雫井脩介のレビュー一覧

  • クロコダイル・ティアーズ
    最後はどうなるのか、久々にドキドキしながら読み進めました。どんでん返しを期待してたのですが、ありふれた結末だったのが少し残念でした。
  • 火の粉
    怖い隣人系の中でもだいぶ怖め。

    解説にも書いてあったが、女性陣の心理描写が非常に上手く書かれていた。
    雪見には同情しまくれるし、義母も騙されるだけのもどかしいキャラではなく現実でも全部あり得ると思わされる。杏子も良い味出してる。

    男性陣は良い具合にクソく書かれていて、雪見の夫は分かりやすくクズだ...続きを読む
  • クローズド・ノート
    最初のページから香恵の話が始まるところは
    一瞬、ん?となったが読み進めていくうちに納得。

    タイトルから暗い悲しい話かと思ったが
    最後はとても温かい気持ちになった。

    最後の方で香恵が鹿島に言う言葉が個人的にはとても刺さってスッキリもした。

    分量はしっかりめだけどどんどん読み進められる。
  • 犯人に告ぐ : 3 紅の影 下
    完結かと思ったけどまだ続くっぽい。
    なんやかんやアワノは魅力的なキャラやった。

    自宅本棚で保管。完結するまで売れない…。
  • クロコダイル・ティアーズ
    【第168回 直木賞候補作】
    ベストセラー作家、雫井脩介による「究極のサスペンス」
    この美しき妻は、夫の殺害を企んだのか。
    息子を殺害した犯人は、嫁である想代子のかつての恋人。被告となった男は、裁判で「想代子から『夫殺し』を依頼された」と主張する。犯人の一言で、残された家族の間に、疑念が広がってしま...続きを読む
  • 霧をはらう
    私の好きな著者の作品で、法廷小説と珍しいこともあって読み始めたのだが、そのリアルな法廷内外の駆け引き、そして、最後のどんでん返しにはびっくりさせられた。
  • 火の粉
    じわじわと迫ってくる感じが終始怖かった…。他人との距離感はほどほどがいいのだろう。
    長かったけど、さくさく読めた。
  • 引き抜き屋 2 鹿子小穂の帰還
    人脈をつくり、クライアントの求めている人を探し、キャンディデイトの適正を見極め、交渉を行うヘッドハンターの仕事を知れた。
    大変だ。
    元カレへの仕返しをもっと期待した。
  • クロコダイル・ティアーズ
     幸福に日々を営んでいた家族に突然訪れた災難。疑心暗鬼が生む亀裂。信頼で結ばれていた関係の歪みが徐々に大きくなっていくさまを描くサスペンスミステリー。第168回直木賞候補作品。
             ◇
     鎌倉の老舗陶磁器店の跡取り息子が刺殺された。犯人は被害者の妻のかつての交際相手だった男で、未練から...続きを読む
  • 検察側の罪人(上)
    映画を見ずに初見で読んでいます。
    抜群に面白いです。
    少しずつ崩れていく検察の様子がちょうど良い。
    極端な話はなく、全部があり得る範囲で少しずつ動くところがいい。
    心情の描写もお見事。
    今年1番の面白いです。
    早速下巻を読みます。
  • 犯人に告ぐ2 (上) 闇の蜃気楼
    日本で誘拐のビジネス化を目論むグループの犯行に巻島警視が捜査の指揮を取る。
    犯人グループと被害者、警察それぞれの目線で事件の流れを描写しているのですが、犯人の行動に粗暴さや物騒さがないことから何故か憎悪や嫌悪を感じにくい。
    どういう展開を見せるか楽しみです。
  • 引き抜き屋 2 鹿子小穂の帰還
    父の会社で取締役を努めていたが、ヘッドハントした相手に追い出されてしまい、流れに任せるままにヘッドハンティングの世界に入った小穂の第二弾。
    ヘッドハンティングの仕事にもやりがいを感じ始めた小穂。
    今回は同僚との絡みであれこれと気を遣ったり、父の会社が大変なことになったりで忙しい感じだったけど、小穂の...続きを読む
  • 望み
    究極過ぎます、アタシも読みながら考えてしまいました、と同時に本作の結末の予測もしてしまいました。
    予測通りの結末の中、救われた…と皆感じてたのが本質ではないなかと思う。
  • 犯人に告ぐ 下
    どっぷり小説の世界に引き込まれた!
    一気読み!
    今まで読んだ警察小説の中でNo.1!

    読後感も
    ほっとする感じで良かった。

    映像化したくなるのは当然だ!
    あえて、読み終わるまで映画のキャストは
    見ないままにした。

    トヨエツかあーっ!
    イメージしてたのは
    阿部寛だったけど、
    実際のキャストは
    ...続きを読む
  • 火の粉
    裁判で無罪判決を下した裁判官の隣の家にその事件の被告人が住み始める話。善意がここまで恐ろしいものになるとは、と恐怖しながら読み進める。これに気付かない家族にもどかしさが募る。異常者で片付けられず、近くにおりそう、と思わせられるのが何より怖い。
  • 引き抜き屋 1 鹿子小穂の冒険
    ヘッドハンティングという仕事についての話。
    父が創業した会社に勤める小穂は、父がヘッドハンターを使って連れてきた男によって会社を追い出されることになる。
    父から会社に入れと言われ、就職活動も中途半端になった過去を考えても、今の自分の年齢を考えても就職先を見つけるのは難しいと思われたが、流れでヘッドハ...続きを読む
  • 火の粉
    中々面白く読ませていただきました。始めの部分は余り期待出来ない感じで読み終えるのに時間がかかる感じでしたが、中盤以降楽しく読めましたー。駄目な親父にバカ息子 多少イライラしましたが、無事解決しました。エンディングは多少皮肉っぼく?
  • 火の粉
    約570ページの長編。読み始めにいつも思うのはこんなに厚みのある小説読めるかな?です。読み進めて相性の合わない作品は、まだこんなにページがあると思いながら読み進めますが、そのペースが遅い遅い。しかし本作は、後こんだけしかない終わってしまうー、と思いながら直ぐに読み終えた印象の作品です。
    他人には、常...続きを読む
  • 犯人に告ぐ : 3 紅の影 上
    横浜の洋菓子メーカー〔ミナト堂〕の父子を誘拐した〔大日本誘拐団〕の実行犯逮捕から間もなく、神奈川県警特別捜査官の巻島史彦は、主犯格と見られる淡野を追っていた。
    一方、捜査の手をかいくぐって逃げ延びた淡野は鎌倉に潜伏し、警察を出し抜く新たな犯罪計画を立てていた――。
  • 犯人に告ぐ : 3 紅の影 下
    天才詐欺師・淡野を捕まえるため、神奈川県警特別捜査官の巻島史彦は、配信番組【ネッテレ】に出演する。
    巻島の呼びかけに応え、番組へアバターの姿で現れた淡野だが、その裏では「最後のシノギ」と称して驚くべき犯罪を仕掛けていた――。