雫井脩介のレビュー一覧

  • 火の粉

    購入済み

    怖かった

    こんなに一気に読んでしまうとは思っていませんでした。
    とにかく怖かった。

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    2016年03月12日
  • 白銀を踏み荒らせ

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    スポーツとサスペンスどちらも面白い。スポーツ界に潜む闇を指摘しつつ、上質なサスペンスと活劇で楽しませるというハイレベルなことをあっさりとこなすのは流石の一言。

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    2015年04月11日
  • 虚貌(下)

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    下巻に入って、犯人を追い詰める描写が
    増えてくるのだが、
    解説で福井晴敏が触れているように
    まあ確かにエッという気持ちもないではない。
    これは成立するのかと。

    でも、読みどころはそこじゃないので、
    大して気にならなかったけど、
    突っ込む人は突っ込むだろう。

    畳み掛ける終盤からラストは圧巻でした。

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    2015年02月15日
  • 栄光一途

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    主人公は柔道の世界選手権の金メダリストで、多摩学院大学でスポーツ心理学を研究する傍ら、全柔連の臨時コーチとしてメンタルトレーニングの指導をする望月篠子。ある日、柔道界の重鎮らから呼び出され、告発文書から、男子81キロ級のオリンピック代表候補である杉園信司、吉住新二のどちらかがドーピングをしてるとの疑いがあり、それを調べるよう指示される。同じ大学の友人である佐々木深紅らと調べ始める。同時に4年生の角田詩織のコーチとして、オリンピックを目指す。
    聞き取り調査や資料を調べるうちにあるトレーニングジムへの疑惑が持ち上がり、調査を進めていく。次第にドーピングの疑惑が明らかになり、ジムへ篠子は忍び込むが…

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    2014年10月21日
  • 栄光一途

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    雫井 脩介のデビュー作。
    巻末にて法月倫太郎が言っているとおり、後半トーンが変わり、エンディングは不安が残るんだけど。
    だけど面白かったな。好みの作品。

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    2009年10月07日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    大団円
    1作目から一気読みすれば星5つかと。
    面白かった。
    1作目からの劇中時間はそう何年も経っていなかったことに驚き。

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    2025年12月21日
  • 火の粉

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    久々に心拍数が上がる小説を読んだ。

    主人公の裁判官が、殺人容疑に掛けられていた容疑者を無罪にする。その無罪になった容疑者が隣の家に引っ越してくるところから物語は始まる。

    彼が引っ越してきてから不思議なことが次々と起こるのだが、果たして彼がその理由なのか。
    というお話。

    読んでいて怖いと思ったのは黒い家を読んだ依頼。
    一度本を閉じると次に読み始めるのが億劫になるが、いざ読み始めると続きが気になってしまう。

    ミステリーとしてもホラーとしても面白かった。

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    2025年12月19日
  • 火の粉

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    ミステリーよりサスペンス色が強く、ホラー的でもあり、読み応えはありました。
    後味は良くはないけど。

    ほぼ思った通りの展開で進むので、意外性を求めるのなら物足りないのかもしれませんが、不気味な緊張感や狂気、恐怖など、終始スリリングな展開の連続なので、目が離せなくなりました。

    犯人は完全にアレな人ですけど、それ以上に俊郎のクズっぷりは胸糞悪くて、でも、こんな男いるよなぁ…と妙に生々しさも感じました。

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    2025年12月16日
  • 犯人に告ぐ <文庫合本版>

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    警察目線がとても新鮮な作品でした。
    雫井作品は『望み』が初で次に読むのを悩んでましたが本作のタイトルに一目惚れし読み始めた次第ですが展開が予想しにくい点が余計面白味が増して引き込まれていきます。
    続編が数冊あるみたいなので次にいきたくなる一冊でしたー

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    2025年12月12日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    感想
    いつの間にか網代が主役のカジノの話にすり替わってる?

    選挙要素多いな。そして、シリーズでよく見られる意外なところから足がつく!?


    あらすじ
    神奈川県警の巻島が、リップマンこと淡野を逃してから数ヶ月が経過した。県警は本部長の曾根は留まり、刑事部長以下が交代することとなった。

    それは県警がプールしていた5000万円をリップマンに奪われたからだ。淡野を指示していた網代は、地元の徳永がIRを推進し、総裁選に打って出るのを助けていた。IR反対派の影で地元ヤクザの財慶会も旨みがないと反対派に回っていた。

    財慶会のヒットマンの目論見をなんとか防いだことで徳永が総裁選に勝利する。その後、リップ

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    2025年12月03日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    ネタバレ

    シリーズ完結編。これまでの作品も読んだと思うのだが、細かいところはかなり忘れてしまっていた。
    機会があったら通しで読みたい。
    最初から最後まで淡野が生きて戻ってくるんじゃないかと期待していたが、死んでしまっていたのは残念だった。
    ワイズマンを追い詰めることが出来るのかとハラハラドキドキしたが、ラストにほっとした。

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    2025年11月29日
  • 犯人に告ぐ : 4 暗幕の裂け目

