雫井脩介のレビュー一覧

  • 犯人に告ぐ : 3 紅の影 下

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    2巻の続き。犯人の人物像を掘り下げながら、頭の切れる槍手の刑事との対決。読み応えあって面白く、後半から一気に読めた。新たな課題や謎は続きとなり、早く読みたくなってます。

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    2026年09月28日
  • 火の粉

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    この本片手に食事をというつもりで出張先(駒ヶ根:長野看護大)で買った本。
    あっという間に引き込まれ、次のページをめくるまで眠れない。600ページ弱の本を3時間かからず読んでしまった。ネタバレは避けるが、こういう動機で犯罪に走るのもいるんだなぁ。

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    2026年09月23日
  • 検察側の罪人(下)

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    冤罪を作りあげようとする最上と袂を分かち、検事を辞した沖野。松倉の弁護側につき冤罪を防ごうとするが、その沖野の奮闘の結果は、かつての恩師である最上の逮捕と、助けたはずの松倉の一切の反省を見せない姿だった。

    冤罪を防いでめでたしめでたしとならない沖野のジレンマがとても歯がゆい。最上の正義感はたしかに歪んでいた、が、釈放されて浮かれ上がった松倉の態度を見ると…
    ラストまで読む手が止まらなかった

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    2026年09月17日
  • 検察側の罪人(上)

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    とある資産家の夫婦が殺された。その容疑者のなかに、23年前の女子中学生殺人事件の犯人と噂された人物松倉を見つけ、検察官の最上は今度こそ松倉に法の裁きを受けさせるべく教え子の検察官沖野に厳しい取り調べを指示する。
    被害者の女子中学生から慕われていた最上の復讐心が、歪んだ正義感を暴走させてしまう。捜査方針に違和感を抱きつつ、松倉に罵詈雑言を浴びせ憔悴していく沖野を見ていると胸が痛む…

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    2026年09月16日
  • 火の粉

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    至高のサスペンスだった。

    最初こそ勲視点の物語として始まるが、中身は勲の妻である尋恵と、勲&尋恵夫婦の嫁にあたる雪見の2人の心理描写がメイン。

    尋恵
    寝たきりの義母(勲の母)の介護をしている
    献身的に介護と家事をこなすも、当人からも勲からも感謝もされず、むしろ勲の姉(別居)からチクチクといびられる日々
    しかし介護は自分の使命だと思っており、責任感も強い。吐き出す場もなく疲労が溜まる。

    介護サービスも入浴のみしか使わせてもらえず、心労がたたる過程がめちゃくちゃリアルだし、やるせない気持ちの描写が読んでいて辛いくらい。

    雪見
    勲&尋恵夫婦の嫁
    2歳のまどかを育てている
    イヤイヤ期真っ盛りの大変な時期なのに、夫である俊郎は司法試験勉強のため育児にほぼノータッチ
    実母が毒親

    これ、夫や勲がもっと協力的なら雪見もストレス限界突破しなかったのにって思う。
    夫は自分事しか考えてないから雪見に文句を言うだけ。同居してるのにまどかが勲に寄りつかないのは、明らかに孫への無関心だし、6人家族なのに孤独だなって思う。

    尋恵と雪見の嫁姑の関係性が良いのが救い。
    気を遣いすぎず、頼むことはお互い頼んで家を回している。
    ただ、武内に対する反応は真逆なのでそこが唯一対立してしまっている。
    人物の心理面も関係性もめちゃくちゃ深くて怖い。

    裁判官としては優秀な勲でも、家庭ではほとんど喋らず、家のことは任せきり。大学の講義では饒舌なのに、家では「うむ…」しか言わないのかコイツって叱咤したくなる。
    終盤でまた勲視点の章になるのだけど、時すでに遅しっていう絶望感がじわじわ。

    武内に最初にロックオンされた尋恵、梶間家から孤立してしまった雪見、そのどちらにも、武内にとっては付け入る隙がありすぎる存在。
    この隙を作ったことに、勲には十分責任があるよなと思い、最後まで同情できなかった。

    もう一つモヤるのは、もし武内が2年前に有罪だったら、お隣に引越してくることはなかったわけだけど、梶間家の闇も顕在化されなかったんだろうな…と。
    尋恵が介護疲れで完全に倒れちゃってたかもしれない。そしたら雪見は味方がいなくなって益々孤立…という未来が見えてしまう。
    武内いてもいなくても地獄か?
    怖すぎ。

    戸建て購入して引越して1週間の私には刺激が強すぎた。
    ありがたいことに、幸い隣人はみんな良い人。

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    2026年08月27日
  • 望み

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    ネタバレ

    最後までハラハラした。深く心を打つミステリー小説でした。

    行方不明の高校生の息子が殺人事件に関わっているようだ。被害者、もしくは加害者として。
    彼の帰りを待つ父、母、そして娘は、何を感じているのか。

    父親は「善良な息子が犯罪者になるはずはない。だから被害者側だろう」と考える。
    一方で母親は「被害者=コロされた、ということだ。犯罪者でもいいから生きていてほしい。だから息子は犯罪者側と信じたい」と考える。
    この意見の衝突が大きな葛藤を生む。

    私は最初、犯罪者側だろう、と思って読みすすめていた。
    そのほうが真相が明らかになった後、物語の風呂敷が広げやすいだろうし。被害者側だと信じる父親目線でスタートしたから、実は加害者だったほうが驚きがあると思うし。
    でも……妹さんが受験について両親におねだりをしたあたりから推測が揺らいだ。被害者だったほうが、やるせない終わりになるのでは? と。
    しかしあのタイミングでの葬式参加。ということは逆に……?

