けている地獄のような日々を考えた場合、息子が自分の命と引換えに家族を救ってくれたと思うしか、残された家族は救われないのだろうと感じた。

    ■本書からの心に残った部分を引用
    ・人間は自分の価値観と他者の価値観の両輪で
     生きている。
    ・私は規士を加害者の一人だと思い込もうと
     してましたけど、その時も本当は苦しかったん
     です。真っ暗闇の水の中で、とにかくこっちに
     岸があるんだという根拠のない思いだけも
     あって、延々と泳いでいるような気持ちでした。
     本当に苦しくて仕方なかった、もしあの子が
     加害者だったとしたら、生きていたと分かった
     瞬間だけは安堵したかもしれません。
     でも、それからまた苦しい日々がやってきて、
     それに押しつぶされただろうと思います。 貸

    0
    2025年02月16日
  • 霧をはらう(下)

    Posted by ブクログ

    点滴殺傷事件で母親が逮捕された由惟は不登校の妹を養いながら職場での嫌がらせに耐えていた。母親の無実を信じる弁護士の伊豆原は検察の立証を崩すべく、病院関係者の証言集めに奔走する。有罪率99%の刑事裁判で無罪を勝ち取る打開策は見つかるのか。驚愕の真実まで一気読み必至! 信じることの困難さと尊さを描く著者渾身の記念碑的傑作。

    0
    2025年09月20日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

    Posted by ブクログ

    犯人逮捕までのストーリーでしたが、引き込まれるように電車の中で興奮しながら読み進められた物語です。3も続けて読みたくなった!

    0
    2025年01月09日
  • 互換性の王子

    Posted by ブクログ

    最初はサスペンス系の話になるのかと思いましたが、仕事の話に変わっていきました。それはそれで、働く業種が違うとこんなに違うんだなと、新鮮な気持ちで読むことができ、勉強になりました。

    最初の設定は、なんかドラマで見たような‥という既視感がありましたが、楽しく読めました。

    0
    2025年01月04日
  • 検察側の罪人(下)

    Posted by ブクログ

    小兵が大関を倒すような展開は爽快感もあり後半は一気に読んだ。

    しかし、やりきれない。
    登場人物がそれぞれ苦しい。

    どう見ても犯人ではない容疑者を上司の命令で厳しく追及しなければいけない若手検事、

    知人の娘を殺され、その犯人は捕まらずその無念を抱えたまま過ごさなければならない、上司、

    過去に罪を犯したものの、身に覚えがない事件について犯人と決めつけられ、厳しい追及を受ける容疑者、

    誰もが、冷酷な面や優しい面、哀れな面が垣間見え、わかりやすい感情で登場人物を追うことができない。

    1つの決定で多くの人のその後の人生が変わる裁判。歯車が狂うのは簡単で、取り返しはつかない。

    若手検事も、上司の検事も、そうするしかなかったといえる決断をしている。

    でもこの先も本当にそれでよかったのだろうか、と自らに問い続けるのだろう。

    0
    2024年12月25日
  • 互換性の王子

    Posted by ブクログ

    サスペンスと思い込んで読み始めたら、全然サスペンスじゃなかった!でも、商品開発の世界の面白さがスピード感ある文章で書かれていて、すごく面白かったです。
    父の深ーい愛に感涙でした。

    0
    2024年12月10日
  • 検察側の罪人(下)

    Posted by ブクログ

    一気読みした。
    原作のスリル感がすごいなーと思って映画観たけど、映画はイマイチ...
    原作はよかった。

    0
    2024年12月04日
  • 互換性の王子

    Posted by ブクログ

    ゴタゴタがありながら何かを成し遂げるって爽快感があるな。血とか偽拘らずうまくやれればいいのに、近すぎるから、こだわってしまうのかもしれない。

    0
    2024年11月23日
  • 霧をはらう(上)

    Posted by ブクログ

    長女の由惟がとにかく不憫でならない。
    また母親のキャラクターも相まってほんとに冤罪なのか否かモヤモヤしたまま上巻を読み終えた。
    下巻を読み終えた時にこのモヤモヤとした霧ははらわれるのだろうか。
    下巻への期待を込めて評価は4とした。

    0
    2024年11月22日
  • 互換性の王子

    Posted by ブクログ

    最初の部分に無理があったけど後は普通の企業小説でした。
    反目しながら最後は心を通じ合う。
    よくある話ですね。
    だけど自分は好きです。

    0
    2024年11月17日
  • 途中の一歩(下)

    Posted by ブクログ

    下巻に入って、それぞれのキャラの人となりが見えてきて、面白さが加速したように感じた。

    少女漫画のドキドキ感もいいけど、等身大の大人のそうそううまくはいかないけど、時々めちゃくちゃうまくいく流れに入るときがある恋愛が沁みる。そして意外なピュアさに泣ける。

    0
    2024年11月16日
  • 霧をはらう(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルの意味、弁護士は依頼主にかかった霧(嫌疑)を取りはらって、真実と依頼主の人となりを明らかにすることだ、というのが心に響いた。(意訳したかも)
    下巻も楽しみです!

