雫井脩介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「引き抜き屋」 雫井脩介 ★★★★★
抜群に面白いです。・お仕事小説ですが、「ヘッドハンター」という見たことのない題材
・キャラクターが非常に立っている。
・1話完結方式で書かれているが、全体を通して1本のストーリーになっている。
以上の理由で、日テレの水10枠の担当者は今すぐドラマ化権の交渉に向かってください。出演は・ガッキー(or 北川景子)
・松島菜々子(or 石田ゆり子)
・岡田准一(or 大野智)
・大泉洋
でお願いします。本当は、山口元メンバーのほうが似合いそうww
閑話休題
小説としては1話完結なのに、ワンパターンにならないように工夫されており全然飽きません。
キャラクター -
Posted by ブクログ
久々の星5でした。
下巻では徐々に追い詰められる最上の状況が素晴らしい。
刑事もの、法廷ものでよくある決定的な証拠を見つけて、法廷であなたが真犯人だ!みたいな感じになるのかなと思いましたが、状況証拠をさがして、そこからは警察が動くリアリティのある内容が逆に良かった。
どんでん返しや最後にスッキリ終わる刑事ものではなく、最後は切なく悲しい終わり方も雫井侑介さんの素晴らしいやり方だと思います。
最初は仲が良くなかった最上家も最後の方は悲しい状況で奥さんが頑張って支えようとしてるところや、石狩鍋を食べたくても食べれないところなど涙が止まりませんでした。
最上が捕まることで、ザマァ見ろと思えるかと思い -
Posted by ブクログ
すっごい引き込まれる小説で、あっという間に読み終わってしまった。
雫井さんの小説は「日常+ちょっとの現実っぽくない部分」って感じで、共感を重ねながら読むことができるし(読み進めやすい)、かつ「続きが気になる…!」っていう所が程よく出てくるからあっという間に読んでしまう。(語彙力)
あとがきで、伊吹先生の日記の一部が作者のお姉様の実際の言葉であったことが分かって涙が止まらなくなった。
すごい生徒思いで素敵な先生だと思いながらも、どこかで「小説の中の話だから」と片付けていたからだと思う。
何かに全力で打ち込んでいる人って本当に美しい。
香恵の「寂しさにも寂しさなりの色をつけたい」って言葉が