雫井脩介のレビュー一覧
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ネタバレすっごく良かった。
心地良く読みやすく。出てくる皆が心から優しく温かく、切ない。最後には希望が持てる話だった。泣いたけれどそれは悲しみではなく優しすぎる人たちにホロっときてしまった。
その中でも特に道恵が素晴らしく、人間くさい中にも覚悟と子供を包み込む強さ、受け入れる優しさには素晴らしかった。
小麦を取り巻く人たち、そして何故天使が出てくるのか…生きるって大変だけれど、確実に死に向かってるけれど愛に触れる事が多い人生ならばそれは豊かで温かい。生き抜くことの大切さを感じられた本。
2024/8/15
再度読んだ。
また違った感覚だった。 -
Posted by ブクログ
フィギュアスケートを習う娘とその母の話。
去年やっていたフィギュアスケートアニメはほんとファンタジーなんだなって……。
金額とか進路とか指導者との関係とかがリアルに描かれていて、ただキラキラした世界じゃないのをとても感じました。
多分浅田真央ちゃんがモデルなんだろうな……っていう部分もあり
安藤美姫さん、村主章枝さんの本が参考文献として挙げられていて、フィギュアスケート界の現実にとても近いものが描かれているんじゃないかと思います
この人性格強いなー、私とは相容れないなーとは思うところはあったけど、人格が作り込まれているから現実にいそうな感じで。
雫井さんの本なので『クローズド・ノート』のイメージで読んでしまったのですが、帯にスポーツ小説×家族小説とあったのを見逃していて、変な感覚になってしまったのがミスでした……
読書に先入観は禁物ですね -
Posted by ブクログ
主人公は柔道の世界選手権の金メダリストで、多摩学院大学でスポーツ心理学を研究する傍ら、全柔連の臨時コーチとしてメンタルトレーニングの指導をする望月篠子。ある日、柔道界の重鎮らから呼び出され、告発文書から、男子81キロ級のオリンピック代表候補である杉園信司、吉住新二のどちらかがドーピングをしてるとの疑いがあり、それを調べるよう指示される。同じ大学の友人である佐々木深紅らと調べ始める。同時に4年生の角田詩織のコーチとして、オリンピックを目指す。
聞き取り調査や資料を調べるうちにあるトレーニングジムへの疑惑が持ち上がり、調査を進めていく。次第にドーピングの疑惑が明らかになり、ジムへ篠子は忍び込むが…。
代表選考会で成績を残しオリンピック代表として角田詩織が選ばれ喜ぶ篠子。祝勝会を開くがそこで待ち受けるのは…。
最後は、物語が急展開し、息もつけなく読み切ってしまった。
面白い! -
Posted by ブクログ
とある資産家の老夫婦が殺された事件を追う主人公。何人かの容疑者の中にどこか見覚えのある怪しい男「松倉」が居た。この松倉は、二十三年前に主人公が親しくしていた寮の娘を犯して殺した犯人の容疑が疑われていたものの、証拠が見つからずに時効となっていた。そんな松倉に対し迫真の尋問を行うも全く口を割らない。ここまで読んで下巻まで尋問が続いていくのかと思っていたが、終盤に差し掛かり話が一転する。真犯人と思わしき人物が犯人しか知り得ない情報を漏らして浮上してきたのである。事件としては解決しているが、主人公が取った行動はまさかの「このままやっていない事件の罪を被せることで、罪を償わせる」というものである。ここで早くもタイトル回収されるのと同時にストーリーの方向性が一気に様変わりした。