    どちらに転ぶかは書かないので、お読みになる方はぜひ推測を立てながら進めてほしいです。
    結末を予測する楽しみ方もできるけれど、登場人物の感情の追い方がとにかく丁寧で、どの場面もリアルで、胸に刺さる。
    社会的な望み、愛情に基づく望み、どちらも理解できるから辛い。

    ラストで分かる息子くんの望みも、……。
    考えさせられる話だった。

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    2026年08月23日
  • クローズド・ノート

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    この本ご凄く大好きだった時期がありました
    優しい本ですよね
    本棚からみつけてまた読んでみようと思いました

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    2026年07月20日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    オーディブル視聴。
    汚い政治と選挙戦の話が多いので辟易する部分はあれど、長いシリーズを最後まで堪能できて楽しかった!! 黒幕はなんだか淡々と?捕まっていった感じだったので、印象としては淡野の方が強敵感あったよね……?という感じ。4でついに素性が語られた梅本くんに、幸あれ……と願っちゃうくらい良キャラだった!

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    2026年07月11日
  • 犯人に告ぐ 下

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    まるで映画を見ているような劇場型捜査が最高に面白かった。
    上巻から捜査の邪魔をしていた上司を罠にはめて捜査から追放させる場面はスカッとした。
    最後の出演になるだろうニュースで巻島がバッドマンに対して「今夜は震えて眠れ」とすごむシーンは格好良くてしびれた。
    まさにエンターテインメント小説であり名作だと思った。映画も見てみたい。

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    2026年07月09日
  • つばさものがたり

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    言葉では言い表せないほど感動しました!この本に出会えて良かった。

    家族とケーキ屋を開いたパティシエの君川小麦。ところが苦難が待ち受けていて…

    甥の叶夢(かなむ)と彼にしか見えないレイの頑張る姿が微笑ましかった。ラストは忘れられません。

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    2026年07月05日
  • 互換性の王子

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    導入部分はミステリーチックだが、憎しみや妬みが段々と爽やかな競争心に変わっていく。スッキリする読後感が最高に面白かった。

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    2026年07月03日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    少し前に読み終わっていました
    ずっと読み続けているシリーズです
    物語は前作のラストから続いています

    今回は政治がかなり絡んだ内容となっていました
    読み応え抜群です
    リアルでありながらもフィクションならではの展開であり、後半に行くほど面白くなっていきました
    終盤では主要な登場人物の成長も感じられて良かったです

    実際にこういうことが裏で行われていても不思議ではないなぁ、と思わせる説得力があります
    この先も本シリーズはまだ続いていくと思うのですが、次作はどのような展開になるのか全く読めません
    起承転結もしっかりしておりオチも毎回とても良いです
    お気に入りのシリーズものです

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    2026年07月02日
  • 火の粉

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    ここ最近で一番面白いと思った本!続きが気になってどんどん先に進んでしまってあっという間に読み終わった。

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    2026年06月05日
  • 望み

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    被害者家族になるか、加害者家族になるか。
    究極の分かれ道であり、罪を犯した本人でないので自分で選ぶこともできない。
    死ぬまで自分の中で答えを見出せないと思う。
    ページ数が多いが作者の巧さでさらっと読み終わる。ただ題材的にはかなりヘビー。

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    2026年06月05日
  • 霧をはらう(下)

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    大好きだった。霧をはらうのはとても難しいし(人のも、自分のも。)、いつも本当のことを伝えるのはとても難しいし、仲間がいるということが人をどれだけ強くし、仲間がいないということが、どれだけ人を弱くするか、教えられた作品だった。励まされる。

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    2026年06月04日
  • 霧をはらう(上)

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    すごく面白い。容疑者家族の置かれる状況とその心情、自白した容疑者の弁護士の心情、なるほどと引き込まれた。容疑者は犯人か、そうでないのか、そうでないなら誰か、はらはらと希望を見せられて、最後まで楽しめた上巻だった。

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    2026年06月04日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    神奈川県警巻島刑事第二弾。振込詐欺と誘拐事件を、犯人・刑事・被害者の視点で描いている。展開も早く、続きが気になりすぐ読めた。今にも通じる事件で面白かった。次作も楽しみです。

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    2026年06月02日
  • クローズド・ノート

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    映画も泣けましたが、やっぱり原作も泣けました。
    1990年代のトレンディードラマのようなラブストーリーでした。

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    2026年05月20日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    ネタバレ

    すごく面白かった。巻島を応援しながら読んでいたが、ワイズマンが捕まる終盤があっけなかった。越村の死が悲しかった。梅本が暴露するシーンにハラハラした。まさか梅本が重要人物になるなんて前作では思わなかった。

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    2026年05月07日
  • 火の粉

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    お笑いタレントのビビる大木さんのおすすめとして紹介されてたので読みました。
    とても面白かった。死刑を免れた隣人の異常な凶器性は本当にホラーでした。

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    2026年05月05日