雫井脩介のレビュー一覧

  • 栄光一途
    主人公は柔道の世界選手権の金メダリストで、多摩学院大学でスポーツ心理学を研究する傍ら、全柔連の臨時コーチとしてメンタルトレーニングの指導をする望月篠子。ある日、柔道界の重鎮らから呼び出され、告発文書から、男子81キロ級のオリンピック代表候補である杉園信司、吉住新二のどちらかがドーピングをしてるとの疑...続きを読む
  • ビター・ブラッド
    ドラマを見てからの、原作を読んでみました。
    ドラマは、すごいコメディー感溢れていて、あまり推理とかいう感じがせず、親子刑事というのが重視されていて、少しくだらないところもありましたが、わかるなぁってポーッと共感したり、温かくなったり、それなりに面白かったです。
    原作読んだら、だいぶ内容が違くて驚きま...続きを読む
  • 銀色の絆
    スケートのお話。母と娘、銀色の絆で結ばれていて一生懸命生きて行く。自分も勉強、娘にも読ませたい本。良かったです。
  • 検察側の罪人

    誰を救うのが真の正義なのか?

    正義って何なのか?誰を守るのが正義なのか?すごく考えさせられた作品でした。どんどんストーリーに引き込まれ、あっという間に読了。雫井作品の秀逸さを改めて実感しました。
  • 栄光一途
    雫井 脩介のデビュー作。
    巻末にて法月倫太郎が言っているとおり、後半トーンが変わり、エンディングは不安が残るんだけど。
    だけど面白かったな。好みの作品。
  • ビター・ブラッド
    うーん。読みやすいというのかな。
    ん?と思うところもあったけど、笑えるし、まあ気楽に読めて楽しめる。ラストシーンは割りと好きだなー。
  • 検察側の罪人(下)
    最上さん、流石にそれはやり過ぎだろう!

    と、呆れて終わった上巻から続けて読んだが、雫井さんの素晴らしい文章にどんどん引き込まれて、最後は寝不足になるくらい一気読みでした!
  • 互換性の王子
    ミステリーだと思いながら読み始めたらヒューマン系だった。企業ものの成功しそうになったら邪魔が入り…というのの繰り返しが見ていて飽きてしまうので微妙な感じなら読むのをやめようと思ったが、一つ一つ困難を乗り越えていく様に私もチームの一員になったような気になり最後は達成感すら覚えた。体の健康を考え最近乳酸...続きを読む
  • 望み
    自分の息子が殺人事件の加害者なのか、被害者なのか。加害者だとしても生きていて欲しいと思う気持ちもあるが、加害者だった場合の親族への影響も計り知れない。けど死んでしまっていることも受け入れられない。「望み」とは自分勝手なものだ。
  • 検察側の罪人(上)
    ストーリー展開は面白いが、、、
    そこまで、最上に同情できず、、、
    丹野の自殺が、最上の狂気の沙汰のキッカケなんて、あまりに自己中すぎるだろ、、、
    若干引いたまま、下巻へ
  • 火の粉
    夫の友人からお借りしました。

    裁判長の隣家に、彼が裁判長として2年前に無罪判決を下した事件の被告人が引っ越してきます。
    被告人がその家族に接近してくるのですが、彼の過剰な親切心に少しづつ違和感を覚え始めたころ、次第に不可解なことが起こり始める・・・という、めっちゃ怖いサスペンスです。

    犯罪者の狂...続きを読む
  • 犯人に告ぐ 下
    ワシの犯人がいきなり出てきたり、途中人物関係がよくわからなくなったものの終盤に至るまでの展開はとても面白かった。

    課長を嵌めた部分や、犯人に告ぐ部分はおーって感じ。
    第二弾も楽しみ
  • 検察側の罪人(下)
    下巻の方が面白かった。最上の覚悟と家族の思い、沖野の考える正義が心に響く。最後の慟哭が余計に辛くなる。
  • 互換性の王子
    2人の異母兄弟、成功と実行がさまざまな社内事情の中で会社の新商品を売り出していく話。成功が営業部に落ちてから社員みんなを鼓舞し、目標達成するまでの部分が特に面白かった。大沼と成功のやりとりの中に「自分の代わりなんていくらでもいる。歯車の1つがいっちょまえに腐ったところで誰も拾わない。相手を振り向かせ...続きを読む
  • 互換性の王子
    読み始めてすぐに拉致監禁それも別荘の地下室に半年も!犯人探しのミステリー小説か、読み進めても一向に展開しない。少々イライラ---話しは意外な方向に、父の会社に半年のうちに異母兄弟の兄に役職を奪われ---それからは俄然面白く、人間関係や競争相手の同様の会社との闘いありで一気読みに。
  • 互換性の王子
    私は終始成功派だったが、実行も作品紹介にあるような悪い人物には思えなかった。
    それよりも勢司のほうがよっぽど嫌なやつだった。
    御曹司として周囲から持ち上げられていた成功が監禁をきっかけに一社員に成り下がり、そこから奮起して上り詰めていく様子は痛快だった。
    兄弟で会社を盛り上げていくのかと思いきや、最...続きを読む
  • 望み
    家族が事件の関係者に!明日は我が身の可能性も、、、凄く深く考えさせらせたお話。
    高校生の失踪事件、加害者なのか?被害者なのか?どっちが良いのか?の葛藤
    世間の心無い声、嫌がらせ、生活が壊れていく様
    加害者であっても生きていてほしい気持ちと、被害者であって家族への混乱から解放してほしい気持ちどっちも分...続きを読む
  • 互換性の王子
    実父である社長の後継者の座を巡って、腹違いの兄弟が互いに複雑な思いを抱えながら正々堂々奪い合う。

    誘拐のくだりはちょっと非現実的過ぎかなと思ったけれど、その後の仕事、恋の人間ドラマがとても良く、最後まで面白く読めた。

    ザ・王道で、兄弟が互いを認め合っていく過程が好きだった。

    ☆4.2
  • 火の粉
    先が気になりどんどん読み進めれました。普通に怖い。それにしても警察も検事ももう少し想像力あると思うけど実際は。
  • 望み
    雫井脩介さんは『火の粉』に続き2作目。

    『望み』
    今回も非常に重たい内容だったが、シンプルな構成でテンポよく進むため一気読みしてしまった。
    

    【あらすじ】
    建築デザイナーの石川一登は、妻・貴代美と、高一の長男・規士、中三の長女・雅の四人暮らし。
    9月のある週末、規士が家を出たまま連絡が途絶え...続きを読む