あらすじ
ドラマ化原作本! 『犯人に告ぐ』『検察側の罪人』の著者、渾身の新境地。父が創業した会社で若くして役員となった鹿子小穂は、父がヘッドハンターを介して招聘した大槻によって会社を追い出されてしまう。そんな小穂を拾ったのは、奇しくもヘッドハンティング会社だった。新米ヘッドハンター・小穂は、一流の経営者らに接触するなかで、仕事や経営とは何か、そして人情の機微を学んでいく――。緊迫感溢れるミステリーで人気の著者が新境地に挑んだ、予測不能&感涙のビジネス小説。
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Posted by ブクログ
社長の娘として次期社長を約束されていた世間知らずの千穂、ヘッドハントされてきた常務と対立して30歳で会社を追われ、ヘッドハンターになる。必要とする人材を探し出してマッチングするヘッドハンターという仕事の面白さ。
マイブーム雫井脩介さんは、「犯人に告ぐ」「霧をはらう」「クロコダイルディアーズ」と★5が続いていますが、ヘッドハンターという新境地には驚きましたがこれも★5でした。
Posted by ブクログ
個人的には時間も忘れて読んでしまう程面白い小説だった。登場人物が結構多いけれど、それぞれに個性があるから「あーこの人ね」って追いやすい。
この小説を通して感じたのは、人脈って結構大事ってこと。人との関わり合いが多いほど、自分の努力に気づいてくれる人が増え、良い機会に巡り合える可能性が高くなるから。まあきちんと成果を出せばの話だけれど。
ヘッドハンターっていう職業はとても興味深いけど、実際はすごく大変なんだろうな…とも思ったり笑
(2)も早く読みたいっ!!
Posted by ブクログ
面白くて一気読みしました。
この作家さんは暗く絶望感を感じる
作品のイメージありましたが
この作品は池井戸さんが好きな方にも
おすすめ出来る企業系作品で
文章も比較的柔らかめで読みやすいです。
ドラマになっている様だが観てみたいし
地上波や映画でやって欲しいです。
題名が硬いので損しているかも。
Posted by ブクログ
堅く読みにくい部分も少々あるが、ヘッドハンターという未知の職業にとても興味深く読めた。全然知らない世界だが、社長の子供はやはり別の会社で努力するべきだと思った。続きを早く読みたい。
Posted by ブクログ
ヘッドハンティングのお仕事小説。
良いまとまり方で題材も良く出来ていた。
解説にかなり深い取材をされて学ばれてるとのことなので、納得の内容。
まだ駆け出しハンターだが、さらなる活躍をするのか、最終的に元の会社に戻るのか、次作が楽しみ。
Posted by ブクログ
ヘッドハンティングという仕事についての話。
父が創業した会社に勤める小穂は、父がヘッドハンターを使って連れてきた男によって会社を追い出されることになる。
父から会社に入れと言われ、就職活動も中途半端になった過去を考えても、今の自分の年齢を考えても就職先を見つけるのは難しいと思われたが、流れでヘッドハンターとしてやっていくことになる。
ただ単に優秀な人材を引き抜いて別の会社に紹介すればいいだけではない。
人との繋がりやそれぞれの持つ背景等、思っていた以上に深いものがあった。
涙腺が緩んでしまう場面もあり、引き込まれた。
面白かった。
2023.8.27
Posted by ブクログ
雫井さんの新境地!と言われた本作。
ヘッドハンターの話は確かに新鮮でエグゼクティブは自分には縁がない世界だけど、いろいろ知れて興味深く読めた。
ラストは胸熱でした。
Posted by ブクログ
氏の著作はこれまで読んだ一、二冊があまり記憶に残っていなかったが、これは意外だった。
ヘッドハンターの世界も、基本的には市場原理が働くプロの世界ということがよく理解できた。ヘッドハントされるためには、対外的なアピールも必要なのだということも分かった。
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テンポよし!一話目主人公どん底に落ちて同情
2話、3話とあれよあれよでよい展開になる!!
典型的なドラマですね~
引き抜き屋という言葉は知っていましたが
どんなことをするのか知らなかったのでとっても良い勉強になりました。。
自分の築き上げた会社を捨てて新しい世界へいく!!
自分の意思ではなくヘッドハンティングされて
必要としている経営者はどこを見抜いてわが社に来てほしいのか
どうしても欲しい理由なんかも書いています。。
時に恨みを買いながら、、その裏の深い愛なんかも知りえました
お勧めですね~
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ヘッドハンターとしての心得を読み取れる。キャンディデイトの本音をうまく引き出すこと、クライアントのニーズの裏を汲み取ること、情報の結節点として自在に動けるように闊達に活動すること、人の評価には、それぞれの側面があり、複眼的観測ができるようにレファレンスのとり方を工夫することなど。人と人との間にどういうケミストリーが働くのか、想定できる力量が試されるということか。
Posted by ブクログ
ヘッドハンティングを題材としたビジネス小説。
連作短編となっていて、本作では3編が語られています。
父親の会社で役員として働く小穂。ヘッドハンティングされてきた常務の大槻と対立して、会社を追い出され、ヘッドハンターとなることに..
世間知らずの小穂が人と出会うこと、仕事を通して成長していく物語、
ヘッドハンターの仕事や専門用語がよくわかります。
■引き抜き屋の代理
小穂がヘッドハンターになる経緯、そして、ヘッドハンターとしての最初の仕事が語られます。
最初の仕事は成り行きで一人の女性の転職にかかわることに..
■引き抜き屋の微笑
本格的にヘッドハンティングの会社での業務。
小穂の仕事の理解=わわわれ読者へのヘッドハンティング業界のシゴトや業務の進め方が理解できます。
そういう世界なんだなぁって思いました。
そして、あるレストラン経営者からの引き抜き。
その経営者の心を動かしたものは..
その取りまとめ、落としどころがすごい
■引き抜きやの冒険
小穂は人脈を広げるため、ホステスのバイトもやることに。
コストカッターと呼ばれるリストラ請負人の引き抜き。
冷徹なコストカッターの裏にあったものは..
登場人物たちのキャラが絶っていて、とても楽しい。
ドラマになるのも分かります。
後編へ続く!
Posted by ブクログ
父が創業した会社で若くして役員となった小穂は、父がヘッドハンターを介して招聘した大槻によって、会社を追い出されてしまう。そんな小穂を拾ってくれたのは、奇しくもヘッドハンティング会社だった。新米ヘッドハンターの小穂は、仕事や経営とは何かを学んでいく。
面白かったです。
Posted by ブクログ
ヘッドハンターを主人公にした小説は初めて読んだ気がするので切り口は良いと思いますが、引き抜き屋というインパクトが強いタイトルとは異なり、内容は至って普通のお仕事小説という感じでした。若い女性がいきなりこんなに上手くいくのはリアリティがないです。また、エグゼクティブという設定にしてはオファーする報酬が安すぎるのも気になります。これじゃあ中間管理職の給料です。