雫井脩介のレビュー一覧

  • 霧をはらう(下)

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    ミステリーとしても面白かったけど、登場人物がそれぞれ、少しづつかっこよかったり、勇気を出したり。勧善懲悪ではないのも良かった。

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    2024年11月04日
  • 引き抜き屋 2 鹿子小穂の帰還

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    前回に続き、今回も久々に読みたいなと思った作品で、読み始めるとあっというまに読み終えてしまうというテンポの良い作品で面白かった!

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    2024年09月12日
  • 霧をはらう(上)

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    ネタバレ

    自分の母親は殺人犯なのだろうか冤罪なのだろうか。

    加害者目線、加害者の家族目線、そして、弁護士目線のそれぞれの立場で進んでいく本作。最後の最後まで本当に冤罪事件なのか?を引っ張ってくれたのが面白かった。また、最後の真相も良かった。だから、ここで、あいつは足を引っ張ったのか、と。

    あの判決があったとしても、元に戻らない冤罪被害者になった家族の今後もこの作者に少し描いて欲しいと思った

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    2024年09月02日
  • 互換性の王子

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    監禁部分はなんだこれだったけどその後はとても面白かった。
    星奈の方が魅力的なんだけど…
    表紙の絵は何を意図してるんだろう?

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    2024年06月18日
  • 互換性の王子

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    久しぶりの雫井脩介作品。相変わらず緻密なストーリープロットとテンポのいい展開が心地よい。ドラマ化を前提にしているような作品。成功より実行、早恵理よりも星奈の方が魅力的なところもいい。

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    2024年06月15日
  • 望み

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    行方不明になっている息子が凶悪少年犯罪に"加害者側"か"被害者側"として関わっている事が判明し、父親、母親、娘(妹)の3人が事件の真相が明かされるまでの間、それぞれが「加害者だとしても生きていてほしい」「自分の息子がこんな凶悪な事件の犯人であるはずがない」と行方不明の息子にそれぞれの望みを抱き、苦しみ、悩み続けるお話し。

    かなり重々しい雰囲気ではありながらも、続きがとても気になりスラスラと読めました。
    私は子供がいないので親目線で読む事はできませんでしたが、自分の両親が、自分の兄弟がと、また違った目線で「自分ならどう望むだろう」と考えながら読ませていた

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    2024年06月15日
  • 互換性の王子

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    ネタバレ

    後半にぐいぐい評価が上がった一冊。

    中堅飲料メーカーの御曹司『成功』の不可解な別荘でも監禁事件から始まるストーリー。成功不在の半年の間、異母兄の『実行』にポストを奪われており…。

    新製品開発が進むと同時に、ライバルの大手『東京ラクト』との市場争い、2人の恋愛の行方が進展していきますが、それにともなって監禁事件を含む一連の流れの真実が明らかになって行きます。

    当初、浮気により『ラクト』を追われた存在だったと思われていた2人の父でありシガビオの社長『英雄』は、その実『ラクト』の社長の座を狙う『忠徳』の浅ましい陰謀により嵌められた二中だということが明らかになります。

    『英雄』は最終的に『成功

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    2024年06月15日
  • 互換性の王子

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    飲料メーカーを舞台とした親子、兄弟の物語。
    書き下ろし。

    乳酸菌飲料などを販売する中堅メーカー「シガビオ」に勤め、御曹司である志賀成功は、何者かによって監禁され、半年後、解放された時には会社での役を失っていた。

    成功がいない間に異動してきた腹違いの兄・実行は、会社での地位を高め、成功は焦る。

    ライバル会社の「東京ラクト」と熾烈な新商品開発競争に突入していく志賀兄弟、度重なる東京ラクトからの妨害、スパイ疑惑、恋の火花、兄弟の父であり社長の思惑など、目まぐるし展開。

    いろんな要素が上手くまとめられていて、読みやすいし、感情移入しやすい。

    連ドラにこのまましてもいいかな

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    2024年06月02日
  • 互換性の王子

    QM

    購入済み

    コアラが可愛くてジャケ買い!

    コアラが可愛くてジャケ買い!あらすじも何にも知らない状態で読んでみてほしい。なにも差し支えないしむしろこれどうなるんだ??!が止まらなくてものすごく面白いしサクサク一気読み間違いなしなのでおすすめ!御曹司って普通の人が背負わないような責任も背負わなきゃいけないしイージーモードととらえられがちだけど、たしかに昇給の面ではそうかもしれないけど他の面では全然そんなことなくて少し見方が変わった。1つの商品が世に出されるまでの流れ、トラブル、回避方法等すごく勉強になった。

