雫井脩介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
至高のサスペンスだった。
最初こそ勲視点の物語として始まるが、中身は勲の妻である尋恵と、勲&尋恵夫婦の嫁にあたる雪見の2人の心理描写がメイン。
尋恵
寝たきりの義母(勲の母)の介護をしている
献身的に介護と家事をこなすも、当人からも勲からも感謝もされず、むしろ勲の姉(別居)からチクチクといびられる日々
しかし介護は自分の使命だと思っており、責任感も強い。吐き出す場もなく疲労が溜まる。
介護サービスも入浴のみしか使わせてもらえず、心労がたたる過程がめちゃくちゃリアルだし、やるせない気持ちの描写が読んでいて辛いくらい。
雪見
勲&尋恵夫婦の嫁
2歳のまどかを育てている
イヤ -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後までハラハラした。深く心を打つミステリー小説でした。
行方不明の高校生の息子が殺人事件に関わっているようだ。被害者、もしくは加害者として。
彼の帰りを待つ父、母、そして娘は、何を感じているのか。
父親は「善良な息子が犯罪者になるはずはない。だから被害者側だろう」と考える。
一方で母親は「被害者=コロされた、ということだ。犯罪者でもいいから生きていてほしい。だから息子は犯罪者側と信じたい」と考える。
この意見の衝突が大きな葛藤を生む。
私は最初、犯罪者側だろう、と思って読みすすめていた。
そのほうが真相が明らかになった後、物語の風呂敷が広げやすいだろうし。被害者側だと信じる父親目線でス -
Posted by ブクログ
少し前に読み終わっていました
ずっと読み続けているシリーズです
物語は前作のラストから続いています
今回は政治がかなり絡んだ内容となっていました
読み応え抜群です
リアルでありながらもフィクションならではの展開であり、後半に行くほど面白くなっていきました
終盤では主要な登場人物の成長も感じられて良かったです
実際にこういうことが裏で行われていても不思議ではないなぁ、と思わせる説得力があります
この先も本シリーズはまだ続いていくと思うのですが、次作はどのような展開になるのか全く読めません
起承転結もしっかりしておりオチも毎回とても良いです
お気に入りのシリーズものです -
Posted by ブクログ
ネタバレ劇場型捜査「犯人に告ぐ」のラスト?
前作から黒幕として名前があがったワイズマン。ワイズマンの正体をすっきりと白日のもとにさらして、センセーショナルなエンディング!とはならず・・・地道な捜査の末、ワイズマンに手を伸ばせそうになって、さぁ、これからというときに巻島は左遷人事。それでも、政治的な駆け引きも駆使してワイズマンを司法の手に引き渡す。ちょっと地味なエンディングになったけど、その分、リアリティを感じます。
ワイズマンはリップマンを切ったことが最大の悪手だったね。リップマンと巻島の直接対面がほんとにあったらよかったのにと思う。
これでシリーズ完結なんだろうか?また巻島の物語を読み(聴き)