    0
    2024年11月14日
  • 引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還

    Posted by ブクログ

    ヘッドハンターってすごいですね。一生縁が無いけど。
    ファームの同僚達のキャラもだんだんわかってきて笑いあり緊張ありで面白かった。

    0
    2024年11月13日
  • ビター・ブラッド

    Posted by ブクログ

    情報屋や、ヤクザ、内部の裏切りなど話は重いですが、キャラの魅力で、すごく読みやすい本です。

    わたし的には、ジェントルが最高!ジャケットを着たくなります(笑)

    0
    2024年11月05日
  • 互換性の王子

    Posted by ブクログ

    予定調和という感じは否めないけれども、ぐんぐん読み進めることができ、楽しい読書の時間をとることができた。
    ただ、成功と実行という名前が読み辛かった。
    傲慢と善良の真実もそうだったけど頭の中で変換しなおしながら読むのが面倒だった。

    0
    2024年10月26日
  • 銀色の絆

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子どもとアイススケートに行き、フィギュアスケートやらせるのも良いかも、と調べているうちに出会った本。

    メインは小織の中学〜高校までのスケート人生の話だけれど、最後にこれは母親の物語でもあったのだと気づき、ボロボロ泣けた。

    はじめはフィギュアを習い事の一つとしてしか考えていなかった梨津子だが、みなみ先生からの発破もありバリバリのサポートママに変貌してゆく。やがて子ども以上に入れ込むようになり、時折すれ違いも起こる。

    それでもフィギュアを通して紡がれた親子関係はかけがえのないもので、それこそがタイトルの銀色の絆なのだろう。

    どこまで上へ行けたか、はさほど問題ではなく、その過程にこそ意味があるのだと実感させられた。

    0
    2024年10月25日
  • 霧をはらう(上)

    Posted by ブクログ

    99.9%有罪の刑事裁判に立ち向かう弁護士を主人公にした、リーガルミステリー。
    担当になる弁護士伊豆原柊平と、事件の時入院していた小南紗奈と彼女の姉由惟そして彼女たちの母親で犯人と目された野々花を中心に、物語は展開する。
    伊豆原は友人の弁護士枡田が国選で担当する点滴殺傷事件に関わることになる。入院患者の母親が犯人として逮捕され、否認していたが、過酷な取り調べにより犯行を認めてしまう。
    裁判になり一転否認の立場をとるが、果たして無罪を勝ち取ることができるのか。彼女は本当に犯行を犯していないのか。ならば真犯人は誰か。
    スリリングな展開に目を奪われ、小説世界に没入してしまう。
    題名の「霧をはらう」は、伊豆原のこんな言葉から。
    「刑事裁判ってのは、国という大きな存在が個人を裁くんだ。それだけなら一方的な戦いだよ。裁判員や裁判官にしても、その人のことを知らないわけだから、どうしても疑心暗鬼になる。霧の中で不気味なシルエットを見るようなものだ。人を襲う獣なのかもしれないという目で見てる。だからまとわりついている霧を払って、その人を一人の人間として見てもらうようにする必要がある。弁護士がそれをやる。霧を払った結果、その人が無実の人間であるなら、もちろん言うことはない」

    0
    2024年10月13日
  • つばさものがたり

    Posted by ブクログ

    泣ける作品だった。
    結婚式あたりから最期のシーンまで涙腺緩みっぱなし。
    結末は悲しいが、前向きになれるいい作品だった。

    0
    2024年09月21日
  • 互換性の王子

    Posted by ブクログ

    序盤の監禁事件パートがとても面白くて、その後何があるんだろう?と期待感からの、普通のビジネス小説展開なには唖然。それでも飲料メーカーを舞台にした池井戸作品風のお仕事小説で、どんどん読まされた。読後感も悪くない。
    しかし表紙がコアラとタイトルは、意味不明でがっかり。

    0
    2024年09月19日