    #スカッとする #ドキドキハラハラ #タメになる

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    2024年05月23日
  • 互換性の王子

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    自分が周りに支えられる意味を深掘りできる小説。

    ミステリー小説だと思っていたが、いい意味で期待を裏切る人間味溢れる小説でした。

    二人の主役の個性差もこの作品の魅力だと思います。
    ただし、成功(まさとし)、実行(さねゆき)と読みにくいのとよく使われる言葉で混乱はしました。

    成功が自分の立場を取り戻すために周りに助けられ、そして、新製品の開発に至るまでの歓喜や問題を乗り越える姿にグッときました。

    ページを捲るのが止まらないほどに、この世界にハマってしまいました。
    読み終わるのが惜しかったほどです。

    ひと言言えるのは、読む価値のある小説でした。

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    2024年05月17日
  • 互換性の王子

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    取締役就任と意中の人とのデートを目前にいきなり何者かに監禁された健康飲料メーカーの御曹司、志賀成功。成功が半年後に開放された時には、異母兄弟の志賀実行がその座に収まり、状況が一変したことに気付く。
    よくある骨肉の争いや派閥争いのドロドロ系かと思いきや、思ったより清々しい読後感の良い作品でした。
    成功と実行の性格の違い、物事の進め方の対比なども面白く、何より二人の父親の経営者としての先見の名や将来を見据えた人材育成の考え方に感服しました。
    あとは、仕事は出来ないけれど特殊な才能を持つ大沼にも惹かれ、個人的にはもっと出番欲しかったです。

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    2024年04月20日
  • 犯人に告ぐ 下

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    劇場捜査という形でしたが、内部告発など人の功績を妬みなどもおり混ざり、欲に溺れるのはエリートだからなのか、いろんな人物像が見え隠れした後編でした。

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    2024年04月12日
  • 互換性の王子

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    最初は反目し合う兄弟がビジネスに全力投球するうちに、、というストーリーも美しいがチョイと入る三角関係だったり、裏の裏をかく黒幕だったりサイドストーリーもたのしめた。

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    2024年04月08日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    おもしろーい!
    次のシリーズ3巻に続くラスト!
    これは絶対に続きを読みたくなる!

    犯人の心情やバックグラウンドを丁寧に描いています。
    犯罪者に対して感情移入してしまう場面もあるし、でも被害者が不憫でたまらなくて心が痛む場面もあるし…
    様々な立場から事件を追うのでとても面白かったです。

    ネタバレしたくないから内容には触れませんが、スピード感があってキャラ立ちしててとても楽しめました!

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    2024年02月28日
  • 犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼

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    前作も良かったけれど今回もすごく好きな展開だったなー。読み終わりたくなかったけど結末が気になって読んでしまったよ……。

    前半で犯人に感情移入しちゃったけど、後半になると巻島さんの強い思いも出てきて、やっぱり犯人は捕まえないとな!っていう気分になる。

    読んでいて感情が翻弄されるこの感じがたまらなく好き。それだけ登場人物に一貫性があって魅力的ってことなんだろうなと思う。「どうしよう」が口癖の子も好きだったなー。次のシリーズも楽しみ!

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    2024年02月05日
  • 犯人に告ぐ 下

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    劇場型捜査の後半。こちらも一気読み。ちょっとした綻びから犯人の性格を読み切って大胆な捜査を行う。そして伏線も見事に回収できている。面白かった。

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    2024年01月20日
  • 犯人に告ぐ 下

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    上下とも一気に読み進めてしまった!警察vs犯人なんて簡単なモノじゃなく、対立がたくさんあって、巻島さん負けないでー!って応援したくなる。
    どの登場人物もきれいすぎず悪すぎず、その塩梅が現実味を帯びていて、小説だけどドキュメンタリーのようなやるせないさ不鮮明さがほどよくあって、すごく好みの展開だった。

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    2024年01月16日
  • 犯人に告ぐ 上

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    警察モノといえば犯人とのやりとりにハラハラさせられるものだけど、事件とは直接関係ない場面でこんなにハラハラさせられるなんて!

    マスコミや視聴者って勝手だな〜って読んでいてもどかしく思ったけれど、現実に起きていることと何も違わないんだろうなあ。
    一市民としては大きな事件が起きたときマスコミが警察を批判しているとやっぱり少しそうなのかなと思ってしまうもん。

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    2024年01月16日
  • 犯人に告ぐ 下

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    後半は一気読み……臨場感の有るストーリー展開にページを捲る手が止まらなかった。並行する過去の事件が要所要所で出てきたり、おぼっちゃま刑事を炙り出す辺りはハラハラの展開。さすがに上手くまとまる作家さんだなぁ……拍手!
    ただ……もう少し犯人にも人物の厚みが欲しかったかな……劇場型犯罪?……でしたっけ?それに対抗する劇場型捜査?……この劇に与えられた犯人役がなんだかぽっと出の三流俳優が割り当てられたようで、ちょい物足りないわ……犯人弱っっ!犯人薄っ!もっと欲しいわっ!……ってちょいそこだけが……ただ星減らす程では無かったので、素直に星5です!
    面白かったなぁーー!!

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    2023年11月18日
  • クローズド・ノート

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    恋愛ものの小説であり、この著者にとっては新ジャンルだな~と読み進めていましたが、最初の方でなんとなく今後の展開が読めてしまいます。

    でも、そんなことは関係なく、ストーリーにぐいぐい引き込まれていきます。
    小学校の女性教師である伊吹先生・・・
    伊吹先生が、本当にそばにいるかのように錯覚してしまうのは、私だけではないでしょう。

    ラストで、ある作品展があるのですが・・・
    そこでの出来事は、何回読んでも涙が溢れ出てきます。
    本当に暖かい、やさしい気持ちになれる珠玉の小説だと思います。

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    2023年11月06日