雫井脩介のレビュー一覧
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巻島の出番はすくなかったけど、しっかり事件は解決。
その大事なきっかけがやはり小川絡みというのはもはやお決まりの流れ笑
最終的に犯人の勝ちが全くないのはさすが。
今回は淡野は逃げ切れたけど今後また絡んでくるのかな。次回作も楽しみです。
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限りなくあやしい想代子。
しかし直接何をするわけでもなくただ周りが勝手に壊れていく。
体内に入った毒が体をだんだん蝕んでいくように年月をかけて一つの共同体を侵蝕していって最終的に自分の居場所を確立してしまう。
でも結局想代子という人物が本当に悪人なのかどうかはわからない。
まさに静謐のサスペンス。Posted by ブクログ -
白夜行的な雰囲気のもと、特定の登場人物の真贋を探って行くこととなる。
「本当はどっちなの?」となかなかページをくる手が止まらない。読み終わって振り返るとそこまで大きな印象を残したわけではなかったが、エンターテイメントとしては楽しめた。Posted by ブクログ -
舞台は美濃焼の老舗「土岐屋吉平」
店主貞彦の跡継ぎ息子が殺害された。犯人は息子の妻想代子の元交際相手だった。
判決の時「想代子に唆されて殺害した」と発言した事から「吉平」家族に不穏な空気が立ち込める。
孫の血縁に係る後継ぎ問題、吉平ビルを含む地域の再開発問題、家宝の陶器損壊事件。事あるごとに貞彦の...続きを読むPosted by ブクログ