あらすじ
世間を騒がせた親子誘拐事件の主犯格・淡野の手がかりを掴むため、神奈川県警特別捜査官の巻島史彦はネット配信のニュース番組に出演し、淡野に呼びかける。視聴者が見守る中、淡野はついにアバターの姿で番組に現れ、巻島と対話を始めた。生配信で巻島との攻防を繰り広げながら、淡野はその裏で「最後のシノギ」と称し、警察組織を根底から揺るがす恐るべき犯罪を仕掛けて――。類を見ない犯罪計画と執念の捜査がぶつかりあう、累計175万部超の大ヒットシリーズ第3弾!
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Posted by ブクログ
前作で取り逃がした「リップマン」
主犯格を捕まえなければ事件は終わらない
巻島捜査官とリップマンの頭脳戦はどちらに軍配があがるのか
警察内のSも発覚し、思惑が錯綜し事態を混乱させる
お互いの"読み合い"と"駆け引き"で面白さを引き出す作品でした
Posted by ブクログ
後半からの激アツ展開に一気読みしちゃった。巻島さんの決め台詞はもはやネタなのかと笑ってしまうけどカッコいいね笑。まだまだ明らかになってないことも多いし続編を期待してもいいのかな?
Posted by ブクログ
完結しないのかー。
現金受け渡しのシーンはドキドキものだった。
淡野のバックボーンが出てくると、犯罪者とはいえ思い入れが出てくるのが不思議。
次作はいつ発表されるかなぁ
Posted by ブクログ
天才詐欺師・淡野を捕まえるため、神奈川県警特別捜査官の巻島史彦は、配信番組【ネッテレ】に出演する。
巻島の呼びかけに応え、番組へアバターの姿で現れた淡野だが、その裏では「最後のシノギ」と称して驚くべき犯罪を仕掛けていた――。
Posted by ブクログ
さて、下巻。
ようやく明らかになるワイズマンの計画。上巻でちょこっと出て来ていた捜査一課が犯した禁忌に付け込まれる。
若宮って組織を束ねる課長としては共感できるタイプだったので、いささか気の毒、その後の姿はかなり残念。
一気に読ませる作者の筆力は流石だが、秋本の二転三転や淡野の不用意な行動などここでも都合よく進んで気になるところはあり。
淡野の人物像について、上巻の感想に「やや冗長とも思えた」と書いた、そのくどいくらいの描写がここでは活きてきたようにも思ったが、反面、その悲哀に焦点があたり、巻島vs怜悧な天才詐欺師という構図の緊迫感は薄れた。
★★★★にしたけど、3.5くらいの心持ち。
Posted by ブクログ
「リップマン」=淡野は、最後の事件と覚悟し、結果はその通りになる。
天才的詐欺師の彼が再び登場することはないだろうことが惜しまれる。しかし、「ワイズマン」の正体が中途で明らかにされる一方、警察の裏切り者=「ポリスマン」が誰なのかは、依然不明である。
まだまだこのシリーズは続くようであり、次の刊行が待たれる。
Posted by ブクログ
下巻も一気読みでした。
私がイメージしていた淡野がどんどん覆されて、
人間味が出てきて、犯罪なのに、犯人なのに、
裁かれるべき人間なのに、心のどこかで応援してしまう。
淡野がリップマン(レスティンピースが由来)で、
ワイズマン(主犯格)、ポリスマン(淡野同様ワイズマンの部下で警察内部の人間)、次々「~マン」が登場する。苦笑
警察内部、身近な人間が裏切っていたり、
犯行に利用されてしまったり。
巻島たち警察が主役のはずなのに、
気づいたら淡野を応援してしまっていました。
不覚にもちょっとうるっときてしまうぐらい。苦笑
次作も期待せずにはいられない一冊です。
Posted by ブクログ
天才的犯罪者と県警の捜査官のメディアを通した心理戦は、先の展開を容易には予想させず、読み手に緊張感を抱かせ続ける。
今回は捕まるのか、逃げ切るのか、答えを知りたくもあり、結末を先延ばしして、もっと楽しみたいという気にさせた。
ダメキャラの小川が今回も唐突に結末に至る鍵を握ってしまうのはお約束であり、次回も功績をひけらかして、周りから冷たい視線を浴びる姿まで想像できた。
Posted by ブクログ
警察小説は好きではないんですが、犯人に告ぐシリーズは好きです。
警察ものは何でも有りと言うか、普通に生活していてあり得ない事が普通に有りになったりとして、好みではないんですが。
このシリーズだけは読んでしまいますね。
今回も面白い。
次回、犯人に告ぐ4も期待してます。
Posted by ブクログ
『ネッテレ』で、天才詐欺師・『リップマン』淡野とのコンタクトに成功した、神奈川県警特別捜査官・巻島。
その裏で、『ワイズマン』と淡野は最後のシノギに向けて動き出していた…
最後のシノギの標的は、神奈川県警捜査1課…
『リップマン』逮捕に動く巻島たちの裏で、捜査1課長・若宮は『リップマン』との取引に応じようと…
巻島と若宮の間で揺れる捜査1課・秋山…
『リップマン』を捕まえることはできるのか…
『ポリスマン』は…
黒幕『ワイズマン』は…
淡野は意外と人間味があった…
簡単に仲間を切り捨ててきたのに…
淡野も人の子だったのか…
やっぱり巨悪にはたどり着かずか…
犯人に告ぐ4へと続くか。
Rest in peace!!
Posted by ブクログ
捜査官巻島と犯人の、チェスの指し手にも似たメッセージのやりとりが本シリーズの核であろうが、今回はむしろ、大きな構図と個人の感傷という面に焦点を当てているように思う。
Posted by ブクログ
「犯人に告ぐ」第三弾!
ほぼ、前作の続編です。
振り返ってみると、前作読んでから約5年!
これ、前作のストーリを知っていないと面白さ半減で、しっかり前作の内容を忘れていました(笑)
レビュー読み返してみても、詳細な内容書いていないし(笑)
前作読み返そうと思っても、手元にないし..
第二段と間をあけずに読むことを強くお勧めします。
いよいよ下巻です。
ネットテレビでリップマンに呼びかける巻島。
そして、アバターとして登場するリップマン淡野。
リアルタイムでのやり取りの心理戦が面白い。
一方で淡々と進む最後のシノギ。このシノギの内容が唸ると同時に人間心理を巧みに突きすぎている。
とてもしびれます。
自分はこういう時って犯人側を応援しちゃいます(笑)
しかし、偶然の出来事から、すこしずつ綻びが..ってそうならないと面白くないだろうし(笑)
この最後のシノギはどうなる?
リップマン淡野が勝つのか、巻島が勝つのか?
といった展開です。
そしていよいよ巻島の台詞登場!!
「今夜は震えて眠れ」
そこから、最後クロージングになるわけですが、全ての謎が解き明かされていません。
まだまだ続くっていうこと?
後半のスリリングな展開はとても良かった。
お勧めです。
改めて、第二弾と間をあけずに読むことを強くお勧めします。