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    ネタバレ

    いやあ。400ページ過ぎて、まさかの巻島捜査官の左遷。「5に続く」なのかなと…。マッ、それはそれで、また5年楽しみで待てばいいかとページめくっていたら、高らかにファンファーレ。しかも、スッキリ気持ちよく。こんな劇場型捜査なんて有り得ないと、ボヤきながら星5つ付けたのが20年前。まさか、こんなに長く続くとは。しかも、最後は市長選にカジノまでエンタメ感も満載。ご苦労さまでした。現実にもカジノ管理委員会できてしまっているけど、何してるんだろう。検察上がりも委員ポスト確保してたのでは…。

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    2025年11月27日
  • 犯人に告ぐ : 3 <文庫合本版> 紅の影

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    神奈川県警特別捜査官の巻島がネットテレビに出演。淡島と対決する。淡島のの狙いは、神奈川県警捜査一課の裏金5000万円。

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    2025年11月21日
  • 火の粉

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    ネタバレ

    すぐに読み進めることができた。
    武内の狡猾で人の心に入り込み、全て自分の思うままに状況を操っていく様子は、ここまで邪悪でないにしても現実世界にもいるいる、と既視感があった。
    勲は懲役刑になってしまったが、元裁判長としての誇りではなく、梶間家の主として家族を守った結末は良かった。

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    2025年11月19日
  • 犯人に告ぐ 下

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    植草!コラコラコラ!心配していた以上に邪魔してくれた。そして、曾根…警察小説で典型的な上司。
    巻島も口数が少なすぎ。もっとガツンと言って欲しかったが、そこが巻島なのだ。
    警察を悪者に仕立てあげて読者や視聴率を上げたいマスコミにも辟易したが、マスコミが私たちの認識を操作したり変えることができるという、怖さも感じた。捜査本部での刑事たちとのやり取りや、バッドマンとのやり取り等、捜査の臨場感が感じられ、飽きずに一気に読めた。
    ワシは結局……?

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    2025年11月15日
  • 検察側の罪人(下)

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    かなり食わされた気持ちで読み終えた


    最初は最上のことが理解できないと言うかそこまで熱くなるものがあるのかと思ったけど、将来がほとんど約束されている検察官だったが故に、その選択をせざるを得なかったんだというのを、下巻まで読んでやっと納得しました
    代償を払わせると言うことは自身も同じ大きさの代償を払うということ…それは法の遂行が不可能だから。正義は法の遂行であると言うが
    法の遂行でしか人を制裁することができないのか。またその制裁は果たして誰にとっての正義なのか?
    考えて考えて行き着いた先が、時効を過ぎた人間を制裁することはおそらくできない。
    自分が信じる“正義”を貫いてるはずなのに否応無しに心

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    2025年10月26日
  • 引き抜き屋 2 鹿子小穂の帰還

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    ネタバレ

    ヘッドハンターとして経験を積み重ねている鹿子小穂は、難易度の高い仕事をこなしつつ、以前自分も勤めていた父親の会社の苦境に社長を探し、会社を救おうとする。
    少し依頼人や候補者に入れ込みすぎる感がある小穂だが、それがうまく働き、双方によい結果につながっていく。
    ヘッドハンターという仕事の面白みを感じることができる話だった。

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    2025年10月19日
  • 引き抜き屋 1 鹿子小穂の冒険

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    堅く読みにくい部分も少々あるが、ヘッドハンターという未知の職業にとても興味深く読めた。全然知らない世界だが、社長の子供はやはり別の会社で努力するべきだと思った。続きを早く読みたい。

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    2025年10月19日
  • クローズド・ノート

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    ネタバレ

    堀井香恵
    教育大に通う。駅前の今井文具店でアルバイトをしている。マンドリンクラブ。

    葉菜
    九月から一年間、アメリカに留学することが決まっている。

    鹿島
    葉菜の彼氏。二十五歳。行政書士。

    今井社長
    今井文具店の二代目。

    今井可奈子
    香恵がアルバイトをしている文房具店の一人娘。

    石飛隆作
    無精ひげの彼。二十六歳。イラストレーター。教育大出身。

    沢田美歩
    マンドリンクラブ。

    恭子
    マンドリンクラブ。

    瀬戸
    指揮を担当する先生。

    佐野
    マンドリンクラブ。

    星美
    石飛のクライアント。広告代理店勤務。

    藤坂
    石飛の個展の幹事。教育大出身。

    長瀬
    教育大出身。

    真中
    イラストレータ

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    2025年10月10日
  • 火の粉

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    隣家に越してきた、かつて無罪判決を下した男・武内が、善意の仮面を被って梶間家の生活に溶け込む。その笑顔の裏に潜む狂気が日常を蝕み、家族の関係性をじわじわと壊していく。心理の揺らぎと違和感の積み重ねが紡ぐ緊迫感に心臓が止まりそうになった。善意と悪意の境界線を揺さぶる仕掛けが見事で、後味の悪さを残しつつも、疑念と恐怖が尾を引く物語。

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    2025年10月09日