雫井脩介のレビュー一覧
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星3個と悩んだけど。
ストーリーは何となく予想はできるんだけど、
それぞれの愛に満ちた想いが胸に刺さった。
誰にも読まれるはずのなかった手紙も、何かの偶然で伝わっていく、想いの強さは本当にあるように感じる。Posted by ブクログ -
序盤から今後の展開を予想させるような書かれ方がされており、その真相が分かる後半の畳みかけ方が凄い。
事件の真犯人の正体も個人的には意外性があり、しっかりミスリードされていた。真相がわかった後のその人物の書かれ方が非常に不気味であり、何とも言えない終わり方でもあった。Posted by ブクログ -
シリーズ第一弾が面白くて、第二弾も読みました。
前回は連続児童殺害事件でしたが、
今回はオレオレ詐欺、身代金誘拐事件です。
オレオレ詐欺では各役割ごとに分担されているし、
その組織を仲介する人がいて。
どこかを捕まえても、
その先は捕まえられないようになっているんですね。
今回は両親を亡くし、...続きを読むPosted by ブクログ -
良心と自分の気持ちと…
子どもは無事に返してほしい、
でも犯人の言うままで良いのか…勝俊の葛藤。
持っている者と、持っていない者…
私も持っていない側の人間だから
怖いし、ダメだってわかっているし、
絶対自分ではやらないけれど…
犯罪は絶対ダメだし、
罪のない子どもが巻き込まれることには
強い抵...続きを読むPosted by ブクログ -
フォーンという、創業一族経営のアウトドアメーカーの令嬢である鹿子小穂が、ヘッドハンティングによって中途できた取締役に会社を追い出されて、ひょんなことからヘッドハンターになる話。
順風満帆だと思っていた会社の内部から裏切られ、再起をはかる様がとても力強く、元気になるストーリー構成だった。Posted by ブクログ -
前作に引き続き一気読み。着々とヘッドハンターとしてのキャリアを積んでいく鹿子に対して、追い出した元鞘のフォーンが経営危機を迎えているという風の噂を聞く。
同時に追い出した張本人のきな臭い噂も流れ始める。
ヘッドハンターとして一皮向けた鹿子の逆転劇が非常にスカッとした。Posted by ブクログ -
警察ってどれだけ理不尽なことも飲みこまないといけないのか。
主人公の6年前の出来事から現在に至るまでの心の変化を読み取ろうとしたけれど、どうも書かれていなくて。
行動や発言から読み取れってことか?と思った。Posted by ブクログ -
9月の週末、息子が帰宅せず連絡が途絶える。規士の友人が殺害されたと聞き、一登は胸騒ぎを覚える。逃走中の少年は二人だが、行方不明者は三人。規士の無実を望む一登と、犯人でも生きてて欲しいと願う貴代美。心に刺さるサスペンスミステリ。
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その部屋の窓を見上げる青年、その窓から青年を見つけた女子大生、その部屋の押入れに仕舞い込まれていた女性教師のノートと学級紙太陽の子。
涙が止まりませんでした!
Posted by ブクログ -
面白くて上下巻相当の2巻を一気読み。
中篇6作品構成で、読みやすくそれでいて読み応えもあり、先をどんどん知りたくなると同時にこの世界観にずっといたいと思わせる魅力的なストーリーだった。
ヘッドハンティング業界という、存在は有名だが詳しくは知らない世界であり、いいイメージを持たない人が多いであろう題...続きを読むPosted by ブクログ